スズキのソリオ／ソリオバンディットは、グレードによって異なるハイブリッドシステムを搭載したモデルです。
ストロングハイブリッドにするか、マイルドハイブリッドにするか、どちらを買おうかと悩む方もいるのではないでしょうか。
どちらもハイブリッドシステムですが、燃費が良くて装備も充実したストロングにするか、それともストロングよりも安く買えるマイルドにするか、それぞれの装備や燃料費などについてメリットやデメリットを色々と比較してみました。
ソリオ ストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドの外装の違い
まず、ソリオのハイブリッドはストロングとマイルドで、外装に違いがあるのか？比べてみましょう。
分かりやすいのがフロントフェンダーサイドに装着されたハイブリッドエンブレム。
ストロングハイブリッドはブラックをベースに、マイルドハイブリッドはシルバーがベースとなっています。
また、フロントグリルトップにも違いがあり、ストロングハイブリッドはブルーメッキ、マイルドハイブリッドはシルバーメッキ加飾がなされています。
次に、ストロングハイブリッド／マイルドハイブリッドそれぞれの上下グレード間で、違いはあるでしょうか。
見比べてみると、フロントグリルのデザインに変化をつけているほか、フォグランプやドアミラーのサイドターンランプ、サイドマーカーの有無に違いが出ています。
※画像はストロングハイブリッドですが、マイルドハイブリッドの違う点も同様です。
ソリオのストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドの内装の違い
インテリアの違いを見てみましょう。
ストロング専用、マイルド専用でそれぞれ装着される装備があります。
エコモードスイッチ
ストロングハイブリッドでは、標準モードとエコモードの切り換えができるエコモードスイッチが付いています。
標準モードでは、燃費を考慮しながら加速走行性も持った走りとなります。
エコモードでは、モーターによる走行を重視したエコな運転モードとなります。
センターメーター
ストロングハイブリッド専用メーター
マイルドハイブリッド専用メーター
ダッシュボード中央にメーターが装着されます。
スピードメーターの右側には、ストロング/マイルドともに、マルチインフォメーションディスプレイが表示されます。
マルチインフォメーションディスプレイには、平均燃費などの車両情報に加えエネルギーフローインジケーターなども表示します。
ハイブリッドシステムでの、走行中やエネルギー回生時の電気の流れや電池残量を表示します。
ストロングには、モーターパワーメーターが配置されています。
ストロングハイブリッドシステムの減速エネルギーやモーターのアシスト量を表示します。
マイルドでは、モーターパワーメーターの替わりにエンジン回転数計が配置されます。
比較的オーソドックスなメーター配置となっています。
PTCヒーター
ストロングハイブリッド専用の装備です。
暖房時に、空気を暖まりやすくするヒーターが付いています。
冬場では重宝します。
インパネアッパーガーニッシュ
センターメーターとほぼ同じ高さにあるガーニッシュは、ストロングではブルーに、マイルドではシルバーに配色されます。
エンブレムと同様にストロングはブルーで統一されています。
サブトランク
マイルドハイブリッドのみの専用装備です。
カーゴスペースの床下にも収納できるトランクです。
4WD車はトランク容量が小さくなります。
ストロングハイブリッドでは専用の電池を搭載するため、床下収納はありません。
以上のように、ソリオバンディットのストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドの内装の違いは、専用の装備に差があります。
この他に加飾や装備などで違いがありますが、ストロングとマイルドよりもグレードの違いによって差別化されています。
ソリオのストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドのメリットは？
ソリオ ストロングハイブリッドのメリットは？
- マイルドハイブリッドよりも燃費が良い
- モーターで走行する時も静かで加速性も良い
- 専用トランスミッションのダイレクトな走行フィーリング
- モーターだけでクリープ走行してくれる
- 低中速度で一定速走行していると、モーターだけで走行してくれる
ソリオ マイルドハイブリッドのメリットは？
- ストロングハイブリッドに比べておよそ20万円価格が安い
- 走行中はガソリンエンジンのナチュラルな加速フィーリング
- 4WDも選べる
- CVTの滑らかな加速性
ソリオバンディット ストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドの欠点・デメリットは？
ソリオ ストロングハイブリッドの欠点・弱点は？
- マイルドハイブリッドに比べて約7万～48万円価格が高い
- EVで走行中は静かなので、歩行者が気づかない場合がある
- エコモードでは加速が鈍くなる
- 4WD車が設定されていない
- 専用トランスミッション5AGSは、シフト操作に慣れが必要
ソリオ マイルドハイブリッドの欠点・弱点は？
- ストロングハイブリッドに比べて燃費が劣る
- ストロングハイブリッドに比べてモーターで走行する頻度が少ない
- 加速中は、力不足を感じる
ソリオのストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドの価格とコストを比較！
ここでは、ストロングハイブリッドの燃費の良さでマイルドハイブリッドとの価格差を埋めるには、どの位の距離と時間が掛かるのか計算してみました。
ストロングハイブリッドとマイルドハイブリッド車の価格差と実燃費は？
