値引き交渉対象を広げよう
遠方のディーラーで安く買う
新車の値引きには、少なからず地域で格差があります。
競争の激しい都市部では値引きも大きくなりますし、競争の少ない地方では逆に値引きは抑えられていしまいます。
これにはディーラーの数や、ディーラーの販売台数なども関係してきて、ある程度仕方ないようです。
それでも購入時期やタイミングが合えば、大幅値引きの例はありますが・・・
そこで有効なのが越境です。地元のディーラーだけでなく、他県へ越境して交渉すると良いでしょう。
極端を言えば、"地元は東北だが値引きが渋いので東京のディーラーで購入した"でも良いと思います。
仕事で出張した時、実家に帰った時、観光の時、などでディーラーを見かけたら、「近くまで来たんだけど、たまたま欲しい車種が展示してあったので見に来ました」などと言って、ついでに見積もりしてもらうと良いでしょう。
その後の交渉はメールや電話ですれば良いと思います。
そして地元のディーラーと競合させて地元の条件アップを狙っても良いですし、陸送費や諸費用を入れてトータルで安くなれば、遠方のディーラーで買うのも良いと思います。
ここで心配なのが、メンテナンスなどのアフターフォローですが、メーカー保証は全国の正規ディーラーならどこでも受けられるので問題ありません。
また、点検修理、車検なども地元のディーラーで受けられますし、もちろん一般の整備工場や1日車検なども受けられます。
遠方のディーラーでも大幅に安く買えるなら、検討しても良いでしょうね。
営業マンにとっては遠くても近くてもお客さんに違いありません。遠方だからダメ、と言うことはありませんのでご心配なく。
在庫車で大幅値引き
在庫車とは、メーカーに注文してもすぐに車両は届かないため、売れ筋のグレードやボディカラーを予め仕入れて置いておく車両の事です。
中には見込み違いで長期として残ってしまう車両や、キャンセルされた車両、展示車なども在庫車として挙げられます。
ディーラーとしては在庫車から早く売りたいために、注文車よりも値引き条件をアップしてくる事が多いです。
なぜ早く売りたいかと言うと、メーカーから出荷される車両は、完成検査書と言うものが付いてきます。
これは新車を登録する際に、必要書類にこの完成検査書を添えれば、車両の持ち込みなしでナンバー登録することが出来ます。
この完成検査書の有効期間は、発行日から9ヶ月となっています。
この9ヶ月を過ぎると、陸運局にわざわざ車両を持ち込んで登録しなければならなくなります。これを避けるために在庫車はなるべく早く売り切りたい、となります。
なので長期在庫車として残っている車両、又は不人気色などで長期在庫になりそうな車両は、特に大幅な値引きが期待できるでしょう。
自分の希望するグレードやカラーだったり、妥協できる範囲内なら在庫車を狙ってみるものいいですね。
初めから在庫車狙いなら、ディーラーにお得な在庫車はありますか?と聞いて回っても良いですが、最初から在庫車狙いだと足元を見られる恐れがあります。
在庫車があるようなら、まずは通常の注文車で商談を進めます。
ある程度値引き交渉が煮詰まってきた段階で在庫車の話を持ち出して、「在庫車を買えば注文車よりもいくらか安く買えるんですか?」などとやると良いでしょう。
在庫車の話をして、営業マンが食いついてきたら、その在庫車を売りたがっていると見て良いでしょう。
「後1台しか残っていないので、早くしないと売れてしまいますよ」などと言ってきても、慌てずに売れてしまったら仕方ない、と言うスタンスで交渉すれば良いと思います。
あくまで、"注文車の限界値引きよりも安くなるなら購入しても良い"と言う姿勢で交渉しましょう。
中にはかなり安く出来る在庫車の情報は、なじみのお客さんに優先的に教える、と言う所もあります。
まめにディーラーに通って、お得な在庫車が出ないか情報収集して見るのも良いでしょう。
モデルチェンジ前の在庫車を狙う
フルモデルチェンジやマイナーチェンジが行われる場合は、モデルチェンジの1~2ヶ月前からディーラーでも現行モデルの在庫一掃に入ります。
現行モデルのオーダーストップもこの時期になります。また、数ヶ月前から在庫を一掃する意味も含めて、お得な特別仕様車を出す事があります。
モデルが変わる前にディーラーとしても在庫車をさばいておきたいので、値引き条件も緩みます。
また買う側も、「本当は新型が欲しいけど、大幅に安くなるなら現行モデルを買っても良い」とモデルの古さを指摘して値引き交渉することが出来ます。
