アクセラスポーツはCセグメントと呼ばれる、世界的には量産車種としてメーカーの看板車種となるようなサイズに該当するクルマとなっています。
国内では、スバル「インプレッサ」やトヨタ「オーリス」などが直接的にはライバルとして取り上げられることが多いでしょう。
そんな中、国内メーカーの中でも勢いに乗っているマツダのアクセラスポーツの欠点・デメリット、そして魅力的ないいところをそれぞれ見ていきましょう!
アクセラスポーツを評価!欠点、デメリットはあるか?
アクセラはセダンと、スポーツというサブネームがつくハッチバックの2つのボディタイプを展開しています。
パワートレイン以外に基本的には装備やグレード展開に差はないですが、ここではアクセラスポーツに絞って評価していきます!
口コミでも話題。アクセラスポーツを選ぶ際の1番のデメリットとは⁉︎
マツダコネクトってなに?
※アクセラ:mazda.co.jp
マツダコネクトとは、マツダ独自の新世代カーコネクティビリティシステムのことを指します。
一般的な認識では、「ナビ」と言えば通じるでしょう。
標準で車両備え付けのマツダコネクトは、メリットもありますがデメリットも多くあり、これが車両購入に対して足枷になっていると言う人も少なくないようです。
社外品ナビの選択肢は皆無
さて、そんなマツダコネクトを搭載したアクセラスポーツに置ける最大のデメリットが、自分好みの社外品ナビゲーションを愛車に装着するという選択肢が無いということです。
マツダコネクトは、所謂2DINサイズと呼ばれるダッシュパネルにすっきり収まるものではなく、ダッシュパネル上にポン付けされるような形で鎮座しています。
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よって、そもそも2DINサイズのナビを搭載する場所が存在しないのです…。
こうした方式は欧州車をはじめとした外車にはよく見られるタイプですが、日本車としてはかなり珍しく日本人には好まれ難いものだと言えるでしょう。
稀に、社外品ナビをインストールしているユーザーもいるようですが、カーオーディオ専門ショップ等での作業で、高額な改造費が掛かるのは必須で、一般ユーザーにとってあまり現実的ではありません。
日本市場でのナビの流れに逆行⁉︎
最近、大型のモニター画面を備えたナビが使い勝手も視認性も良いといった理由で、他メーカーでは特にミニバンなどで積極的に純正でも採用されています。
そういった中で7インチサイズのモニターはかなり小ぶりで、使い勝手の悪い印象を受けます。
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シフトパネル付近に手元で操作できるコマンダーコントロールスイッチがあるとは言え、直接タッチパネルでの操作となるとストレスを感じる方もいるのではないでしょうか。
また、後部座席の人がDVDやTVを楽しむにも、画面が小さいと見辛いという欠点もありますね!
上質感の演出が裏目に⁉︎
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アクセラスポーツはシフトパネル廻りだけでなく、パワーウィンドウスイッチ部などもピアノブラック加工が施されています。
ピアノブラックは艶のある黒色で見映えは良いのですが、手で少し触れただけで指紋が目立ち、汚れたからといって下手に拭けば簡単に線キズが入ってしまう上に、わずかな埃も目立ってしまうという特徴があります。
特にパワーウィンドウスイッチ部は目に付きやすい上に、良く手の触れる場所なので必然的に指紋による汚れが付きやすくなっています。
夜間、そんなパワーウィンドウスイッチ部を分かりやすく照らしてくれるスポットライト等があれば少しマシにはなる上に、使い勝手も向上するのですが、そういったものがオプションでも設定されておらず、ユーザーに対して不親切な点だと言えるでしょう。
現行モデルが出た当初から年次改良モデル途中までは、カーボンシボ加工されたパワーウィンドウスイッチのパネルが採用されており、こちらの方がスポーティーな印象で、アクセラスポーツという車にも合っていたのでは?…と個人的には思います。
アクセラスポーツの普段使いで気になる点
後方視界が悪い!
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アクセラスポーツは、スタイリッシュなエクステリアデザインが多くのユーザーを魅了していますが、それ故に後方視界が悪いという欠点があります。
角度が付いたリヤハッチガラスは、面積が狭いことも相まって運転席からの視認性は高くなく、ライバルのインプレッサと比較してもかなり後方視界が限られています。
バックカメラや360°ビューモニターの設定があるとは言え、直接的な視界の悪さはドライバーにとって、 不満を感じるポイントのひとつとなってしまうでしょう。
ラゲッジルームを使う際の注意点
※アクセラ:mazda.co.jp
アクセラスポーツは、外から荷室内のプライバシーを守る為のトノカバーが付いています。
リヤゲートを開けると、それに合わせてトノカバーも持ち上がり荷物の出し入れができるとのことですが、持ち上がったトノカバーの後端部がちょうど顔の前あたりにきてしまうのです。
特に荷室内奥の荷物を出し入れするのに少し屈んだ際には邪魔にもなりますし、「不意に顔にぶつけてしまった」という声もちらほら聞かれます。
トノカバーを取り外してしまえば解決ですが、それでは本来の意味をなさなくなるので、もう少し使い勝手や安全性を考慮した設計にして欲しいところですね。
インプレッサと比較して、一歩及ばずの電動パーキングブレーキとクルーズコントロール
アクセラスポーツのライバル車であるインプレッサスポーツには、電動パーキングブレーキが全車標準装備され、クルーズコントロールは全車速追従型となっており前走車に合わせて停車まで行えるものとなっています。
一方で、アクセラスポーツは22XDという上級モデルにのみ電動パーキングが設定され、それ以外は従来のハンドブレーキタイプとなり、クルーズコントロールは30km/h〜使用可能なタイプのものとなっています。
この辺りの使い勝手の良さや今トレンドの快適装備は、インプレッサスポーツに比べて現行モデルライフの長いアクセラスポーツは不利になる傾向にあり、両車を比較した時の欠点のひとつとなってしまうでしょう。
アクセラスポーツを評価!いいところは?
