値引きが渋い新型車、値引き攻略法
出たばかりの新型車や、フルモデルチェンジした車種、ライバル車が少ない車種などでは、値引きが渋い事が多いです。ここでは『渋チン車』と呼びます。^^;
現在(2015年1月)でこれらに当てはまる渋チン車と言えば、トヨタのハリアー、新型アルファード・ヴェルファイア、レクサスの各車、ホンダフィットハイブリッド、ダイハツコペンなどでしょうか。
出たばかりの新型車や、フルモデルチェンジして新しくなった車種も値引きは渋いです。
最初の数ヶ月は新車効果で、その車を待っていた人や早く新型に乗りたい人などで多くの台数が売れます。
なので営業マンも大幅な値引きを出さなくても、ユーザーはクルマを買ってくれます。
また趣味性の強い車も値引きは厳しいですね。
GT-R、ダイハツコペンなどがそれです。
これらはライバル車も少なく特殊な車で、その車に心底惚れてしまった人が買う場合が多いので、値引きを厳しくしても売れてしまいます。
しかし台数もそれほど売れないので、「値引きをしてもっと多くの人に売ればいいじゃないか」と思うのですが、安くしても売れると言うジャンルではないようです。^^;
しかし!これらの値引きが渋チンな車でも、あらゆる角度から攻めれば、多少なりとも値引きを確保する事は出来ます!
前置きが長くなりましたが、これから紹介していきましょう。
購入時期を選ぶ
大幅値引きを狙え!値引き交渉・必勝テクニック!でも紹介していますが、1年を通して値引きが出やすい時期があります。
3月の決算期と、6・7月の夏のボーナス商戦、9月の中間決算期、12月の年末商戦です。
しかしこれらの時期でも渋チン車の場合、値引きが厳しいかもしれません。
しかし多くのディーラーを回れば、「1台でも台数が欲しい!」なんて言う所に当たるかもしれません。
そうなればびっくりするような値引きが飛び出す可能性は大いにあります。
これらの時期に必要以上にこだわる事はありませんが、少しでも安く買いたいと思うのであれば、これらの時期に標準をあわせて交渉しましょう。
見積もり段階で手数料カット
渋チン車を買う場合、納車費用と車庫証明費用のカットは欠かせません。
これらは自分で車を取りに行ったり、手続きをすれば手数料はかかりませんので、2万~3万円の実質値引きとなります。
最初の見積もりをもらう段階で、納車費用と車庫証明のカットを申し出ましょう。
この時オプション・付属品は、無しかフロアマットのみにしておきます。
後で無料サービスや割引を狙います。
(車庫証明の取り方は手数料カットで値引き!自分で取れる車庫証明をご覧ください。簡単ですよ!)
ローンの金利を引き下げる
ローンを利用する方は、金利を下げてくれるように交渉しましょう。
ローンの金利も交渉によって引き下げる事が出来ます。
頭金が少なく、ほとんどの金額をローンで払おうと思っている方は、非常に有効ですね。
ローンの金利分も含めた総支払額に、大きな差が出てきます。
他メーカーやライバル車が低金利キャンペーンをやっていれば、「向こうは今キャンペーンで金利1.9%ですよ」と交渉の材料に出来ます。
その見積もりをもらって、安ければそれを本命のディーラーにぶつけて、『総支払額でこちらの方が○万円安いですよ!』とやってみましょう。
下取り車を高く!
