2002年から発売されているマツダの『アテンザ』
マツダの車種の中でも上位に位置する「フラッグシップモデル」として人気の車種です。
2018年5月24日にモデルチェンジがされ、大きくデザインが変わりました。
非常にスタイリッシュな外観で高級感を感じるデザインになりました。
では、スタイリッシュに変更されたアテンザの内装は、どのようになっているのでしょうか。
グレードごとの内装色やシートカラー、収納や荷室の大きさまで詳しく見ていきましょう。
アテンザの内装の質感は?
アテンザの内装色
アテンザLパッケージ(XD、25S)
アテンザのLパッケージには、「ホワイト」と「ブラック」の2つの内装色が用意されています。
※アテンザ:mazda.co.jp
まずホワイトは、画像のようにシート・インパネ・ドアトリム・センターコンソールにホワイトレザーが使用され、非常に明るい内装となっています。
シートの一部分だけにホワイトが使用されているのではなく、シート全体にホワイトレザーが使用されているため、ヨーロッパ車のようなインパクトのある車内になっています。
また、ダッシュボードやドアにはブラックが使用され、ホワイトとブラックのコントラストがマッチして品のある内装です。
ホワイトカラーの内装は珍しく、Lパッケージでしか選択することができないのも魅力ですね。
※アテンザ:mazda.co.jp
一方ブラックは、ホワイトの内装と比べ非常に落ち着いた雰囲気になっています。
シートにもブラックレザーが使用され、高級感が感じられ、上質な仕上がりとなっています。
ステアリングやドアハンドルに施されたシルバーパーツとの相性が良く、重厚感のある内装です。
だだ、Lパッケージのルーフカラーは、ダークグレーとなっているので、ブラックの内装はホワイトの内装と比較するとやや圧迫感を感じます。
開放的は印象を受けるのは、やはりホワイトですね。また、ブラック内装だと太陽からの熱を吸収しやすく、車内の温度が上がりやすいのも欠点です。
この部分が気にならないなら、質感が高く飽きのこないブラックはオススメです。
アテンザ プロアクティブ/20S/XD
※アテンザ:mazda.co.jp
プロアクティブとベースグレードの20S/XDの内装色は同じものとなっています。
内装色は「ブラック」で統一され、シックでまとまりのある内装となっているのが特徴です。
シートカラーもブラックとなっており、落ち着いた内装が印象的です。
Lパッケージのブラックと同じような見た目ですが、シートの素材やメッキパーツなどから、Lパッケージと比較すると少し高級感に欠けてしまいます。
プロアクティブとベースグレードの20S/XDのルーフカラーは、明るいライトグレーなので開放感を感じます。
Lパッケージでは、車内全体がモノトーンのブラックでしたが、プロアクティブとベースグレードの20S/XDには、明るいルーフカラーとなっているので、開放的な印象を受けます。
Lパッケージより、若干質感や高級感は劣りますが、とても品のある内装ですね。
アテンザのシート表皮・デザイン
※アテンザ:mazda.co.jp
* Lパッケージ
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* プロアクティブ/20S/XD
Lパッケージ
Lパッケージのシート表皮には、ナッパーレザーと呼ばれる本革が使用され、高級感のあるシートになっています。
本革シートの欠点は2つあり、「蒸れやすいこと」と「体が滑ること」です。
本革シートは、あまり通気性がよくないので、長時間シートに座っていると蒸れてきます。
しかし、アテンザの本革シートには、体が触れる部分にパンチング加工が施され、長時間座る事による蒸れを軽減してくれます。
また、画像のようにシートに凹凸(座面と背面の横のライン)をつけることによって、コーナーで体が滑ってしまうのを防止してくれます。
私たちユーザーの意見をしっかりと取り入れられたシートとなっているので非常に好印象です。
シートサイドには、パイピングが施されており、引き締まったデザインになっているのもいいですね。
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特にホワイトカラーのシートは、パイピングがあることによってデザイン性と高級感が増しています。
プロアクティブ/20S/XD
プロアクティブとベースグレードの20S/XDのシート表皮は、クロスと呼ばれるファブリック素材が使用されています。
非常に手触りがよく、なめらかな素材なのでベースグレードであっても質感が高いです。
シート中央の座面と背面には、薄いストライプ柄が施され、アテンザの内装の良いアクセントとなっています。
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アテンザのシートデザインは、どのグレードでも同じものとなっています。
サイドサポートやシートの厚みなど、座った際にホールド感と安定感があります。
