2011年12月発売の現行型アクア(NHP10型)は、これまで大きなマイナーチェンジを2回行っています。
初期モデルが前期、1回目のマイナーチェンジ後が中期、そして2回目のマイナーチェンジ後が後期となります。
前期・中期・後期のアクアで、どの部分に変更が加えられて、どこが変わったのか、詳しく解説しています。
また、前期・中期・後期でアクアの中古車相場は変わるので、中古車で買うならどの型が一番お得で買い時なのか、紹介していきましょう。
アクア(NHP10型)エクステリアデザインの前期/中期/後期での違いは?
一番違いを感じられるアクアの外装デザインは、前期・中期・後期でどこが変わっているのか、見てみましょう。
アクア前期のエクステリアデザイン
※アクア前期のフロントデザイン
アクア前期のフロントデザインです。
ハイブリッド専用モデルとしてデビューした事もあり、当時はコンパクトカーながら先進的なイメージが強く出ているフロントデザインです。
今見ると、後期と比較してさすがに古めかしく映ってしまいますが、それでも馴染みやすいデザインは好印象です。
※アクア前期のリアデザイン
中期・後期のアクアと比較すると、テールランプデザインの丸目が、若干センスがないかな?と思わせますが、女性から見れば可愛らしいデザインと言えるのではないでしょうか。
アクア中期のエクステリアデザイン
※アクア中期のフロントデザイン
アクア中期のフロントデザインは、初期と比べて大きく変わっているのが、フロントバンパーの形状です。
フロントグリル部分の開口部が6角形の凝った造形に変わり、フォグランプ部分の造形も曲線が入ったデザインとなっています。
バンパー全体の形状も変更され、低く構えたよりシャープな印象へと変化しています。
ヘッドライトの造形はあまり変わりませんが、バンパーが変わった事から意匠変更され、メーカーオプションでバイビームLEDヘッドランプを選択する事が出来るようになっていました。
※アクア中期のリアデザイン
アクア中期のリアデザインでは、テールランプが一番の変更ポイントです。
初期型の丸目から縦型デザインに変更され、フロントマスクのシャープさにマッチするワイド感が強調されています。
アンテナは初期型のポールからシャークフィン型に変更され、新しさを感じます。
ホイールキャップも初期アクアと比べて、動きのあるデザインの物へ変更されています。
アクア後期のエクステリアデザイン
※アクア後期のフロントデザイン
アクアの後期モデルでは、ヘッドライト・ボンネット・フロントフェンダー・バンパーまで意匠変更され、フロントのイメージが大幅に変更されました。
ヘッドランプは、中期の涙目っぽいデザインから切れ長でさらにシャープな物に変更されています。
フロントバンパーは、中期のエッジの効いたデザインから、若干マイルドになりながらも存在感のあるデザインとなっています。
※アクア後期のリアデザイン
アクア後期では、リアテールランプの意匠が変更され、クリアレンズやLEDが採用され、今風なデザインとなっています。
また、リアリフレクター(反射板)がバンパー両サイドに埋め込まれ、ワイドでどっしりとした安定感ある走りを想像させるデザインに変更されました。
アクア(NHP10型)内装の前期/中期/後期での違いは?
アクア前期の内装
アクア前期の内装です。
曲線とラウンドしたデザインに新しさを感じます。センターメーターが特徴的で、視線移動が少なく見やすさを重視しています。
アクア中期の内装
アクア前期からの変更点は、センタークラスターやサイドレジスターにブラックピアノ加飾(艶のあるブラック)が施され、前期よりも内装の質感はアップしています。
アクア後期の内装
アクアの画像 出典toyota.jp
アクア中期からの変更点は、メーター内にインジケータ―やエコジャッジ、燃費履歴などを表示できる「TFTマルチインフォメーションディスプレイ」が装備され、ナビ・オーディオ周りのセンタークラスターパネルは、中期の凹凸のある表面から面構成のパネルとなり、後期の内装はより上質感のある内装となっています。
アクア前期/中期の違い(デザインと内装以外)
アクアの前期から中期への変更点を上記で紹介したエクステリアデザインと内装を除いて、ピックアップしてみました。
- クロスオーバースタイルの「X-アーバン」グレードを追加
- フロントとリヤフェンダーの後部にエアアウトレットを追加して空力性能をアップ
- スポット溶接の増し打ちによるボディ剛性のアップ
- サスペンションチューニング
- 燃費性能アップ(35.4→37.0km/L)
- クルーズコントロール標準装備(Gグレード)
- G's専用のLEDヘッドランプ、リヤコンビネーションランプを採用
アクア中期になって見えない所にも変更が加えられ、走行性能のアップや乗り心地の向上が実現されています。
アクア中期/後期の違い(デザインと内装以外)
アクアの中期から後期への変更点を、上記で紹介したエクステリアデザインと内装を除いて、ピックアップしてみました。
- ボディ剛性を強化
- タイヤサイズのアップ(175/65R15→185/60R15)
- 「X-アーバン」グレードを、よりクロスオーバースタイルへ強化した「クロスオーバー」グレードへ変更
- Lグレードの燃費が37.0km/L→38.0km/Lアップ
中期からボディ剛性をさらに強化する事でダンパーが良く動き、タイヤサイズをアップする事で安定感のある走りと、乗り心地の向上を両立させています。
アクアの中古車を買うなら前期/中期/後期どれがおすすめ?
