ここでは、ハリアーの実際に走行した時の実燃費を紹介します。
渋滞を含む一般道、車の流れの良い一般道、高速道路などでハリアーの燃費が実際どの位なのか?燃費数字を出してみました。
※調査対象車種
ハリアーエレガンス(ガソリン)FF
ハリアーハイブリッド エレガンス4WD
ハリアーの市街地(渋滞含む)の燃費は?
実燃費
11.7㎞/ℓ(ガソリン)
14.0.㎞/ℓ(ハイブリッド)
優秀な燃費のガソリンモデル
ハリアーのガソリンエンジンは、3ZR-FAE型というVOXYにも搭載されるものです。
これは、バルブマチックやVVTI、アイドリングストップ機構などを盛り込んだ低燃費仕様のエンジンとなっています。
このクラスの車の実燃費として10㎞/Lを超えているのは素晴らしいことです。また、余談ですが、同じエンジンを積むVOXY(ZS)9.9㎞/Lよりも良好な結果となっています。
市街地アドバンテージが高いハイブリッドモデル
ハイブリッドモデルは2,500ccエンジン+前後輪モーターという組み合わせのE-Fourシステムを採用しています。
2,000ccエンジンよりも豊かな低速トルクを持つエンジンとEV駆動を併せて使用するため、市街地走行で良好な実燃費を出しています。
しかしユーザーの期待値としては、もう少し伸びて欲しいという声があるのも事実です。
ハリアーの郊外・幹線道路の燃費は?
実燃費
14.3㎞/ℓ(ガソリン)
15.5㎞/ℓ(ハイブリッド)
予想以上の高燃費で、ハイブリッド同等のガソリンモデル
非常に優秀な実燃費を記録しており、当然ながらユーザー満足度はとても高い結果となりました。
1,600㎏の車重を持つガソリン車で、これだけの実燃費を出すというのは素晴らしく、ユーザーの満足度が高いのは当然です。
ハイブリッドモデルは期待値を下回る?
余裕ある排気量のエンジンとハイブリッドシステムの組み合わせから期待する数値に対して、実燃費の伸びは低いという印象の様です。
ガソリン車との価格差を考えれば、ユーザーとしては納得性が低いかもしれません。
ハリアーの高速道路中心の燃費は?
実燃費
16.3㎞/ℓ(ガソリン)
17.8㎞/ℓ(ハイブリッド)
カタログ燃費を超えるガソリンモデル
高速走行燃費でも、ガソリンモデルは非常に優秀な結果を記録しています。
これだけ走ってくれれば、ユーザーとしての満足度は非常に高いでしょう。
ハイブリッドモデルのメリットが活かせていない
残念ながら、ハイブリッドモデルは高速走行燃費でも低い結果となりました。
現実には、ハイブリッドモデルを購入したユーザーが今回のようにガソリンモデルの実燃費と比較する機会は少ないとは思います。
しかしカタログ燃費をイメージしても全く不思議はないと思いますし、実際に「思いのほか悪い」と感じているユーザーがいるのは、何らかの想定燃費を持っているからと言えるでしょう。
ハリアーの平均実燃費は?
ハリアー出典:toyota.jp
実燃費
14.1㎞/ℓ(ガソリン)
17.8㎞/ℓ(ハイブリッド)
期待を超えるガソリンモデル
EVアシストなしの車両として考えれば素晴らしい燃費性能を持っており、ユーザーも満足度は高いようです。
メーカー公表のJC08モード燃費が16.0㎞/ℓですので、達成率88.1%です。この達成率であれば、ユーザーも納得でしょう。
ハイブリッドモデルも良好な結果
ハイブリッドモデルユーザー全体の評価として、満足度は高いです。
ガソリンモデルと比較して190㎏重量増の1,770㎏の車重を考えれば、納得の燃費というのが、ユーザーの評価のようです。
達成率は、メーカー公表のJC08モード燃費21.4㎞/Lに対して17.8㎞/Lですので、83.1%となります。
ガソリンモデル同様、ユーザー評価が高いのも理解できるものです。
ライバル車の実燃費と比較!
