※プリウスα出典toyota.jp
ここでは、プリウスαの実際に走行した時の実燃費を紹介します。
渋滞を含む一般道、車の流れの良い一般道、高速道路などでプリウスαの燃費が実際どの位なのか?燃費数字を出してみました。
※調査対象車種
プリウスα S(5人乗り)
プリウスαの市街地(渋滞含む)の燃費は?
プリウスα実燃費 17.6.㎞/L
市街地から良好なプリウスαの燃費性能
プリウスαは、前モデルのプリウスをベースにして後席以降のスペースを拡大しており、車重が増加している為、燃費性能面ではプリウスと比べて不利になりますが、それでも市街地では良好な実燃費となりました。
プリウスαの車両重量は1,450㎏と決して軽くはありませんので、この結果はユーザーにとって満足度が高いです。
プリウスαの郊外・幹線道路の燃費は?
プリウスα実燃費 20.2㎞/L
順当にプリウスαの燃費が伸びる幹線道路
市街地燃費からしっかりと距離を伸ばし、流れの良い幹線道路では20㎞/Lを超える実燃費となりました。
心理的に、20㎞/を超えるのと切ってしまうのでは大きな違いがありますので、ユーザーもプリウスαの幹線道路の実燃費は、納得できる結果だと思います。
プリウスαの高速道路中心の燃費は?
プリウスα実燃費 20.7㎞/L
高速走行燃費でも落ちないプリウスαの実燃費
一般的にハイブリッド車は、高速道路の走行ではモーターによるアシストの恩恵が少ないので、実燃費が伸び悩むケースが多いです。
プリウスαはハイブリッド車ではありますが、高速走行でも燃費が落ちないという結果が出ています。
ツーリングワゴンとしての使い方をするユーザーも多いと思われる車なので、高速道路を使用しての遠出を考えるユーザーにとって安心できる実燃費数値だと思います。
プリウスαの平均燃費は?
プリウスα平均実燃費 19.5㎞/L
プリウスαの平均実燃費は良好
欲を言えば20㎞/Lを超えて欲しいという感もありますが、この数値であれば走行状況次第で20㎞/を達成することも難しくはないでしょう。
実際、口コミサイトを見るとユーザーの評価としては充分に満足を感じているようです。
ライバル車の実燃費と比較!
プリウスαとホンダJADEの実燃費を比較
ジェイドは、1,500ccダウンサイジングターボエンジン+ハイブリッドシステムという構成です。3列シートも備わっているので、プリウスαの競合車として比較してみました。
※車両重量比較
プリウスα:1,450㎏
ジェイド :1,510㎏
市街地の燃費を比較
プリウスα:17.6.㎞/L
ジェイド :16.2km/L
市街地の実燃費は、両車互角の良好な燃費性能です。
JADEの方が若干ではありますが車両重量が重い事を考えれば、この若干の差が生じても不思議ではないでしょう。
幹線道路の燃費を比較
プリウスα:20.2㎞/L
ジェイド :19.8km/L
幹線道路の実燃費も、両車互角という結果です。
数値を一見した際、心理的にはプリウスαの方が優秀な印象を抱くかもしれませんが、現実的にはほぼ互角の実燃費と言えるでしょう。
高速道路の燃費を比較
プリウスα:20.7㎞/L
ジェイド :23.6km/L
高速走行の実燃費では、JADEの燃費性能が大きく差をつけて優秀な結果となりました。
この燃費の差は、JADEの小排気量ダウンサイジングターボがもたらしているのかもしれません。
実際のユーザーがこの様に比較する事はあまり無いと思いますし、20㎞/Lを超えている事で、プリウスαのユーザーは高速燃費に満足しています。
平均実燃費を比較
プリウスα:19.5㎞/L
ジェイド :19.8㎞/L
平均実燃費でもほぼ互角と言う結果になりました。
街中での実燃費はややプリウスαの方が優れていますが、高速燃費ではジェイドの方がアドバンテージが有るようです。
総合的に、ほぼ互角の平均実燃費となり、この2台は実に良いライバル関係と言えます。
