エスクァイアハイブリッドを1日借り切って、街乗りから高速道路、ワインディングまでたっぷり試乗してきました。
エスクァイアの走りの性能はどうか?徹底検証していきます!
試乗車
エスクァイア ハイブリッド Gi 7人乗り 現行モデル
エスクァイア ハイブリッドの街乗り、一般道での評価は?
まず、赤信号からゼロ発進スタート。出足はEV走行ですが、アクセルを踏み込むとエンジン走行に切り替わり、モーターがアシストして、加速は非常にスムーズです。
3割位アクセルペダルを踏み込むだけで、スムーズに時速60~70キロ付近まで加速します。楽に周りの車の流れに乗って走る事が出来ます。
先日ガソリン車のヴォクシーを試乗しましたが、街乗りでの加速はエスクァイアハイブリッドの方がスムーズでした。
エスクァイアの方が特別パワフルな感じがある訳ではないですが、モーターのアシストが自然でワンランク上のトルク感から、余裕ある質感の高い街乗りでの加速が実感できます。
巡航速度から減速して、止まりきらずに再加速するような場面でも、加速はスムーズです。気持ちよく街乗りすることが出来ますね。
街乗りでのエスクァイアハイブリッドのブレーキ性能はどうか?
エスクァイアハイブリッドのブレーキですが、トヨタのハイブリッドカーに乗ったことのない人は、最初に違和感を感じるかもしれません。
ブレーキの制動力自体は、軽いブレーキタッチでも素早く制動力が立ち上がって、エスクァイアのブレーキ自体は良く効いてくれます。
ただ、アクセルオフやブレーキを踏んだ状態では、モーターを動かす電池を充電するための回生ブレーキが働くので、その音とブレーキペダルのタッチに違和感を感じると思います。
イメージとしては、ブレーキを踏んだ時に運転手が想定している効き具合にプラスして、回生ブレーキの制動(抵抗)が入る感じでしょうか。
この違和感も30分も運転していれば慣れてくるので、回生ブレーキの違和感を想定したブレーキが自然と出来るようになります。
ブレーキング開始の初期のタッチで回生ブレーキが入る分、イメージしているよりも踏み始めの効きが強いかもしれませんね。
エコモードのON・OFFでの違いは?
エスクァイアハイブリッドには、EVモード、エコモード、パワーモードと3段階の走行モードがあります。これらのモードをOFFにした状態が通常モードでしょうか。
EVモードはずっとEVモードで走れる訳ではないので、深夜・早朝に近所に迷惑がかからないように静かにクルマを出し入れしたい時に使えるモードでしょう。
パワーモードは、感覚で言えば1段低いギアで走っているようなイメージで、アクセルレスポンスが高い分、エンジン回転数も高くなり、街乗り走行では現実的に不要なモードです。
街乗りではほぼエコモードか、通常モードで走ることになると思いますが、この違いを検証してみました。
エコモードONでは?
燃費を気にするなら、街乗りではほとんどの方がエコモードONで走行するのではないでしょうか。
エコモードONで街中を走行していても、特に違和感もなく普通に走れます。極端にエンジンが遅くなって周囲の流れに乗れないような場面もありません。
特に不足なく走れるでしょう。
エコモードOFFでは?
エコモードをOFFにすると、エコモードONでは無かったアクセルレスポンスの良さが実感できます。
アクセルの操作に対して、エコモードONよりもエンジンが素早く反応するので、例えばですが周囲の車よりも先に前に出て車線変更したい、なんて場面では遅れることの無い加速が可能です。(あまり褒められた運転ではないですが。。)
アクセルレスポンスが上がるので、スポーティな走りを街乗りでも求めるなら、エコモードOFFの方が気持ちよくエスクァイアハイブリッドで走れるでしょう。
ただ、アクセルレスポンスが良いので、アクセルのON・OFFに対してシビアに車体が反応するので、多少車体が前後に揺さぶられる感覚があります。
運転手は良いですが、同乗者がいる場合は不快な乗り心地に繋がるので、同乗者がいる時はエコモードONの方が同乗者に優しい乗り心地になるでしょう。
高速道路でのエスクァイアハイブリッドの走りはどうか?
エスクァイアハイブリッドのパワーは十分で、合流車線で加速して本線に合流する場面では、スムーズに本線に合流することが出来ます。
アクセルを30%ほど、上りの傾斜が付いていれば50%ほど踏み込めば、エンジン+モーターのトルクで十分な加速が得られ、楽に合流できます。
加速中も急なエンジン回転数の上昇もなく、非常にスムーズで、楽々100キロ巡航に移れます。
時速100キロで巡航中も、アクセルペダルに足を乗せておくだけで、速度維持出来るイメージです。
直進安定性も問題ありません。ステアリングから伝わる路面への接地感も十分で、緊張感無く(良い意味で)ステアリングを押さえて、高速ドライブ出来ます。
100キロから110キロに加速する場面でも、アクセルは30%ほど踏み込むだけで楽々加速していきます。
例えば、100キロで巡航中前車に追いつきそうな場面で、追い越し車線に出て110~120キロまで加速する時でも非常にスムーズに加速します。
アクセル30%ほどの踏み込みでも、スルスルと加速していきますが、後ろから車が来ていてちょっと急いで追い抜きたい場面では、アクセルを50%ほど踏み込めば難なく追い越しが完了します。
急いで追い越ししたい時は、エコモードONでももちろん可能ですが、アクセルの踏み込みに対して若干エンジンが制御されるので、エコモードをOFFにした方がレスポンスが上がり、よりスムーズに追い越しが掛けられるでしょう。
上りの傾斜が付いている場所でもエコモードONだと多少かったるく感じる場面もあるので、そのように感じた時は、エコモードのON・OFFを併用した方が、よりスムーズに走れるでしょう。
制限速度プラスαの速度での安定性は?