モデルチェンジ前の在庫一掃に入る1~2ヶ月前に、在庫車を狙って商談すると良いでしょう。
そのような改良やMC、FMCが行われる時は、およそ1ヶ月前からディーラーもユーザーに告知しなくてはなりません。
最初は新型を対象に商談して「新型よりも大幅に安くなるなら在庫車も検討したい」とやると良いと思います。
車も大幅に変わってくるフルモデルチェンジ前では、現行車は旧型の末期モデルとして、かなりの値引きが期待できます。
その車が気に入っていて、好みの色やメーカーオプションなどを付けたい場合は、オーダーストップ前に注文するようにしましょう。
その場合でも「新型が本命だけど、値引き次第では・・」とやると効果的です。
登録済み未使用車(新古車)を買うなら
一見お得に見える新古車。登録済み未使用車(新古車)を買うなら、その前にしっかりと新車と比較しましょう。
登録済み未使用車、新古車とは
登録済み未使用車・新古車とは、試乗車や登録後のキャンセル車もありますが、多くの場合ディーラーの自社登録によって、生まれる車です。
自社登録とは、そのディーラー名義にして登録する事です。
なぜ自社登録するかと言うと、ディーラーの目標販売台数でも書きましたが、ディーラーは目標販売台数を達成すると、メーカーから報奨金を受けとれます。
この目標販売台数をクリアしないと、報奨金の減額、あるいは全てゼロと言うことになってしまいます。
この報奨金を受け取れないと、ディーラーとしては大打撃なので、目標達成のために値引き販売に頼ったり、自社で新車を登録して販売実績にします。
こう言った車が、未使用車・新古車として、そのままディーラーの店頭に並んだり、メーカー系の中古車ディーラーで売られたり、オークションに流れて他の中古車店で売られたりします。
自社登録は、特に軽自動車に多いですね。
新車と比較しよう
こう言った新古車は確かに、新車の車両価格よりも安い価格で表示されていますが、新車には値引きがあります。
新車の値引き分を考慮しないと、結局新車より高かった、と言うことになりかねません。
まずは、新古車と同じグレードの新車としっかりと値引き交渉して、限界付近の総支払額を把握します。そして、新古車の総支払額と比較しましょう。
この時、もし新古車のほうが高ければ、「これと同じ新車が○○万円で買える。これよりは安くなりますよね?」と価格交渉できます。
軽自動車なら10万円以上、普通車ならクラスにより10万~30万円以上新車の支払額より安くなれば、買い得でしょう。
新古車の中には、後々売りやすいようにナビやドライブレコーダーなどの人気のオプションが装着されている事があります。
新古車を買うなら、金額ブラスこの様なオプションも考慮に入れて検討すると良いでしょうね。
○○万円安い上にナビまで付いてる!となると買い得感も高いでしょう。
サブディーラーで大幅値引き
サブディーラーとは、町の整備工場や中古車店、又は中古車買取店など正規ディーラー以外で、新車を扱い販売している所です。
正規ディーラーと同じように値引き交渉する事ができます。
サブディーラーの値引き
サブディーラーは直接メーカーから新車を仕入れる事は出来ないので、正規ディーラーから車を仕入れる事になります。
正規ディーラーからは業販価格で仕入れるのですが、当然正規ディーラーのマージンが載っているので、一般的に正規ディーラーよりも値引き力は弱いと言われています。
しかし大手の中古車販売店や買取店では仕入れる台数も多くなるので、その分安く仕入れることが出来ます。
また、整備工場などでは、今後の整備収入が見込まれるので、業販価格に近い金額まで値引きを頑張ってくれる所もあります。
下取り車に強い
中古車販売店や買取店なら、下取り査定に強みがあります。ミニバンなど中古車市場でも人気の車種なら高査定が見込めます。
車両からの値引き額に加えて、下取り額もディーラーと比較して競合させましょう。
下取り分も含めれば、総額で正規ディーラーよりも安くなる事もあります。
新型車に強い
正規ディーラーだと、出たばかりの新型車は、メーカーから値引きを抑えられてしまうケースがよくあります。
しかしサブディーラーなら、メーカーからの縛りが無いので、新型車や値引きの渋い車種でも、正規ディーラーより多く値引きしてくれるケースも珍しくありません。
新型等で値引きが渋ければ、サブディーラーに行ってみるのも有効な方法です。
サブディーラーは、「地域名×新車×全メーカー」で検索すると見つける事が出来ます
サブディーラーと正規ディーラーの競合だけでなく、サブディーラー同士の競合も有効です。
