CX-3のアグレッシブなスタイリングに魅了され、購入を検討されている方も少なくないことでしょう。
しかし、CX-3はかっこいい反面、運転があまりしやすくないという評判もあります。
ここでは、実際にCX-3の運転は難しいのかどうかついて検証すると同時に、駐車のコツや運転をサポートするアイテムについても紹介しますので、是非とも参考にしてみてください。
CX-3の大きさは?ボディサイズをチェック
まずは、CX-3の売れ筋グレード「XD プロアクティブ」のボディサイズをチェックしてみましょう。
【CX-3 XD プロアクティブ】
全長 4,275mm
全幅 1,765mm
全高 1,550mm
全長は4m台前半と短く、全幅も3ナンバーサイズとはいえ1.8mを大きく下回っているので、狭い道路や駐車場でも持て余さずに済む大きさです。
また、SUVながら全高が立体駐車場に入庫できる高さに抑えられている点も、評価できます。
ここで5ナンバーサイズのコンパクトカー、デミオから乗り換えるケースを想定し、サイズを比較してみましょう。
※デミオ 出典mazda.co.jp
【デミオ 15Sツーリング(2WD)】
全長 4,060mm
全幅 1,695mm
全高 1,525mm
CX-3はデミオと比較すると全長が20cmほど長く、全幅は7cmワイドです。
ひと回り大きいものの、乗り換えて戸惑いを感じるほどの違いではありません。
自宅の駐車場や自宅周辺の道路がよほど狭い場合は別として、一般的にはまず問題は生じないはずです。
CX-3の小回りは効くか?CX-3の最小回転半径
次に、CX-3の小回り性を検証してみましょう。
CX-3の最小回転半径は5.3mで、デミオの4.7mと比べ60cmも大きい数値になっています。
デミオから乗り換えると、駐車の際に切り返す回数が増えるかもしれません。
それでも、兄貴分のCX-5は最小回転半径が5.5mあることを考えれば、まだ小回りが効く方です。
CX-3は運転しやすい?難しい?車両感覚と運転感覚
CX-3のフロントの見切りはあまり良くない
※CX-3 出典mazda.co.jp
CX-3のボンネットフードは先端がなだらかに下がっているので、運転席から見えるのは手前の方だけです。
更に、このクラスのSUVとしてはノーズが長いことと相まって、フロントの見切りはあまり良い方ではありません。
一方、斜め前方視界の点では、Aピラー(フロントピラー)の傾斜こそ強いものの、位置が手前側に寄せてあるので死角は少ない方です。
また、ドア部に取り付けられたドアミラーも、死角の軽減に貢献しています。
CX-3の車幅の感覚は掴みやすい?
CX-3は運転席からボンネットの先端が見えないため、車幅の感覚はあまり掴みやすいとは言えません。
また、5ナンバー車なら左右が同時に視野に入るAピラーも、3ナンバーサイズゆえ同時に視野に入らないため、いまひとつ車幅を掴む目安になってくれません。
それでもAピラーやボンネットのふくらみ、両サイドのドアミラーなどで車幅感覚は自然と養われて行きますが、慣れないうちは狭い路地でのすれ違いなど、それなりに神経を使うことになるでしょう。
CX-3の後方視界は悪い
※CX-3 出典mazda.co.jp
外観のカッコよさを追及したCX-3は、リアウィンドウもデザイン性が重視されています。
そのため面積が小さく、後方視界は決して良いとは言えません。
更に斜め後方視界に関しても、キックアップしたベルトラインの影響でリアドアウィンドウやリアクォーターウィンドウが小さいため、いささか難があります。
他の車両や歩行者が死角に入ってしまう可能性があるので、車線変更やバックの際は十分注意が必要です。
CX-3の駐車にはコツがある?
CX-3は後方及び斜め後方視界に難があり、ボディ後端部の位置も掴みにくいので、バックでの駐車には神経を使います。
また、窓枠下のベルトラインが水平ではないので、白線を目安に停めようとすると、感覚的に真っ直ぐに停まらない、と言った場面もあるかもしれません。
前向き駐車する場合も、壁に寄せ過ぎてフロントバンパーをぶつけてしまわないよう、注意が必要です。
CX-3の運転で役立つアイテム
360°ビューモニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)
CX-3は後方視界に難があり、ボディ四隅の位置も掴みにくいので、運転をサポートする何らかのアイテムが欲しくなります。
イチオシは、全車にメーカーオプション設定されている「360°ビューモニター+フロントパーキングセンサー」です。
360°ビューモニターとは、フロント/リア/左右サイドに設置されたカメラの映像をセンターディスプレイに表示し、安全運転をサポートするアイテムになります。
※CX-3 出典mazda.co.jp
上から車体を俯瞰したトップビューをはじめ、フロントビュー/リアビュー/左右サイドビューの4つのビュー表示ができるのが特徴です。
状況に応じてビューを切り替えることで、駐車や狭い路地でのすれ違い、見通しの悪いT字路への侵入、バックでの出庫など、様々なシチュエーションで接触事故のリスクを軽減することができます。
このオプションのもう一つの機能であるフロントパーキングセンサーは、フロントセンター部及びコーナー部に取り付けられた合計4つの超音波センサーで障害物を検知し、警報音で接近を知らせるアイテムです。
この2つのアイテムがあれば、CX-3の欠点を大幅に補ってくれることでしょう。
価格は43,200円で、費用対効果比は抜群と言えます。
パーキングセンサー(フロント追加用)
※CX-3 出典mazda.co.jp
先ほど紹介した360°ビューモニターは絶対のお勧めですが、運転には自信があるのでそこまでの機能はいらない、と言う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな場合も、フロントの見切りが良くないことによるリスクを軽減するため、せめてディーラーオプションのパーキングセンサーを装着したいところです。
価格はAT車用が25,596円、MT車用が30,650円で、360°モニターがない分安くなっています。
CX-3の運転のしやすさまとめ
CX-3は、後方及び斜め後方視界がスタイリング優先の犠牲になっている嫌いがあります。
そのため、ボディサイズがコンパクトな割にはバックに気を使う車です。
女性はバックでの駐車が苦手という方が多いので、CX-3のスタリングに惚れながらも、いざ購入となるとためらってしまうかもしれません。
しかし、360°ビューモニター+フロントパーキングセンサーさえ付ければ駐車がかなりしすくなります。
また、ボディサイズ自体はデミオをベースとしているので、手の内に入る大きさのため、慣れてしまえばCX-3の運転でそう心配する必要はないでしょう。
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併せて読みたい
CX-3の値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのCX-3値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がCX-3を限界値引きで購入しています。
今月のCX-3の値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。