※調査対象車種
ヴェゼル S(ガソリン)FF
ヴェゼル ハイブリッド FF
ヴェゼルの市街地(渋滞含む)の燃費は?
ヴェゼルの実燃費
13.3㎞/ℓ(ガソリン)
17.5㎞/ℓ(ハイブリッド)
まずまずな燃費のガソリンモデル
直噴、可変バルブタイミング、アイドリングストップ、電動アシストパワーステアリング、CVTで燃費対策を施したとはいえ、小排気量エンジンだけで走行する車でありながら、市街地からユーザーの期待に応える実燃費を記録していると言えるでしょう。
肝心の走行性能の面でも、特に違和感もなく要求通りに走ってくれるという評価です。
満足度が高いヴェゼルハイブリッド
ヴェゼルは、プラットフォームをfitと共用した車です。
ヴェゼル・ハイブリッドは、エンジン及びハイブリッドシステムもfitと同様のものとなります。このシステムでは、トヨタと同様にEV走行が可能になっています。
このシステムの恩恵もあり、市街地走行での燃費は良好な数値を示しており、ユーザーの満足度は高いです。
もう一つ、良好な燃費に寄与していると考えられるのが、DCTというトランスミッションです。
機構としては、乾式クラッチを持つ自動変速MTですので、トルコンATに比べ伝達損失が少なく、CVTに比べて加減速のダイレクト性が高いという特徴があります。
ヴェゼルの郊外・幹線道路の燃費は?
実燃費
18.1㎞/ℓ(ガソリン)
20.6㎞/ℓ(ハイブリッド)
予想以上の高燃費で、ハイブリッドに肉薄するガソリンモデル
非常に優秀な実燃費を記録しており、当然ながらユーザー満足度はとても高い結果となりました。
幹線道路移動を日常的に使用する頻度の高いユーザーであれば、EVアシストなしでこれだけの燃費性能を発揮してくれるのは大歓迎でしょう。
順当に市街地燃費を伸ばすヴェゼルハイブリッド
日常的に走行する市街地から幹線道路での燃費が良好で、ユーザー評価はとても高いと言えます。
空気抵抗やタイヤの転がり抵抗など、燃費性能には不利なクロスオーバーSUVで、しかも1,500ccエンジンをベースとした車ですので、ユーザーとしては満足度の高い燃費性能ということの様です。
ヴェゼルの高速道路中心の燃費は?
実燃費
18.0㎞/ℓ(ガソリン)
22.5㎞/ℓ(ハイブリッド)
伸び悩むガソリンモデル
市街地から幹線道路での燃費は非常に良好で、高速道路燃費を期待させるものでしたが、今一つ伸び悩む結果となりました。
速度の上昇とともにボディ形状からくる空気抵抗やタイヤの転がり抵抗などが影響を及ぼしているのかもしれません。
とはいえ、決して悪い結果という事ではなく、充分に良好な数値であり、ユーザーも満足している様子です。
ヴェゼルハイブリッドも高速燃費にはもう一息という声も
市街地・幹線道路での燃費が好印象であることに対して、高速道路での燃費については、もう一息伸びて欲しいと感じているユーザーが多い様です。
エンジンへの依存度が高まる高速域の場合、燃費の面では無過給1,500ccエンジンには負荷が高いのかもしれません。
しかし、メーカー公表のJC08モード燃費に対しての達成度はあまり高いとは言えない数値ですので、ユーザーには理由がどうであろうと関係なく、燃費性能の納得性が低くなるのは当然でしょう。
ヴェゼル/ハイブリッドの平均実燃費は?
ヴェゼル 出典:honda.co.jp
実燃費
16.5㎞/ℓ(ガソリン)
20.2㎞/ℓ(ハイブリッド)
充分良好な燃費性能なガソリンモデル
EVアシストなしの車両として考えれば充分な燃費性能を持っており、ユーザーも満足度は高いようです。
特に、高速道路移動をすることが少ないユーザーによっては、ハイブリッドとの価格差を考えると、ガソリンモデルで充分という印象を持っている方もいらっしゃいます。
総合的な満足度が高いヴェゼルハイブリッド
平均燃費20.0㎞/Lを超えるというのが、ハイブリッド車を所有されたユーザーの概ねの期待値で、その意味で買って損のない車という評価を獲得しているようです。
日常的な使用環境の市街地~幹線道路燃費での燃費性能が良好な為、総合評価が高いのだと思います。
ライバル車の実燃費と比較!