また、整備工場なら今後の点検整備代、車検代などは正規ディーラーよりも安い事が多いので、購入時だけでなく購入後のランニングコストも考えて、比較すると良いでしょうね。
低金利ショップを賢く使う
ローンを利用するなら、低金利ショップも検討して、金利分を含めた総支払額で比較すると良いでしょう。
低金利ショップ
一頃よりだいぶ少なくなった低金利ショップですが、ローン金利0.01%なんてショップもまだあります。
多くの車種で金利0.01%ローンを実施しています。
0.9%~の低金利ローンで新車を販売しています。
こちらは低金利の代わりに、ローンを長く組めば組むほど、値引き額が大きくなります。
※表示金利は2019年3月現在のもので、今後の金利情勢により変わることがあります。ショップのページで最新の金利をご確認下さい。
ローンを組むなら比較しよう
ディーラーでも交渉で金利を引き下げてもらうことは可能です。
また、ローンを組めばローン手数料がディーラーに入るため、値引き決済も大きくなります。
ローン金利分を含んだ総支払額で、ディーラーと低金利ショップとで比較検討しましょう。
もしディーラーの方が高ければ、低金利ショップを引き合いに出してさらに値引き交渉できますし、低金利ショップの方が高ければ、「ディーラーの方が安い」と言って交渉できます。
この様に競合によってさらに安くなる可能性があるので、ローンを利用する人は、低金利ショップの競合に加えてみましょう。
臨時販売店、出張所は意外とお得
よく大型ショッピングセンターやディスカウントチェーン店などで、新車が展示されている事があります。
これは地元のディーラーが臨時的に展示・販売していたり、出張所として展示・販売されています。
こう言うところで展示されている車両は、プライスボードが掲げられていて、最初から○○万円引き!と表示されている事があります。
在庫車でもない限り、限界付近の値引き額でありませんが、それでもそれなりの値引きが最初からされています。
この最初から値引きされた金額、と言うのが重要で、これを元に実際のディーラーでさらなる値引きを迫っても良いですし、系列の違うディーラーやライバル車のディーラーへ行って、「○○は○万円引きでしたよ」と競合させることが出来ます。
もしそれがライバル車なら、逆に本命のディーラーでその値引き額を元に交渉できますね。
全くの値引きゼロからの商談ではなく、ある程度値引きされたベースの価格があるので、交渉しやすいのではないでしょうか。
もし見かけたら、買い物ついでにプライスボードを覗いてみるといいでしょう。
残価設定ローンは本当にお得か
残価設定ローンとは
残価設定ローンとは、一般的に3年後の下取り査定額(残価)を設定し、あらかじめ車両価格からその残価を差し引いて、残りの金額をローンで支払うという物です。(残価設定は3~6年を設定している所もあります)
「新車が半額で乗れる!」「3年後の買い取り価格を保証!」などと謳っているのがそうですね。
残価設定ローンのメリットデメリット
では本当に半額で新車に乗れてお得なのかどうか、そのメリットとデメリットです。
メリット
- 月々の支払額を抑えて新車に乗れる。
- まとまった頭金が必要ない。
- 人気車なら残価設定が高く、さらに月々の支払額が抑えられる。
- 3年後に「新車に乗りかえる」、「返却」、「買取」、「新たにローンを組んでそのまま乗り続ける」から選べる。
- 返却時の査定額が、当初の残価を上回ればその差額が返金される。
デメリット
- 実際には自分の車のようで自分の車ではない。
- クルマをいじるのが好きな人はいじれない。いじっても返却時には元に戻さなければならない。
- 3年後、傷や事故、走行距離などで減額されることがある。
- 3年後の査定額が残価を下回れば、返却時にその差額を払わなければいけない。
- 値引きが少なくなる傾向がある。
- 残価にも金利が掛かるので、金利分を計算すると結構な額になる
このシステムを使う人は、「手持ちの現金が無いけど、どうしても新車が欲しい」「3年後には残価を現金で払えるメドがあるので、貯金するより先に乗りたい」「毎月ローンを払いながら、3年ごとに新車に乗りたい」などの理由がある人なら、メリットがあるでしょう。
個人的には、結局は3年間のレンタカーのようなもの、と思います。
もちろん常にそばにあって、いつでも乗れると言うのはレンタカーよりメリットはありますが、金利分を含んだレンタル料を払って借りている、ような感じがします。
利息分を見逃すな!