ソリオ ハイブリッド SZ（ストロングハイブリッド）
車両価格：2,179,440円
平均実燃費：20.9km/L
ソリオ ハイブリッド MZ（マイルドハイブリッド）
車両価格：1,954,800円
平均実燃費：17.4km/L
ストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドとの価格差は、224,640円となっています。
平均実燃費は、市街地や幹線道路、高速道路を実際に走行した時の平均値です。
価格差224,640円を埋めるにはどの位掛かる？
ストロングとマイルドの燃料代を、平均実燃費から試算してみましょう。
一般的な走行距離は、週末に買い物やドライブで使うとすると年間1万キロと言われることが多いため、ここでは1年間に10,000キロ走行するとします。
レギュラーガソリンの1リットル当たりの単価を140円とします。
ストロングハイブリッド ハイブリッド SZ 実燃費1リットル当たり20.9km 10,000km走行した時の燃費代は
10,000km÷20.9km ＝478.5リットル
478.5リットル×140円＝66,990円
マイルドハイブリッド ハイブリッド MZ 実燃費1リットル当たり17.4km 10,000km走行した時の燃費代は
10,000km÷17.4km ＝574.7リットル
574.7リットル×140円＝80,458円
1年間で10,000km走行した場合、マイルドハイブリッドの方が13,468円高くなる計算です。
ストロングとマイルドの価格差224,640円の元を取るには、
224,640÷13,468≒16.7万㎞の走行距離が必要となります。
年間10,000km走行した場合で元が取れる年数は約17年、年間2万キロでは約8.5年、年間3万キロなら約6年となります。
一般的な走行距離の2倍、2万キロを一年間走行しても9年近くかかります。
ストロングの燃費の良さでマイルドとの高価な価格差を埋めるのは、かなりの走行距離と期間を要するので、あまり現実的ではないでしょう。
ところで、上記は車両価格の差のみで計算しています。
ストロングハイブリッドのエコカー減税は、自動車取得税・自動車重量税ともに免税です。
また、グリーン化特例は75％が減税されます。
マイルドハイブリッドは、自動車取得税は40％・自動車重量税は50％、またグリーン化特例は50％減税なので、減税分により価格差はもう少し縮まります。
ハイブリッド SZ（ストロングハイブリッド）の場合は80,400円、ハイブリッド MZ（マイルドハイブリッド）では44,000円が減税されますので、その差は36,400円です。
ストロングとマイルドの価格差は224,640円ですが、減税分によりもう少し価格差が縮まりますね。
224,640-36,400＝188,240円
年間1万キロ走行なら、188,240÷13,468≒14.0万キロ＝14年
減税前と比べて約3年縮まりました。
年間3万キロなら約5年弱で元が取れるので、仕事や通勤で距離を走る使い方なら、ストロングハイブリッドの方がお得と言えるかもしれません。
選択するオプションによって価格差が縮まれば、さらに元が取れる期間が少なくなります。
もう少し正確に差を見るなら、税金とグレード、必要なオプションまで含めた総支払額の差で試算してみましょう。
買うならソリオバンディットのストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドどっち？
購入する時の諸費用・購入後の維持費を含めたトータルコストを安くしたい場合は、マイルドハイブリッドがオススメです。
マイルドハイブリッドは、ハイブリッドの働きとしては簡素ですが、加速時には限定的にモーターでエンジンをアシストします。
ストロングハイブリッドに比べてコストが抑えられ、車両価格の増加も少なく済んでいます。
また、ストロングハイブリッドの燃費効果がそれほど大きくないようです。
平均燃費はストロングが20.9km/L、マイルドが17.4km/Lです。
ストロングの魅力であるはずの燃費が伸びないようで、ハイブリッドシステムの燃費効果が薄れています。
ストロングの購入費はマイルドより高いですが、モーターを加速走行性に活用するハイブリッドシステムならではの走りの力強さや、所有する満足感を持っていたい場合は、ストロングハイブリッドが良いでしょう。
ストロングハイブリッドは、エンジンに加えてモーターによる出力でも走行し、場面によってモーターのみで走行することが可能です。
また、走行条件によってはアクセルを離すとエンジンを自動で停止し、一定速走行中はモーターだけで走行してくれる機能も持っています。
静寂性に優れ、ストロングハイブリッドのエンジンとモーターを併せた力強い加速性は大きな魅力です。
マイルドハイブリッドとの実燃費の差が少ないと言っても、ガソリン代の維持費やガソリンスタンドへ行く回数が減るなどのメリットがあります。
それぞれ一長一短あるので、ディーラーでソリオバンディットのストロングとマイルドの両方に試乗して、ハイブリッドシステムの違いをじっくりと比較検討すると良いでしょう。
実際に運転すると両者の違いが良く分かり、走行フィールなど自分の好みが見つかるかもしれません。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
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また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
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今月のソリオの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。
