2010年から登場したスズキの『ソリオ』
2015年にはフルモデルチェンジされ、走行性や安全性能、さらには車内の使い勝手の良さを追求し、非常に人気の車種となっています。
使い勝手を追求したソリオの内装はどのようになっているのでしょうか。
ソリオ バンディットや特別仕様車のFリミテッドも合わせて見ていきましょう。
ソリオの内装の質感は?
ソリオの内装色
ソリオの基本内装色は「ブラック」となっています。
車内全体がブラックではなく、シートやドアトリム部分は、「ダークブラウン」が使用され、ルーフにはライトグレーが使用されています。
落ち着いた雰囲気のある内装なので、飽きがなく長く乗る事ができますね。
後で紹介するソリオ バンディットと比べると、車内は明るい印象を受けます。
ソリオ バンディットの内装色
ソリオ バンディットの内装色も「ブラック」となっていますが、ベースグレードのソリオと違い、シートやドアトリム部分もブラックとなっています。
ブラックのシートカラーと相まって、内装の雰囲気がぐっと引き締まった感じがします。
ルーフはベースグレードと同じライトグレーが使用され、圧迫感を感じてしまうブラックの内装に開放感を与えてくれています。
ソリオ バンディットはスポーティな外観ですが、画像のようにシックな内装が外観とマッチしていますね。
ソリオのシート表皮・デザイン
ソリオのシート表皮には、ファブリック素材が使用されています。通常のファブリックはややザラっとした手触りですが、ソリオに使用されているファブリック素材は、手触りがよく滑らかなものとなっています。
シート座面と背面には、細かいストライプ柄が施されており、光の角度や見る角度によって浮かび上がるようなデザインとなっています。
また、ソリオはベンチシートではなく、運転席と助手席が独立したシートを採用しているため、サイドサポートの張り出しがしっかりとあります。
そのため、コーナーリングの時でも体が振られることがなく運転姿勢を安定させることができます。
座り心地に関しても、シートの厚みが程よくあり、長時間の運転も疲れることがありませんね。
座った際の肌触りもよく、座り心地は非常に良いです。
ソリオ バンディットのシート表皮・デザイン
ソリオ バンディットのシート表皮にもファブリック素材が使用されていますが、ベースグレードのソリオとは少し異なります。
シートの座面と背面部分はハリのあるやや硬めの素材となっているので、座った際に体が沈み込まない印象を受けます。
ですから、ベースグレードのソリオと比べて硬い座り心地となっています。
また、シートデザインも標準のソリオとは異なっています。
サイドサポート部分には、ダークパープルの切り返しが施され、スタイリッシュな印象のシートになっています。
シート柄も蜂の巣のようなハニカム柄となり、落ち着いた内装デザインとの相性がいいですね。
ソリオ バンディット Fリミテッドのシート表皮・デザイン
特別仕様車のソリオ バンディット Fリミテッドには、ラックススエードとレザー調のコンビネーションシートが採用されています。
ラックススエードは、非常に手触りがよく、なめらかな触り心地です。
耐久性もあり高級感があるので、これまでに紹介したグレードとは違った雰囲気がありますね。
また、サイドサポートはレザー調の素材が使用されており、この部分でさらに内装の質感がアップしているように感じます。
ソリオのインパネ
ステアリング
ソリオのステアリングには、本革巻きステアリングとウレタン素材のステアリングの2種類があります。
ハイブリッドSZ/MZには、本革巻きステアリングが装備され、非常に上質で手触りの良いものとなっています。
握り心地も良く、多少の手汗では滑ることがないので、ステアリング操作がしやすいのが特徴です。
ハイブリッドSZ/MZ以外のグレードに装備されているウレタン素材のステアリングは、やや光沢があり、つるっとした触り心地ですね。
長年使用していくうちに滑りやすくなってしまうので、ハンドルカバーなどで補う必要があります。
ステアリングは運転する際に常に触れている部分ですから、一度質感や握り心地を確かめることをオススメします。
インパネアッパーガーニッシュ
メーター付近に施されるパネルのカラーが異なります。
ハイブリッドSZ/SXには、ブルーメタリックのパネルが使用され、ブラックのダッシュボードに対して良いアクセントになっています。
運転席から助手席にかけてブルーメタリックが施されており、インパクトがありますね。
また、ハイブリッドMZ/MX/Gには、シルバーメタリックが使用されて、内装の雰囲気と相性がいいです。
実用的なパーツではないですが、このような加飾が施されることで車内の雰囲気にカッコ良さや上質感が加わりますね。
インパネセンターガーニッシュ
カーナビ装着部分からエアコン操作パネルにかけて、ソリオGには内装色と同じブラックが施され、それ以外のグレードはシルバーのパネルとなっています。
どちらのカラーもややプラスチック感がありますが、内装の色合いとマッチして、なかなか良いデザインになっています。
エアコン
