2022年1月に8年ぶりのフルモデルチェンジが実施されたヴォクシー。
ヴォクシーの購入を検討している人は多いと思いますが、どんな欠点・デメリットがあるのか気がかりではないでしょうか?
ここではヴォクシーの欠点・デメリットを徹底評価、同時にいいところも検証していきますので、購入時の参考にどうぞ!
ヴォクシーを評価!欠点、デメリットはあるか?
ヴォクシーのエクステリアの欠点は?
ヴォクシーのエクステリアの大きな特徴は、何と言っても厳ついフロントマスクです。
ガバっと大きく口を開けたようなグリルは迫力満点。
しかし、いささかやり過ぎの感もありますし、お世辞にも上品とは言えません。
最近はオラオラ系の大顔はトレンドではなくなっているので、その意味からも残念に感じられる部分です。
ヴォクシーのインテリアの欠点は?
ヴォクシーのインパネ回り
ヴォクシーのメーターパネルはオーソドックスなデザインで、フルデジタルメーターはオプションでも用意されません。
先進的なフルデジタルメーターは最近のトレンドになっているので、選択肢がないのは残念。
またマルチインフォメーションディスプレイのサイズは下位グレードのS-Gが4.2インチ、上級グレードのS-Zが7インチですが、7インチも情報の表示部分は4.2インチと変わらず、差別化が不十分です。
ヴォクシーのメーターは視認性などに問題はありませんが、保守的に過ぎるのが難点と言えます。
ヴォクシーのシート&居住性
ヴォクシーは全車3列シート仕様で、3列目シートには3人座ることができます。
しかし座面の長さや高さは不足気味で、大人が座ると体育座りになってしまい、あまり快適とは言えません。
また背もたれの高さも大人用としては不十分なので、基本的に短距離用か子供用と割り切る必要があります。
ヴォクシーの荷室スペース
ヴォクシーの3列目シートは、折りたたんだ後左右にはね上げる方式です。
この方式は荷室高を稼ぎやすいメリットがある一方、荷室の幅が狭くなってしまうデメリットも持ち合わせています。
ライバルのステップワゴンは3列目シートを床下に格納する方式で、しかもセンタータンクレイアウトのお陰で荷室高も十分。
やはり荷室の使い勝手や容積では、ホンダのセンタータンクレイアウトに及びません。
ヴォクシーのパワートレインの欠点は?
ヴォクシーのハイブリッドシステムはモーターのみで走行できる速度域や時間が短く、電動車っぽいフィーリングは希薄です。
最近は、極力モーターのみで走行することで電動感を強調するタイプのハイブリッド車が増えているので、比較すると物足りなさを感じてしまいます。
また、相対的にエンジンの掛かっている時間が長いので、静粛性の点でも不利です。
ヴォクシーの装備面の欠点は?
ヴォクシーのバックドアは全車手動式が標準で、S-Zのみにパワーバックドアがオプション設定されています。
ライバルの新型ステップワゴンは上級グレードにパワーバックドアを標準装備するだけに、ヴォクシーもS-Zには標準でパワーバックドアを付けて欲しかったところ。
欲を言えば、足をバンパー下にかざすだけで開閉できるハンズフリー機能もあった方がベターでした。
ヴォクシーの安全性能の欠点は?
ヴォクシーの予防安全装備は、オプション扱いになっている装備が結構あります。
そのひとつが、先行車や対向車を検知すると自動でLEDヘッドランプの照射範囲を調整するアダプティブハイビームシステム。
標準装備のオートマチックハイビームと比較して常時ハイビームを維持できるメリットがあるので、せめてS-Zには標準装備にするべきです。
ちなみにライバルのセレナは、上級グレードにアダプティブハイビームシステム同等機能を標準装備しています。
また、斜め後方から接近する車両を検知するとドアミラーのインジケーターでお知らせするブラインドスポットモニターも、安全上標準装備が望ましいのに全車オプション扱いです。
しかも約13万円の高額なセットオプションなので、装着のハードルが高くなっています。
セレナに目を向けると、斜め後方から接近する車両を検知するとステアリング操作の支援までする機能を全車に標準装備です。
予防安全装備面では、残念ながらヴォクシーはトップレベルとは言えません。
ヴォクシーのグレード体系・価格面での欠点は?
ヴォクシーのグレード体系は基本的にS-ZとS-Gの2タイプのみです。
その分グレード選びが楽という見方もできますが、姉妹車種のノアが5タイプのグレードから選べるのと比較すると、物足りなさは否めません。
また同一グレード同士でヴォクシーをノアを比較すると、装備面で大差ないにも関わらず価格設定がノアより高額な点も、納得のいかない部分です。
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ヴォクシーを評価!いいところは?