あまり大きな声では言えませんが、時速120~130キロをキープして高速道路を走る人も居るかと思います。
そんな場面では、まず120~130キロまでの加速はスムーズに行えて、問題ありません。速度維持も容易にさせるくらい、エスクァイアハイブリッドのエンジン+モーターのパワーは十分です。
ただ、その速度域で時速100キロと同じ緊張感で運転できるかと言えば、若干緊張度は上がります。
その速度域での直進安定性は悪くありませんが、例えば上位車種のアルファード/ヴェルファイアと比較すると、ドライバーに与える不安感が出てしまいます。
運転していて車体がフラフラすると言った具体的な症状は出ませんが、車内の静粛性やシートから伝わる車体の動き、ステアリングに伝わるタイヤの接地感など、アルファード/ヴェルファイアと比べてエスクァイアハイブリッドの運転は緊張感があると言えるでしょう。
アルファード/ヴェルファイアの方が車体価格が高く、走行性能や静粛性にコストを掛けられるので、当然と言えば当然ですね・・
ただ、上位車種と比較すると見えてくる部分なので、2000ccのミニバンとして考えれば、エスクァイアハイブリッドの高速域での安定性は高いレベルにあると言っていいでしょう。
エスクァイアハイブリッドのワインディングでの走りはどうか?
エスクァイアハイブリッドをワインディングに持ち込んで、走らせてみました。
まずは下から山道を上っていきます。勾配がきつくなるに連れて、エコモードONではモッサリ感が出るので、エコモードOFFで走行します。
エコモードOFFの方が、エンジンに制御が働かずアクセルを踏めばリニアに反応して、アクセルレスポンスが上がり、コーナーが続くような場面では、意のままにアクセルをコントロールできます。
エスクァイアでコーナーを攻めるようなケースはほとんど無いと思いますが、あえてアベレージスピードを上げて走ってみました。
コーナリング性能は、想像以上に良かったです。
1週間前に同じ場所をヴォクシーのガソリン車で走りましたが、今回の方が明らかに気持ちよくコーナリングすることが出来ます。
初期のステアリングレスポンスが良く、ハンドルを切れば遅れること無くフロントが向きを変えて、ほぼイメージ通りのコーナリングラインを走ることが出来ます。
実際に運転してみると分かりますが、速度が速くなくても思った通りのコーナリングラインをなぞることが出来ると、運転していて非常に気持ちよく感じます。
ブレーキングからフロントに荷重を掛けてステアリングを切り始めます。するとイメージ通りにフロントが向きを変えてコーナリングを始め、クリッピングポイントからアクセルを全開にしてコーナーを立ち上がることが出来ます。
この一連の動作が、エスクァイアハイブリッドの場合非常にスムーズです。
60キロ前後で回るような中速コーナーでは、それなりにロールするのですが、シートやステアリングに伝わる車の動きが非常につかみやすいので、不安感もなく非常に乗りやすいです。
先週乗ったヴォクシーのガソリン車よりもワインディングでは乗りやすかったですね。ヴォクシーは4WDだったので、ステアリングレスポンスの差があるのかもしれません。
ワインディングの上りや下りに関係なく、非常に乗りやすいエスクァイアハイブリッドですが、一つだけ残念なのはブレーキです。
ハイブリッドなので、回生ブレーキが働きますが、この回生ブレーキがワインディングを気持ちよく走ろうとすると、邪魔な部分です。
下りでは特に強めのブレーキで入っていきますが、ドライバーの意図した制動力に回生ブレーキの抵抗が入ってくるので、ブレーキタッチに違和感を感じます。
ブレーキング後のステアリングレスポンス、コーナリング姿勢、アクセルオンの立ち上がりまで気持ちいいので、ブレーキの違和感だけが残念ですね。
と言ってもミニバンで走りを求める事もあまり無いと思うので、ブレーキを差し引いてもエスクァイアハイブリッドのワインディングでの走りは良かったです。
もちろん普通に山道を走るケースでも、車の動きが分かりやすいので、運転していて自然に安定して走ることが出来ます。
前後の車の流れに合わせて、山道でも不安なく走れます。下りではミニバンの重量が効いてくるので、早めのブレーキで速度を調整してカーブを曲がっていけば、安全に走れるでしょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
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ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
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当サイトのエスクァイア値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がエスクァイアを限界値引きで購入しています。
今月のエスクァイアの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。