ここでは、レヴォーグの実際に走行した時の実燃費を紹介します。
渋滞を含む一般道、車の流れの良い一般道、高速道路などでレヴォーグの燃費が実際どの位なのか?燃費数字を出してみました。
※調査対象グレード
レヴォーグ 1.6GT-S アイサイト
レヴォーグ 2.0GT-S アイサイト
レヴォーグの市街地(渋滞含む)の燃費は?
レヴォーグ実燃費
9.8㎞/L(1.6)
9.2㎞/L(2.0)
まずまずの市街地の燃費性能
これまでのスバル車というと、水平対向ターボエンジンによる、低重心高出力の走りの良さと引き換えに、燃費は…というイメージが付いて回ったものですが、レヴォーグでは1.6L、2.0L両モデル共に良く健闘しているのではないでしょうか。
レヴォーグの郊外・幹線道路の燃費は?
レヴォーグ実燃費
12.8㎞/L(1.6)
10.7㎞/L(2.0)
幹線道路の燃費では排気量の差が出る
1,600ccモデルは、幹線道路燃費で順調に実燃費を伸ばしてきましたが、2,000ccモデルはあまり伸びませんでした。
それでも、10㎞/Lを超えてきていますので、レヴォーグのキャラクターを理解しているユーザーは、満足しているようです。
レヴォーグの高速道路中心の燃費は?
レヴォーグ実燃費
14.5㎞/L(1.6)
13.7㎞/L(2.0)
充分な高速走行の実燃費
レヴォーグ1,600ccモデルは、15㎞/Lが見えるところまで伸ばしてきましたので、ユーザーとしては充分に満足しています。
レヴォーグ2,000ccモデルも、2リッター300馬力ターボと言う事を考慮すれば、高速走行の実燃費にユーザーは満足しています。
レヴォーグの平均燃費は?
レヴォーグ平均実燃費
12.4㎞/L(1.6)
11.2㎞/L(2.0)
平均実燃費もレヴォーグユーザーの満足度は高い
両モデルともに10㎞/Lをクリアしており、最低限のレベルはクリアしていると言えます。
ユーザーの満足度もスバルのターボモデルと言う事を考えれば、高い結果となりました。
ライバル車の実燃費と比較!
レヴォーグとマツダ アテンザワゴンの実燃費を比較
レヴォーグはいわゆるエコカーではなく、どちらかと言えば走りを楽しむ車という位置付けの車です。
現在、ステーションワゴンというジャンルの人気が落ち着いている為、レヴォーグと直接比較できる車種が無いというのが実情の為、若干の違和感もありますが、アテンザワゴンを選択しました。
レヴォーグはターボ車ですので、ノンターボ排気量で500cc程プラスとして、1.6GTにはアテンザの2,000ccモデルを、2.0GTには2,500ccモデルで比較することにします。
※車両重量比較
レヴォーグ:1,530㎏(1.6)
レヴォーグ:1,560㎏(2.0)
アテンザ :1,470㎏(2.0)
アテンザ :1,480㎏(2.5)
市街地の燃費を比較
レヴォーグ1.6: 9.8㎞/L
アテンザ2.0 :11.7㎞/L
レヴォーグ2.0: 9.2㎞/L
アテンザ2.5 :10.2㎞/L
こうして比較してみると、重量ハンデがあり、更に走りを重視しているレヴォーグの2,000ccモデルが予想以上に充分な燃費性能だという事がわかります。
一方のレヴォーグ1,600ccモデルはもう少し伸びて欲しいと思うかもしれません。
これは、重量のある車体+フルタイム4WDの走行抵抗から、小排気量モデルではアクセル開度を大きく取る必要が生じていることが考えられます。
また、ダウンサイジングターボとは言え高出力エンジンですので、過給に合わせてそれなりにガソリン供給量が増えるのかもしれません。
幹線道路の燃費を比較
レヴォーグ1.6:12.8㎞/L
アテンザ2.0 :13.3㎞/L
レヴォーグ2.0:10.7㎞/L
アテンザ2.5 :13.0㎞/L
幹線道路の実燃費では、レヴォーグ1,600ccモデルとアテンザの2モデルは、ほぼ互角という燃費結果になりました。
一方のレヴォーグ2,000ccモデルは、大きく水を開けられる結果となってしまいました。
高速道路の燃費を比較
レヴォーグ1.6:14.5㎞/L
アテンザ2.0 :15.5㎞/L
レヴォーグ2.0:13.7㎞/L
アテンザ2.5 :14.5㎞/L
高速走行の実燃費では、レヴォーグの燃費の伸びがアテンザワゴンに届かない結果となりましたが、ターボがしっかり過給し、ガソリン供給を積極的にしていると想像すれば、充分に健闘している燃費とも言えると思います。
平均実燃費を比較
レヴォーグ1.6:12.4㎞/L
アテンザ2.0 :13.5㎞/L
レヴォーグ2.0:11.2㎞/L
アテンザ2.5 :12.6㎞/L
平均燃費では、レヴォーグの方が、アテンザワゴンよりも1.6GT、2.0GTともに1㎞/L強低い結果となりましたが、車のキャラクターという面を考慮すると、充分な実燃費ではないでしょうか。
カタログ燃費の達成率を比較
レヴォーグ:12.4÷17.6=70.3%(1.6)
レヴォーグ:11.2÷13.2=84.6%(2.0)
アテンザ :13.5÷17.4=77.6%(2.0)
アテンザ :12.6÷16.0=78.5%(2.5)
達成率は、レヴォーグ2,000ccモデル以外は、比較的残念な結果となりました。
こうしてみると、実燃費はともかくとして、一番燃費に不利と思えるレヴォーグ2.0GTが高い達成率となり、実態に近いカタログ燃費の数字と言えます。
逆に、レヴォーグの1,600ccモデルは、カタログ燃費に対して不満が大きくなってしまいます。
カタログの公表燃費は、ご存知の通り決められた走行条件に沿って測定しているだけですので、現実とは違う訳ですが、達成率にこれだけ開きが出てしまうのは、ユーザーにとって非常に悩ましい問題です。
メーカーとしては、公表燃費が売り上げに密接に関係するため、少しでも良い数値を出したいでしょうし、公表燃費を水増ししていた事件も起きてしまっています。
そのような事はしていないと信じたいものの、実燃費で70%台というのはユーザーに対して適切とは思えません。 厳しい考え方かもしれませんが、筆者個人的には現代の車には80%の達成率を望みたいところです。
実燃費から見るレヴォーグは『買い』か?
レヴォーグは、今では貴重な存在となってしまった、アグレッシブな性格を打ち出した車の一つです。
実燃費としては、エンジンや車のキャラクターを考慮すれば納得できるデータですので、購入検討をされている方にはお薦めできる車だと思います。
レヴォーグは1,600ccモデルの最高出力170ps/25.5㎏f-m、2,000ccモデルの最高出力300ps/40.8㎏f-mというハイパフォーマンスエンジンを搭載しています。
さらにユーティリティー性に優れた車ですので、普段は良好な燃費性能で日常の走行しつつ、いざという時にはその動力性能を存分に発揮して(2,000ccモデル)、豪快な走行を楽しむというのも、レヴォーグの楽しみ方だと思います。
レヴォーグの値引き交渉はしっかりとやろう
レヴォーグを購入するなら、気になるのはその価格ですね。
新車は高い買い物なので、出来れば値引きを多くして少しでも安く買いたいものです。
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レヴォーグのガソリン代や自動車保険料などの節約には【レヴォーグの維持費を安くする】もご覧ください。