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オデッセイの評価集

新型オデッセイの内装を徹底評価!インパネ・収納・荷室をチェック

広い室内スペースや優れたユーティリティーと、低重心設計による優れた走行性能を兼ね備えたホンダのミニバン、「オデッセイ」の内装を徹底的に紹介します!

グレード体系は、大きく分けて標準系とスポーティな「アブソルート」系の2タイプが設定され、室内の仕様はそれぞれに2列目がキャプテンシートの7人乗りとベンチシートの8人乗りが用意されています。

オデッセイの内装の質感は?

オデッセイの内装色

オデッセイの内装色は全車ブラックとなるものの、アブソルート系と標準系ではドアパネルの加飾が異なります。

アブソルート系

オデッセイアブソルート系の内装

オデッセイアブソルート系の内装

ドアパネル(黒木目調加飾)

オデッセイアブソルート系の内装

オデッセイアブソルート系の内装

フロントドアパネル、スライドドアパネル共に黒木目調の加飾が施されます。

標準系

オデッセイ標準系の内装

※オデッセイ 画像honda.co.jp

フロントドアパネルのみに木目調加飾が施されます。

オデッセイの内装色は、弟分の「ステップワゴン」や「ジェイド」と異なりブラウン系などの明るい色が用意されていない点に不満を感じます。

ただ、ドアパネルの木目調加飾は質感が高く、ホンダの最上級ミニバンらしい仕上げとなっています。

オデッセイのシート表皮・デザイン

アブソルート系(コンビシート)

オデッセイアブソルート系のシート

オデッセイアブソルート系のヘッドレスト

オデッセイアブソルート系のシート

オデッセイアブソルート系のシート

オデッセイアブソルート系のシート

メイン部分にファブリック表皮を、サイド部分などにプライムスムース表皮を用いたコンビシートです。

アブソルート系メーカーオプション(本革シート)

オデッセイの本革シート

※オデッセイ 画像honda.co.jp

アブソルート系のみにメーカーオプション設定される本革シートですが、メイン部分を除く様々な部位に合成皮革が使用されています。

標準系(ファブリックシート)

オデッセイ標準系のシート

※オデッセイ 画像honda.co.jp

メイン部分、サイド部分共にファブリック表皮です。

標準系に用いられているファブリック表皮は、実用本位でごく普通の質感です。

一方、アブソルート系に用いられているファブリックは、ワンランク上の上質な仕上げになっています。

また、サイド部分のプライムスムース表皮は、合成皮革のような上質感としっとりした手触りが魅力です。

オプションの本革シートは高級感が漂いますが、コストを抑えるために一部に合成皮革が用いられている点が少し残念です。

シートの座り心地は、前席はサポート感はそこそこながら、適度に硬めのしっかりした座り心地を実現しています。

オデッセイのプレミアムグレードシート

オットマン付きで快適に過ごせる!

また、2列目シートは8人乗りの場合は前席に準じた座り心地となる一方、7人乗りに装備される「プレミアムグレードシート」は、オットマンや背もたれの中折れ機構が備わるなど、旅客機のビジネスクラス並みの快適性を備えています。

オデッセイの3列目シート

3列目シートの座り心地は、前席や2列目シートよりは劣るものの、ある程度長時間の乗車にも耐えられる良好なものです。

また、床下格納式ながらリクライニング機構が備わるなど、機能性も優れています。

オデッセイのインパネ

オデッセイアブソルート系のインパネ

オデッセイアブソルート系のインパネ

オデッセイアブソルート系の加飾

写真はアブソルート系のもので、加飾は黒本木目調となります。

オデッセイ標準系のインパネ

※オデッセイ 画像honda.co.jp

一方、標準系の加飾は木目調です。

デザイン面では、ステアリングホイール越しにメーターを見るデザインのステップワゴンやジェイドなどとは異なり、ステアリングホイールの間からメーターを見る一般的なデザインを採用しています。

メーターの視認性では一歩を譲るものの、インパネの上端が低いので圧迫感が無いメリットがあります。

また、質感の面ではソフトパッドが張られるなど、ステップワゴンやジェイドよりもワンランク上の仕上げになっています。

オデッセイの収納・荷室の使い勝手は?

