トヨタから発売されている『ランドクルーザー』
世界でも知名度のある国産車として、国内外を問わず非常に高く評価されており、日本製の自動車としては最も長い歴史を持っています。
デザインがかっこよく、居住性と快適性、さらには耐久性・走破性を兼ね備えたSUVとして多くのユーザーから支持されています。
200系と呼ばれる現在のランドクルーザーは、5人乗りと8人乗りから選択することができます。
では、それぞれどのような特徴があるのか、メリット・デメリットを見ていきましょう。
ランドクルーザーの5人乗りのシートアレンジ
ランドクルーザーの5人乗り(ベースグレードのGX)はセカンドシートの背面を前に倒すことで、ラゲージスペースを拡大することが可能です。
ランドクルーザーの8人乗りのシートアレンジ
ランドクルーザーの8人乗りはセカンドシートを前倒し&タンブル(まくり上げ)、サードシートを前倒しとスペースアップ(跳ね上げ)とそれぞれ動かせるため、多彩なシートアレンジを可能としています。
フル乗車の状態です。これではあまり荷物が積めませんね。
セカンド&サードシートの左側を前倒しにした状態です。
こうすることで、サーフボード等の長尺モノが積みやすくなりますね。
セカンドシートはそのままで、サードシートをスペースアップ(跳ね上げ)した状態です。
フロアに直接置いていい荷物を積めるラゲージスペースが広がりました。
乗車は3人で、もっと荷物を積みたい時は、セカンドシートの右側をタンブル(まくり上げ)しましょう。
こうすることで、後ろの1人は積み荷の管理も可能です。
最大限に荷物を積みたいなら、セカンドシートを両方ともタンブル(まくり上げ)することで大容量のラゲージスペースを確保できます。
これだけ積めれば、引っ越しなどでも重宝しそうですね。
ランドクルーザーの5人乗りの小物入れ・収納スペース
カップホルダー(ラゲージルーム)
ランドクルーザーの5人乗りには、ラゲージルームに2個×両側=4個のカップホルダーが装備されています。
乗員のいないラゲージルームに設けた理由としては、走行中ではなく車中泊などで活用することを想定しているのでしょう。
ちなみに、メーカーオプションでトノカバーをつけた場合、カップホルダーは1個ずつになります。
トノカバー(メーカーオプション)
厳密には収納ではありませんが、ラゲージルームの荷物を覆い隠すことで、車上荒らしなどから守る防犯上の効果が期待できます。
脱着・巻き取り式なので、使わない時は巻き取っておけばあまりスペースも取りません。
ランドクルーザーの8人乗りの小物入れ・収納スペース
カップホルダー(セカンド&サードシート)
ランドクルーザーの8人乗りには、セカンドシートに2個、サードシートに4個のドリンクホルダーが充実しています。
クールボックス(メーカーオプション)
いつでも冷たいドリンクを楽しめるよう、メーカーオプションでクールボックスを装備することができます。
飲み物だけのためにかさばるクーラーボックスを積まなくてよいため、あると非常に重宝します。
おくだけ充電(メーカーオプション)
スマホを置くだけで充電しておける便利な収納が、メーカーオプションで装備できます。
いちいちソケットをつながくていいから、とても楽です。
ランドクルーザー5人乗りのメリット・満足点は?
荷室が広く使える
ランドクルーザーの5人乗りの最大のメリットは、荷室部分が広く使えることです。
8人乗りと違い、3列目シートがないため荷室が非常に広く確保されています。
後輪から後ろの全てのスペースが荷室として使用できるので、使い勝手もよく重宝します。
大きな荷物から背の高い荷物まで様々な大きさの荷物を積むことができるので、アウトドアなど荷物が多くなる場面に最適です。
また、タイヤハウスの張り出しも小さくデザインされており、非常に多くの荷物が載せられます。
ベビーカーなどもラクラク積むことができるので、小さいお子さんがいる方でも安心です。
2列目シートのスライドができる
2列目シートを90mmスライドさせることができます。
2列目シートをスライドさせることで、足元の空間を広く確保できるため、より快適に過ごすことができます。
また、スライドすることで足元が広くなるので、床にそのまま荷物を置くこともできますし、乗り降りや車内の移動もスムーズに行うことができますね。
2列目シートをスライドすることができない車種が多い中、ランクルはとても便利です。
8人乗りにも2列目のスライド機構は装備されていますが、3列目シートの格納によって制限が加わるので5人乗りの方が使い勝手がいいです。
8人乗りのメリット・満足点は?
