トヨタのコンパクトトールワゴン、ルーミーは2020年9月15日にマイナーチェンジを受けました。
装備の充実が図られると同時にグレード体系が整理されたため、これまでとは違ったグレード選びが求められます。
ここでは新型ルーミーの人気グレードを比較すると同時に、おすすめのグレードも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ルーミーの価格が一番安いグレードは?
ルーミー X 2WD 1,556,500円
ルーミーで一番価格が安いグレードは、Xの2WD車です。
ひとつ上のGと比べると187,000円安く、最上級のカスタム G‐Tと比較すると489,500円も安価です。
このX 2WD車にオプションを何も付けず、値引き額を最大限まで引き出せれば、最も安くルーミーが手に入ります。
では実際にいくらで買えるのか、シミュレーションしてみましょう。
購入グレード | ルーミー X 2WD |
---|---|
車両本体価格 | 1,556,500円 |
装着オプション | -- |
オプション金額 | -- |
諸費用・税金 | 179,577円 |
▲180,000円 | |
支払総額 | 1,556,077円 |
ルーミーのX 2WD車は、約155.6万円で購入できることが分かりました。
値引きをうまく引き出せれば、諸費用・税金分がチャラになる計算ですね。
ただ、さすがにフロアマットもないのは非現実的なので、ディーラーよりも安く手に入る楽天市場などのネット通販で購入することをおススメします。
ルーミーの売れ筋のグレードは?
ルーミー カスタム G 2WD 1,914,000円
ルーミーの売れ筋グレードは、カスタム Gです。
カスタム系は内外装がゴージャスで装備も充実しているため、ノーマル系よりも人気があります。
ルーミー カスタム Gが実際にいくらで買えるのか、今度は人気オプションを付けてシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | ルーミー カスタム G 2WD |
車両本体価格 | 1,914,000円 |
メーカーオプション | パールホワイトⅢ、寒冷地仕様 |
メーカーオプション価格 | 57,200円 |
装着オプション | サイドバイザー、フロアマット、Tコネクトナビ9インチ、ETC2.0、ドライブレコーダー |
オプション金額 | 376,800円 |
諸費用・税金 | 190,877円 |
車両値引き | ▲180,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲75,000円 |
支払総額 | 2,284,377円 |
人気オプションを一通り付け、値引きを最大限引き出せた場合、ルーミー カスタム Gの支払い総額は約228.4万円となります。
先ほどのルーミー Xの支払い総額と比べ、約73万円高額になりました。
ルーミー カスタム Gの人気装備は?
14インチアルミホイール
ノーマル系はスチールホイール+樹脂フルキャップですが、カスタム系はアルミホイールにアップグレードされます。
アルミホイールはデザイン性が優れるだけでなく、バネ下荷重の軽減により走りや乗り心地も向上。
クルマ好きにとって、アルミホイールは欠かせないアイテムです。
本革巻ステアリングホイール+本革巻シフトノブ
高級感あふれる本革巻ステアリングホイールを採用。
ウレタンステアリングホイールと比べルックスが良いだけでなく、手触りも断然優れています。
またシフトノブも本革巻になるので、シフト操作も楽しみになるでしょう。
電動パーキングブレーキ+ブレーキホールド
ボタンひとつでパーキングブレーキを掛けたり解除できる電動パーキングブレーキを採用。
オート機能を使えば、シフトポジションをPに入れるだけで自動でパーキングブレーキが掛り、P以外に入れると自動で解除されるのでとても便利です。
ノーマル系のパーキングブレーキはオーソドックスな足踏み式なので、このような利便性はありません。
また、HOLDスイッチを押してシステムを起動させると、停車時にブレーキペダルから足を離してもブレーキが掛り続けます。
長い信号待ちや踏切待ちのときなどに、大変便利。
全車速追従機能付ACC
先行車と適切な車間距離を保ちながら、自動で追従走行する機能です。
全車速追従機能付なので、先行車が減速・停止すれば自車もそれに合わせて減速・停止します。
さらに停止保持機能も付くので、ブレーキペダルを踏むことなく停止し続けることが可能です。
高速道路や自動車専用道での運転負荷を軽減する装備として、見逃せません。
ルーミーの最上位グレードは?
ルーミー カスタム G‐T 2,046,000円
ルーミーの最上位グレードは、カスタム G-Tです。
カスタム G-Tは2WD車しかないため、価格面ではカスタム Gの4WD車よりも安くなっていますが、エンジンや装備から見るグレードはカスタム G-Tの方が上です。
それでは、最上位グレードであるカスタム G-Tの見積もりシミュレーションをしてみましょう。
購入グレード | ルーミー カスタム G‐T |
---|---|
車両本体価格 | 2,046,000円 |
メーカーオプション | ディスプレイオーディオパッケージ |
メーカーオプション価格 | 97,900円 |
装着オプション | サイドバイザー、フロアマット、ETC車載器 |
オプション金額 | 60,500円 |
諸費用・税金 | 187,977円 |
車両値引き | ▲180,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲38,000円 |
支払総額 | 2,174,377円 |
支払い総額がかさむのを防ぐため、ボディカラーは標準色を選択し、ナビの代わりにスマホと連携してナビアプリを使えるディスプレイオーディオパッケージを選んでいます。
この設定で値引きを含めると、約217.4万円でルーミーの最上位グレードのカスタム G-Tが入手可能です。
先ほどのカスタム Gのシミュレーションよりも、逆に11万円ほど安く手に入ります。
ルーミーの場合、オプションのドライブレコーダーはナビとセットでないと付けられないので、ドライブレコーダーは楽天市場などのネット通販で購入しましょう。
自分で取り付けるのが難しい場合は、カー用品店に持ち込めば大抵の場合取り付けてくれるはずです。
ルーミー カスタム G‐Tの人気装備は?