ハリアーとCX-5の実燃費を比較
※比較対象車種
CX-5 20S PROACTIVE FF(ガソリン)
CX-5 XD PROACTIVE 4WD(ディーゼル)
ハリアーのモデル構成に合わせ、ガソリンモデルに対してはガソリン2,000ccFF、ハイブリッドモデルに対してはディーゼル2,200cc4WDを比較対象としました。
市街地燃費比較
ハリアー(ガソリン):11.7㎞/ℓ
CX-5 (ガソリン):10.9㎞/ℓ
ハリアー(ハイブリッド):14.0㎞/ℓ
CX-5 (ディーゼル):12.6㎞/ℓ
両車各モデルとも10㎞/Lを超えてきており、良好な実燃費を出している事がわかります。
ガソリンモデルの比較で言えばハリアーもCX-5も互角ですが、同一排気量のガソリンエンジン比較ですので、ハリアーの方が魅力的な数値と言えます。
ハイブリッドモデルとディーゼルの比較では、ハリアーの優位性が明確となりました。
CX-5のエンジンはディーゼルですので、燃料コスト面では優位性が逆転します。
幹線道路燃費比較
ハリアー(ガソリン):14.3㎞/ℓ
CX-5 (ガソリン):14.4㎞/ℓ
ハリアー(ハイブリッド):15.5㎞/ℓ
CX-5 (ディーゼル):16.7㎞/ℓ
幹線道路では、ガソリンモデルは完全に互角と言う結果になりました。両車とも非常に優秀な燃費性能で、ユーザー評価が高いのは当然でしょう。
ハイブリッドモデルとディーゼルの比較では、ディーゼルエンジンのCX-5の優位性が際立ちました。
高速道路燃費比較
ハリアー(ガソリン):16.3㎞/ℓ
CX-5 (ガソリン):13.8㎞/ℓ
ハリアー(ハイブリッド):17.8㎞/ℓ
CX-5 (ディーゼル):17.7㎞/ℓ
ガソリンモデルの高速道路燃費では、ハリアーの圧勝という結果になりました。
当然、ユーザー満足度は非常に高いです。
ハイブリッドモデルとディーゼルの比較では、互角という結果になりました。
平均実燃費比較
ハリアー(ガソリン):14.1㎞/ℓ
CX-5 (ガソリン):13.1㎞/ℓ
ハリアー(ハイブリッド):15.8㎞/ℓ
CX-5 (ディーゼル):15.7㎞/ℓ
ガソリンモデルの比較では、ハリアーの優秀性が明確になりました。
平均燃費でこれだけ走ってくれれば、ユーザーは安心して所有することができるでしょう。
ハイブリッドモデルとディーゼルの比較では、互角の結果となりました。前にも書いた通り、重量を考慮すればこの燃費性能は納得度が高いものでしょう。
公表燃費達成率比較
ハリアー(ガソリン):14.1㎞/ℓ÷16.0㎞/ℓ=88.1%
CX-5 (ガソリン):13.1㎞/ℓ÷16.4㎞/ℓ=79.9%
ハリアー(ハイブリッド):15.8㎞/ℓ÷21.4㎞/ℓ=73.8%
CX-5 :15.7㎞/ℓ÷18.0㎞/ℓ=87.2%
達成率の高さで比較すると、ハリアーのガソリンモデルが88.1%と、驚異的ともいえる結果を出しています。
このように比較すると、ハリアーのハイブリッドモデルの達成率が非常に低い結果となりますが、従来の感覚で言えば平均的な達成率にあり、決して悲観的になるものではありません。
ハリアーは『買い』か?
ハリアー出典:toyota.jp
ハリアーは燃費性能で言えば、ユーザーの期待を裏切ることは少ない車と言えると思います。
特にガソリン車の平均燃費の優秀さは特筆すべきものですので、ユーザーとしては強力な選択理由になるでしょうし、当然、ハイブリッドモデルについても充分な燃費性能を持っています。
ハイブリッドモデルを検討するユーザーにとっての懸念点は、投資コストの回収だと思いますが、前モデルのガソリン車や2,500ccクラスのガソリン車を想定してみるとイメージがしやすいかもしれません。
また、ハリアーは高級感を訴求した内外装が売りでもあり、実際にその質感はトヨタらしいもので、多くのユーザーから高い満足度を獲得しています。
結論として、ハリアーは高級感あるSUVでありながら環境性能や低ランニングコストに優れた車であり、購入検討される方は懸念を持つ必要はないと言えるでしょう。
ハリアーの値引き交渉はしっかりとやろう
ハリアーを購入するなら、気になるのはその価格ですね。
新車は高い買い物なので、出来れば値引きを多くして少しでも安く買いたいものです。
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ハリアーのガソリン代や自動車保険料などの節約には【ハリアーの維持費を安くする】もご覧ください。
-- 2代目ハリアーの実燃費 --
・ハリアー参考グレード ハリアー 240G FF |
・ハリアー参考グレードカタログ燃費 11.0km/L |
・渋滞を含んだ都市部の一般道の燃費 7.2km/L |
・流れの良い一般道の燃費 |
・高速道路走行時の燃費 11.4km/L |
・ハリアー総合平均実燃費 8.7km/L |
・ハリアー参考グレードガソリンタンク量 72.0L |
・平均実燃費からガソリン満タンで走れる距離(ガソリンタンクに5L残し)67.0L×8.7km/L=582.9km |
・ガソリン満タンの金額(ガソリンタンクに5L残し) ※ガソリン価格は2013年11月現在全国平均 67.0L×レギュラー147.6円=9889円 |