欠点・デメリットに対して、アクセラスポーツの良いところはどういった部分なのか⁉︎
幾つか紹介していきましょう!
豊富なパワートレインで自分に合ったクルマ選び!
アクセラスポーツには、
- 1.5Lのディーゼルターボ
- 2.2Lのディーゼルターボ
- 1.5Lのガソリン
という3つのパワートレインが用意されています。
また、それぞれに6速MT車もラインナップされており、新車で買えるMT車が各メーカー少なくなっている中で、走る楽しさを謳うマツダらしいクルマ好きのユーザーの心をくすぐるポイントではないでしょうか。
豊富なパワートレインも、「燃費の良いクルマでランニングコストを抑えたい」「チョイ乗りが多く、車両価格そのものの初期投資を抑えたい」「パワーに余裕のあるクルマが良い」…といった、様々なニーズに応えることができるラインナップだと言えます。
特に今のマツダの代名詞でもあるクリーンディーゼルエンジンは、ガソリンに比べて安価な軽油でありながら、更に燃費も良く、豊富なトルクで良く走り、ディーゼル特有のガラガラ音をほとんど感じさせない優れた静粛性を持つ…という特徴から専門家にも高い評価を得ており、実際に多くのユーザーから選ばれています。
高速道路での合流や追い越し、山道での急な登り坂でもスイスイ加速していく余裕あるパワーは、大きな魅力だと言えます。
そんなディーゼル車はガソリン車と比べて車両価格はアップしますが、単純に金額の差だけでは語れない、ドライビングプレジャーを感じさせてくれるエンジンで、一度乗ればその虜になってしまう人も少なくないはずです!
全グレードで「サポカーSワイド」に該当!充実の安全機能
※アクセラ:mazda.co.jp
マツダはエントリーモデルからハイエンドモデルのクルマまで安全装備に差を付けないという理念で、このアクセラスポーツでも最も安価な15Cというグレード含め、全グレード「サポカーSワイド」に該当しています。
具体的には、
- 人も検知する自動ブレーキ(アドバンストSCBS)
- リヤにも自動ブレーキ(SCBS R)
- 前後AT誤発進抑制機能
- リヤパーキングセンサー
- 車線逸脱警報システム(LDWS)
- ブラインドスポットモニタリング(BSM)
- 後退時に左右から接近する車や人を検知して警報する機能(RCTA)
- ハイビームコントロール(HBC)or部分配光機能を持ったLEDヘッドライト(ALH)
…これらの機能が最低限全グレードに搭載されていることになります。
安全機能が自動車業界においてトレンドの今、「サポカーSワイド」という最も高い基準を全グレードでクリアしているクルマはまだまだ少なく、アクセラスポーツを選ぶ大きなメリットだと言えるでしょう!
運転のしやすさが考えられたコックピット
少ない視線移動で安全性を確保!
アクセラスポーツにはアクティブドライビングディスプレイというものが、「PROACTIVE」というグレード以上で標準装備されています。
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これはメーターフード上部にディスプレイが立ち上がり、そこに様々な情報を投影するというものです。
現在の速度、ナビの右左折・車線の案内など普通であれば目を逸らしてメーター内やナビ画面を見なければいけないところ、前を向いたまま確認できるという恩恵は意外にも大きく、わき見運転防止に一役買っています。
オルガンペダル式のアクセルペダル
高級車や輸入車の代名詞のひとつでもあるオルガンペダル式のアクセルペダルがアクセラスポーツには採用されています。
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かかとを支点として細かなアクセル開度の調整がしやすいのと合わせて、長距離ドライブ時に右足が疲れにくいというメリットもあります。
アクセラスポーツの総合評価
デメリット・メリットどちらもあるアクセラスポーツですが、話題のマツダコネクトは車両装備の細かなアレンジをユーザー自身でできるといったメリットもあります。
また、車格を考えるともう少し居住性にゆとりがあっても良いかもしれませんが、鼓動デザインやドライバー主体で考えられたクルマづくりをしているという点を割り切ることができ、魅力に感じるのであれば大きく問題に感じることもないでしょう。
アクセラスポーツは走行性能や内外装の質感、安全装備など基本的なクルマそのものの完成度は高いので、今後のマイナーチェンジなどでデメリット・欠点部位を克服してくれることに期待したいですね!
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
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また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
マツダ3の値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのマツダ3値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がマツダ3を限界値引きで購入しています。
今月のマツダ3の値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。