スバルの中でフラッグシップモデルに位置付けられる車種が、「レガシィ アウトバック」です。
スバル車と言えば運転のしやすさにこだわった設計が特徴ですが、果たしてこの美点はレガシィ アウトバックにも受け継がれているのでしょうか?
ここではレガシィ アウトバックは運転しやすいのかどうかを徹底検証しますので、購入を検討している人は参考にしてみてください。
レガシィ アウトバックの大きさは?ボディサイズをチェック
レガシィ アウトバックの売れ筋グレード「リミテッド EX」のボディサイズは以下のとおりです。
【レガシィ アウトバック リミテッド EX】
全長 4,870mm
全幅 1,875mm
全高 1,675mm
4.9m近い全長や1.9mに迫る全幅など、かなり大柄なボディサイズです。
狭い路地や駐車場では、ボディの大きさを持て余してしまうケースもあり得ます。
ここで、スバルの主力車種であるインプレッサスポーツのボディサイズと比較してみましょう。
【インプレッサスポーツ 1.6i-L アイサイト】
全長 4,475mm
全幅 1,775mm
全高 1,480mm
レガシィ アウトバックはインプレッサスポーツと比べ全長が約40cm長く、全幅も10cm広いサイズです。
これだけ大きさが違うと、インプレッサスポーツから乗り換えた場合に戸惑うケースも起こりえます。
ひとつ救われるのはインプレッサスポーツよりアイポイントが高く、車両感覚の掴みやすさで有利なことです。
とは言えボディの大きさを完全にカバーできるわけではなく、運転の難易度はそれなりに高くなります。
レガシィ アウトバックの小回りは効くか?レガシィ アウトバックの最小回転半径
レガシィ アウトバックの最小回転半径は5.5mで、大型SUVとしては平均的な数値です。
ただインプレッサスポーツの5.3mと比べた場合20cm大きく、ボディの大きさと相まって小回りが効かない印象になります。
駐車時の切り替えしで煩わしい思いをしたり、Uターンが一発で決まらなかったりというケースが度々生じるでしょう。
レガシィ アウトバックは運転しやすい?難しい?車両感覚と運転感覚
レガシィ アウトバックのフロントの見切りはまずまず
レガシィ アウトバックは視界に配慮した設計が施されています。
フロントの見切りという点では運転席からボンネットの手前側が視野に入るので、まずまずと言えるでしょう。
難を挙げるなら、ボンネットがなだらかに下がっているので先端部までは見えず、鼻先を障害物ぎりぎりまで寄せるに気を使うことです。
しかし心配はいりません。
レガシィ アウトバックには、車両の前方・左側・後方のカメラの映像をディスプレイに表示する「デジタルマルチビューモニター」が標準装備されるからです。
フロントビューを選択すれば車両の先端部が障害物に近づく様子を映像で確認できるので、ぶつけてしまう心配はまずないでしょう。
レガシィ アウトバックの車幅の感覚は掴みやすい?
レガシィ アウトバックは運転席からボンネットの一部が視野に入るため、車幅を掴む目安になります。
とは言え全幅がかなり広く、運転席からボディ左側面までの距離が遠いので、それほど車幅感覚が掴みやすいとは言えません。
しかし、先ほど紹介したデジタルマルチビューモニターにはボディ左側の映像を表示する機能があります。
この機能を活用することで、狭い路地でも安心して路肩に寄せることができるでしょう。
レガシィ アウトバックの後方視界は良好
レガシィ アウトバックはリアウィンドウやリアクォーターウィンドウの面積が十分取られているので、基本的に後方視界や斜め後方視界は良好です。
また最近の車としてはリアピラーが細く死角が少ないことも、美点にあげられます。
レガシィ アウトバックは、ボディが大きい割りに後方の安全確認やバックがしやすい車と言えるでしょう。
レガシィ アウトバックの駐車にはコツがある?
レガシィ アウトバックは全方位的に視界が良いので、ボディの大きさの割に駐車がしやすい車です。
バックで駐車する際もデジタルマルチビューモニターで後方の映像を表示できますし、障害物に接近しすぎた場合は「後退時ブレーキアシスト」が警報音や自動ブレーキなどで衝突を防いでくれます。
ただ、後ろばかり気を取られてしまうとフロントのコーナー部をぶつけてしまうことがあるので、やはり十分な注意が必要です。
レガシィ アウトバックの運転のしやすさまとめ
レガシィ アウトバックは視界が良く、フロントの見切りもまずまずです。
車体が大きいハンディはありますが、デジタルマルチビューモニターがある程度カバーしてくれます。
大きい車の運転が初めてという人にも、レガシィ アウトバックは比較的運転がしやすい車と言えるでしょう。
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