ヴェルファイアを購入してから4000キロほど走行しました。今回あらためてヴェルファイアの走りはどんな感じなのか?ヴェルファイアの走行性能をじっくりと検証してみました。
ヴェルファイア試乗グレード
2.5 Z Gエディション 4WD(7人乗り)
走行距離4000㎞
ヴェルファイアの街乗り、一般道の走りは?
ヴェルファイアに乗ってみると、まずその大柄なボディを実感できます。前を見るとアイポイントが高くて見晴らしが良いです。
後ろを見れば2列目から3列目を過ぎてバックドアまでの距離がやけに遠く感じます。最初にヴェルファイアに乗った時は、「これ運転出来るのかな?」と不安になったほど(笑)
試乗しているヴェルファイアはガソリン車の2.5Z Gエディション。試乗とは言っても自分の車ですが(笑)、今回はヴェルファイア試乗インプレッションな感じでレポートしたいと思います。
まず街乗りですが、大きく重いボディでも全くストレスなく走る事が出来ます。信号待ちからゼロ発進して時速60キロまで、2.5リッターのガソリン車でもパワー不足は感じません。
アクセルペダルを40%ほど踏み込めば、周りの車の流れを損なうことなく、十分に流れに沿って走る事が出来ます。エンジン音も静かで、街乗りでは余裕ある走りが出来ますね。
アクセルを50~60%ほど踏み込めば、若干エンジン音が大きくなりますが、アクセルに余力を残しながら周りの車よりも早くスタートダッシュを決める事も可能です。
ヴェルファイアのブレーキはスムーズ。だけど強く踏む場面では車重が影響する?
街乗り60㎞から停止するまでのブレーキも不満はありません。ブレーキの初期タッチはスムーズです。変に強く効きすぎる事もなく、カックンブレーキにはなりません。踏み力に対してリニアにブレーキが効いて、停止直前にスッと踏み力を抑えればスムーズに停止します。
ただ、ヴェルファイアの車重は2トンを超える重さなので、急ブレーキを踏む場面ではどうしても制動距離が伸びてしまいます。
信号の変わるタイミングで強めにブレーキを踏む場面があったのですが、自分のイメージよりも止まってくれないのでさらに強くブレーキを踏むケースがありました。
下り坂も同様で、これ位で止まるかな?とブレーキを踏むと、重さに引っ張られてさらに強く踏み込む場面があります。もちろん乗っていれば慣れますが、街乗りではヴェルファイアの車重の事も頭に入れて、余裕を持った車間距離で走りたいですね。
ヴェルファイア2.5Zの中間トルクは街乗りの場面では不足なし
一般道を走っていると、時速60㎞から10~20㎞まで速度を落として、止まらずに再度加速するような場面があると思います。
こんな場面では街乗りで扱いやすいエンジンのトルク特性が求められますが、ヴェルファイアの場合、低速から中間のトルク感に不足はなく、アクセルを軽く踏み込めばスムーズに速度が復帰します。
街乗りの速度域では、ヴェルファイアの2.5でも不足なくむしろ余裕ある走りが出来ます。普通に街乗りメインなら3.5やハイブリッドのパワーは必要ないと思わせるほどです。
ヴェルファイア2.5Zのエコモードと標準モードの走りの違いは?
ヴェルファイア2.5Zには主に燃費を向上させるエコモードが付いています。ハイブリッド車のエコモードと標準モードでは、ON・OFFでエンジンのパワー感やアクセルレスポンスの違いが割と明確に伝わるのですが、ヴェルファイアの2.5Lガソリンエンジンモデルでは、そこまで明確な差はありません。
よく違いを確かめてみれば、アクセルに対してのレスポンスがエコモードでは若干マイルドに感じます。パワーの立ち上がりがダイレクトではなく、角が丸くなった感じのマイルド感があります。
エンジンのパワー感はエコモードから標準モードに切り替えると、アクセルの踏み量に対してエコモードよりも速くパワーが立ち上がっていく感覚です。
よ~く感じる事で違いが分かる程度で、考え事しながら運転していたら、エコモードでも標準モードでも違いははっきり言って良く分かりません(笑)燃費もそれほど変わらないでしょう。
良く分からないなら、燃費が良いであろうエコモードにしておいた方が良いかもしれません。管理人は普段はエコモードです。エコモードはエアコンの出力が抑えられるので、暑いときや寒いときはエコモードをオフにします。
ただ同乗者にはエコモードと標準モードの違いは伝わるかもしれません。標準モードの方がアクセルレスポンスが良いので、アクセルのオンオフで前後の揺れを感じやすいでしょう。
アクセルを細やかに操作できる人は標準モード、アクセルを雑に踏む人はエコモードがおススメです(笑)
ヴェルファイア2.5Zの高速道路での走行性能は?
