2004年から発売されている日産『ノート』
2016年にマイナーチェンジされ、シリーズ初となるハイブリッドシステム車が加わりました。
新しくなった日産ノートの内装はどのようになっているのでしょうか。
ハイブリッドシステムのe-POWERを含め、内装色や収納・荷室の使い勝手などを見ていきましょう。
ノートの内装の質感は?
ノートの内装色
ノートの内装色は全部で4種類あります。
車内全体のカラーはブラックですが、ドアトリム部分やナビ周辺パネルのカラーが異なります。
※ノート: nissan.co.jp
メダリストシリーズには、ブラウンのジャカード織物がフロントとリアのドアトリムに施されています。
また、ナビ周りやドアスイッチ部分にもブラウン加飾がされ、車内が華やかな印象となっています。
さらに、メダリストシリーズではプレミアムホワイトインテリアパッケージをメーカーオプションで選択することができます。
このプレミアムホワイトインテリアパッケージはフロントとリアのドアトリム部分が画像のように合皮に変更されます。
シートカラーともマッチして、高級感が感じられます。
Xシリーズでは、ブラックの車内にトリコット生地が使用されています。
画像のように、フロント部分のドアトリムのみとなります。
メダリストシリーズとは違い、リアのドアトリム部分に加飾が何も施されていないのは少し残念ですね。
Sシリーズは、ドアトリム部分などに加飾はなく、とてもシンプルな内装になっています。
パネルごとに素材などの違いがなく、樹脂製で全体的にプラスチック感を感じます。
ノートの内装はブラックを基調としていますが、ピラーから天井はライトグレーとなっています。
画像のように天井が明るいため、圧迫感が抑えられ明るい印象を受けます。
ノートの内装はグレードによって車内の質感や雰囲気が大きく異なるので、実際にグレードごとの雰囲気を見て確認したいですね。
ノートのシート表皮・デザイン
ノートのシートデザインはどのグレードも同じです。
シートサイドの張り出しがしっかりとあり、走行中の運転姿勢のブレをサポートしてくれます。
また、シート自体の厚みもあり、座り心地も悪くありません。
しかし、シート全体がやや小振りの印象を受けます。
体の大きい方や背の高い方などは、少し窮屈に感じるかもしれませんね。
ですがシートが小振りのため、体にぴったりフィットする感覚があるので、運転疲労の軽減にもつながります。
この辺りは感じ方が人それぞれなので、実車で実際に体感して欲しい部分ですね。
シート表皮やカラーに関して、ノートは4種類用意されています。
* メダリストシリーズ
* プレミアムホワイトインテリア
メダリストシリーズのシートには、ジャカード織物と合皮のコンビネーションとなっています。
サイドサポート部分にベージュのアクセントカラーが施され、内装色と連動しています。
画像のように車内のインテリアカラーと統一感がありますね。
また、ノートのメダリストシリーズには『プレミアムホワイトインテリア』をメーカーオプションで選択できます。
合皮シートを採用し、サイドサポート部分には、ブラウンのアクセントカラーが施されています。
シート全体がホワイトですので、車内がかなり明るくなり、高級感を感じます。
さらに、メダリストシリーズでは運転席の左側にアームレストが装備されます。
ただ、助手席のシートにはアームレストは装備されません。
* Xシリーズ
Xシリーズのシートは全面トリコット素材が使用されています。
サイドサポートには、メダリストシリーズと同様にアクセントカラーが施されています。
Xシリーズのアクセントカラーは、ライトグレーになります。
* Sシリーズ
Sシリーズのシートは、トリコット素材が使用されています。
サイドサポートなどへのアクセントカラーはありません。
モードプレミアに関しては、クレージュとブラック2色があり、ブラウンとのコンビネーションシートが用意されています。
シートの柄も画像のように、ベースグレードとは異なります。
またニスモに関しても、選択するグレードによって違いがあります。
シートデザインもガソリン車のニスモとe-POWERニスモでは異なります。
e-POWERニスモの方は、ショルダー部分の張り出しが大きく、専用のスポーツシート形状となっています。
シート地は滑りにくいスエード調となっており、スポーツ志向が強いですね。
ガソリン車のニスモは、シート形状はノーマル車と同じですが、シート地は専用のトリコットが奢られています。
ノートのシートカラーと内装カラーは、グレードによってマッチングが決まっているので、サイドサポート部分のアクセントカラーとドアトリム部分のカラーがマッチしていて好印象です。
車内全体に統一感があると、よりオシャレな印象を受けます。
ノートのインパネ
ステアリング
ステアリングに関して、グレードによって違いがあります。
メダリストシリーズには、本革巻ステアリングが採用され、シルバー加飾が施されています。
また、メダリストでプレミアムホワイトインテリアパッケージを選択すると、ステアリングのカラーが内装色と合わせて、ブラウンに変更されます。