燃費へのアプローチ方法はメーカーごとの考えを反映して違いがありますので、ユーザーとしては、どちらを選択するかを考えるには、他の指標を持つ必要がありそうです。
永年にわたり改良を積み重ねてきたトヨタ式か、小排気量ダウンサイジングターボによる燃費性能と税対策を狙ったホンダ式か、いずれにしてもユーザーにとっては満足度が高い実燃費と言えるでしょう。
カタログ燃費達成率を比較
プリウスα:19.5÷26.2=74.4%
ジェイド :19.8÷24.2=81.8%
燃費データ単体で見てみると、近年の自動車は確実に低燃費を実現しており、素晴らしい進歩だと言えます。
ユーザーは車を選ぶ際に燃費性能も強く意識していますので、メーカーは自社製品を選択して貰う為に、少しでも良好なデータを公表したいと考えるのが当然です。
残念ながら、そうした中で不祥事も起こっています。
これから先、ユーザーが車を評価する際には、公表燃費の達成率という指標を持っておく必要があると思います。
従来から、ユーザーには『実燃費はカタログ燃費の7割~8割』という認識が刷り込まれていますが、エコという考え方がこれだけ普及している現在、もう少しハードルを上げた基準で実燃費性能を見る事も必要かもしれません。
従来の基準で言えば、プリウスαはまずまずの達成率というところでしょうか。
一方のJADEは非常に優秀な達成率と言って良いと思います。
平均実燃費が同等で、同じJC08モードでも、達成率にするとこれだけ開きが出るのが実情、ということを知っておくと車の選び方が変わると思います。
プリウスαは『買い』か?
実燃費性能から見て、購入して間違いのない車で、実燃費の良好さ、機構的な信頼性の高さという点で、プリウスαは買いの車です。
その上で敢えて言えば、残念なのはカタログ燃費の達成率でしょう。
熟成を重ねたトヨタのハイブリッドですから、それを信用してユーザーはプリウスαを購入する訳です。
ユーザーはメーカーが公表した燃費を見て『流石はトヨタのハイブリッド』『他社のエコカーよりも燃費性能が良い』と信頼して購入しているのではないでしょうか。
そう考えると、74.8%という達成率で実燃費性能はライバル車と同等では、満足できないと思います。
当管理の他車種サイトの燃費ページをご覧頂くと、トヨタのハイブリッド車の大まかな傾向として、達成率が芳しくないという事が感じられると思います。
それを踏まえて選択されるのであれば問題はないと思いますが、エコカーの先鞭をつけたトヨタですから、今後の改良でカタログ燃費達成率の向上を目指して欲しいと期待します。
プリウスαの値引き交渉はしっかりとやろう
プリウスαを購入するなら、気になるのはその価格ですね。
新車は高い買い物なので、出来れば値引きを多くして少しでも安く買いたいものです。
当サイトのプリウスα値引き交渉マニュアルを見れば、簡単にプリウスαから値引きを引き出すことが出来ます!是非ご参考ください。
プリウスαのガソリン代や自動車保険料などの節約には【プリウスαの維持費を安くする】もご覧ください。
-- 2011年5月13日~マイナーチェンジ前モデル --
プリウスα参考グレード |
プリウスα 1.8S ツーリングセレクション FF 1460㎏ |
プリウスα参考グレードカタログ燃費 |
26.2km/L |
渋滞を含んだ都市部の一般道の燃費 |
17.4km/L |
流れの良い一般道の燃費 |
23.6km/L |
高速道路走行時の燃費 |
20.1km/L |
プリウスα総合平均実燃費 |
19.6km/L |
プリウスα参考グレードガソリンタンク量 |
45.0L |
平均実燃費からガソリン満タンで走れる距離(ガソリンタンクに5L残し) |
40.0L×19.6km/L=784.0km |
・ガソリン満タンの金額(ガソリンタンクに5L残し) ※ガソリン価格は2014年11月現在全国平均 |
40.0L×レギュラー148円=5920円 |