10年ぶりにフルモデルチェンジが実際された「アクア」は、プラットフォームやパワートレインを一新し魅力的に生まれ変わりました。
この新型アクアのトピックとして、新たに4WD車が設定されたことも見逃せません。
ここではアクア4WD車の燃費や雪道での走行性能を徹底評価するので、購入時の参考にどうぞ。
アクアの4WDグレードの価格は?
アクアの売れ筋グレードの4WD車と2WD車との価格差は?
当サイトが独自に調査したところ、アクア4WD車の売れ筋は中間グレード「X」であることが分かりました。
同じXグレードの2WD車との価格差は198,000円です。
アクア ハイブリッド X E-Four (4WD) 2,288,000円
アクア ハイブリッド X 2WD 2,090,000円
同じ電気式4WDシステム「E-Four」を採用するヤリスと比べ、2WD車との価格差は1万円小さく設定されています。
アクアの4WDと2WD車との仕様の違いは?
アクアのボディスペック
スペック | アクア X 2WD | アクア X E-Four (4WD) |
全高 (mm) | 1,485 | 1,505 |
最低地上高 (mm) | 140 | 155 |
リアトレッド (mm) | 1,475 | 1,485 |
車両重量 (kg) | 1,120 | 1,220 |
アクア4WD車は2WD車と比較して最低地上高と全高が15mm高く、リアトレッドが10mm広く、車両重量は100kg重くなっています。
アクア4WDのパワートレイン
アクアの4WD車は、後輪駆動用に専用モーターを搭載しています。
モーターの最高出力は4.7kWと小さいので、それほど大きなアシスト効果は望めません。
アクア4WDのサスペンション
2WD車のリアサスペンションが半独立懸架のトーションビーム式なのに対し、4WD車は完全独立懸架のダブルウィッシュボーン式です。
リアにモーターを搭載する関係上、リアサスペンションにコンパクトなダブルウィッシュボーン式を採用しています。
アクア4WDの装備
アクアでは4WD車のみに、荷室のアジャスタブルデッキボードが装備されます。
高さのある荷物を積みたい時はデッキボードを下段に、後席を倒してフラットな荷室を作りたい時は上段にといった使い分けができるので便利です。
アクア4WDのライバル車との価格差は?
アクア4WDのライバルはノート4WD
アクアの最大のライバルと言えば、同じように後輪駆動用のモーターを搭載する「日産・ノート」でしょう。
アクア X E-Fourと競合するノートのグレードは、同じく中間グレードの X FOURです。
価格はアクアの2,288,000円に対し、ノートは2,445,300円と157,300円高い設定になっています。
アクアとノートの仕様の違いは?
スペック | アクア X E-Four | ノート X FOUR |
前輪駆動用パワートレインの最高出力 (ps) | 116 | 116 |
後輪駆動用モーターの最高出力 (ps) | 6.4 | 68 |
車両重量(kg) | 1,220 | 1,340 |
アクアは前輪駆動用にエンジン+モーターのハイブリッドシステムを搭載、そのシステム最高出力は116psです。
一方、ノートはモーターのみで前輪を駆動しますが、最高出力は116psで奇しくもアクアと同一の数値になっています。
大きく異なるのが後輪駆動用モーターの最高出力で、アクアが6.4psに留まるのに対し、ノートは68psと10倍以上もパワフル。
この後輪モーターの出力の差は雪道での走行性能に大きく影響、アクアの不利は否めません。
ただ車両重量はアクアの方が120kgも軽いので、加速性能にそこまでの開きはなく、ハンドリングの軽快さではアクアの方が有利です。
アクアとノートの装備の違いは?
アクアに付き、ノートには付かない装備として以下のものがあります。
- LEDヘッドランプ
- ディスプレイオーディオ
- イルミネーテッドエントリーシステム
- レーダークルーズコントロール
一方ノートに付きアクアには付かない装備は、以下のとおりです。
- スーパーUVカット&IRカットガラス
- 本革巻ステアリング
- 電動パーキングブレーキ
- SRSニーエアバッグ
- 前席シートヒーター
- ヒーター付ドアミラー
- ステアリングヒーター
- リヤヒーターダクト
このように装備面では一長一短がありますが、どちらかと言えばノートの方が充実しています。
ノートはアクアより価格が15万円以上高いので、当然とも言えるでしょう。
アクア4WD車の燃費は?
アクア4WD車の実燃費はどのくらい?
アクア X E-Fourのカタログ燃費 (WLTCモード) は、30.0km/Lです。
記事執筆時点でアクアの実燃費データがないので、カタログ燃費×0.8で計算すると24km/Lとなります。
アクアとカタログ燃費がほとんど同じヤリスハイブリッドの実燃費が23.9km/Lなので、24km/Lは現実味のある数値です。
アクア2WD車との燃費の差は?
アクア Xの2WD車のカタログ燃費は34.6km/Lなので、4WD車との差は4.6km/Lです。
実燃費では3~4km/Lくらいの差が出るでしょう。
ライバル車ノートとの実燃費の差は?
当サイトの調査によると、ノート4WD車の実燃費は19.3km/Lです。
アクアの方が2割ほど実燃費が優れていると考えて間違いないでしょう。
アクア4WD車の雪道の走行性能は?
アクアの4WDはどんなシステム?
4WDの概要
アクア4WDに採用されているE-Fourは、状況に応じて後輪用モーターを起動・停止させる電気式4WDシステムです。
4WDの制御
前後輪のトルク配分は発進時は80:20固定で、その後70キロまでは路面や車両の状況に応じて100:0~40:60まで連続可変。
速度が70キロを超えた時や、減速時は常時100:0の前後トルク配分 (FF走行) となります。
アクアの雪道での走行性能は?
記事執筆時点は真夏なので、アクア4WD車の雪道での試乗は不可能です。
そのため、参考としてアクア同様にE-Fourを採用するヤリスハイブリッド4WD車の走行性能について解説しましょう。
ヤリスハイブリッド4WDは坂道発進時やコーナリング時も含め、必要十分な雪上性能を備えています。
しかし高速走行時はFF走行になってしまうので、4WDの恩恵に預かれません。
また下り坂においても後輪用モーターが作動せず、もっぱら前輪の回生ブレーキに頼ることになるため、FF車のつもりで運転する必要があります。
アクア4WD車も同じような走行性能と考えて間違いありません。
アクア4WDのまとめ
アクア4WD車の雪道での走行性能は実際には検証できていませんが、ヤリスハイブリッド4WD車と同等と予想できます。
後輪駆動用モーターの出力が小さく、作動する条件にも制約があるため、雪上性能に過度の期待はできません。
しかし、日常ユースで無理をせずに使うなら十分実用になるでしょう。
燃費に関してはかなり良い数値が期待できるので、ガソリン代を気にせず使い倒せるはずです。
雪上性能はほどほどで良いから、とにかく経済的な4WDが欲しいという場合、アクアE-Fourは有力候補の1台になるでしょう。
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