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CX-60の評価集

CX-60の4WDの性能は?燃費や雪道走行を徹底評価!

マツダのSUV「CX-60」は、マツダ初のFR方式ベースのSUVとして話になっています。

CX-60にはFR方式をベースとした4WD車も設定されていますが、ここではその燃費や雪道での走行性能にを徹底評価しますので、新車購入時の参考にどうぞ。

CX-60の4WDグレードの価格は?

CX-60売れ筋グレードの2WD車との価格差は?

CX-60・4WD車の売れ筋グレードは、当サイトの調査によると「XD Lパッケージ」です。

mazda.co.jp/cx-60

価格を同グレードの2WD車と比較すると、225,500円高く設定されています。

CX-60 XD Lパッケージ 2WD 4,004,000円
CX-60 XD Lパッケージ 4WD 4,229,500円

弟分のCX-5の2WDと4WDの価格差231,000円と大差なく、妥当な価格差と言えるでしょう。

CX-60の4WD車と2WD車との仕様の違いは?

CX-60 のボディスペック

スペック
CX-60 XD Lパッケージ 2WD CX-60 XD Lパッケージ 4WD 
車両重量(kg)1,810
1,860

4WD車は車両重量が2WD車よりも50kg重いものの、トルクフルなエンジンを搭載しているため、動力性能への影響はあまりありません。

CX-60 4WDの装備

CX-60の4WD車には、2WD車にはない以下の4つの装備が付きます。

  • 悪天候時に後続車からの視認性を高めるリアフォグランプ
  • 冬場のフロントワイパーの凍結を防ぐフロントワイパーデアイサー
  • ヘッドランプの雪や汚れを洗い流すヘッドランプウォッシャー
  • 大型ウォッシャータンク&ウォッシャー液残量警告灯

雪国では豪雪により視界が悪くなったりヘッドランプが汚れたりすることがあるので、こうした装備には大きなメリットがあります。

CX-60のライバル車との価格差は?

CX-60の最大のライバルは?

CX-60の最大のライバルは、同クラスのSUVで一番売れているトヨタ・ハリアーです。

CX-60のXD Lパッケージと価格的が一番近いハリアーのグレードは、G ハイブリッド E-Four

価格はCX-60 XD Lパッケージ 4WDが4,229,500円、ハリアー G ハイブリッド E-Fourが4,220,000円で、CX-60の方が僅か9,500円高価です。

仕様の違いは?

スペック
CX-60 XD Lパッケージ 4WD (6AT)
ハリアー G ハイブリッド E-Four
パワートレイン3.3Lディーゼルターボエンジン
ハイブリッドシステム (2.5Lガソリンエンジン+モーター)+リアモーター
最高出力(ps)231222
車両重量(kg)1,860
1,720

パワートレインはCX-60が3.3Lディーゼルターボエンジン、ハリアーがハイブリッドシステム+リアモーターという違いがあります。

最高出力はCX-60の方が9ps勝りますが、車両重量が140kg重いので帳消しにされていると見て良いでしょう。

装備の違いは?

CX-60 XD Lパッケージだけに付く装備は以下の通りです。

  • 360°ビューモニター
  • ブラインドスポットモニタリング
  • クルージング&トラフィックサポート
  • ドライバー異常時対応システム
  • ドライバー・モニタリング
  • IRカット&スーパーUVカットフロントガラス
  • ヒーテッド/自動防眩/リバース連動機能付ドアミラー
  • リアフォグランプ
  • フロントワイパーデアイサー
  • ヘッドランプウォッシャー
  • ハンズフリー機能付パワーリフトゲート
  • アクティブドライビングディスプレイ
  • 助手席パワーシート
  • 運転席・助手席・リアシートヒーター
  • ドライバーパーソナライズ
  • リアベンチレーター
  • ワイヤレス充電

一方、ハリアー G ハイブリッドだけに付く装備は以下の通り。

  • リアルーフスポイラー
  • LEDフロントフォグランプ
  • 前後方録画機能付デジタルインナーミラー
  • イルミネーテッドエントリーシステム
  • ナノイーX

このように、装備面ではCX-60が圧倒的に充実しています。

CX-60・4WD車の燃費は?

実燃費は?

CX-60 XD Lパッケージ4WD車のWLTCカタログ燃費 は18.5km/Lです。

現状では実燃費のデータがないため、カタログ燃費×0.8で計算すると

18.5km/L×0.8≒14.8km/Lという数値が出ました。

2WD車と4WD車との実燃費の差は?

CX-60 XD Lパッケージ2WD車のカタログ燃費は19.8km/hで、4WD車より1.3km/L優れた数値です。

実燃費は4WD車より1km/Lほど勝ると推測できます。

ライバル車との実燃費の差は?

当サイトの調査によると、ハリアー G ハイブリッド E-Fourの実燃費は17.4km/Lとなっています。

CX-60は推測値なので比較は難しいのですが、ハリアーの方が好燃費と見て間違いないでしょう。

ただし軽油価格はガソリン価格より15%ほど安いので、燃料代はそこまで差は付きません。

CX-60・4WD車の雪道の走行性能は?

CX-60の4WDはどんなシステム?

CX-60 4WDの概要

mazda.co.jp/cx-60

CX-60の4WDシステムは、「アイ・アクティブAWD (i-ACTIV AWD)」と呼ばれる電子制御多板クラッチ式を採用しています。

CX-60 4WDの制御

各種センサーの信号やタイヤの動きをリアルタイムで計算し、電子制御カップリングの伝達トルクを制御。

路面状況や車両の状況を素早く検知し、タイヤが空転する前に前後輪に最適なトルク配分を行います。

CX-60の雪道での実際の走行性能は?

CX-60 4WDの発進・加速時

発進直後に4輪にトルク配分されるため空転が少なく、速やかに発進できます。

2WD車は雪道が苦手なFRということもあり、空転が大きくスムーズな発進ができないのに対し、その差は歴然です。

ただし、いかに雪道に強い4WDと言ってもスタッドレスタイヤやタイヤチェーンが必須なのは言うまでもありません。

CX-60 4WDの登坂・降坂時

上り坂では常に4輪に駆動力が掛かるため、安定した登坂ができます。

坂の途中で一旦停車後に再発進する際も、坂の角度にもよりますが立往生の心配はあまりありません。

また降坂時においても4輪にエンジンブレーキが掛かるため、効率的に減速できます。

CX-60 4WDの通常走行時

路面の滑りやすさが刻々と変化するような状況でも、4輪に適切なトルク配分が行われるため空転を抑えたスムーズな走行が可能です。

旋回時もFRベースならではの素直なハンドリングと同時に、KPCの効果で安定感も抜群。

最低地上高も180mmと比較的大きいので、ある程度の深雪でも対応できるでしょう。

CX-60・4WDのまとめ

CX-60の4WD車の雪道走行性能は、フォレスターのような常時4輪駆動方式には一歩及びませんが、2WD走行を基本とするオンデマンド型4WDとしてはかなり優秀です。

雪道が苦手なFR方式がベースですが、そんなネガティブな要素は感じさせません。

積雪地帯でも、日常の足として問題なく使えるでしょう。

燃費はハイブリッド方式を採用するトヨタのSUVには及ばないまでも、かなり良い数値が期待できますし、単価の安い軽油が燃料という点もメリットです。

更に雪国で快適に走るための装備も充実しているので、CX-60の満足度は申し分ありません。

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