2021年10月に7年ぶりのフルモデルチェンジを受けた「スバル・レガシィ アウトバック」。
先代のコンセプトを受け継ぎながら、様々な面で進化を遂げています。
そんなレガシィ アウトバックに欠点・デメリットはあるのか、またどんないいところがあるのかを徹底評価しますので、新車購入時の参考にどうぞ!
レガシィ アウトバックを評価!欠点、デメリットはあるか?
レガシィ アウトバックのエクステリアの欠点は?
フルモデルチェンジで全面改良されたレガシィ アウトバックですが、キープコンセプトなのでエクステリアは先代とあまり変わり映えしません。
これまで実施された5回フルモデルチェンジの中で一番変化が少なく、いささか新鮮味に欠けています。
先代が主要マーケットの北米で好評だったので大きく変えにくかったのでしょうが、新型車らしさに乏しいのは残念な点です。
レガシィ アウトバックのインテリアの欠点は?
インパネ回り
全車に標準装備される11.6インチセンターインフォメーションディスプレイには、ナビ機能も付いています。
それは良い点なのですが、問題は位置が低く、画面を見るためには視線を下げる必要があることです。
運転中にナビ画面を凝視することはおすすめできませんが、チラっと確認したいケースはあるでしょう。
そんな場合、視線が下に向いてしまうのは安全運転上問題があります。
収納
収納スペースの数はSUVとして平均レベルで、特に多くも少なくもありません。
ただボックスティッシュの置き場がないことは、花粉症の人などは不満を感じるでしょう。
レガシィ アウトバックのパワートレインの欠点は?
レガシィ アウトバックのパワートレインは純ガソリンエンジンのみの設定で、ハイブリッドは用意されていません。
世界的な潮流に乗り遅れていますし、WLTCカタログ燃費も13km/Lという冴えない数値に留まるのが難点です。
ユーザーメリットを考えても、燃費の良いハイブリッド車の設定が望まれます。
レガシィ アウトバックの装備面の欠点は?
昼間に点灯し、対向車や歩行者などに自車の存在をアピールするデイタイムラインニングランプは、現在多くの車種に採用されています。
しかしレガシィ アウトバックはプレミアムSUVにも関わらず、デイタイムランニングランプが標準装備されません。
アクセサリーランプというデイタイムランニングランプの代わりになるオプションが用意されてはいますが、最初から標準装備するべきでしょう。
レガシィ アウトバックの安全性能の欠点は?
一時停止や進入禁止、速度制限などの標識を検知するとディスプレイ画面にアイコンを表示する標識認識機能は、見落としによる交通違反を防ぐ効果あります。
多くのメーカーが標識認識機能を採用する中、スバルはレガシィ アウトバックも含め採用していません。
一般的に予防安全性能が盤石と思われているスバルのアイサイトですが、標識認識機能の不備は数少ない欠点になっています。
レガシィ アウトバックのグレード体系・価格面での欠点は?
レガシィ アウトバックの価格は、全車400万円オーバーと高額です。
ライバルのハリアーには300万円を切っているグレードがあるのに対し、購入のハードルが高くなっています。
装備を最小限に抑えることで、せめて400万円を切るグレードが欲しいところです。
レガシィ アウトバックを評価!いいところは?
レガシィ アウトバックのエクステリアのいいところは?
スバルは0次安全という観点から、レガシィ アウトバックでも視界を重視したデザイン設計が行われています。
各ピラーが比較的細いので全方位的に死角が少なく、運転のしやすさは抜群です。
決してカッコよさを犠牲にすることなく、十分な視界を両立させている点は評価に値します。
レガシィ アウトバックのインテリアのいいところは?
