マツダの人気クロスオーバーSUV・CX-3のパワートレインは、1.8Lディーゼル車と2.0Lガソリン車の2種類がラインナップされています。
それぞれの違いは?メリット&デメリットは?どっちを選ぶか迷っている方の参考になるよう、当サイト(クルマを買う!)ではディーゼル車とガソリン車の販売比率や税金、下取り金額などを徹底分析。
がっつり比較していきますので、後悔のない選択に役立てて下さいね。
CX-3 ディーゼルとガソリン車の外装の違い
※同グレード間(ディーゼル車:XDプロアクティブ/ガソリン車:20Sプロアクティブ)での比較です。
CX-3はディーゼル車とガソリン車で外装に違いはあるのでしょうか?
さっそく見比べてみましたが、フロントフェイスはどちらもまったく同じでした。
続いてリアフェイスを見比べると、リアゲートの右側についている「SKYACTIV(スカイアクティブ)」ロゴに、ディーゼルは赤くDの頭文字が入っています。
拡大すると、こんな感じです。
ガソリン車はこのロゴがシルバー単色(Dが入っていない状態)なので、ここを見れば判別しやすいですね。
CX-3 ディーゼルとガソリン車の内装の違い
※こちらもディーゼル車:XDプロアクティブ/ガソリン車:20Sプロアクティブで比較。
続いて内装も比較してみましたが、基本的に同グレード間ではディーゼル車/ガソリン車で変わりはありません。
CX-3 ディーゼルとガソリン車の売れ筋グレードは?
過去3ヶ月分のオートオークションデータを調査したところ、CX-3の売れ筋グレードはディーゼル車で「XDプロアクティブ」、ガソリン車で「20Sプロアクティブ」となっていました。
価格と装備のバランスが高い中間グレードなので、より多くのユーザーに選ばれた結果と考えられます。
CX-3 ディーゼルの売れ筋は「XD プロアクティブ」
CX-3のディーゼル車では全75台が流通しているうち「XDプロアクティブ」が32台で42.6%をシェア。
続く上位グレード「XDプロアクティブSパッケージ」は10台で、13.3%となっています。
CX-3 ガソリン車の売れ筋は「20S プロアクティブ」
一方でガソリン車は全31台中19台が「20Sプロアクティブ」で、シェアは全体の61.2%と過半数を占めています。
第2位はベースグレードの「20S」が9台、こちらは29.0%のシェアでした。
CX-3 ディーゼルとガソリン車の維持費を比較
比較項目 | XDプロアクティブ(ディーゼル車) | 20Sプロアクティブ(ガソリン車) |
---|---|---|
価格 | 2,630,880円 | 2,332,800円 |
価格差 | +298,080円 | |
自動車取得税 (新車購入時の税金) | 0円 | 58,300円 |
重量税 (新車購入時) | 0円 | 36,900円 |
購入時のエコカー減税を考慮した価格差 | +202,880円 | |
自動車税 (翌年分) | 9,000円 | 39,500円 |
平均実燃費 | 18.6km/L | 12.7km/L |
ガソリンタンク容量 | 48L | 48L |
ガソリンの種類 | 軽油 | レギュラー |
満タンで走れる距離 (5リッター残し) | 799.8km | 546.1km |
※実燃費は市街地や幹線道路、高速道路を含んだ平均の実燃費数値です。
ディーゼル・ガソリン車の価格差202,880円を燃費で埋めるにはどの位掛かる?
※燃料単価(リッター):軽油110円/レギュラーガソリン130円で計算
- ディーゼル車 18.6km/L
10000÷18.6≒537.6リッター
537.6×110円=59,136円 - ガソリン車 12.7km/L
10000÷12.7≒787.4リッター
787.4×130円=102,362円
CX-3で10,000km走行した場合、ディーゼル車の燃料代はガソリン車より43,226円安く上がる計算です。
この金額で、ガソリン車との差額202,880円を埋めて元を取るには、
202,880÷43,226円≒4.69万キロの走行距離が必要となります。
だいたい多くのユーザーがCX-3に乗る場合、週末の買い物&ドライブ程度だと1万キロ/年ペースなので、およそ4年半乗ればペイできる計算になります。
車検2回目でプラスになると考えれば、決して無理な目標ではありませんね。
ちなみに年間2万キロまで走れば2年半なので、1回車検を通せばペイ、年間3万キロも乗り倒すヘビーユーザーなら約1年半ですぐペイできるから、お得感がより強くなるでしょう。
よりリアルなシミュレーションを出したければ、自分の欲しいオプションも加えたトータル額で計算しましょう。
CX-3 ディーゼルとガソリン車の加速や静粛性、乗り心地の違いは?