シート全体にハリがあり、無駄に沈み込むような感覚がないので、長時間座っていても疲れることがありません。
自然な形で座ることができるシートはいいですね。
アテンザのインパネ
インパネトリム
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運転席から助手席まで施されたインパネトリムのカラーが内装色と同色になっています。
Lパッケージのホワイトには「ピュアホワイト」、ブラックには「ブラック」のものが使用されています。
どちらもステッチが施され、高い質感を感じます。
プロアクティブとベースグレードの20S/XDにも内装色と同じ「ブラック」のインパネトリムが採用されています。
どのグレードにも合成皮革が使用され、高い質感が保たれています。
インパネデコレーションパネル
インパネトリムの上部に施されたパネルになります。
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画像からではそれぞれのグレードの違いが分かりにくいですが、Lパッケージには光沢があり、金属的なチタニウムヘアラインが施されています。
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プロアクティブとベースグレードの20S/XDには、光沢のないマットヘアラインメタルとなっています。
どちらかというとLパッケージに使用されているパネルの方が高級感を感じ、内装の質感とマッチしています。
ですが、プロアクティブとベースグレードの20S/XDであっても、その下に施されているインパネトリムの素材が合成皮革なので、大きく質感が劣っている印象はないですね。
ドアトリムスイッチパネル
ドアスイッチ部分に施されたパネルの質感が異なります。
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Lパッケージには、インパネデコレーションパネルと同じ「チタニウムヘアライン」、プロアクティブとベースグレードの20S/XDは、「ブラック」となっています。
Lパッケージに使用されているパネルは、光沢があり非常に質感がいいです。
上級グレードなので、このような細かいパーツもしっかりと作り込まれています。
ニーレストパッド
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Lパッケージには、シフトパネルの両サイドにニーレストパッドが装備されています。
ソフトパッドを使用して、膝が当たっても痛くならないように施されています。内装色と同じカラーなので、統一感もあり好印象ですね。
このニーレストパッドは、Lパッケージのみに使用され、プロアクティブとベースグレードの20S/XDには装着されていません。
細かいパーツですが、あるとうれしい装備です。
アテンザの収納・荷室の使い勝手は?
運転席側の収納
カップホルダー
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運転席と助手席との間に、シャッター付きのカップホルダーが装備されています。
マイナーチェンジ前は、プッシュ式のものでしたが、今回のモデルからシャッター式に変更されました。
シャッターを開けるとカップホルダーが縦に2つ現れます。
ホルダー内にツメも付いているので、走行中の振動で動いてしまう心配がありません。
また、使用しない時はシャッターを閉めておけますので、車内の質感を落とすことがないのも良いですね。
マルチボックス
運転席の右下に小銭などを入れる小さな収納ボックスが装備されています。
マツダ車によっては、このような小物を収納できるスペースがないので、アテンザには装備されており便利です。
収納容量は小さいですが、ガムや小銭を入れておくには最適です。
オーバーヘッドサングラスホルダー
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マップランプ部分にサングラスやメガネを収納しておくボックスが装備されています。
サングラスなどを収納する専用ボックスですが、このようなアイテムは、便利で使い勝手がいいですね。
運転席から手が届きやすい位置にあるのも使い勝手が良いです。
アームレスト付きコンソールボックス
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カップホルダーの後方にアームレスト付きのコンソールボックスが装備されています。
ボックス内部は、浅いトレイがあり、収納するものを分けることができます。
また、ボックス内にはUSBポートや電源も装備されているので、スマホの充電などに役立ちます。
ボックスは深さがしっかりとあるので、多くのものを収納することができるのも嬉しいですね。
アテンザの収納の数は、それほど多くないので、このような大きな収納スペースがあると重宝します。
センターコンソールトレイ