実際に見積もってみると分かりますが、「実質年率2.9%」と低金利を謳っていても、3年後の残価を差し引いた残りの金額だけに金利が掛かる訳ではなく、残価にも金利が掛かってきます。
※参考
支払い金額2,016,440円 残価1,018,800円 実質年率2.9% 均等36回払い | 支払い金額2,016,440円 実質年率2.9% 均等36回払い |
初回 \35,466 月々 \32,200×34回 合計 \1.130.266 残価 \1.018.800 総支払額 \2,149,066(残価を現金で払った場合) 利息分 \132.626 | 初回 \60,553 月々 \58,300×35回 総支払額 \2,101,053 利息分 \91,053 ※48回払い(4年)の場合の利息分 \121,203(月々\44,400) |
概算ですが、残価設定ローンの利息分は全額ローンの場合よりも多くなってしまいます。全額ローンの4年よりも多い利息を払うことになりますね。
3年後に現金で買取か返却するならまだ良いですが、新たにローンを組んでそのまま乗り続けると、当たり前ですが、またさらに金利分を払わなければいけません。結構な"無駄"です。
でもそれを無駄と見るか、その分月々の支払額が少ないメリットと見るかは、人それぞれです。
高い金利を払い続けても3年ごとに新車に乗りかえたい、または金利分を払っても月々の支払額が少なければ良い、という人以外は、あまり利用しない方がいいんじゃないか、と思います。
残価設定ローンを利用して最初から3年後には買い取る、又はずっと乗り続ける、という人なら、きっちりと値引きしてもらって、通常のローンをなるべく低金利で組んだ方が、結局は安上がりだと思います。
残価設定ローンを利用する前に、通常のローンの見積もりと比較して、よく検討しましょう。
3年後の走行距離や傷などの状態でどう変わってくるのか、契約前によく説明を聞きましょう。
ただ、残価設定ローン終了時に必ずディーラーへ車を返却する義務はありません。ディーラーよりも高ければ買取店等へ売っても構わないので、残価設定ローン終了時はディーラーにこだわらず、買取店等にも査定してもらい、なるべく高値の所に売りましょう。
経費に出来るならリースも
法人や個人事業主などで、車を仕事で使う場合、所有ではなくリースという方法もあります。
一般的に自動車リースは、決まった期間と金額で契約して、登録費用や他諸費用、毎年の自動車税の支払い、任意保険の支払い、プランによっては点検・整備・修理代金まで、毎月のリース代金に含まれています。
それらの手続きにかかる時間や労力を軽減できて、さらに毎月のリース料は経費で落とせるので、節税効果、経理処理の簡潔化も生まれます。
純粋に車を買った場合と比較すると、割高な面もありますが、その他の面でメリットが大きいでしょう。
特に複数の車両を管理している所なら、よりメリットが大きくなります。
車両を購入した場合と、リースにした場合とで試算して、検討してみると良いと思います。
個人では経費に出来ない分、あまりメリットはありませんが、個人リースもあるので、自分の用途に合えば一つの方法として検討してみると良いでしょう。
データで分かる値引き推移
新車のモデルライフを理解しよう
新車のモデルサイクルはおよそ4~6年です。
この間、商品力の維持のために一部改良や年次改良、マイナーチェンジ、特別仕様車、限定車追加などが行われ、次のモデルへフルモデルチェンジされていきます。
このモデルサイクルを理解していれば、改良やマイナーチェンジ、フルモデルチェンジなどが行われる前の在庫一掃セールを狙って、新車の大幅値引きを引き出すことが出来ます。
一部改良・年次改良
概ね小規模な改良にとどまります。
法規制に対応したり、新たな装備を追加したり、エンジンの小改良などを受けます。
スバルの場合は毎年年次改良が行われ、中には大規模な改良が行われる事もあります。
この一部改良・年次改良の前には、現行モデルを売り切ろうと在庫一掃が行われ、新車の大幅値引きが期待できます。
マイナーチェンジ
フルモデルチェンジから概ね2~3年後に行われます。
