アルファードの走りは良いのか?走行性能はどうか?今回アルファードで1日試乗に行ってきました。
一般道、高速道路、ワインディングなどシチュエーション別にアルファードを評価してみたいと思います。
アルファード試乗グレード
2.5X 2WD 8人乗り
走行距離 21,000㎞
アルファードの一般道、街乗りでの走りは?
まず街乗りからです。赤信号からのゼロ発進では非常にトルク感を感じて、余裕のあるスタートが出来ます。
街中の上り坂を40キロ~60キロで上るような場面でも、車体の重さを感じる事もなく、スイスイ上っていくトルク感があります。街中の実用域ではアルファードのエンジンパワーは全く不足はないですね。
一般道を60キロで走っていて、20~10キロ程度まで速度が落ちて再度加速するような場面では、実用域の扱いやすいトルク感が求められますが、アルファードの場合は低速からアクセルを踏みなおしても急激にトルクが立ち上がることなく、スムーズに速度復帰します。
実用域では非常に扱いやすいエンジンとトルク特性ですね。
また、アルファードのブレーキ性能は街乗りで全く問題ありません。
ブレーキのタッチはスムーズで、少し踏んだだけでガクッと効くようなタッチの悪さはありません。
2.5Xはアルファードの中で最も車重が軽いグレードなので、さらに重い上のグレードでもしっかりとブレーキが効くようにセッティングされているので、2.5Xではむしろブレーキの容量には余裕があるように感じます。
60キロから減速してピタッと0キロで止まるまで、非常にコントロールしやすいので、 車体が前のめりにならないように、同乗者に気を使うブレーキングが出来ます。
強めのブレーキを踏む場面でも、踏めば踏んだだけグッとブレーキが効くので、短い距離で止まれます。上級グレードと比べたら車重が軽いので、ブレーキ性能は有利ですね。
もちろん上級グレードでもアルファードのブレーキ性能に不満はありません。
アルファード2.5SCパッケージ4WDと2.5X2WDの走りは全然違う!
少し前にヴェルファイアの2.5ZGエディションの4WDに乗りましたが、それと比べると2.5Xは非常に車が軽く感じるので、加速感がワンランクアップした感覚です。同じエンジンなんですがね。
調べてみると、ヴェルファイアの2.5ZGエディションとアルファードの「2.5SCパッケージ4WD」が同グレードになります。
2.5SCパッケージ4WDの車重は2070㎏
2.5X2WDの車重は1920㎏
その差150㎏。男性の大人2人分の重量差が余裕であるので、走りにもハッキリと違いが表れます。
2.5SCパッケージ4WDでも、街乗りではエンジンパワーやトルク感には全く不足はないのですが、今回2.5Xに乗ってみてさらに軽快感が加わりました。
2.5Xでも重量級のLクラスミニバンに変わりはないのですが、乗り比べると違いがよく分かりますね。
見た目や装備、内装の質感では2.5Xが劣るかもしれませんが、走りの軽快感では2.5Xの方が上ですよ!
アルファードの高速道路での走りは?パワー感に不足はあるか?
まず高速道路の本線へ合流する場面ですが、アルファードの2.5エンジンは合流車線では余裕の加速で楽に合流できます。
合流車線の手前から、道路は上っている場面が多いと思いますが、上り坂基調でもアルファードの大きいボディをグイグイ引っ張って加速してくれます。アクセルペダルは50~60%くらい踏み込めば、必要十分な加速が得られますね。
本線を80キロ~90キロで走行していると、エンジンパワーに余裕が感じられます。アルファードにはまだまだ上の速度域で走れるパワー感があるので、80~90キロで走行していれば疲労感が少なく、長距離ドライブは楽だと思います。
ただ、長距離ドライブするなら100キロ~110キロくらいの速度が欲しい場合もあるでしょう。100~110キロの巡行速度でも追い越しや登坂区間で余裕をもって走る事が出来ます。
高速でのブレーキ性能は優秀です。100キロオーバーから強めにブレーキを踏んでも姿勢が乱れることなく、減速していきます。実用域でのブレーキのコントロールがしやすく、ブレーキの踏み加減で強くも弱くも効き具合を思い通りに調整できますね。
アルファードの高速での追い越し加速は?
高速道路を走行中に前車を追い越す場面では、90キロから追い越しを開始して120キロまで、アクセルを30~50%ほど踏み込めば余裕をもって追い越す事が可能です。
まだまだ余力を残しながら追い越しできるので、走りに余裕が感じられ高速の運転が楽に感じますね。
2.5でも余裕がある走りなので、3.5ならもっと楽なんでしょうね・・・
登坂車線があるような高速道路の上り坂では、速度維持のためアクセルは少々踏み込みますがまだまだ余裕ある走りが可能です。
上りで追い越しを掛ける時は、さすがにアクセルを踏み込む量は多くなり、エンジン音もそれなりに室内に入ってきますが、じれったい感じはなくスムーズに前車を追い越す事が可能です。
高速の上りでは、3.5Lエンジンが欲しくなる場面はありますが、2.5でもスムーズに走る事は出来ます。個人的には高速道路でも2.5Lエンジンのパワーで十分ですね。
アルファードの0-100㎞加速は何秒?
