2020年10月にフルモデルチェンジを受けたレヴォーグ。
定評のあった走行性能や安全性能に磨きが掛り、一段と魅力的な車に進化しました。
そんな新型レヴォーグの中からどのグレードを選べばいいのか、迷っている人も多いと思います。
ここでは、レヴォーグの人気グレードを装備や燃費など様々な面から検証していきますので、購入時の参考にどうぞ。
レヴォーグの価格が一番安いグレードは?
レヴォーグ GT 3,102,000円
レヴォーグの中で一番価格が安いグレードはGTで、ワングレード上のGT-Hと比べ220,000円安価です。
このGTに必要最低限のオプションを付けて注文すれば、一番安く新車のレヴォーグが手に入ります。
では実際にいくらで買えるのか、シミュレーションしてみましょう。
購入グレード | レヴォーグ GT (アイスシルバー・メタリック) |
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車両本体価格 | 3,102,000円 |
装着オプション | フロアマット |
オプション金額 | 36,740円 |
諸費用・税金 | 197,580円 |
▲120,000円 | |
支払総額 | 3,216,320円 |
オプションはフロアカーペットのみに留め、車両からの目標値引きを達成できた場合、レヴォーグGTは総額約321万円で購入できます。
先代レヴォーグの最廉価グレードよりも20万円ほどアップしましたが、装備が良くなっているので仕方ないところです。
ETCやドラレコなどが必要なら、カー用品店で購入して取り付けてもらえばディーラーで注文するより安く上がります。
レヴォーグの売れ筋のグレードは?
レヴォーグ GT-H EX 3,740,000円
レヴォーグで一番売れているグレードは、中間グレードのGT-H EXです。
価格と装備のバランスが取れていることが、人気の理由でしょう。
では、売れ筋のレヴォーグ GT-H EXはいくらで買えるのか、今度は定番オプションを付けてシミュレーションしてみます。
購入グレード | レヴォーグ GT-H EX |
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車両本体価格 | 3,740,000円 |
メーカーオプション | クリスタルホワイト・パール |
メーカーオプション価格 | 33,000円 |
ディーラーオプション | フロアカーペット ドアバイザー ETC2.0車載器キット ドライブレコーダー |
ディーラーオプション金額 | 147,840円 |
諸費用・税金 | 208,080円 |
車両値引き | ▲120,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲30,000円 |
支払総額 | 3,945,920円 |
上記の仕様で目標値引きを達成できた場合、レヴォーグGT-H EXの総支払額は約394万円となります。
ディーラーオプションにナビが入っていないのは、GT-H EXにはナビ機能が標準装備されるからです。
レヴォーグ GT-H EXで人気の装備は?
レヴォーグ GT-H EXで人気の装備を見てみましょう。
ハンズフリーオープンパワーリヤゲート
アクセスキーを携帯していれば、リヤゲートの六連星オーナメントに近付くだけでリヤゲートがオープンします。
両手が荷物で塞がっている時や、子供を抱きながらリヤゲートを開けたい時にとても便利。
レヴォーグようなステーションワゴンは荷室を使う機会が多いので、絶対にあった方がいい装備です。
11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ
インパネ中央部に、11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイを装備。
ナビ機能が内蔵されているほか、テレビやラジオ、エアコン設定機能などを備えています。
画面サイズが大きく、しかも精細度が高いので画像がとても見やすいのが特徴です。