ソリオGには、ダイヤルを回して温度調節をするマニュアルエアコンが装備されています。
3つのダイヤルがあり、それぞれで風向・風量・温度調節を行います。
ソリオG以外のグレードには、画像のようなオートエアコンが装備され、ボタンひとつで車内の温度調節ができるようになっています。
このオートエアコンは非常に便利で一度使用すると、マニュアルエアコンには戻れないほどです。
ソリオのオートエアコンは、ボタン配置がわかりやすくボタン自体も大きいので、押し間違いがなく操作しやすいのが好印象です。
メーター
ソリオのメーターは画像のようになっており、スピードメーターとタコメーターの2眼となっています。
右側にはマルチインフォメーションディスプレイが設置され、ガソリン残量やエネルギーフローインジケーターなどが表示されます。
数字が大きく一目で情報が読み取れるのはいいですね。
ソリオ バンディットのインパネ
インパネセンターガーニッシュ
ソリオ バンディットはベースグレードとは違い、インパネセンターガーニッシュがピアノブラックとなっています。
光沢のあるパネルは非常に高級感があるので、上質な内装と相性がいいです。
カーナビの左右にあるエアコンの送風口に施されているシルバーとのコントラストが綺麗でオシャレなデザインです。
メーター
ソリオ バンディットのメーターは、グレードによって少し違いがあります。
ハイブリッドSVのメーターには、左側にエネルギーフローインジケーターが設置されていますが、ハイブリッドMVにはタコメーターが設置されています。
これによって右側にあるマルチインフォメーションディスプレイに表示される情報も若干異なってきます。
どちらのメーターが見やすいかは好みによりますし、走行中あまり頻繁に見る部分ではないので、気にするほどではないと思います。
中央に設置されたスピードメーターがベースグレードのものより、ホワイトの盤面を使用しているので、インパクトがあり見やすくなっていることが好印象です。
走行中に頻繁に目にする部分が見やすいのはいいですね。
ソリオ バンディット Fリミテッドのインパネ
ソリオ バンディット Fリミテッドのインパネセンターガーニッシュや、ドアアームレストステアリングガーニッシュなどがブロンズメタリックとなっており、上記でご紹介したインパネとまた違った雰囲気を持っています。
画像のように、インパネ部分がブロンズメタリックなので、車内全体が金属的な印象を受けます。
ソリオの収納・荷室の使い勝手は?
運転席側の収納
インパネアッパーボックス
運転席の前方にフタ付きの収納ボックスが装備されています。
ステアリングの奥にあるため、角度によっては少し取り出しにくい位置にありますが、財布やスマホを収納しておくのに重宝します。
また、収納ボックスの中にはUSBポートが装備されているので、充電が同時にできるのは嬉しいですね。
ただ、このUSBポートは標準装備ではなく、メーカーオプションとなります。
さらに、フタを閉めた状態でも、手前に小物が置けるトレイがあり、ボックス内に置かなくても財布やスマホを一時的に置いておけるように工夫されています。
インパネボックス
運転席右下に、小物を収納することができるボックスがあります。
あまり大きなものを収納できませんが、カード類や小銭入れなどを収納するには丁度良いスペースです。
ドリンクホルダー
ステアリングの右側にドリンクホルダーがあり、四角い形状をしています。
これは、500mlの紙パックを置けるように工夫され、非常に使い勝手が良いものとなっています。
画像のようにペットボトルも置けますし、缶ジュースなども楽に置けます。
しかし、丸い形の飲み物は走行中に少し動いてしまうのが残念です。
ホルダー内部にストッパーが付いていないので、缶コーヒーなどの小さいものは、動いてしまうでしょう。
インパネミドルポケット
カーナビ装着部分の下に収納ポケットがあります。
スマホや小物を置くのには丁度良いサイズです。
ただ、運転席から使用する場合、シフトノブが少し邪魔になってしまいます。
特にシフトレンジが「P」に入っている場合は、取り出しにくいですね。
インパネアンダーボックス
インパネ中央の下に、大型のボックスが装備されています。
開口部分も大きく、様々なものを収納することができます。
また、このボックスは取り外しが可能なので、ゴミ箱としても使用することができますし、もし汚れてしまっても取り外して丸洗いできます。
このインパネアンダーボックスは非常に便利で使い勝手がいいです。
フロントドアポケット
ドア部分にボトルホルダーと収納スペースがあります。
ボトルホルダーは、丸い形状をしておりペットボトルがすっぽり収まります。
また、収納スペースと独立しているので、安定感があり使い勝手がいいです。
収納スペースも雑誌や財布などのあまり厚みがないものなら十分置くことができます。
シートサイドポケット
運転席のシートの左側に収納ポケットが装備されています。
財布やスマホを入れておくには丁度良いスペースです。
ポケットはシートと同じファブリック素材で作られているので、スマホを傷つけることなく収めておけます。