周りの安全に十分注意してアルファードの0-100㎞加速を計測してみました。
エコモードはOFF、ミッションはDレンジに入れっぱなしの状態で、停車時からアクセル全開で100キロまでです。
アクセル全開から重いボディを楽々加速させていきます。思ったより速いぞ??
あっと言う間に100キロまで到達。タイムは・・・
11.27秒!
これは、前回乗ったヴェルファイアの2.5ZGエディション4WD(アルファードならSCパッケージに相当)の12.9秒を大幅に上回るタイムでした。
やはり車重が160㎏軽い事が大きな要因でしょう。エンジンは同じなのに1秒以上も速いタイムと言うのは予想外でした。
今回のアルファードは軽さと、走行距離が2万キロなのでエンジンに当たりが付いて、一番調子がいい時期かもしれません。ヴェルファイアの時は4000キロだったので、まだ機械同士の当り付けに余力があったのかも・・・。
アクセル全開の場面はそうそうないと思いますが、アルファードはアクセル全開だと力強い加速が可能です。
アルファードの中~高速コーナーの走りは?
高速道路の出口やJCTにある中速コーナー~高速コーナーでのアルファードの走りは安定しています。
70~80キロで旋回するような場面では、一定の角度までロールはしますが、ロールしながら安定してコーナーをクリアできます。
以前乗った4WDよりも車重が軽いので、ステアリングの切り始めからフロントが向きを変えて、気持ちよくコーナリングしていきます。
アルファードは重心が高くて重いミニバンなので、速くコーナーを走る事は苦手ですが、運転手に不安を感じさせない安定感あるコーナリングは可能です。
コーナリング中の姿勢も安定しているので、女性の方でも怖い思いをしないで、高速道路のJCTのカーブを走る事が出来るでしょう。
ワインディングでのアルファードの走りは?
今回は筑波山のワインディングにアルファードを持ち込んで見ました。
最初から割とタイトな上りのコーナーが続きますが、まず上りに関して苦も無く上っていくエンジンのトルクとパワーはあります。
ノンターボの軽自動車や1000ccクラスのコンパクトカーではきつそうな上りでも、アルファード2.5は不足ないトルクでグイグイ上っていきます。
タイトな低速コーナーでは、大きく思いボディからは予想外のコーナリングが出来ました。
以前乗った4WDのヴェルファイア2.5ZGエディション(アルファードでは2.5SCパッケージに相当)では、コーナリング中は非常に安定してますが、重い車重と4WDのためかアンダーが強く、ステアリングを切って切って曲がっていく感じでした。
今回のアルファード2.5Xでは、ステアリング操作が一発で決まり、狙ったラインをトレースできます。ステアリングを切ると同時にフロントが向きを変えるので、クリッピングポイントまで狙ったラインをトレースしやすく、あとはアクセルを踏んでステアリングを戻すだけです、
ZGエディションのようにステアリングを切り足す事もなく、意外にも運転が楽しく感じました。
アルファードをワインディングで軽快に走らせるなら16インチ?
なぜ価格が高い上のグレードの2.5ZGエディション(SCパッケージ)よりも2.5Xの方がワインディングの走りが楽しいと感じたのでしょうか?
これは2.5ZGエディションよりも軽い車重と2WD、そして16インチのタイヤとホイールのおかげです。
ZGエディション(SCパッケージ)は235/50R18インチですが、今回の2.5Xは215/65R16インチです。ホイールが2インチ分軽くなって、タイヤは細くなっています。
これによりステアリングに対するレスポンスがよくなり、ワインディング走行時の全体の軽快感が上がっています。
タイヤが太い方がグリップ性能は上なので、コーナリング中は安定しますが、タイヤが細くてホイールが軽い方が、ステアリングに対してのレスポンスは早くなります。これによって走りの軽快感が高い訳ですね。
タイヤが細いと、その分コーナリング中の限界は下がりますが、アルファードでそこまで攻める走りは必要ないので、ワインディングを安全に軽快に走るなら16インチが向いていると言えるでしょう。
ワインディングの下りでの走りはどうか?
下りではさすがにアルファードの車重が効いてきて、スピードが乗って来ると若干怖さを感じます。ただ制限速度にプラス10~20キロ程度のスピードならコーナーのRにもよりますが、普通に安定して下りのコーナーをクリアできます。
スピードの出し過ぎに注意して、しっかりとブレーキで減速すれば、下りでコーナーが連続するような区間でも安定した走りが可能です。安定していると言う事は、安全に下りの山道を走る事が出来ますね。
ただ、少し速度域を上げると、重い車重と大柄なボディが足かせとなってロール量が多くなりコーナリング中の姿勢も不安定になるので、恐怖感が出てきます。
実用域ならアルファードのブレーキはよく効きますが、オーバースピードになってくると、どうしても制動距離が長くなるので、コーナー進入時はちょっと怖いです(^^;
制限速度内か少々超えるくらいならアルファードは非常に安定して山道を走る事が出来るので、ワインディングではスピードを控えめに走るように心がけましょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
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