タブレット感覚で操作できるほか、エアコンの温度設定やオーディオの音量調整などはダイヤル式のつまみでも操作できるなど、使い勝手もよく考えられています。
12.3インチフル液晶メーター
運転に必要な情報を、ワイドな12.3インチ液晶ディスプレイに表示します。
スピードやエンジン回転数の表示は勿論、画面モードの切り替えによりナビの地図を表示したり、アイサイトの動作状況を表示することも可能。
ナビ画面を表示する場合は、ドライバーの真正面に地図が表示されるので、チラっと目を落として確認したい時に便利です。
モダンな感覚に溢れた、乗る度にワクワクするような液晶メーターと言えるでしょう。
アイサイトX
スバルの誇る運転支援システム「アイサイト」。
新型レヴォーグのEXグレードには、「アイサイト コアテクノロジー」と呼ばれる従来のシステムに加え、最先端の「アイサイトX 」が搭載されます。
アイサイトXは、GPSや順天頂衛星「みちびき」からの情報と3D高精度地図データを組みわせることで、従来は不可能だった高度な運転支援を行う点が特徴です。
アイサイトXの機能は、以下の6種類。
- 停止~約50km/hの速度域で、一定の条件を満たした場合は手放し運転ができる「渋滞時ハンズオフアシスト」
- 停止状態から先行車が発進した場合、一定の条件を満たせばドライバーの操作なしに自車も発進する「渋滞時発進アシスト」
- カーブに進入する際、曲率に合わせて最適な速度に制御する「カーブ前速度制御」
- 料金所の手前で、安全に通過できる速度まで自動で減速する「料金所前速度制御」
- 約70km/h~約120km/hの速度域で、ウインカーを操作すると車線変更のステアリング操作を支援する「アクティブレーンチェンジアシスト」
- 脇見運転や居眠り運転、長時間の手放し運転を検知すると警報で注意を促す「ドライバー異常時対応システム」
いずれも高速道路や自動車専用道路での運転の負担を軽減し、安全性向上に貢献する機能です。
アイサイトセイフティプラス [視界拡張テクノロジー]
文字通りアイサイトにプラスされる運転支援システムが、アイサイトセイフティプラスです。
アイサイトセイフティプラスを構成する機能は、以下の2種類。
- フロント、両サイド、リアに装着されたカメラの映像をセンターインフォメーションディスプレイに表示し、駐車や離合などをサポートする「デジタルマルチビューモニター」
- フロントの映像を表示している状態で、前方を横断する車両を検知するとインジケーターでお知らせする「前側方警戒アシスト」
肉眼では見えにくい場所を映像で表示してくれるので、接触事故のリスクが減少します。
レヴォーグの最上位グレードは?
レヴォーグ STI スポーツ EX 4,092,000円
レヴォーグの中で一番価格の高いグレードは、STI スポーツ EXです。
ひとつ下のグレードとの価格差は、385,000円と結構開いています。
値引きも含めてSTI スポーツ EXはいくらで買えるのか、シミュレーションしてみましょう。
購入グレード | レヴォーグ STI スポーツ EX (WRブルー・パール) |
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車両本体価格 | 4,092,000円 |
メーカーオプション | スマートリヤビューミラー |
メーカーオプション価格 | 55,000円 |
装着オプション | フロアカーペット ドアバイザー ETC2.0車載器キット ドライブレコーダー |
オプション金額 | 147,840円 |
諸費用・税金 | 214,680円 |
車両値引き | ▲120,000円 |
オプション値引き(30%) | ▲30,000円 |
支払総額 | 4,359,520円 |
メーカーオプションは有料ボディカラーを選ばなかった代わり、後方視界を改善するスマートリヤビューミラーを選択。
この仕様で、レヴォーグ STI スポーツ EXの支払い総額は約435万円となりました。
一番安いGTのシミュレーションと比べると、115万円ほど高額です。
レヴォーグ STI スポーツ EXで人気の装備は?