トレイなどに置いておくと、車の振動でガタガタうるさいので、このようなポケットがあると非常に重宝しますね。
助手席側の収納
インパネトレイ
助手席の前方にトレイがあり、画像のように薄型のボックスティッシュであれば、置くことができるほどの大きさです。
トレイの手前側は、小物が落ちてこないように少し高くなっていたり、トレイの面には滑りにくい素材が使用されているなど、非常に工夫されています。
フタがなく、手軽に小物を置けるので、使い勝手が良いですね。
グローブボックス
インパネトレイの下に定番のグローブボックスが装備されています。
画像のようにボックスティッシュも収めることができますが、かなり窮屈で取り出しにくいので、あまりオススメできません。
車検証や取り扱い説明書などを収納するのに最適なスペースですね。
助手席シートアンダートレイ
助手席のシート座面を引き上げると、深さがあるトレイがあります。
この部分に汚れてしまった靴や衣類などを収納しておけますし、画像のように取手が付いているので、持ち運びにも便利です。
また、プラスチックでできているため、トレイを丸洗いできるのもいいですね。
ショッピングフック
インパネ中央の左側にショッピングフックが装備されています。
カバンや買い物袋をぶら下げておくのに使えます。
シートにおいてしまうと汚れてしまうものや倒れやすい荷物を引っ掛けておけるので、あると非常に便利です。
ドリンクホルダー
運転席と同様にドリンクホルダーがあります。
インパネトレイと一体となっているので、統一感のあるデザインです。
フロントドアポケット
運転席側と同じように、助手席のドアにも収納スペースがあります。
後部座席の収納
シートバックポケット
助手席のシートバックにポケットがあり、雑誌や地図などを入れられます。
ですが、次に紹介するシートバックテーブルが装備されている場合は、このテーブルが少し干渉してしまい、取り出しにくく感じます。
シートバックテーブル
ソリオG以外のグレードには、シートバックテーブルが装備されており、ドリンクホルダーが2つついています。
後部座席で食事などをすることができるので、非常に使い勝手がいいです。
運転席と助手席の両方にテーブルが付いているので、ドリンクホルダーも合計4つあり、さらにショッピングフックも装備さているなど、収納が少ない後部座席には便利です。
リアドリンクホルダー
リアドアには、ペットボトルを収納することができるホルダーがあります。
フロントドアとは違い収納スペースはなく、ドリンクホルダーのみとなります。
リアクォーターポケット
ドア部分に収納スペースがない代わりに、後部座席の両端に収納ポケットがあります。
小物をさっと置いておけるので重宝しますが、シートを前方にスライドさせると使えなくなってしまうのは残念です。
ソリオの荷室のサイズは?どれぐらい積める?
ソリオの荷室は、高さ960mm・幅1065mm・奥行き440mmとなっています。
奥行きが440mmではややスペースに不足を感じ、載せる荷物が限られてしまいます。
買い物袋であれば、3つほど積むことができますが、スーツケースやクーラーボックスなどの大きな荷物は難しいですね。
ですが、ソリオは後部座席を156mm前方へスライドさせることができ、奥行きを596mmまで広くすることができます。
後部座席のレバーを引くことで荷室からアプローチすることができるので、簡単にスペースを確保することができます。
さらに、後部座席を倒すことによって、長い荷物や家電・家具なども積むことができます。
こちらも後部座席の肩口にあるレバーを引くことで簡単にシートを倒すことができますので、わざわざリアシート側に回り込む必要もありません。
シートを倒すことによって、奥行きが1660mmまで拡大し、画像のように広く使用できます。
またソリオの荷室では、後部座席を倒した時にできやすい段差がなく、荷物の積み下ろしがスムーズに行えるのもいいですね。
床下収納もあり、洗車グッズやサンシェイドなど、普段使わないものを収納するには最適です。
グレードによって床下収納がないものもあるので注意が必要です。
ソリオの内装まとめ
ソリオには、バンディットやFリミテッドといったグレードが多くあり、どれを選ぶのか迷ってしまいますね。
収納や荷室の大きさは、どのグレードも同じなので、内装の雰囲気で決めるといいです。
特にベースグレードのソリオとソリオ バンディットでは、内装の質感が大きく異なってきますので、実際に試乗などをして車内の雰囲気を確認することをオススメします。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
ソリオの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのソリオ値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がソリオを限界値引きで購入する事に成功しています。
今月のソリオの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。