次はヴェルファイアの高速道路の試乗レポートです。
まず安全を十分に確認して0-100㎞加速をやってみました。エコモードはオフ、マニュアル操作なしでDレンジに入れっぱなしでアクセル全開です。
アクセル全開では、絶対的な速さは感じませんが、2500ccエンジンの必要十分なトルクでヴェルファイアの重いボディをグイグイ引っ張って加速していきます。乗った感覚では思ったほど遅くない印象です。
ヴェルファイア2.5Z Gエディション4WDの0㎞から100㎞までの到達タイムは、少し傾斜が上っている道路で12.9秒でした。
たしかトヨタの発表ではヴェルファイア2.5FFで11秒後半なので、上りの傾斜と4WDの60キロ重い車重を考慮すれば妥当なタイムでしょう。マニュアルシフトモードで走れば、もう少しタイムアップできそうです。
ヴェルファイアの高速ジャンクションの中速コーナーの走りは?
料金所から本線合流までに中~高速コーナーがあるのですが、そんな場面でも車は非常に安定しています。70㎞ほどでコーナリングすると安定感抜群で、限界はもっと先にある感じです。ロールが抑えられコーナーを曲がっていても怖い感覚はありません。
限界付近まで攻め込むとまた違った挙動が出るのでしょうが、実用域での中~高速コーナーは安定感があり、ハンドルを切れば切っただけ、行きたい方向に曲がっていきます。
まあヴェルファイアで限界付近まで攻め込むのは危ないのでやめましょう。そんな人は居ないと思いますが。。
ヴェルファイアの高速道路での追い越し加速は?
高速道路の走行中では、例えば90㎞の速度で巡行していて前車を追い越したい場面では、アクセルペダルを50%ほど踏み込めばヴェルファイアは加速体制に入り、100~110㎞で余裕をもって楽に前車を追い越す事が出来ます。この時は特にパワー不足を感じません。
100㎞巡行から120㎞まで加速して追い越す場面でも、アクセルペダルを30%位まで踏み込めば、楽に120㎞まで到達します。高速道路の通常走行では、ヴェルファイア2.5リッターでパワー不足は感じません。2.5でも十分ですね。
試しに80キロから120キロまでアクセル全開で加速してみましたが、乗ってる感覚ではあっという間に到達する感じです。ただエンジン音が大きくなる割には、そこまでの加速感は感じません。
アクセルを全開にすると回転数が上昇するので、最大トルクの4100回転を超えてきます。そこを超えるとトルク感が薄くなるのでそれほど力を感じないのでしょう。
普通に走っている分にはアクセルを全開にする場面は無いと思いますが、全開じゃなくても30~50%ほどアクセルを踏み込んでいれば、ヴェルファイアの2.5でも高速で楽に追い越しが出来ますね。
ヴェルファイア2.5 高速道路の登坂車線では力不足?
高速道路の登坂車線があるような上り坂では、100㎞を維持するにはさほどパワー不足は感じられません。登坂車線で追い越しを掛けるには、アクセルを60%は踏み込まないと加速していきませんが、ほぼストレスなしで追い越す事が出来ます。
登坂車線で120㎞を維持するような場面では、アクセルを踏み込んで維持しないといけないので、ここでパワー不足を感じます。
登坂車線で100㎞を維持するには、まだまだ余裕があります。110㎞維持でも何とか大丈夫。120㎞まで行くとエンジンの回転数が上がって頑張ってる感が出てしまいますね。ここで3.5Lのトルクとパワーが欲しくなります。
と言っても2.5ではパワーが足りなくてどうしようもない感じではありません。上り坂でもアクセルを踏み込めば加速していきます。ヴェルファイアの走りの質感を損なわない程度に余裕をもって走るなら、3500ccエンジンやハイブリッドが必要になってきますね。
高速道路を100k前後で走る分には、2.5Lエンジンで十分です。高速で追い越しをバンバン掛ける、高速でも高い質感の走りを感じたいなら3.5Lエンジンやハイブリッドがおススメですね。
ヴェルファイアのレーダークルーズコントロールは超便利!
