新型のスペーシア(SPACIA)の乗り心地は快適という意見と、悪いという意見の両方が出回っておりました。
確かに、同じスライドア軽自動車のN-BOXやタント、ウェイクといったライバル車と比較してみると乗り心地は少々悪くなっております。
「乗り心地が固い」「死角ができるので運転しにくい」という意見もあり、燃費が良い変わりにデメリットとなる部分は幾つかあるようです。
それでも、「軽量化されているので乗り心地は良い」「普通に一般道路を走る分には快適」という評判もありました。
スペーシアは荷物やシートのアレンジが豊富でフルフラットにできますし、室内も広いのでゆったりと活用できるはずです。
スペーシアの後席の乗り心地について
スペーシアはモデルチェンジによって後席が改良されており、以前よりも乗り心地が良くなりました。
以前のモデルは後部座席が固定となっていたので前後に動かすことができず、融通が利かなかったという点がデメリットです。
しかし、改良されてから一番後ろにスライドした際に足を組むことができるほどの幅ができますし、運転席や助手席の後ろ側にドリンクを置くためのトレーが設置されたので後席の人にも便利な仕様となっております。
ただし、スペーシアの後部座席はリクライニングの角度や幅が調整しにくく、後ろの席でゆったりと寛ぎたいという人にとっては乗り心地が悪いと感じるかもしれません。
スペーシアの静粛性について
エコドライブに焦点を当てている軽自動車なので当然かもしれませんが、スペーシアは静粛性が以前にも増して向上しております。
S-エネチャージのISG(モーター機能付き発電機)を採用しており、エンジン音が静かになったのを活かすために防音や制振材を取り付けているのです。
公式にはアナウンスされていないので知らない方も多いものの、制振材や吸音材を増やしているからこそ静粛性でトップクラスだと言われているのではないでしょうか。
市街地走行レベルで高い質感を得ており、高速道路を使った長距離走行でも軽自動車の域をスペーシアは遥かに超えております。
2013年のモデルが販売された当時も、「アイドリングストップからの始動が静か」「不快なセルモーターの音がしない」「前席のドアをデッドニングすると静粛性は上がる」と口コミで言われておりました。
それから更に進化したモデルにスペーシアは変わっており、実用性や経済性を一段と高めた仕上がりになっているのは間違いありません。
スペーシアの乗り心地に効く足回り
メーカー発表のスペーシア足回りのスペックです。
Fブレーキ ベンチレーテッドディスク
Rブレーキ リーディング・トレーリング
Fサスペンション マクファーソンストラット式コイルスプリング
Rサスペンション I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリング
Fスタビライザー トーション・バー式
タイヤサイズ 155/65R14
軽自動車の中でも重量級なスペーシアをしっかりと止めるブレーキは、フロントにベンチレーテッドディスクが採用されています。
放熱性に優れていて、ブレーキのフェード現象を抑える役割があり、なおかつ制動力にも優れたブレーキシステムです。
足回りのダンパーは、多少ピストンスピードが遅く乗り心地は固めのセッティングになっていますが、重量物を載せたり、複数人乗せた時にバランスが良くなる事を想定したセッティングになっていますね。
スペーシアを安く買うなら、当サイトのスペーシア値引き交渉マニュアルをご参考ください。