2016年に発売されたダイハツの『ムーヴ キャンバス』
女性ユーザーをターゲットにしたデザインが注目を集め、「できるミニバス」というキャッチフレーズがそのまま再現された車種となっています。
女性のライフスタイルに着目して作られたムーヴ キャンバスの内装はどのようになっているのでしょうか。
インテリアカラーや収納、荷室について詳しく見ていきましょう。
ムーヴ キャンバスの内装の質感は？
ムーヴ キャンバスの内装色
ムーヴ キャンバスの内装色は「ベージュ」が基本のカラーとなっています。
ドアトリム部分やインパネ周り、ルーフまで内装の大部分がベージュとなっており、非常に明るく 開放感があります。
また、画像のようにダッシュボードやドア周りなど一部分にはブラックが使用され、ベージュ一色の内装よりも、車内全体が引き締まって見えます。
このムーヴ キャンバスの一番の特徴は、『アクセントカラー』が用意されていることです。
選択するグレードやボディカラーによって「マイルドモカ」「ファインミント」「ミストピンク」が採用され、車内の雰囲気が大きく変わります。
このアクセントカラーはドアアームレストやインパネトレイ、オーディオパネルに使用されており、非常に可愛らしい印象です。
また、男性の方に人気がある「ブラックインテリアパック」も用意され、インパネ以外はすべてブラックに統一されたオプションもあります。
かなりシックな内装で、可愛らしいムーヴ キャンバスの内装から大人なイメージの内装となっていますね。
ムーヴ キャンバスのシート表皮・デザイン
ムーヴ キャンバスのシート表皮には、ファブリック素材が使用されています。
ですが、選択するグレードやオプションによって少し違いがあります。
スタンダードシート
スタンダードシートは、内装色と同じベージュとなっており、手触りの良いさらっとした素材が使用されています。
ただ、明るいカラーのシートになっているので、少し汚れが目立ってしまうのが欠点ですね。
メイクアップシート
メイクアップシートにもファブリック素材が使用されており、シートカラーもベージュとなっています。
スタンダードシートと大きく違う点は、ピンクとブルーがうっすらと編み込まれているところです。
シートを遠くから見るとベージュのシートなのですが、近くで見ると色が付いているのがわかります。
メイクアップシートは少しザラッとした触り心地ですが、服などが引っかかるような素材ではありません。
アクセントカラーとの相性を考えたシートとなっています。
ブラックインテリアパック
メーカーオプションで内装全体をブラックにすることができます。
もちろんシートもブラックとなり、非常にシックな雰囲気ですね。
シートはブラック一色ではなく、ダークグレーとの2色使いで、座面と背面にはダークグレー、サイドサポート部分はブラックとなっています。
画像のような2色使いはブラックインテリアパックだけなので、可愛いらしいムーヴキャンバスよりも、かっこいいムーヴ キャンバスに乗ってみたいという方にはオススメです。
また、シートカバーを使っておしゃれで個性的な内装に変えることができます。
例えばファインミントに合わせたミントカラーのストライプシートやチャック柄、ディズニーのシートカバーなどもディーラーオプションで用意されています。
取り付け取り外しが簡単で、汚れてしまっても取り外して丸洗いできるのも嬉しいですね。
ムーヴ キャンバスのシートデザインに関しては、座り心地が良く長時間の運転でも疲れることがないです。
背面も大きくデザインされ、中折れが作られているので、フィット感があります。
しかし、ムーヴ キャンバスのシートはベンチタイプを採用しているので、サイドサポートの張り出しが弱いです。
運転席から助手席への移動はスムーズに行えますが、左右のサポートがないため、カーブを走行中に体のホールド感が足りなくなるのが少し欠点ですね。
ムーヴ キャンバスのインパネ
センターメーター
ムーヴ キャンバスのメーターはグレードによって違いがあります。
G”SAⅡ”には、自発光式の3眼メーターが装備されています。
中央には見やすいスピードメーターがあり、左にはガソリン残量メーター、右はタコメーターとなっています。
また右上には走行距離や外気温などが表示されるマルチインフォメーションディスプレイが装備されています。
G”SAⅡ”以外のグレードには、タコメーターがなくスピードメーターのみの1眼タイプとなっています。
ガソリン残量などは、右上のディスプレイに表示されます。
メーターはダッシュボード中央部分に設置され、前方の視界を遮ることがない高さにあります。
しかし、開口部分の高さがなく、細かい数値が見づらく感じます。
どちらのタイプもスピードメーターは見やすいのですが、それ以外のタコメーターやマルチインフォメーションディスプレイは運転席からだと認識しづらいです。
