マツダのフラッグシップモデル、アテンザは、先般実施されたマイナーチェンジにより更に魅力的なモデルへと進化を遂げました。
しかし、運転のしやすさがスタイリッシュなエクステリア・デザインの犠牲になっている、という声も聞かれます。
ここでは、本当にアテンザの運転は難しいのかを検証すると同時に、駐車のコツや運転をサポートするアイテムについても紹介しますので、購入を検討されている方は参考にしてみてください。
アテンザの大きさは?ボディサイズをチェック
まず初めに、アテンザの売れ筋グレード「22XD プロアクティブ」(2WD)のボディサイズをチェックしてみましょう。
【アテンザ 22XD プロアクティブ(2WD)】
全長 4,865mm
全幅 1,840mm
全高 1,450mm
4.9m近い全長や1.8mを超える全幅など、堂々たるサイズです。
ヨーロッパの基準では大きい方から2番目のEセグメントに属しますが、狭い路地や駐車場の多い日本では、少し持て余し気味になるサイズと言えるでしょう。
ここで弟分のアクセラから乗り換えるケースを想定し、サイズを比較してみます。
※アクセラ 出典mazda.co.jp
【アクセラセダン 15S プロアクティブ(2WD)】
全長 4,580mm
全幅 1,795mm
全高 1,455mm
アテンザはアクセラと比較すると全長が30cm近く長く、全幅も4cmほどワイドになっています。
一回り大きいので乗り換えた場合は、やはり大きさを意識されられるはずです。
現実問題として、アクセラでは問題なかった狭い路地でのすれ違いが難しくなったり、古いタイプの立体駐車場なら幅が引っ掛かって入庫を断られるといったケースも出てくることでしょう。
アテンザの小回りは効くか?アテンザの最小回転半径
次に、アテンザの小回り性を検証してみましょう。
アテンザの最小回転半径は5.6mで、アクセラの5.3mと比べ30cm大きい数値です。
ボディの長さと相まって、狭い路地や駐車場での切り返しに苦労するケースが生じると思われます。
ただ、小回り性の点で有利なFR方式を採用するクラウンでも最小回転半径は5.5mなので、FFのEセグメント車で5.6mは決して悪い数値ではありません。
アテンザは運転しやすい?難しい?車両感覚と運転感覚
アテンザのフロントの見切りはいまいち
アテンザはボンネットフードがスラントしているので、運転席からはボンネットの手前側しか確認できません。
そのためフロントの見切りが良くないことに加え、ノーズも長いので、切り返しの際などに鼻先を壁ギリギリまで寄せるには、かなりの慣れを要するでしょう。
※アテンザ 出典mazda.co.jp
一方、斜め前方視界の点では、Aピラー(フロントピラー)の取付位置が絶妙でピラー自体も太くないため、比較的優れています。
Aピラーの傾斜が強いのはマイナスポイントですが、それでも右左折時の死角は少ない方です。
アテンザの車幅の感覚は掴みやすい?
アテンザはミニバンやSUVと比べて、運転席からボンネットの先端がさらに見えないため、車幅の感覚が掴みやすいとは言えません。
また、左右のAピラーが同時に視野に入らないことも、車幅を掴みにくくしている一因です。
全幅が広いことと相まって、狭い路地ですれ違う時などはかなり神経を使うことになるでしょう。
アテンザの後方視界はあまり良くない
※アテンザ 出典mazda.co.jp
アテンザはCピラー(リアピラー)の傾斜が強いため、運転席から見えるリアウィンドウの天地が狭く、後方視界は決して良くはありません。
また、斜め後方視界に関しても、ベルトラインが後のいくほど上がっているデザインの影響で、いまひとつです。
ただ、Cピラーが細く、死角が少ない点は評価できます。
アテンザの駐車にはコツがある?
アテンザはボディが大きいことに加え、後方及び斜め後方視界にやや難があり、ボディ後端部の位置も掴みにくいので、バックでの駐車には気を使います。
また、前向き駐車する場合も、フロントバンパーを壁にぶつけてしまわないよう注意が必要です。
アテンザは、このセグメントの中でも駐車に神経を使う部類に入ります。
アテンザの運転で役立つアイテム
360°ビューモニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)
アテンザはボディが大きく四隅の位置も掴みにくいので、メーカーオプションの「360°ビューモニター+フロントパーキングセンサー」を是非とも装着したいところです。
360°ビューモニターとは、車両の前後左右合計4箇所に設置されたカメラの映像をセンターディスプレイに表示し、安全確認を支援するアイテムになります。
※アテンザ 出典mazda.co.jp
映像は、フロントビュー/リアビュー/左右サイドビュー/トップビューの4つのビューの切り替えが可能です。
駐車の際はリアビュー+トップビュー、見通しの悪い交差点に進入する際はフロントビュー、狭い路地での離合の際はサイドビュー、バックで出庫する際はリアビューを使用することで、接触事故のリスクが大幅に軽減できます。
一方、フロントパーキングセンサーは、フロントセンター部及びコーナー部に設置された合計4つの超音波センサーで障害物を検知し、接近すると警報音で知らせるアイテムです。
標準装備される安全運転支援システム「アイ・アクティブセンス」にこのメーカーオプションを加えれば、予防安全対策は万全なものになるでしょう。
価格は43,200円ですが、費用対効果の点ではかなりお値打ちと言えます。
20S/XDならパーキングセンサー(フロント追加用)
先ほどの360°ビューモニターは、ベーシックグレードの20SとXDには設定がありません。
※アテンザ 出典mazda.co.jp
しかし、ディーラーオプションでフロント追加用のパーキングセンサーが用意されているので、予算の都合で20SやXDを購入する場合はせめてこのアイテムを装着したいところです。
フロントの見切りの悪さをカバーできるだけでも、付けるメリットがあります。
価格はAT車用が26,460円、MT車用が31,730円です。
アテンザの運転のしやすさまとめ
アテンザはボディが大きい上、見切りや視界にやや難があるので、運転が難しい部類に入ります。
特に運転に苦手意識のある女性にとっては、アテンザの運転は難関になるかもしれません。
しかし、ここで紹介したアイテムを装着することで、ある程度は運転がしやすくなります。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
アテンザの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのアテンザ値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がアテンザを限界値引きで購入しています。
今月のアテンザの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。