多くの人を乗せられる
5人乗りに比べて3人多く乗車することができます。
多くの人を乗せられることが最大のメリットですね。
SUVの多くは7人乗り設定がほとんどですが、ランドクルーザーはミニバン並みの乗車人数を持っています。
アウトドアに最適なSUVに8乗りを望む方も多くいるので、このように人も荷物も多く乗せられるのは嬉しいですね。
また、3列目シートは非常用として使用する方も多くいますが、緊急時や災害時などに人を多く乗せられる車は非常に役立ちます。
子供の習い事や部活などで、人を多く乗せる機会が多い方も重宝しますね。
乗車位置を工夫できる
8人乗りにしかできない乗車位置のアレンジが可能です。
例えば、6人乗る場合に1列目に2人、2列目に3人、3列目に1人といった配置で乗るのではなく、1列目に2人、2列目に2人、3列目にも2人のように、空間を広く利用して座ることができます。
このように座ることで2列目に装備されているアームレストを使用したりできるので、長距離移動も非常に快適です。
5人乗りにはできないシートアレンジで、ドライブも楽しくなりそうですね。
3列目シートの跳ね上げが簡単
3列目シートを使用しない時や荷室を広く使いたい時には、3列目シートを格納します。
ランドクルーザーでは、この格納が簡単にできるのは非常にいいですね。
マニュアルでシートを格納する場合は、3ステップでできます。ただ、シートが少し重たいので、女性の方はやや面倒に感じるかもしれません。
ですが、ZXグレードには電動で格納できるので、マニュアルよりも簡単に操作できます。
ボタンを押すだけで、ヘッドレストとシートバックが電動で倒れるため、後はレバーを引きロックを解除してシートを固定するだけで格納できます。
荷室を広く使いたい時に素早く格納できるのは、非常に便利ですね。
5人乗りの欠点・デメリットは?
乗車人数が減る
3列目シートがないため、乗車人数が減ってしまいます。
荷室がどんなに広くても、乗車人数を増やすことはできません。
緊急の場合や人を多く乗せることが必要な場面で対応ができなくなってしまいます。
また、子供の送り迎えや部活動などで人を多く載せなければならない時も5人までしか乗せられないのでやや不便に感じます。
装備がやや劣る
ランドクルーザーは、主に8人乗りがメインに設定されています。
5人乗りはGXグレードだけになり、装備や内装の質感が少々劣ります。
その中でもサイドステップが標準で装備されていないため、車の乗り降りがやや不便です。
ランドクルーザーは車高が高いので、サイドステップがないと乗り降りが大変で、お年寄りの方は特に不便に感じると思います。
また、車内の質感も異なってきます。
例えば、5人乗りのGXのステアリングはウレタン素材となっていますが、その他の8人乗りのグレードでは本革巻き仕様となっています。
その他にも車内イルミネーションやホイールサイズなどに違いが出てきます。
8人乗りの欠点・デメリットは?