と言っても走行中スピードメーター以外はあまり見ることがありませんから、特別不便に感じることもないでしょう。
エアコン
G”SAⅡ”、X/X”SAⅡ”、X”リミテッドSAⅡ”には、オートエアコンが装備されています。
プッシュ式のオートエアコンで、車内の温度調節や風量、A/C切り替えを簡単に設定できます。
細かな温度調節ができるので、いつでも快適な車内を作ることができますね。
また、操作ボタンも大きくわかりやすくデザインされているため、押し間違いがありません。
L/L”SAⅡ”には、マニュアルエアコンが装備されています。
ダイヤルを回して温度調節や風量調節を行うので、オートエアコンと比べると細かな調節ができないことが少し残念です。
メッキインナードアハンドル
G/Xのメイクアップグレードには、インナードアハンドルにメッキ加飾がされます。
これら以外のグレードには、ドアパネルと同じ樹脂製のものとなっています。細かなパーツですが、メッキ加飾があるか無いかで、内装の高級感や質感が大きく変わってきます。
実用的なパーツではありませんが、装着されていると車内の雰囲気がグッとアップします。
オーディオパネル
カーナビ装着部分のパネルが選択するグレードやカラーによって異なります。
メイクアップグレードを選択すると、内装色と連動して「マイルドモカ」「ファインミント」「ミストピンク」となり、ブラックインテリアパック装着車には「プレミアムシャインブラック」と内装の雰囲気に合わせて変わります。
オーディオパネルは、車内でも目立つ部分にあるため内装のカラーに合わせて変えられるのは好印象です。
ムーヴ キャンバスの収納・荷室の使い勝手は？
運転席側の収納
カップホルダー
ムーヴ キャンバスのカップホルダーは、格納式を採用しており、ワンプッシュでカップホルダーが手前に引き出されます。
使用しない時はインパネ内に格納されるのでスッキリとした車内になります。ただ、カップホルダーを使用すると、人によってはウィンカーを出す際に手に当たってしまいます。
限られた室内空間ですから、仕方ないのですが、カップホルダーを使用している時は少し注意してくださいね。
インパネアッパーボックス
運転席の前方にフタ付きの収納ボックスが装備されています。
横幅はあまりなく、大きなものは収納できませんが、ポーチやスマホなどを収納するには丁度良いスペースとなっています。
ステアリングの高さによっては、取り出しにくくなってしまうのが残念ですが、手に届きやすい位置にあるインパネアッパーボックスは非常に重宝します。
インパネアンダートレイ
ステアリングの下部に収納スペースがあります。奥行きがあるので、財布や窓拭き用のタオルなどを収納することができます。
また、外から見えづらい位置にあるので、カード類も置いておけますし、普段はあまり使わないような折り畳み傘を収納してもいいかもしれませんね。
運転席サイドトレイ
インパネアンダートレイの右側に小物が収納できるスペースが用意されています。
非常に小さなスペースなので小銭入れやガム程度の大きさのものしか置けません。
ですが、収納スペースを確保するのが難しい軽自動車には、嬉しい収納ですね。
フロントセンターアームレスト
運転席と助手席との間にアームレストが装備されています。
アームレストのフタを開けると収納スペースがあります。
幅はないのですが、深さがしっかりと確保されているので、少々大きなものでも入れておけます。
メガネをケースごと収納できたりと便利なアイテムです。
インパネロアボックス
エアコン操作パネルの下に大きな収納ボックスが装備されています。
開口部分が大きく、ペットボトルもらくらく収納することができます。
小さなカバンならすっぽり収めることができるほどの大きさですから、使い勝手が良く重宝します。
フロントドアポケット
ドア部分にボトルホルダーと収納スペースが確保されています。
ムーヴ キャンバスのフロントドアは大きいため、ドアポケットの容量も他の軽自動車と比べて多いです。
ボトルホルダーもペットボトルが収めやすいデザインになっているので、走行中に動くことがありません。
収納スペースも広く多くのものを収納できます。
助手席側の収納
助手席インパネトレイ
助手席の前方にフタのないトレイが装備されています。
画像で見るより実際は小さく感じます。ボックスティッシュを置くには少し小さいですね。
スマホや財布を置いておくスペースとしては十分ですので、使い勝手はいいですが、パネル加飾がされているため、収納スペース部分はやや滑りやすくなっています。
カップホルダー
運転席と同様にプッシュ式のカップホルダーが装備されています。
デザインもインパネトレイとマッチして、スッキリとしたものとなっています。
また、格納式なので、乗り降りをする際に邪魔になることがないのも好印象です。
シートアンダートレイ
助手席のシート下にトレイが装備されています。