アクア前期の中古車相場(2011年12月~2014年11月生産)
アクア前期の中古車相場 | 45万~210万円 |
中心価格帯 | 80万~120万円台 |
最安価格帯 | 45万~70万円台 |
最高価格帯 | 160万~210万円 |
アクア中期の中古車相場(2014年12月~2017年5月生産)
アクア中期の中古車相場 | 65万~230万円 |
中心価格帯 | 120万~160万円台 |
最安価格帯 | 65万~90万円台 |
最高価格帯 | 200万~230万円 |
アクア後期の中古車相場(2017年6月~現行)
アクア後期の中古車相場 | 110万~268万円 |
中心価格帯 | 160万~200万円台 |
最安価格帯 | 110万~160万円台 |
最高価格帯 | 200万~268万円 |
アクアのおすすめ中古車はコレ!
アクアの全中古車6500台前後の中で、流通台数の多いグレード1位はS:3300台前後、2位はG:1300台前後となっています。
流通台数の多いグレードの中からアクアの中古車を選ぶと、購入条件の選択肢が広がるでしょう。
50万円前後の格安中古車ならアクアの前期
50万円前後でコンパクトなハイブリッドカーに乗りたいなら、前期のアクア中古車がおすすめです。
60万円台まで予算を広げれば、ギリギリ中期のアクアが圏内に入りますが、まだまだ台数は少ないです。
前期と比べて新しさを感じる中期アクアは魅力ですが、コスト重視なら割り切って前期アクアの中古車を狙いましょう。
中古車のアクアでも値引き交渉は可能なので、総支払額から数万円の値引きは引き出せる可能性があります。
値引きが出来なくても、消耗品の無料交換などのサービスを要求しても良いでしょうね。
前期アクアの中古車は、走行距離10万キロは超えてしまいますが、総支払額40万円台から修復歴なしの中古車が探せるので、とにかく安くアクアに乗りたい方におすすめです。
10万キロを超える過走行車だと、後々の故障が不安な部分ですが、中古車オークションでは20万キロを超えているアクアが、過去3ヵ月で250台以上取引されています。
メンテナンスは必要ですが、それだけ走行したアクア実際に取引されている状況を見れば、アクアの寿命は20万キロ以上はあると考えられます。
なので10万キロ超えの前期アクアを購入しても、まだまだ十分に走る事が出来ますね。
新車よりお得に乗りたいなら2~3年落ちの中期アクアの中古車
アクアに限らずですが、新車は登録されてから最初の1年で最も値落ちします。
2年目も1年もよりは穏やかですが、それでも値落ち幅は大きいです。3年目を過ぎて4年目以降から穏やかな値落ち幅となります。
なのでアクアを新車よりもお得に買うなら、急カーブで値が落ちた後の2~3年目の中期アクアが最もおすすめです。
中期アクアの中古車は、160万~200万円の間が最も台数が多いボリュームゾーンになっています。
アクアを新車で買えば、最も売れ筋の「S」でオプションによっては、総額200万円を超えてしまいます。
2~3年落ちの中期アクアなら、20万~30万円は新車より安く買えるでしょう。
最新モデル後期アクアを新車より安く買う
後期アクアは、発売後まだ1年なので、割安な中古車はまだまだ少ないです。
しかし、新車のアクアを検討しているなら、新車よりも安く買えるお得な後期アクアの新古車が豊富に出回っています。
1000キロ以内の新古車や、登録しただけの未使用車もあるので、新車の見積もりと比較しながら、お得な後期アクアの新古車を探しましょう。
新車よりも30万円安くなる!お得なアクアを紹介してもらう方法
中古車なら高年式で程度の良いアクアを、新車より30万円以上安く買う事が可能です。
しかし、中には走行距離や状態に見合わない「割高なアクアの中古車」が含まれている事も否定できません。
数多くの中古車販売店がありますが、中古車価格は各々の販売店が独自に決めるので、同じような条件のアクアであっても、価格が異なる事が普通です。
その中から、お得な1台を探すのも中古車探しの醍醐味ですが、もっと簡単にもっと確実にお得なアクアの中古車を探す方法があります。
実は程度の良いお得な中古車は、市場に出回る前に売れてしまう事が多いのです。
良質なアクアの中古車が入荷したら、販売店はネットに掲載する前に、来店したお客さんや付き合いのあるお客さんに早めに売ってしまいます。
在庫で残しておくと、維持管理の余計な経費が掛かってしまうので、すぐに売れるであろう良質な中古車は、さっさと売って回転を速くします。
そういったネットに出回っていない、お得な非公開車両を優先して紹介してくれるサービスがあります。
ガリバーの中古車ご提案サービスなら希望する車種や条件、予算などを伝えれば、 ぴったりの中古車を無料で探してくれます。
なので自分で1台1台中古車を探したり、比較する手間や時間が掛かりません。
また、本当に程度の良いお買い得な中古車は、非公開車両として中古車販売店に並ぶ前に売れてしまいます。
そう言った市場に出回る前の非公開車両も優先的に紹介してくれるので、よりお得な中古車を提案してくれるでしょう。
車種が決まっていなくても「燃費のいい車を探して」「予算50万以内で荷物を積める車を探して」と言ったリクエストも可能です。中古車探しで気になる事は、なんでも相談してみるといいでしょうね。
アクアの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのアクア値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がアクアを限界値引きで購入する事に成功しています。
今月のアクアの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。