2列目シートのスライド・リクライニングが制限される
ランドクルーザーは、2列目シートをスライド・リクライニングできるのがメリットでしたが、8人乗りの場合、3列目シートを格納してしまうと、2列目シートのスライドとリクライニングが制限されてしまいます。
格納した3列目シートが、2列目シートのすぐ後ろにあるため、数センチ程度しかスライドさせることができません。
2列目の足元を広く取ることが出来ないので、3列目シートを格納してしまうと2列目のスライドが犠牲になります。
4人家族ですと、あまり3列目シートを使用することがないので、基本的に格納した状態ですから2列目シートの使い勝手を重視する場合は、欠点になってしまいますね。
荷室が狭い
3列目シートを使用した状態での荷室は、非常に狭いです。
奥行きは220mmしかないので、日常的な買い物程度しか積むことができません。
シートを全て使用しての荷室は狭く感じます。
また、3列目シートを格納した場合、シートが両サイドにくるため、荷室が狭くなってしまいます。
荷室の両サイドに3列目シートが格納されるため、荷室の横幅が990mmとなり、狭く感じます。
ランドクルーザーの荷室の開口部分は1410mmあり、荷物の出し入れがしやすいのですが、3列目シート部分から、横幅が急に狭くなるので、かさばった荷物を多く載せることができません。
さらに、2列目シートを格納してより広く荷室を使用した場合、2列目部分を含めたスペースの形が悪く、荷物の積み方や大きさを工夫して載せる必要があります。
長尺なものをそのまま載せるには非常に便利ですが、大きさの異なるものを積む場合は積み方を考える場面が出てきそうです。
3列目へのアクセスが不便
ランドクルーザーは、3列目シートへアクセスする場合、リアドアからのアクセスとなります。
2列目シートを倒して3列目へ乗り込みますが、この時に姿勢をかなり低くするので、スムーズに移動することができません。
リアドアは大きくデザインされていますが、乗り込み部分は広くなっていないので、体の大きい人は注意が必要です。
ミニバンのようにウォークスルーになっていないので、車内からはアクセスできず、必ず外からになりますから、お年寄りの方は少し大変かもしれませんね。
ランドクルーザーの5人乗り・8人乗りの販売比率は?
ランドクルーザーの5人乗りと8人乗りは、どっちが多く売れているのでしょうか?
当サイト(クルマを買う!)で業者オークションを調査した結果、以下の販売比率となっていました。
- ランドクルーザー 5人乗り 20台 5.4%
- ランドクルーザー 8人乗り 351台 94.6%
実に約17.5倍という圧倒的な大差でランドクルーザーは8人乗りの方が多く売れています。
これは人数と荷物の比率に対してフレキシブルに対処できる8人乗りの方が、様々なドライブシーンで重宝するためと考えられます。
家族構成別のオススメ乗車人員数は?
乳幼児がいる3~4人家族
乳幼児がいる3~4人家族には、5人乗りがオススメです。
乳幼児の場合は、チャイルドシートを必ず装着しなければなりません。
そうすると足元の空間を広く使用できる5人乗りがいいです。
荷室も広く、なんでもポンポン積むことができますし、ベビーカーもラクラク積むことができます。
また、家族全員がフル乗車しても、まだ1人乗ることができますから安心ですね。
乳幼児がいる家族は2列目への乗り降りがスムーズにできる5人乗りを選びましょう。
先程ご紹介した「サイドステップ」に関しては、オプションで装着することが可能です。
下の子が小学生以上の3~4人家族
下の子が小学生以上の3~4人家族には、8人乗りがオススメです。
部活や習い事などで送り迎えが増えることもあるので、乗車できる人数が多い8人乗りを選択しておくと安心です。
万が一、乗車人数が増えたとしても対応できます。
また、キャンプなどのアウトドアに出かける方は、5人乗りを選んでもいいかもしれませんね。
8人乗りの場合は、荷室がどうしても狭くなってしまうので、使い勝手が悪く感じてしまいます。
使用環境や状況に応じて、選択しましょう。
子供と祖父母がいる5~6人家族
子供と祖父母がいる5~6人家族は、8人乗りがいいですね。
6人家族だと5人乗りでは、乗車人数がオーバーなので、必然的に8人乗りを選択する事になります。
お年寄りがいるご家族は、乗車位置を工夫して乗る必要があります。
3列目シートへのアクセスは、ミニバンなどと比べると非常に悪いです。
乗り込む時や降りる際の姿勢が窮屈になりますし、3列目の乗り心地も良いとは言えません。
子供と祖父母がいる5~6人家族は、乗車位置を工夫するといいでしょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
ランドクルーザーの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイト(クルマを買う!)のランドクルーザー値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がランドクルーザーを限界値引きで購入しています。
今月のランドクルーザーの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。