XシリーズとSシリーズには、ウレタン素材のステアリングが採用されています。
ウレタン素材のステアリングと本革素材のステアリングとでは、見た目の印象が大きく違います。
ウレタン素材は、ツルッとした触り心地で、グリップ力に欠けてしまいます。
一方本革巻きのステアリングは、手馴染みが良く握った感触もいいため、ウレタン素材と違いグリップ力があります。
多少の手汗であっても滑ることがありません。
さらにニスモでは、本革巻きステアリングに加え、レッドセンターマークやレッドステッチが施されます。
モードプレミアのステアリングの一部にブラウンの本革が施され、ステアリングにもアクセントがついています。
ノートのステアリングは画像のように、Dシェイプハンドルとなっています。
ステアリングの下部分をフラットにすることで、運転席の乗り降りを楽にできます。
ステアリングの形状が特殊なため、最初の頃は違和感がありますが、慣れてしまえば問題ありません。
また、ステアリングの形状から、どれぐらいステアリングを回したのかということが分かるので、駐車などの場面で活躍してくれます。
センターメーター
センターメーターに関しても、グレードによって違いがあります。
e-POWERの場合は、e-POWER専用ファインビジョンメーターが装備されます。
センターにはスピードメーターやデジタル時計などが表示され、左右にはパワー・チャージメーター、ガソリン残量メーターが表示されます。
メーター内はブルーを基調として、かなり先進的なデザインとなっていますね。
ガソリン車のメダリストやX DIG-Sには3眼のファインビジョンメーターが装備されています。
センターメーターにはe-POWERと同様にスピードメーターやデジタル時計があり、左側にはタコメーター、右側にはガソリン残量やシフトポジションが表示されます。
メーター全体がホワイトカラーとなっているので、表示が明るく見やすいです。
メダリストX/X FOUR/X FOURスマートエディション、X FOUR/X FOURスマートエディション、Sには2眼ファインビジョンメーターが装備されます。
左右にタコメーターとスピードメーターは配置され、センター部分に航続可能距離やデジタル時計などが表示されます。
シフトノブ/シフトベース
シフトノブがe-POWERとガソリン車とでは異なります。
まず、e-POWERの場合は、電制シフトとなっており、球体のシフトノブを動かすことでドライブやバックなどの操作ができます。
このシフトノブは小さく、手に収まりやすいですが、小さすぎて若干操作がしにくいのが欠点です。
もう少し、大きく握っている感覚があるものだと良かったですね。
ガソリン車の場合は、これまでの車と同様にシフトノブを倒して操作するものになっています。
また、シフトベース部分の装飾もグレードによって違いがあります。
メダリストシリーズには、ブラウンが採用されています。
メダリストシリーズでは、ドアトリム部分やシートサイド部分などに高級感のあるブラウンが施されているため、統一感があります。
Xシリーズには、シルバーの加飾が施されています。
ですが、ガソリン車のX/X FOUR/Sには加飾がされず、プラスチック素材のままです。
e-POWERのニスモには、レッドフィニッシャーが取り付けられます。
ニスモのガソリン車の場合には、加飾がありません。
センタークラスター加飾/送風口装飾
センタークラスター部分にもシフトベースと同様にフィニッシャーが取り付けられています。
メダリストにはブラウンが施されています。
e-POWER X/X DIG-S/X FOURスマートセーフティエディション/e-POWER X NISMO/NISMOには、ピアノ調のフィニッシャーが施されます。
また、X/X FOURはメーカーオプションで装着が可能です。
これら以外のグレードには装飾はなく、内装と同じ素材が使用されます。
インナードアハンドル
e-POWER S/S以外のグレードには、インナードアハンドル部分がメッキになっています。
オートエアコン
オートエアコンに関して、グレードによって違いがあります。
X/X FOUR、e-POWER S/Sには、マニュアルエアコンが標準装備されています。
ダイヤル式のマニュアルエアコンなので、風量や車内の温度はダイヤルを回して調節することになります。
また、X/X FOURはメーカーオプションでオートエアコンに変更することができます。
上記以外のグレードすべてにオートエアコンが標準装備されます。
風向や温度調節をデジタル表示で見ることができ、車内の温度を細かく設定することができます。
ボタンの位置もわかりやすく、操作に手惑うことがありませんね。
このようのグレードによってインパネ周りに違いがあります。
ノートのインパネ周りはやや手前に傾斜しているため、全体像がボテっとした印象を受けます。
フラットなインパネの車種と比べると、操作ボタンの張り出しなどから圧迫感を感じてしまいます。
すごく厚みのあるインパネ周りといった印象ですね。
ノートの収納・荷室の使い勝手は?