そのモデルライフの間では一番大きな改良が行われ、前後デザインの変更や、エンジンスペックの改良、グレード変更・追加、内装のデザイン・材質変更、価格変更などが行われます。
マイナーチェンジ後の新型にこだわらなければ、マイナーチェンジ前の在庫車狙いで、新車の大幅値引きが期待できます。
近年では、一部改良や小改良もマイナーチェンジと呼ばれ、内外装まで変更を受けるマイナーチェンジをビッグマイナーチェンジと呼んだりします。
特別仕様車・限定車
特別仕様車や限定車は、売り上げが落ち込んできたり、モデルチェンジ前の在庫車を早くさばきたいなどの理由で、設定されることがあります。
人気の装備やオプションを最初から付けて、割安な価格設定にするなどして、お得感を高くします。
メーカー主導の物や、販売会社独自の特別仕様車の設定などがあります。
特別仕様車や限定車は最初から割安な価格設定なので、ディーラーも新車値引きにあまり応じて来ないのが一般的ですが、交渉次第ではカタログモデルと変わらないくらいの新車値引きを引き出すことも可能なので、諦めずに交渉しましょう。
フルモデルチェンジ
新型登場時から、4~6年のモデルライフを過ごすと、またフルモデルチェンジされて行きます。
このフルモデルチェンジ前の旧型となるモデルが、一番割安に新車値引きで購入できるチャンスでしょう。
車種にもよりますが、ミニバンなら40~60万以上の新車値引きが期待できます。
ただ、すぐに旧型となってしまうので、モデルの古さやリセールバリューを気にしない人向きですね。
これらの改良やモデルチェンジが行われる場合は、ディーラーや営業マンは原則として1ヶ月前にはユーザーに告知しなければなりません。
「今買うと1ヶ月後には新しいモデルが出ますよ。それでもいいですか?」と言う感じですね。
また、当サイトのモデルチェンジ推移と予想などでも改良やモデルチェンジの情報を出来る限り載せていますので、それらも参考にして頂くといいと思います。
目標販売台数から見る値引き推移
メーカーは車種ごとに月間又は年間を通して、目標販売台数と言うものを設定します。
この目標販売台数よりも実際の販売台数が落ち込んでくると、新車値引の枠も徐々に大きくなってきます。
目標販売台数とは
目標販売台数とは、メーカーが発表する月間又は年間の目標販売台数です。
これはフルモデルチェンジやマイナーチェンジごとに設定、変更される事があります。この数字は各メーカーのニュースリリース・プレスリリースで見る事ができます。
古いですが、これは2006年1月にフルモデルチェンジされたエスティマのニュースリリースです。
月販目標台数7000台とありますね。
これはエスティマ発売から1ヵ月後のニュースリリースです。目標の約4倍を受注して好調さをアピールしています。
ただこれがいつまでも続く訳ではなく、古くなるモデルライフ後半では売り上げが落ちてきて、目標台数を割り込む事になります。
目標販売台数とは、この様な売り上げの増減を見込んだそのモデルの寿命期間の平均値とされることが一般的です。
値引きの拡大
上記の様に新車というのは、新型車が出た直後がそのモデルライフの中で一番売れる時期と言えます。
新型車効果で車は売れるので、値引きも引き締めがちになってしまいます。
しかし、その新型車効果が薄れてきたり、他社から強力なライバル車が出たり、又は自社から似たようなカテゴリの新車が出たりした時は、徐々にその販売台数も落ちてきます。
メーカーではその販売台数を維持しようと、特別仕様車を設定したり、改良やマイナーチェンジを行ってきます。
また、販売会社へも「何とか頑張って台数を確保してくれ」と販売奨励金などを設定して、ノルマを課してきます。
そして販売店では"ノルマを達成=奨励金確保"で、他社の新型車に対抗したり、同メーカーの他系列のディーラーに対抗したりで値引き枠も徐々に拡大してきます。
すべてがこうだとは言えませんが、概ねこの様な関係で販売台数が落ちて来ると、新車の値引きは拡大して行く事になります。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。