ターボエンジン
カスタム G-Tはパワフルな1Lターボエンジンを搭載しています。
スペックは最高出力98ps / 最大トルク14.3kg・mで、廉価グレードに搭載される1Lノンターボエンジンと比べ最高出力で42%、最大トルクで52%も強力です。
上り坂や高速道路での追い越し、多人数乗車のときにメリットを実感することでしょう。
15インチアルミホイール+175/55R15タイヤ
ターボのパワーに対応するため、大径15インチアルミホイールと、ワイド&扁平な175/55R15タイヤを履きます。
乗り心地は硬めになりますが、コーナリング時に踏ん張りが効くのがメリットです。
ルックスのかっこよさも抜群で、クルマ好きも満足させてくれるでしょう。
リヤスタビライザー
カーブで車体の傾きを抑えるスタビライザーは、ノンターボ車はフロントにしか付きませんが、ターボ付のカスタム G-Tはリヤにも付きます。
そのため、より安定した姿勢でコーナリングが可能です。
ルーミーの燃費が一番良いグレードは?
ルーミー カスタムG/G/X 2WD 18.4km/h
ルーミーで燃費が一番良いグレードはカスタムG、G、Xの2WD車で、カタログ燃費は18.4km/L。
当サイトの調査によると、実燃費は13.9km/Lです。
ルーミーの2WD車のガソリンタンク容量は36Lで、残量5.4Lで警告灯が点灯します。
残量が36L-5.4L≒30Lになったところで給油すると仮定すると、無給油で走れる走行距離は
13.9km/L×30L=417km
となります。
ルーミーの燃費が一番悪いグレードは?
ルーミー カスタムG‐T/G-TおよびカスタムG/G/X 4WD 16.8km/h
ルーミーで燃費が一番悪いグレードは、カスタムG-TとG-T、およびカスタムG、G、Xの4WD車です。
カスタムG-TとG-Tを例にあげると、実燃費は12.6km/Lに留まります。
実際に無給油で走行可能な距離を、先ほどと同じように計算すると
12.6km/L×30L=378km/L
となりました。
ルーミーの自動ブレーキのあるグレードは?
ルーミーはマイナーチェンジにより、自動ブレーキ (衝突回避支援ブレーキ機能) が全車に標準化されました。
また、これまでは歩行者は昼間しか検知できませんでしたが、バージョンアップにより夜間の歩行者にも対応。
前方の車両に関しては、自動車だけでなくオートバイや自転車も検知します (※夜間はオートバイや自転車を検知できないこともあります)。
自動ブレーキが作動する条件は、車両の場合は速度差が約30km/h~約120km/hのとき、歩行者の場合は車両の場合は速度差が約30km/h~約60km/hのときです。
ルーミーの自動ブレーキは対象をステレオカメラで検知する方式で、ミリ波レーダーは搭載していないため、悪天候時には正常に作動しないこともあります。
両側パワースライドドアが標準装備のグレードは?
ルーミーではXのみパワ-スライドドアが助手席側にしか付きませんが、それ以外のグレードは全て両側パワースライドドアを採用しています。
荷物が多い時は便利な装備なのでこれは嬉しいですね。
ルーミーのスポーツ/エアロタイプのグレードは?
ルーミーでは、カスタム系グレードに標準でエアロパーツが付いています。
また、純正オプションでエアロパーツが装着できるので、カスタム系のグレード以外でも、エクステリアをドレスアップすることができます。
上記の写真は、人気のモデリスタのエアロです。中古車でも人気なので、売る時に元が取れるほどまではいきませんが、プラス査定になります。
この他にもGRパーツからもエアロパーツセットを販売しています。
トヨタの純正アクセサリーパーツからもエアロキットが出ているので、豊富な種類からドレスアップパーツを選べるでしょう。
エアロを追加すると見た目の印象がガラッと変わるので、自分好みのカスタムパーツでルーミーを創っていく楽しみもありますね。
リセールバリューから見るルーミーのおすすめグレードは?
ルーミーでリセールバリューが高いのは、エアロが標準で付いているカスタム Gとカスタム G-Tです。
新車から3年経過したリセールバリューでは、ノーマル系グレードと比べ約10~15%も高く査定されています。
もしカスタム系のデザインがあまり好きでなくても、売却時の損失を減らしたいならカスタム Gかカスタム G-Tの購入がおススメです。
また、ボディカラーではホワイトパールⅢかブラックマイカメタリックがリセール面で有利になります。
ほかのカラーと比べ5万円~10万円くらい高く査定されるので、特に色に対するこだわりがないなら、この2色から選ぶといいでしょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
併せて読みたい
ルーミーの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのルーミー値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がルーミーを限界値引きで購入しています。
今月のルーミーの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。