スズキのコンパクト・クロスオーバーワゴン「クロスビー」は、軽SUV「ハスラー」譲りのファニーなスタイリングを受け継ぎながら、ボディサイズの拡大やパワフルな1Lターボエンジンの搭載などによりクルマとしての魅力が一段とアップしています。
グレードは2タイプが設定されていますが、それぞれの装備を比較した上で、おすすめのグレードを選んでみました。
クロスビーの価格が一番安いグレードは?
・クロスビー ハイブリッドMX 179万8,500円(2WD車)
上級グレードとの価格差は?
上級グレードの「ハイブリッドMZ」(2WD車)と比較すると、24万2,000円安価です。
価格が安い分、省かれている装備が色々とありますが、その中で無いと困る装備や不便な装備を取り上げ、その理由を解説します。
側面衝突から乗員を守る「SRSサイドエアバッグ&カーテンエアバッグ」が無いので不安
ハイブリッドMXの場合、側面衝突から乗員を守ってくれるSRSサイドエアバッグ&カーテンエアバッグが標準装備されません。
いくら安全運転を心掛けていても、交差点で信号無視の車に側面から衝突されるような貰い事故の可能性を、ゼロにすることは出来ません。
それを考えると、表記のエアバッグが付いていないと大きな不安が残ります。
ハイ/ロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」が無いので面倒
ハイブリッドMXには、状況に応じてハイ/ロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」が標準装備されません。
夜間走行時は明るいハイビームの使用が推奨されていますが、先行車がいたり対向車とすれ違う際に、その都度ロービームに切り替える操作は意外と煩わしいものです。
ペダルの踏み間違いによる暴走事故を防ぐ「誤発進抑制機能(前方&後方)」が無いと不安
最近は、高齢ドライバーのペダルの踏み間違いによる事故の報道が増えていますが、実は若いドライバーでも同じような事故が起きています。
つまり、年齢に関係なく、誰しもがそうしたケアレスミスを犯してしまう可能性があるということです。
そこで是非とも欲しいのが表記の機能ですが、ハイブリッドMXには標準装備されないので、まさかの場合を考えると不安が残ります。
クロスビー ハイブリッドMXの支払い総額をシミュレーション!
続いて、ハイブリッドMXの支払い総額をシミュレーションしてみます。
購入グレード | クロスビー ハイブリッドMX |
---|---|
車両本体価格 | 1,765,800円 |
装着オプション | フロアマット(スタウト) |
オプション金額 | 18,684円 |
諸費用・税金 | 170,535円 |
▲100,000円 | |
支払総額 | 1,887,719円 |
最低限のオプション(フロアマット)を付けた状態のクロスビー ハイブリッドMXの見積もりシミュレーションです。
値引きも加えて、クロスビーを一番安い乗り出し価格で乗れる目安として下さい。
クロスビーの最上位グレードは?
- クロスビー ハイブリッドMZ 204万0,500円(2WD車)
下位グレードとの価格差は?
下位グレード「ハイブリッドMX」(2WD車)との価格差は、既に説明したように24万2,000円とかなりの開きがあります。
それだけに装備は格段に充実していますが、その中であると便利だったり満足度が得られる人気の装備を取り上げ、その理由を解説します。
自動ブレーキの「デュアルセンサーブレーキサポート」が付くので安心
ハイブリッドMZには、自動ブレーキの「デュアルセンサーブレーキサポート」が標準装備されます。
運転に自信のある人でも、つい居眠り運転や脇見運転などをしてしまい、前の車両に追突する可能性がゼロとは言えません。
そうした人為的なミスによる追突事故を防止、または追突時の被害を軽くしてくれるデュアルセンサーブレーキサポートは、付いていた方が絶対安心です。
明るい「LEDヘッドランプ&LEDフォグランプ」が付くので安全
ハイブリッドMZには、ハロゲンヘッドランプよりも明るいLEDヘッドランプと、濃霧時などの視界確保に役立つLEDフォグランプが標準装備されるので、夜間や悪天候でも安全に走行出来ます。
さらに、LEDランプは消費電力が少ないのでバッテリーの負担が軽い、寿命が長いといったメリットもあるので、付いていると有難味があるものです。
一定速度をキープ出来る「クルーズコントロール」が付くので、高速走行がラク
アクセルを踏み続けなくても設定した速度を保ちながら走行出来る「クルーズコントロール」は、ハイブリッドMZのみに標準装備されます。
高速道路を長距離走行する際は、クルーズコントロールを使用すると疲労が軽くなるメリットがあります。
折り畳み式の「パーソナルテーブル」が付くので、食事の際に便利
ハイブリッドMZには、後席左右に格納式のパーソナルテーブルが装備されます。
単にテーブルだけではなく、それぞれにドリングホルダーが2個、ショッピングフックが3個付いているので、車内で飲食したり、コンビニ袋を下げておきたい時に大変重宝します。
この装備が無いハイブリッドMXの場合は、食べ物や飲み物を手に持ち続けなければならないので、不便です。
クロスビー ハイブリッドMZおすすめオプションを含めた支払い総額をシミュレーション!