インパネ回り
レガシィ アウトバックのインパネは、質感が大変優れています。
特に上級グレードのリミテッド EXでオプションの本革シートを選んだ場合、プレミアム感は申し分ありません。
またデザインも非常にスッキリしていて、万人に好まれるものになっています。
前席&後席
前席・後席ともシートの出来は非常に良く、座り心地・サポート性とも優れています。
これなら長時間乗っても疲れることはないでしょう。
また室内スペース自体も非常に広く、後席に大人3人が余裕で座ることができます。
荷室スペース
レガシィ アウトバックの荷室長は後席使用時でも1,086mmあり、後席をたたむと1,677mmもあります。
更に荷室幅も最大値で1,319mm確保されているため、荷物の収容能力は申し分ありません。
また、後席をたたんだときにほぼフラットになるので使い勝手も良く、マットを敷けば車中泊も余裕でこなせます。
レガシィ アウトバックのパワートレインのいいところは?
レガシィ アウトバックに搭載されるエンジンは、スバル以外ではポルシェしか採用例のない水平対向型です。
水平対向エンジンは一般的な直列エンジンと比べ、回転のスムーズさや振動の少なさで優位に立ちます。
気持ちのいいフィーリングが味わえるのは、スバル車共通の美点です。
レガシィ アウトバックの走行性能のいいところは?
水平対向エンジンは直列エンジンと比べ重心位置が低いため、運動性の点でも有利です。
レガシィ アウトバックは背の高いSUVですが、ワインディングでも重心の高さを感じることなく快適に駆け回ることができます。
また前後左右の重量バランスに優れたシンメトリカル4WDや、たっぷり確保された最低地上高、悪路走破性を高めるX-モードなどのお陰で不整路や雪道の走行も得意中の得意です。
路面を選ばず高い走行性能を発揮する点は、レガシィ アウトバックの大きな強みになっています。
レガシィ アウトバックの装備面のいいところは?
レガシィ アウトバックでは、全車の運転席・助手席と後席左右にシートヒーターが標準装備されます。
更にステアリングヒーターや後席ベンチレーションも備わるなど、寒さ対策は万全です。
冬場の快適装備がここまで充実しているSUVは、まず見当たりません。
レガシィ アウトバックの安全性能のいいところは?
レガシィ アウトバックには、安全運転支援システムとして最新バージョンの「アイサイト」と、自動運転に一歩近づいた「アイサイトX」が標準装備されます。
特に注目に値するのがアイサイトXです。
渋滞時に手放し運転を可能にする機能や、自動車専用道のカーブや料金所の手前で自動で減速する機能など、その高度な運転支援機能はライバル車の追従を許しません。
またエアバッグも大変充実している (歩行者エアバッグを含め9個装備) ので、現在最も安全な車の1台と言えます。
レガシィ アウトバックのグレード体系・価格面でのいいところは?
レガシィ アウトバックは全車4WDで、ライバル車のようにFFの設定はありません。
本来SUVは悪路などの走行を得意とするカテゴリーなので、4WDしか選べないのはむしろ理に適っています。
売らんがためのFFを用意しないのは、むしろ良心的と言えるでしょう。
レガシィ アウトバックの総合評価
レガシィ アウトバックのエクステリアは新鮮味に欠ける面はありますが、嫌味がなく万人受けするものとなっています。
内装は質感が高く、シートの出来や室内スペース、荷室スペースの点でも申し分ありません。
収納はやや物足りない面もありますが、ライバル車もそれほど収納が充実しているとは言えないので、大きな欠点ではありません。
パワートレインは完成度が高くドライバビリティも優れているものの、ハイブリッドでないため燃費性能には不満が残ります。
走行性能はオンロード・オフロードを問わず優秀で、どんな状況でも不満は出ないはず。
装備面はかなり充実していて、特に暖房関係の装備は抜群です。
また安全性能の点でも非常にレベルが高く、家族みんなが安心して乗れる車になっています。
レガシィ アウトバックは価格帯が高いという欠点はあるものの、車としての完成度がかなり高いことは間違いありません。
ほとんどの人が買って後悔しない車と言えるでしょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
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そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
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今月のレガシィの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。