ヴォクシーのエクステリアのいいところは?
ヴォクシーはフロントマスクのアクが強い一方で、リア回りのデザインは洗練されています。
水平基調のリアコンビランプはスタイリッシュで、これなら万人に好まれるはず。
フロントマスクもリア回りの意匠に合わせ、センス良くまとめて欲しかったところです。
ヴォクシーのインテリアのいいところは?
ヴォクシーのインパネ回り
メーター回りのデザインは保守的で物足りなさが残る一方、インパネ全体のデザインはスッキリ機能的にまとめられています。
特にS-Zは質感も高く、うるさ型でも満足できるはず。
また、空調関連の操作をとかく操作性が煩わしくなりがちなタッチパネル式にせず、直感的な操作が行えるスイッチ式を採用したのも正解です。
ヴォクシーのシート&居住性
ヴォクシーの運転席・助手席と2列目キャプテンシート (7人乗り) の座り心地は良好です。
単に座り心地が良いだけでなくサポート性も十分確保されているので、ワインディングで無暗に体が左右に振られてしまうこともありません。
また2列目シートはロングスライド機能が備わるので、足を伸ばしてくつろぐこともできます。
ヴォクシーの収納
S-Zのキャプテンシート間に装備される折りたたみ式大型サイドテーブルは、なかなかの優れモノ。
4個分のカップホルダーや2か所のエコバッグフック、ポケットまで備わるので、軽食を取りたい時などに重宝します。
ヴォクシーのパワートレインのいいところは?
ヴォクシーのパワートレインのいいところは、まずハイブリッドの燃費性能の高さです。
2WD車のカタログ燃費は23km/Lで、実燃費でも20km/Lを超えてきます。
セレナ・e-パワーの実燃費が約16km/Lなので、燃費性能ではヴォクシーの圧勝です。
またハイブリッドの陰に隠れがちなガソリン車の出来も、なかなかのもの。
新世代の2Lダイナミックフォースエンジンと発進ギア付のダイレクトCVTの組合せにより、レスポンスの優れた気持ちいい走りを実現。
更に10速シーケンシャルシフトマチックを駆使してマニュアル車ライクな運転もできるなど、ミニバンながら走りを楽しめるモデルに仕上げられています。
ヴォクシーの走行性能のいいところは?
新型ヴォクシーは先代からプラットフォームを一新し、ボディ剛性が格段にアップしました。
更にサスペンションの改良やワイドトレッド化も加わり、操縦安定性はミニバンとしてはトップレベルです。
背の高いボディながら、高速道路からワインディングまで安心して走れます。
また、電気式4WDを採用したハイブリッド4WDモデル「E-Four」の走破性の高さにも注目です。
高出力なリアモーターの採用により、雪道のみならず乾燥路でも優れた走行性能を発揮します。
ヴォクシーの装備面のいいところは?
ヴォクシーの快適装備で注目に値するのは、S-Zに標準装備される左右独立温度コントロールフロントオートエアコン+リヤオートエアコンです。
運転席・助手席・後席の温度が個別に設定できるので、家族皆が快適な環境で過ごせます。
この装備は、S-Gでもオプションで装着することが可能です。
ヴォクシーの安全性能のいいところは?
ヴォクシーの安全運転支援システムは最新世代のもので、自動ブレーキの検知性能が従来より高められています。
これまで検知できなかった自動二輪車や、夜間の自転車も検知可能になりました。
検知対象が広がったことで、事故リスクが減ったことは間違いありません。
ヴォクシーのグレード体系・価格面でのいいところは?
ヴォクシーはハイブリッドでもガソリン車でも4WDを選ぶことができます。
先代はハイブリッドには4WDの設定がなく、セレナは現在もe-POWERに4WDの設定がありません。
雪国に住むユーザーにとって、ハイブリッド+4WDが選べるのは魅力でしょう。
ヴォクシーの総合評価
ヴォクシーはフロントマスクのアクが強いのが欠点ですが、当然このデザインが好きという人もいるでしょう。
一方インテリアは斬新さには欠けるものの、ソツなくまとめられています。
室内スペースや荷室スペースも、大きな問題点はありません。
パワートレインも優等生的な仕上がりで、ミニバンとしては走行性能も優れています。
快適装備や安全装備には不満点もありますが、オプションで補えるのが救いです。
総合的に見てヴォクシーはいかにもトヨタ車らしい、トータルバランスの優れたミニバンに仕上げられています。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
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そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
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