管理人のヴェルファイアには、オプションのレーダークルーズコントロールが付いています。
やっぱり全車速追従するクルーズコントロールは非常に便利で運転が楽です。楽すぎて眠くなっちゃう位ですね・・・
クルーズコントロールの速度設定は、メーター読みで115kまで1キロ単位で可能です。車間距離は3段階で設定が可能。
例えば110㎞に設定して走っていて前車に追いつけば、設定した車間距離で前車に追従していきます。その間はアクセルから足を話しても大丈夫。ステアリング操作だけで運転出来ます。
また、渋滞時は0㎞まで追従してストップ。前車が進んだらスッとアクセルを軽く踏み込めば、そのまま前車に追従していきます。渋滞時は本当に楽ですね。
渋滞時は車間距離を一番短めにセットすると、必要以上に車間を開けないので不意に割り込まれる事も少ないでしょう。
レーダークルーズコントロールによって、ヴェルファイアの長距離ドライブは非常に楽になりますよ。
ワインディングでヴェルファイアの走りはどうか?
群馬県の赤城山に行ってワインディングロードを走ってきました。
ここでもヴェルファイアの走りは安定しています。40キロ制限区間、50キロ制限区間でそれぞれプラス10キロ超えるスピードでも安定して山道を走る事が出来ます。
制限速度~制限速度プラスα位の速度域なら安定した挙動で走れますが、軽快にコーナーをクリアする走りではありません。
低速コーナーのヴェルファイアの走りは?
20~40キロ位の低速コーナーでは、ステアリングを切る量が多くなり軽快に走るレベルとは程遠いです。車重の重さも確実に実感できて、ステアリングを切っても瞬時に反応して向きを変える感じではありません。
低速コーナーで向きを変えるには、ひたすらステアリングを切る!と言った感じでしょうか。強めのブレーキングで前荷重にしてフロントタイヤのグリップを上げてステアリングを切ると、今度は車体がロールしてコーナリングに気持ち良さがありません。
重量級のミニバンなので、軽快な走りを期待する方が酷ですね。ただ、先にも言ったように制限速度プラスαで走る分には、路面のギャップに対して不安定な挙動が出る事もなく、安定して安全に走る事が出来ます。
中速コーナーのヴェルファイアの走りは?
50㎞~の中速コーナーでも安定感があります。路面がフラットな状態なら高速道路のJCTと同様にアンダーステアで安定感抜群にコーナーを旋回できますが、ワインディングのような路面に所々ギャップがある場面では、前後に揺られるピッチングや左右にゆらゆら揺られる挙動が出てしまいます。
やはり車重があるので、コーナリング中に路面のギャップを拾うとユラユラと車体が揺れて収束まで時間が掛かりますね。ただ、直進状態では路面のギャップに対する収まりは悪くありません。ダンパーが動いてちゃんと吸収してくれます。
重いヴェルファイアは山道の下りは要注意
ワインディングでも下りになると、ヴェルファイアの車重の重さがもろに伝わってくるので、スピードの出しすぎには注意です。
制限速度から若干のプラスα位なら大丈夫ですが、もしオーバースピードで突っ込んだら、重い車重でハンドルを切っても曲がらず、ブレーキを踏んでも止まらずで、たぶんきっと凄く怖いでしょう(笑)。
ワインディングの下りではマニュアルモードを使用して、エンジンブレーキを掛けながらスピードを控えめに安全に走りましょう。普通に走る分には、ヴェルファイアなら山道でも安定して走る事が出来ます。
このコーナリング中の安定感は4WDによる所があるかもしれません。2WDではどうか、今後試してみたいと思います。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
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