オデッセイ前席回りの収納

センターコンソールリフトアップトレイ

センタークラスター下部に、スマホなどの小物が置けるトレイが備わります。

センターコンソールリフトアップトレイ

センターコンソールリフトアップトレイ

センターコンソールリフトアップトレイ

このトレイは、ワンプッシュするとリフトアップしながら手前にせり出す仕掛けを持つほか、格納式のドリンクホルダー(2個分)が付きます。

サングラスボックス

オデッセイのサングラスボックス

オデッセイのサングラスボックス

頭上に、サングラスが収納出来るボックスが備わります。

グローブボックス

オデッセイのグローブボックス

オデッセイのグローブボックス(オープン)

助手席前に備わるグローブボックスは、幅が広く容量も大きめになっています。

フロントドアポケット/ボトルホルダー

オデッセイのドアポケット&ボトルホルダー

オデッセイのドアポケット&ボトルホルダー

左右のフロントドアに、小物が収納出来るポケットと500mlのペットボトルが収納出来るホルダーが備わります。

ポケットの容量は小さいので、あまり有効なとは言えません。

センターコンソールボックス(アブソルート系にメーカーオプション設定)

オデッセイのシャッター付きセンターコンソールボックス

オデッセイのシャッター付きセンターコンソールボックス(オープン時)

メーカーオプションのセンターコンソールボックスには、シャッター付の収納スペースが備わります。

標準で付く前席の収納は5か所のみで、11か所もの収納が用意されるステップワゴンと比較するとかなり見劣りがします。

実際問題としても、小物やボックスティッシュの置き場に困るなど、前席の収納に関してはかなり不満が残ります。

ただ、アブソルート系の場合は、センターコンソールボックスを付ける事で収納の不足をある程度カバー出来ます。

オデッセイ2列目シート回りの収納

運転席/助手席シートバックポケット

運転席助手席シートバックポケット

書類や雑誌などが収納出来ます。

スライドドアボトルホルダー

オデッセイのスライドドアボトルホルダー

500mlのペットボトルが収納出来ますが、小物入れは備わりません。

ドリンクホルダー付シートセンターアームレスト(8人乗りに装備)

オデッセイ8人乗りのドリンクGホルダー付きセンターアームレスト

※オデッセイ 画像honda.co.jp

8人乗りの場合、格納式のセンターアームレストに2個分のドリングホルダーが備わります。

ただし、3名乗車した場合は当然このドリンクホルダーは使えなくなります。

ボトルホルダー(7人乗り仕様車に装備)

写真はありませんが、7人乗り仕様車には前席後部中央にボトルホルダーが備わります。

2列目シートの収納はこれだけで、小物入れが無いなど前席同様に不足気味です。

オデッセイ3列目シート回りの収納

ドリンクホルダー

オデッセイ3列目シートのドリンクホルダー

※オデッセイ 画像honda.co.jp

左右のクォータートリムに、500mlのペットボトルが1本収納出来るホルダーが備わります。

また、右側のトリムには小物入れも付きますが、容量が小さいので実用性に欠けます。

オデッセイの荷室サイズは?どのくらい積める?

荷室開口部の大きさは十分で、超低床設計により荷室下端部が低いため重い荷物の積み下ろしも楽に出来ます。

2名乗車時

オデッセイ7人乗り2名乗車時

※オデッセイ 画像honda.co.jp

オデッセイ8人乗り2名乗車時

※オデッセイ 画像honda.co.jp

上の写真が7人乗り、下の写真が8人乗りのものです。

3列目シートを格納した状態での荷室長は、7人乗りの場合で1,560mmです。

長尺物を積むにはいまひとつ物足りない長さですが、3列目シートを左右に折りたたんで格納するタイプと異なり、幅が広く確保出来る点がメリットです。

定員乗車時

オデッセイの荷室

※オデッセイ 画像honda.co.jp

3列目シートを使用した状態での荷室長さは380mmしかないので、定員乗車での旅行は難しそうです。

ただ、買い物用途なら十分実用になります。

オデッセイの内装まとめ

オデッセイの内装は、色が暗いブラックしか選べない点は残念ですが、質感の面では満足出来る水準にあります。

シートの座り心地はどの席も平均以上ですが、特にプレミアムグレードシートは優れています。

また、表皮の質感にも特に問題は無いものの、オプションの本革シートはコストが上がっても総本革にして欲しかったところ。

インパネのデザインは万人受けするオーソドックスなもので、質感も上々です。

一方、収納は明かに不足しており、ユーザーになったら社外品の収納を導入するなどの対策が必要でしょう。

荷室スペースは必要十分なものがありますが、自転車などを積むにはあまり適していません。

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