運転席・助手席の周りの収納
まずは、運転席周りの収納を見ていきましょう。
フロントカップホルダー
シフトノブの前方にカップホルダー2つと小物が置けるスペースがあります。
小物スペースはトレイが浅く、メガネやサングラスを置いて置くには便利ですね。
しかしカップホルダーの位置が若干下の方に位置しているため、シフト部分やエアコンの操作パネル部分に干渉して、ドリンクが取りにくいことが欠点です。
エンジンスターター下ボックス
エンジンスターターボタンの下に小さな収納ボックスがあります。
スマートキーなどの小さいものを入れて置くのにいいですね。
ステアリングアンダーボックス
よく探さないと気づかないほどの場所にあるのが、ステアリングアンダーボックスです。
現在、所有しているユーザーでも、気づいていない方がいるかもしれませんね。
収納スペースとしては小さいですが、外からわかりにくいのでカード類などを置いておく場所としては良さそうです。
エアコンパネル下ボックス
エアコン操作ボタンのすぐ下にある収納です。
スマホを置いておくには丁度良いスペースですね。
フロントドアポケット
ドア部分にドリンクホルダーと小物を収納できるスペースがあります。
小物ポケットは、やや浅いためドアを強く開閉すると落ちてしまう可能性があるので、収納するものを選んでしまいそうです。
パーキングブレーキサイドポケット
パーキングブレーキの右側にCDケースを収めておける収納スペースがあります。
スマホも置いておけますが、サイズによっては置けない場合があります。
次に助手席の収納です。
アッパーボックス
助手席の前にアッパーボックスが装備されています。
このアッパーボックスはかなり広くスペースが取られているので、ボックスティッシュも収納できます。
ボックスティッシュ以外にもしっかり収納できるので、かなり重宝するでしょう。
このような位置に収納スペースがあると運転席からでも手が届きやすく、使い勝手もいいですね。
グローブボックス
アッパーボックスの下にグローブボックスが装備されています。
通常は、車検証や取扱説明書を収納するだけでしたが、ノートのグローブボックスは2段になっているため、車検証などの他にも小物を収納できるのはかなり嬉しい装備です。
フロントドアポケット
運転席側と同様にドリンクホルダーと小物スペースがあります。
後部座席の収納
センターコンソール
パーキングブレーキの後方に500mlペットボトル2本を収納できるスペースがあります。
深さもあるので、ペットボトル以外のものでも収納できます。
後部座席から手の届きやすい距離にあるので、使い勝手もいいです。
センターアームレスト
センターアームレストは、メダリストシリーズのみになります。
ドリンクホルダーが2つ装備されています。
リアドアポケット
リア側のドアにもドリンクホルダーと小物スペースがあります。
シートバックポケット
助手席の後ろに雑誌や地図などを収納できるシートバックポケットがあります。(メダリストシリーズのみ)
ノートの荷室のサイズは?どれぐらい積める?
ノートの荷室サイズは、幅950mm×高さ700mm×奥行き620mmとなっています。
開口部分は広く、荷物の積み下ろしが楽に行えます。しかし、荷室の奥行きが620mmとやや狭く感じます。
また、タイヤハウスの張り出しが大きくなっているため、あまり大きな荷物を積むことはできないです。
ベビーカー1台ほどであれば積むことはできます。
ノートの後部座席は6:4の可倒シートになっているので、長い荷物と同時に人も乗せることもできます。
ですが、S/e-POWER Sの後部座席は分割式ではないベンチシートになっているため、後部座席を倒して荷物を積む場合は、荷物と同時に後部座席へ人を乗せることができません。
また、シートを倒して収納スペースを確保した場合、後部座席と荷室の段差がかなり生じます。
段差ができてしまうと荷物の積み方を工夫しなければならなくなります。走行中に荷崩れしてしまうこともあり、使い勝手が悪く感じます。
この段差を解消するためには、ディーラーオプションであるマルチラゲージボードを取り付ける必要があります。
このオプションをつけることで、後部座席と荷室の段差が解消され、積みやすくなり、荷物の出し入れもスムーズになります。
さらに、ガソリン車には床下収納が装備されています。洗車グッズなどが収納できるのでとても便利な収納スペースです。
しかしe-POWERの場合、床下にサブバッテリーとパンク修理キットが置かれているので、床下収納として使用することはできません。
この床下収納があるのとないのでは、収納量が変わってきますね。
ノートに荷物を多く積む場合は少し工夫が必要ですが、後部座席のシートを倒せば、大容量の収納スペースを確保できます。
ノートの内装まとめ
ノートはグレードによって車内の雰囲気が大きく変わりますね。
用意されているシートカラーやパネルなど、グレードそれぞれに個性があり、同じ車種とは思えないほどです。
また、収納の数や使い勝手もよく、コンパクトカーとしての収納力はライバル車と比べても良いのではないでしょうか。
ですが段差により荷室の使い勝手が少し悪く、解消するためにはオプションなどを利用して工夫する必要があります。
Sグレードは内装が安っぽく、後部座席の使い勝手もあまり良くないので、実際にノートを買うならSグレード以上を選ぶことになりそうです。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
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また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
ノートの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのノート値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人が日産ノートを限界値引きで購入しています。
今月のノートe-POWERの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。