ここで、レヴォーグ STI スポーツ EXで人気の装備を見てみましょう。
ドライブモードセレクト
STI スポーツ系以外のグレードは2種類しかドライブモードがありませんが、STI スポーツ系は5種類のドライブモードの選択が可能です。
ドライブモードを切り替えると、エンジンの特性や電子制御ダンパーの減衰力、4WDシステムの制御などのほか、エアコンやアイサイトの制御まで変化します。
その時の気分や路面状況などに応じてモードを切り替えれば、より快適なドライブができるでしょう。
電子制御ダンパー
路面の状態や車両の状況に応じ、ダンパーの減衰力を自動で可変させる装備です。
一般的なダンパーが装備される他のグレードと比べ、ワンランク上の操縦安定性と乗り心地を実現しています。
ドイツの有名なダンパーメーカー、ZF社のパーツなので信頼性も抜群です。
専用本革シート
上質な外観や手触りの良さが魅力の本革シートが標準で付いてくるのは、STI スポーツ系グレードだけです。
さらにボルドーとブラックのツートンカラーなので、お洒落さも申し分ありません。
レヴォーグの燃費が一番良いグレードは?
レヴォーグ GT / GT EX 13.7km/L
レヴォーグで一番燃費が良いグレードはGTとGT EXで、カタログ燃費 (WLTCモード) は13.7km/Lです。
実燃費はまだデータがありませんが、カタログ燃費×0.8で計算すると約11km/Lとなります。
レヴォーグ GT / GT EXは満タンで何キロ走る?
レヴォーグ GT / GT EXでガソリン残量5Lまで走行すると仮定すると、ガソリンタンク容量は63L、推定実燃費は11km/Lなので、
走行できる距離は
63L-5L=58L
58L×11km/L=638km
レヴォーグ GT / GT EXは、無給油でおよそ640km走ると推測できます。
東京~大阪間をGSに立ち寄ることなく移動できるので、グランドツアラーとしての資質は十分と言えるでしょう。
レヴォーグの燃費が一番悪いグレードは?
レヴォーグ GT-H / GT-H EX / STI スポーツ / STI スポーツ EX 13.6km/L
レヴォーグの中で一番燃費の悪いグレードはGT-H、GT-H EX、STI スポーツ、STI スポーツ EXの4グレードです。
一番燃費の良いGTやGT EXとの差は、僅か0.1km/Lに過ぎません。
0.1km/Lの差なら誤差の範囲なので、特に経済性を気にする必要はないでしょう。
レヴォーグで自動ブレーキのあるグレードは?
レヴォーグは、全グレードに自動ブレーキの「プリクラッシュブレーキ」が標準装備されます。
レヴォーグの自動ブレーキは検知性能が高く、右折時の直進対向車や歩行者、左折時の歩行者、横断する自転車にも対応するので安心感は絶大です。
レヴォーグのスポーツ/エアロタイプのグレードは?
新型レヴォーグでは、STI スポーツとSTI スポーツ EXがスポーツグレードに該当します。
しかしパワートレインは他のグレードと共通で、追加されるエアロパーツもないので、若干物足りません。
エアロパーツに関しては、ディーラーオプションで用意されています。
画像はSTIスポーツパーツのフロントアンダースポイラー / サイドアンダースポイラー / リヤサイドアンダースポイラー / リヤアンダースポイラー / ルーフエンドスポイラーを装着したフルエアロ仕様です。
この5つのエアロパーツを全て付けると、総額で265,580円となります。
メーカー純正品なので単なるドレスアップ効果だけでなく、確実な空力改善効果が望めるでしょう。
リセールバリューから見るレヴォーグのおススメグレード
売却時のリセールバリューが高いのは、スポーツ色の強いグレードです。
レヴォーグの場合「STI スポーツ」や「STI スポーツ EX」を選べば、ブランドイメージと相まって高いリセールが期待できます。
ボディカラーから見たリセールバリューでは、「クリスタルホワイト・パール」「クリスタルブラック・シリカ」「WRブルー・パール(STI スポーツ系のみ)」がオススメです。
5年以内に売却するなら、他の色と比べて15~20万円は高く売れるでしょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
併せて読みたい
レヴォーグの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのレヴォーグ値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がレヴォーグを限界値引きで購入しています。
今月のレヴォーグの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。