大きな値引きが出来ない渋チン車は、『会社から強く言われているので値引きの上乗せは出来ませんが、下取り車の査定額ならアップできます!』とディーラーの営業マンが言ってくることが多いです。
しかしこの場合でも中古車買取店は、もちろん検討しましょう。
交渉してせっかく下取り車の査定額をアップしてもらっても、買取店と変わらない査定額だと無意味になってしまいます。
手順としては、まずディーラーで査定をしてもらいます。
ここで出た査定額を最低限の価格とします。
次に以下のサービスを利用して、目標の査定額を調べます。
愛車の情報を入力して送信すると、大手査定会社を中心に全国各地の買取店の中から 複数社に査定を依頼出来ます。もちろん無料です。
複数社が買い取り価格を競うので、 インターネット査定の中ではトップクラスの高値が付きます。
またインターネット査定をしてもらった 買取店に無料出張査定を受ける事も出来ます。申し込み後、概算価格が表示されるので便利です。
この概算の査定額は、実際に見て査定した金額ではないので、正確な査定額ではありません。
しかし複数の買取店が査定額を競うので、少し高めの査定額が出る事があります。
この価格を最高値ラインとして、実際に下取りに出したり買取店に売る場合は、これに近い金額、それ以上の金額を目指しましょう。
ここで実際に上記でインターネット査定してもらった買取店に出張査定してもらいます。
可能であれば、なるべく多くの買取店に査定してもらって、競合させて高い査定額をつけてもらいます。
また無料出張査定に来てもらったからといって、必ずそこに売らなければならないと言う事ではありませんので、安心して比較検討しましょう。
時間があれば、近所の買取店も回って検討してみるのもいいでしょうね。
これで自分の下取り車の相場、目標額、買取店の査定価格が分かります。
ディーラーでの値引き交渉で、『下取り車の査定価格をアップします』 と言ってきても、それがお得になるかどうかが分かりますね。
ディーラーが買取店の査定価格よりも高い査定額をつけてくれば、それは中身の濃い値引きとなります。
他社との競合、同士競合で攻める
競合は値引き交渉の基本中の基本ですが、渋チン車の場合でも欠かせません。
しかし渋チン車に競合を謳っても、営業マンの反応は今ひとつかもしれません。
なにせ『ライバル車がいない』『黙っていても売れる』なんて状態ですから。。
しかし渋チン車の営業マンも、「うちの車を欲しがっているのに、みすみす他社に渡してなるものか・・」との気持ちが少なからずあるはずです。
根気よく攻めて値引きを勝ち取りましょう。
その際、値引きや下取り額を差し引いた総支払額を比較しながら、『ライバル車は○○万円で買えます。
あなたの所は○万円も高くなるので家族から反対されています・・・』 などと攻めるといいでしょう。
オプション・付属品の無料サービス・割引を狙う
『これ以上は無理かな・・』と値引き交渉が煮詰まってきたら、欲しいオプション・付属品の無料サービスを要求しましょう。
営業マンも、『車両本体価格からの値引きは厳しいので、代わりに付属品をサービスしましょう』となる事もあります。
だめでも割引を引き出したいところです。
ガソリン満タンを要求
納車のときは、ガソリンは10~15リッター位しか入っていません。
納車時にガソリンを満タンにしてくれればタンクの容量にもよりますが、それで3千円~5千円以上の値引きとなります。
交渉の最後にでも要求してみましょう。
カードでキャッシュバック
これは契約の時にディーラーでクレジットカードを作って、そのカードで代金の一部を払うと、新車購入のキャッシュバックが得られるというものです。(キャッシュバックに対応しているカードがあるか、ディーラーで確認しましょう)
カードで払える金額には上限がありますが、大体1万円くらいのキャッシュバックがあるようです。
入会金・初年度年会費は無料なので、キャッシュバックを受けたら解約してしまえば費用は一切かかりません。
私もステップワゴンを買ったときは、ホンダCカードを作ってそれで購入代金の一部を払って、キャッシュバックを受けました。そして1年以内に解約しました。^^;
これも立派な値引きになります。
購入後のサービスを要求
例えばオイル20リッターサービスとか、オイル交換を1000円でずっとやってもらうとか、納車後にオプションを購入する場合は、20%引きで購入出来るなど、購入した後もお得なサービスが得られるように、要求してみましょう。
自動車保険も出来るだけ節約
今は外資も参入して、数多くの保険会社が存在します。
自分の利用目的にあった保険を選ぶと、かなり割安になる場合があります。
こちら、『自動車保険を安く上げよう』を参考にして、初めて車を買う方はもちろん、現在自動車保険に加入している方でも保険料が安くなる場合があります。
インターネットから無料で簡単に見積もりがもらえるので、車購入、買い替えを機に、自動車保険も見直して保険料を節約しましょう!
以上のように車両本体価格やオプション付属品からの値引き以外にも、値引き、割引を要求する事が出来ます。
値引きの渋チン車の場合、すべてをフル活用して合計値引き額を増やしましょう!