ヴェゼルとCX-3の実燃費を比較
※比較対象車種:CX-3 XD Touring
ベースモデルよりも調査サンプル数が多く、燃費データの信憑性を高められる為に選択しました。尚、メーカー公表燃費はベースモデルと同一値です。
市街地燃費比較
ヴェゼル(ガソリン):13.3㎞/ℓ
(ハイブリッド):17.5㎞/ℓ
CX-3 :16.2㎞/ℓ
動力の種類が違うので単純比較はできませんが、ユーザー視点からすると、同ジャンル・同クラスの車の中で燃費の良い方を選ぶということもあると思います。
そういう見方で言えば、ヴェゼル・ハイブリッドの方が良好です。市街地燃費では、EV走行が可能なヴェゼルは優位性が高いのかもしれません。
幹線道路燃費比較
ヴェゼル(ガソリン):18.1㎞/ℓ
(ハイブリッド):20.6㎞/ℓ
CX-3 :19.9㎞/ℓ
幹線道路燃費もヴェゼル・ハイブリッドの方が若干優位という結果です。
1㎞以下の差ですので、それほど大きなアドバンテージではありませんが、ユーザー心理としては20㎞/ℓを超えているという説得力は大きいかもしれません。
ヴェゼルのガソリンモデルも非常に良好な実燃費性能を持っていますので、慣れ親しんだガソリン車を好む方にとっては、選択の決め手になるかもしれません。
一方、価格の安い軽油を使用できるCX-3も、ランニングコスト面でのメリットは非常に大きいので、ディーゼルに抵抗感がなければ大きな魅力を持っていると思います。
高速道路燃費比較
ヴェゼル(ガソリン):18.0㎞/ℓ
(ハイブリッド):22.5㎞/ℓ
CX-3 :21.9㎞/ℓ
高速道路燃費でも、ヴェゼル・ハイブリッドの優位という結果です。
幹線道路燃費同様、CX-3との差は1㎞/Lですので、予想以上にCX-3が検討しているという見方もできるかもしれません。
速度域が高くなると、ハイブリッドのヴェゼルもエンジンに依存することになりますので、ディーゼルエンジンのCX-3の燃費性能と拮抗してくるということなのでしょう。
ヴェゼルのガソリンモデルは、この中では魅力が薄れて見えてしまうかもしれませんが、充分な燃費性能を持っています。
平均実燃費比較
ヴェゼル(ガソリン):16.5㎞/ℓ
ヴェゼル(ハイブリッド):20.2㎞/ℓ
CX-3 :19.3㎞/ℓ
全域にわたってヴェゼル・ハイブリッドの燃費性能が勝っているという結果となりました。
小排気量エンジンにハイブリッドシステムという組み合わせや、乾式クラッチ+自動変速MTという利点を上手く活かした結果と言えるでしょう。
公表燃費達成率比較
ヴェゼル(ガソリン):16.5㎞/ℓ÷20.7㎞/ℓ=80.1%
ヴェゼルハイブリッド:20.2㎞/ℓ÷27.0㎞/ℓ=74.8%
CX-3 :19.3㎞/ℓ÷23.0㎞/ℓ=83.9%
メーカー公表燃費に対しての達成率には、開きが出ています。
ユーザーの声の中には『実燃費はメーカー公表値の7掛け』という言葉も見られますし、それが現実でもありますのでヴェゼル・ハイブリッドの実燃費が特別悪いという訳ではありませんが、CX-3の達成率の高さとヴェゼル・ガソリンモデルは優秀だと言えるでしょう。
ヴェゼルは『買い』か?
ヴェゼル 出典:honda.co.jp
達成率は別として、燃費性能という面ではヴェゼルはガソリン、ハイブリッド共にトータルで優秀な燃費数値を出していますので、『買い』と言って良いと思います。
しかし、乗り心地やハイブリッドモデルの低速時・坂道でのクラッチ制御に難色を示しているユーザーも目につきましたので、試乗をしてみることは必要かもしれません。
ヴェゼルの走行面での味付けは、スポーティーな走りも得意とするエコSUVというもののため、見た目の上質さとのギャップを感じてしまうという事もあるようです。
実際、ユーザーの評価を見ていると、乗り心地面については意見が分かれていましたので、好みによって評価が分かれる味付けという事でしょう。
ヴェゼルのエクステリアは力度良さと上質さを上手くミックスさせたようなデザインで、小型SUVといっても安っぽい部分は見当たりません。
インテリアデザインも上質さを上手く演出したものですので、内外装のスタイリング面で選ぶというのも当然ありだと思います。
デビューから数年経過し、当初指摘されていた問題点も改善が進んでいる様子ですので、積極的に購入検討されて良いと思います。
ヴェゼルの値引き交渉はしっかりとやろう
ヴェゼル、ヴェゼルハイブリッドを購入するなら、気になるのはその価格ですね。
新車は高い買い物なので、出来れば値引きを多くして少しでも安く買いたいものです。
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