深さのあるトレイですので、替え靴以外にも汚れてしまった衣類や車内清掃グッズなど、様々な用途に使用できます。
グローブボックス
インパネトレイの下部にグローブボックスが装備されています。
少し小さい作りとなっていますが奥行きがあるので、意外と収納力があります。
車検証や取り扱い説明書以外でも、小さいものであれば収納することができます。
ショッピングフック
操作パネルの左側にショッピングフックが装備されています。
買い物袋や手さげ鞄などをかけておけます。買い物袋が倒れてしまわないように引っ掛けておけますし、ゴミ袋をさげてゴミ箱として使用することもできるので、使い勝手が良いアイテムです。
フロントドアボックス
運転席と同様にドアボックスが装備されています。
収納スペースがやや少ない助手席に、このような収納スペースがあると便利です。
後部座席の収納
置きらくボックス
ムーヴ キャンバスの目玉装備です。
後部座席の下に収納ボックスがあり、引き出すことによって使用することができます。
普段はあまり使わないものを収納しておいたり、濡れた荷物をシートの上に置きたくない時に使えます。
収納部分は大きく確保されており、様々なものを収納できるほか、ボックス内部に中敷があり、この中敷を立てることによって倒れやすい荷物を安定して積んでおくことができます。
今までの軽自動車にはなかった装備ですが、非常に重宝する収納ボックスです。
助手席シートバックポケット
助手席のシートバックに雑誌や地図を収納できるポケットが装備されています。
クォーターポケット・ボトルホルダー
後部座席の横に収納ポケットとボトルホルダーが装備されています。
後部座席の収納はかなり少ないので、このような収納スペースがあると便利です。
ただ、後部座席を前方にスライドしてしまうとこの収納が使用できなくなってしまうのが残念です。
使用する際はシートの位置や荷室に荷物が乗っているかなどを確認する必要があります。
ショッピングフック
助手席のシートバックにショッピングフックが装備されています。
買い物袋などをかけておけるので、便利なアイテムです。
置きらくボックスとあわせて使うとさらに効果的ですね。
ムーヴ キャンバスの荷室のサイズは？どれぐらい積める？
ムーヴ キャンバスの荷室のサイズは、高さ855mm・幅880mm・奥行き330mmとなっています。
荷室の奥行きが330mmなので、やや小さく感じます。
車の大きさに対して荷室が少し狭く感じてしまいますね。
しかしその分、乗車スペースには余裕があり、買い物袋2,3個は十分に積むことができるので、この状態でも使い勝手は悪くありません。
狭くて使いづらいという方は、後部座席はスライドさせて、荷室を広く使用することも可能です。
シートのスライドは、240mm前方にできるので荷室の奥行きが570mmまで拡大します。
その際、後部座席の足元は狭くなってしまいますが、奥行きが570mmあればスーツケースも楽に積むことができますね。
ただ、後部座席をスライドさせるには、サイドに回りこまなくてはならず、荷室から操作できないのが欠点です。
また、後部座席の背面を倒して、大きな荷物を積むこともできます。
後部座席のシートを倒すことによって奥行きが1340mmとなるので、長い荷物や大きな荷物を簡単に運ぶことができます。
シートを倒す際は荷室から操作できるように肩口にレバーが装備されて、ワンタッチで倒せるのはいいですね。
倒したい時にすぐ倒せるのは嬉しい機能です。
しかし、シートを倒すと荷室とシートの間に段差と傾斜がついてしまいます。
段差があると荷物をのせるのに邪魔になってしまいますし、積み方を工夫しなくてはなりません。
荷室が広く活用できるのはいいのですが、ちょっとした部分に不満が残ってしまいます。
ムーヴ キャンバスには、床下収納も装備されています。
横幅もしっかりとあり、収納力は申し分ないですね。
この床下収納を利用して、背の高いものも積むことができます。
また、洗車グッズやサンシェードなど、普段使わないものを収納しておけます。
ムーヴ キャンバスの内装まとめ
ムーヴ キャンバスは、内装が非常にオシャレでかわいらしい雰囲気がありますが、ブラックインテリアパックを装着してシックで大人な雰囲気を作ることもできます。
ボディカラーだけでなく内装のインテリアカラーも豊富で、非常に楽しめる車種ですね。
また、収納に関しても「置きらくボックス」を装備するなど、非常に使い勝手の良いものとなっています。
ただ、荷室については、後部座席を倒した時の段差や、荷室から後部座席をスライドできない点が残念と言えば残念です。
実際にどのような使い勝手なのか、一度実車で確認することをオススメします。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
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