ここでは、アルファードの実際に走行した時の実燃費を紹介します。
渋滞を含む一般道、車の流れの良い一般道、高速道路などでアルファードの燃費が実際どの位なのか?燃費数字を出してみました。
※調査対象車種
アルファード2.5S Cパッケージ(ガソリン)FF
アルファードハイブリッドG Fパッケージ(ハイブリッド)4WD
アルファードの市街地(渋滞含む)の燃費は?
実燃費
7.1㎞/ℓ(ガソリン)
12.5.㎞/ℓ(ハイブリッド)
車重を考えれば健闘しているガソリンモデル
アルファードに搭載されるガソリンエンジンは2種類ありますが、今回は売れ筋の2.5Lモデルを取り上げます。
2AR-FE型と呼ばれるこのエンジンは、吸排気のバルブタイミングを回転域によって最適なものに切り替える機構と、吸気脈動に合わせて吸気管の長さを変動させる機構によって、低燃費・高トルクの性能を持っていて、更にアイドリングストップ機構も搭載しています。(2WDはオプション)
車重2,000㎏を超える重量級のアルファードにとって市街地燃費は厳しい条件となりますが、良好な実燃費を持っていることがわかりますし、ユーザーの満足度も高いです。
市街地から好燃費のハイブリッドモデル
ハイブリッドモデルは、2AR-FXEエンジンにモーターアシストという組み合わせのE-Four(4WD)システムを採用しています。
ガソリンモデルに搭載されているエンジンをベースとしており、熱効率の最大化とアイドリングストップ機能を加えています。
更にハイブリッドシステムの恩恵で、良好な結果となりました。ユーザーの声としては、この重量では考えられない程良好な燃費性能というものです。
アルファードの郊外・幹線道路の燃費は?
実燃費
11.0㎞/ℓ(ガソリン)
14.3㎞/ℓ(ハイブリッド)
好燃費のガソリンモデル
幹線道路燃費では10㎞/Lの大台を超える結果となりました。
ユーザーとして、これだけの好燃費を出してくれれば満足度が高いのは言うまでもありません。
更に好燃費のハイブリッドモデル
ガソリン車から乗り換えたユーザーの多くは、以前所有していた車両の倍近く走ることに驚きと同時に、高い満足度を感じています。
事実、一昔前の車でここまでの燃費性能は期待できないものでした。
アルファードの高速道路中心の燃費は?
実燃費
11.0㎞/ℓ(ガソリン)
13.7㎞/ℓ(ハイブリッド)
伸び悩むガソリンモデル
高速走行燃費では燃費の伸び悩みが見られますが、これは車重と空気抵抗の大きなボディーが影響していると考えられます。
ユーザーは、この数値についてはもう少し伸びて欲しいという要望は持ちながらも、納得できると考えているようです。
ハイブリッドモデルの満足度は高い
残念ながら幹線道路燃費よりも劣る数値となってしまいました。
これは、高速域ではエンジン走行に切り替わり、モーターアシストの恩恵を得られないために起こることで、アルファードの様な重量車の場合は燃費の落ち込みが出やすい傾向にあります。
ユーザーはこのことを理解しているようで、満足度が非常に高い結果となりました。
アルファードの平均実燃費は?
実燃費
9.7㎞/ℓ(ガソリン)
13.5㎞/ℓ(ハイブリッド)
JC08モード燃費達成率
ガソリン:9.7÷11.40=85.1%
ハイブリッド:13.5÷18.4=73.4%
健闘しているガソリンモデル
もう一息で10㎞/ℓに到達というところまできています。JC08モード燃費の達成率は85%に届き、優秀な達成度合いと言えます。
ハイブリッドモデルは不十分な結果
ハイブリッドモデルユーザー全体の評価として満足度は高いのですが、達成率は今一つ伸び悩む結果となりました。
ライバル車の実燃費と比較!