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シフトパネルの前方にトレイがあります。
奥行きもあるので、スマホなどを置いておくには丁度良いスペースです。
電源も装備されているため、スマホの充電が簡単に行えるのもいいですね。
シフトパネル周りは、非常にゆとりのあるデザインになっているため、スッキリとした印象を受けます。
ドアサイドポケット
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ドアサイドに収納スペースが確保されています。
ボトルホルダーが付いているので、ペットボトルも収納できます。
助手席側の収納
グローブボックス
※アテンザ:mazda.co.jp
助手席の前方にグローブボックスが装備さています。
奥行きも幅もしっかりあるので、車検証や取り扱い説明書を入れても余裕があります。
ボックスティシュも収納することができるほどの大きさがあり、非常に使い勝手がいいですね。
ドアサイドポケット
運転席と同様に、助手席のドアサイドにもボトルホルダー付きの収納スペースがあります。
助手席は収納スペースが少ないので、この部分がメインになりそうです。
後部座席の収納
リアボトルホルダー
※アテンザ:mazda.co.jp
リアドアにボトルホルダーが装備されています。
フロントのドアポケットと比べると小さく、他の小物を収納するのは難しそうですね。
ただ、リア側にもボトルホルダーがあるのとないのでは、使い勝手が大きく変わってきます。
シートバックポケット
運転席と助手席のシートバックに、雑誌や本を収納することができるポケットが装備さています。
リアシートセンターアームレスト
※アテンザ:mazda.co.jp
リアシートの中央部分にアームレストが装備されています。
この部分には画像のようにカップホルダーも付いているので、4人乗りの際には非常に重宝します。
後部座席の収納は少なくなりがちですが、このようなアームレストがあると便利ですね。
アテンザの荷室のサイズは?どれぐらい積める?
アテンザには、セダンタイプとワゴンタイプが用意されています。
大きな違いは、やはり荷室の広さです。
車の形状から見てもワゴンタイプの方が荷室の容量が大きく使い勝手がいいです。
また、開口部分もワゴンタイプの方が広いので、荷物の積み下ろしなどが楽に行えます。
アテンザ セダン
※アテンザ:mazda.co.jp
アテンザ セダンの荷室のサイズは高さ490mm・幅1430mm・奥行き1170mmとなっています。
セダンタイプの荷室容量は、474Lとなっており、ゴルフバックを3つ積むことができます。
セダンでも思った以上に荷室が広く、使い勝手がいいです。
ただ、はきだし口と荷室との段差があるので、重いものなどを取り出す際は、腰を痛めないように注意したいですね。
また、長い荷物などを積む際に後部座席を倒して、荷室を広く確保することができます。
後部座席を倒すことで奥行きが1820mmまで大きくなります。
アテンザ ワゴン
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アテンザ ワゴンの荷室のサイズは高さ700mm・幅1550mm・奥行き1100mmとなっています。
セダンタイプの荷室容量は506Lですので、セダンタイプよりやや広いです。
ゴルフバックを4個積むことができます。
セダンタイプとの違いは、容量以外にも画像のように、はきだし口と荷室の段差がなく荷物をスムーズに出し入れすることができる点です。
やはり、荷物を多く積めるようにデザインされているので、セダンタイプに比べて使いやすいです。
※アテンザ:mazda.co.jp
ただ、タイヤハウスの張り出しがやや大きいので、この部分に関して収納面では少し残念な所です。
後部座席を倒すと奥行きが1790mmとなるので、広く荷室を使うことができます。
荷室の両サイドに設置された収納ポケットには、洗車グッズやタオルなどを収納することができます。
荷室にこのような収納ポケットがあるのはいいですね。
思った以上にセダンもワゴンも荷室は広く使い勝手がいいです。
アテンザの内装まとめ
アテンザの内装は、グレードごとの質感に大きな差はありません。
内装のカラーやシートの素材に違いはありますが、ベースとなる内装の質感が高いので、どのグレードでも車内の雰囲気に大きな差はないでしょう。
プラスチッキーな感じも無く、上質な内装です。
車内の収納に関しては、やや物足りなさを感じますが、必要最低限の収納スペースは装備されていますので不満はないです。
荷室に関しても、広く十分なスペースがあり使い勝手もいいです。
セダンタイプかワゴンタイプかは見た目と荷室の使い勝手の違いなので、実車を見比べてどちらにするか、選択すると良いでしょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
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