続いて、おすすめオプションを含んだ、クロスビー ハイブリッドMZの支払い総額をシミュレーションします。
購入グレード | クロスビー ハイブリッドMZ |
---|---|
車両本体価格 | 2,003,400円 |
メーカーオプション | 全方位モニター用カメラパッケージ |
メーカーオプション価格 | 45,360円 |
ディーラーオプション | スズキ純正ナビ(7インチ) バックアイカメラ、ETC2.0 フロアマット(スタウト) ドアバイザー |
ディーラーオプション金額 | 264,924円 |
諸費用・税金 | 176,435円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲52,985円 |
支払総額 | 2,374,234円 |
クロスビーの最上位グレードにおすすめオプションを選択して、値引きを加えた総額(乗り出し価格)です。
クロスビー購入時の参考にしてみて下さい。
クロスビーの燃費が一番良いグレードは?
- クロスビー ハイブリッドMZ/ハイブリッドMX カタログ燃費22.0km/L
クロスビー2WD車のカタログ燃費は、ハイブリッドMZ、ハイブリッドMX共に22.0km/Lで差はありません。
当サイトの調査によると、実燃費はハイブリッドMZの場合で17.8km/Lとなっています。
達成率は80.9%と、平均よりも良い数値です。
クロスビーはガソリン満タンで何キロ走る?
クロスビー2WD車のガソリンタンク容量は32Lですが、タンクが空になるまで走行するわけにはいきません。
そこで、満タンにしたガソリンを5L残すと仮定して計算すると、航続距離は480.6kmになります。
クロスビーは実燃費は良い方ですが、ガソリンタンク容量が小さいので航続距離はやや短めになっています。
自動ブレーキのあるグレードは?
自動ブレーキは、前述したようにハイブリッドMZには標準装備されますが、ハブリッドMXの場合は、メーカーオプションの「スズキ セーフティ サポートパッケージ装着車」を選ばないと装備されません。
クロスビーのスポーツ/エアロタイプのグレードは?
- クロスビー ストリートスタイル 車両価格+93,906円
- クロスビー アウトドアスタイル 車両価格+68,472円
- クロスビー スポーツスタイル 車両価格+130,367円
- クロスビー アーバンスタイル 車両価格+138,143円
クロスビーには、ディーラーオプションで上記の4種類のコーディネートスタイルが用意されています。
それぞれのテーマは、ストリートスタイルが「個性と存在感」、アウトドアスタイルが「自然との調和と上質感」、スポーツスタイルが「日常を楽しくするワクワク感」、アーバンスタイルが「都会的なお洒落さ」となっています。
クロスビーの売れ筋のグレードは?
- クロスビー ハイブリッドMZ 204万0,500円(2WD車)
(見積もりシミュレーションは上記に既出しています)
ハイブリッドMZとハイブリッドMXの人気を比較すると、圧倒的に前者が勝っています。
価格が20万円以上高いにも関わらず人気が高いのは、装備が遥かに充実しているからでしょう。
ハイブリッドMZだけに標準で付く主な装備には、以下のものがあります。
- 自動ブレーキ(前進・後退)
- 誤発進抑制機能(前方・後方)
- 車線逸脱警報・ふらつき警報・先行車発進お知らせ機能
- ハイビームアシスト
- SRSサイド&カーテンエアバッグ
- リアパーキングセンサー
- LEDヘッドランプ&ポジションランプ&フロントフォグランプ
- ステアリングオーディオスイッチ
- クルーズコントロール
- 本革巻ステアリングホイール&シフトノブ
- パーソナルテーブル
- IRカット機能付フロントガラス&プレミアムUV&IRカットフロントドアガラス
いずれも、あって嬉しい装備ばかりなので、これらが23万円ほどのプラスで付くなら売れるのも当然ですね。
リセールバリューから見るクロスビーのおすすめグレードは?
グレードによって、数年後のクロスビーの買取相場は変わります。
ここでは、クロスビー発売後、半年が経過した時期の業者オークション相場を基に各グレードのリセールバリューを調べて、高く売れるおすすめのグレードを紹介します。
新車から半年後のクロスビーのリセールバリューは?
新車登録から半年経過後のクロスビーの各グレードのリセールバリューです。
グレード名 | 買取相場 | 新車時価格 | 5年後のリセールバリュー |
---|---|---|---|
1.0 ハイブリッド MX | 万円 | 179.8万円 | --% |
1.0 ハイブリッド MZ | 183万円 | 204.0万円 | 91.3% |
1.0 ハイブリッド MX 4WD | 万円 | 194.3万円 | --% |
1.0 ハイブリッド MZ 4WD | 185万円 | 218.5万円 | 86.2% |
2018年5月現在で業者オートオークションを調査したところ、取引されていたのは2台のみでした・・・
4WDの方は走行1300キロ台の新古車、FFの方は走行8キロの未使用車でした。
買取相場に換算すると上記の金額となり、リセールバリューはFFの方が高い結果となりましたが、FFの方が未使用車と言う事を踏まえると、妥当な結果と言えるでしょう。
リセールバリューから見るクロスビーのおすすめグレードは?
2台のみの相場なので、まだまだ何とも言えませんが、2WDと4WDではリセールバリューの差はそれほど無さそうなイメージです。
同じ程度のリセール数値であれば、新車価格の安い2WDの方が売却にに有利(購入時と売却時の差額が少ない)なので、現状では特別4WDが必要な地域でなければ、2WDがおすすめとなります。
MXとMZではどちらのリセールバリューが高いのかは、現状MXの相場が確認できませんが、人気の差が無ければ価格の安いMXの方がリセールは有利になります。
今後オークションの出品台数が増えてきたら、再度レポートしたいと思います。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
併せて読みたい
クロスビーの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのクロスビー値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がクロスビーを限界値引きで購入する事に成功しています。
今月のクロスビーの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。