※比較対象車種:エルグランド ハイウェイスター(ガソリン)
エルグランドはガソリンモデルのみのラインナップですので、ハイブリッドとは比較ができませんが、同クラスの他社ライバル車はエルグランドのみですので、対象としました。
市街地燃費比較
アルファード(ガソリン): 7.1㎞/ℓ
エルグランド(ガソリン): 7.0㎞/ℓ
アルファードハイブリッド:12.5㎞/ℓ
ガソリンモデルの燃費比較は、互角と言う結果になりました。
現行エルグランドの登場は2010年で、現行アルファードとは世代が違うというのが現実で、フリクションを軽減させる以外の燃費対策は導入されていないエンジンです。
それを考えれば、エルグランドは大健闘をしていると言えます。
幹線道路燃費比較
アルファード(ガソリン):11.0㎞/ℓ
エルグランド(ガソリン):10.0㎞/ℓ
アルファードハイブリッド:14.3㎞/ℓ
幹線道路燃費になると、アルファードのエンジン特性が効果として現れてきているようで、エルグランドに対して1㎞/ℓの優位性を持っています。
高速道路燃費比較
アルファード(ガソリン):12.1㎞/ℓ
エルグランド(ガソリン):12.7㎞/ℓ
アルファードハイブリッド:13.7㎞/ℓ
意外なことに、高速走行燃費では、エルグランドの優位性が高い事がわかります。と言ってもその差は僅か0.6km/Lなので、ほぼ誤差の範囲内で互角と言ってもいいでしょう。
車重はエルグランドの方が若干重いので、エルグランドのエンジン自体の特性で好燃費が出ている様子です。
平均実燃費比較
アルファード(ガソリン): 9.7㎞/ℓ
エルグランド(ガソリン): 9.9㎞/ℓ
アルファードハイブリッド:13.5㎞/ℓ
平均実燃費に関しては、互角という結果です。
感覚的には、最新スペックエンジンのアルファードに分がありそうでしたが、実燃費としては変わりないということです。
カタログ燃費達成率を比較
アルファード(ガソリン): 9.7÷11.4=85.1%
エルグランド(ガソリン): 9.9÷10.8=91.6%
アルファードハイブリッド:13.5÷18.4=73.4%
エルグランドが良好な達成率を記録しているために、低く感じてしまう結果になりましたが、アルファードの達成率は充分に良好な数値です。
アルファードは『買い』か?
アルファードはユーザーにとって非常に魅力的な車です。
重量級の車として考えた場合、ガソリンモデルでも経済的には期待を裏切らないと言えるでしょう。
ハイブリッドモデルであれば、更にランニングコストを抑えることが可能になる事が期待できます。
過去、高級車は勿論ファミリーカーでさえガソリン車にハイオクガソリン指定が多かった時代があります。
それが今や、レギュラーガソリン指定エンジン+ハイブリッドという組み合わせで、高級車と呼ばれるジャンルの車に乗れるので、ユーザーにとっては満足度が高いと思います。
ガソリンモデルとハイブリッドモデルの価格差の吸収については、ユーザーの使用状況によって変わる部分ですので敢えてここでは触れませんが、HV走行時の静粛性や、4WDであるメリットなどを総合的に考えると、燃費と価格という面以外に価値を見出す方がいても不思議ではないでしょう。
いずれにせよ、国産最高級クラスのミニバンが、比較的低いランニングコストで所有できるアルファードは、多くのユーザーが満足する可能性が高い車だと思います。
アルファードの値引き交渉はしっかりとやろう
アルファードを購入するなら、気になるのはその価格ですね。
新車は高い買い物なので、出来れば値引きを多くして少しでも安く買いたいものです。
当サイトのアルファード値引き交渉マニュアルを見れば、簡単にアルファードから値引きを引き出すことが出来ます!是非ご参考ください。
アルファードのガソリン代や自動車保険料などの節約には【アルファードの維持費を安くする】もご覧ください。
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