乗り心地は同等、出足の加速はディーゼル車
CX-3の走りをディーゼル車とガソリン車で乗り比べてみたところ、やはり太いトルクで力強い出足を魅せてくれたのがディーゼル車です。
低速域で機敏に動ける足腰の強さがディーゼルエンジンの魅力ですから、市街地で乗り回すなど普段使いには有利となるでしょう。
また、程よく締まった足回りは硬さを感じさせず、乗り心地のよさを支える快適性にすぐれていました。
中間域からの伸びやかな加速と静粛性はガソリン車
その一方でガソリン車は出足こそディーゼルに譲るものの、アクセルレスポンスは良好で次第に湧き上がるパワー感が印象的でした。
ガソリン車は中高速域を得意としており、滑らかに伸びていくスピードと、マツダ車らしくスッと入ってくれるステアリングは流石の一言。
CX-3を操る、クルマの歓びをセンスフルに感じられるのが、ガソリン車のアドバンテージと言えるでしょう。
ディーゼル車とガソリン車、それぞれ個性的な乗り味があるので、どちらも試乗させてもらうことで、自分との相性を確認し、より高い満足感が得られます。
CX-3 ディーゼルとガソリン車どちらが売れているか?販売の比率を公開
現行型CX-3は2015年2月の発売ですが、ガソリン車が追加設定されたのは2017年6月。
2017年6月~2019年6月まで当サイト(クルマを買う!)で調査・集計してきたCX-3の流通データを基に、ディーゼル車/ガソリン車の販売比率をまとめました。
- CX-3 ディーゼル車 70.7%
- CX-3 ガソリン車 29.3%
2年間のトータルでは、ディーゼル車の方がガソリン車より40%以上多く売れているのがわかります。
CX-3 ディーゼルとガソリン車、下取りが高いのはどっち?
CX-3のディーゼル車とガソリン車、下取りで有利なのはどちらでしょうか。2019年8月時点の業者オークション相場から、2年落ちの下取り相場を比較してみましょう。
比較項目 | XDプロアクティブ(ディーゼル車) | 20Sプロアクティブ(ガソリン車) |
---|---|---|
2年後の下取り価格 | 176.3万円(67.7%) | 180.5万円(79.0%) |
※カッコ内は当時の新車価格に対しての残価率です
これを見ると、ガソリン車の方がディーゼル車より10%以上も高リセールとなっており、下取りに有利と言えそうです。
CX-3 ディーゼルとガソリン車のメリットは?
CX-3 ディーゼル車の長所・メリットは?
- ガソリン車に比べて燃費がいい
- 車両価格の差も、5年ほど乗ればペイできる
- 低速域からの太いトルクで、マイルドな運転を楽しめる
CX-3 ガソリン車の長所・メリットは?
- ディーゼル車に比べて車両価格が約20万円安い
- ガソリンエンジンの伸びやかな加速で、スポーティな走りが楽しめる
- ディーゼル車に比べて静粛性が高い
CX-3 ディーゼルとガソリン車の欠点・弱点は?
CX-3 ディーゼル車の短所・デメリットは?
- 車両価格がガソリン車よりも高額
- ディーゼル特有のコロコロ音が気になるユーザーも
CX-3 ガソリン車の短所・デメリットは?
- ディーゼル車に比べて燃費が悪く、ランニングコストがかさみがち
- エコカー減税の対象外なので、お得感がディーゼル車に比べて薄い
買うならCX-3 ディーゼルとガソリン車どっち?
ガソリンモデルとディーゼルモデルの大きな違いを改めて最後にまとめてみました。
- ディーゼルモデルはエコカー減税とグリーン税制が適用されるのに加えて、ディーゼル補助金が出る
- ガソリンモデルよりディーゼルモデルの方が燃費も良く、軽油を燃料とする為ランニングコストが安く済む
- ディーゼルモデルの方がパワーがある
このようにまとめると、ディーゼルモデルの良さばかりが目立ってしまい、ガソリンモデルにメリットがあまり無いように見えますね。
しかし走行距離が少ないユーザーには、やはり車両本体価格そのものが安いガソリンモデルの方が得な場合もあり、ディーゼルモデルの走行フィーリングが好きになれないというユーザーもいます。
内外装の装備や安全機能等はガソリンモデルもディーゼルモデルも基本的には同じです。
それぞれに一長一短あるので、ご自身の好みに合わせたモデル選びをしましょう!
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
併せて読みたい
CX-3の値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのCX-3値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がCX-3を限界値引きで購入しています。
今月のCX-3の値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。