2018年6月26日のフルモデルチェンジによって生まれ変わった新型クラウン。
60年を超える栄光の歴史に、また新たな1ページが刻まれましたが、ここでは新型クラウンの各グレードを徹底分析!
価格や燃費、装備やエコカー減税、リセールバリューなど、各グレードの特徴や個性、お得情報などを紹介していますので、皆さんがクラウンを購入する参考にどうぞ。
新型クラウンの価格が一番安いグレードは?
クラウン2.0B 4,691,500円
クラウン2.0RS-B 5,093,000円
新型クラウンで一番安いグレードは、標準仕様ではクラウン2.0B、RS仕様ではクラウン2.0RS-Bとなります。
新型クラウンには多様なグレードやオプション・装備が設定されていますが、これらのグレードなら、最安値で憧れの新型クラウンに乗れます。
それでは、早速これらのグレードで新型クラウンがいくらで購入できるのか、それぞれシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | クラウン2.0B |
車両本体価格 | 4,691,500円 |
メーカーオプション | なし |
メーカーオプション価格 | 0円 |
ディーラーオプション | なし |
ディーラーオプション金額 | 0円 |
諸費用・税金 | 305,157円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き | ▲0円(ディーラーオプションの20%) |
支払総額 | 4,896,657円 |
購入グレード | クラウン2.0RS-B |
車両本体価格 | 5,093,000円 |
メーカーオプション | なし |
メーカーオプション価格 | 0円 |
ディーラーオプション | なし |
ディーラーオプション金額 | 0円 |
諸費用・税金 | 315,057円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き | ▲0円(ディーラーオプションの20%) |
支払総額 | 5,308,057円 |
値引き交渉で目標金額を満額達成できた場合、新型クラウンは標準仕様で約489万円、RS仕様は約530万円で購入できることになります。
ただし、これは本当に何もオプションや装備をつけない車両だけの状態、流石に不便すぎるので、現実的には安い社外品で揃えた方がいいでしょう。
新型クラウンの付属品は、ネット通販(楽天市場)で安く購入出来ます。
最安グレードには省かれてしまう装備がある
新型クラウンの中で最安グレードとなっているクラウン2.0Bと2.0RS-Bですが、ワンランク上のグレードと比べると、以下で紹介する装備が省かれてしまいます。
ここではそれぞれ、標準仕様の2.0Bと2.0S、RS仕様の2.0RS-Bと2.0RSで、装備差を比較してみましょう。
17インチアルミホイール(切削光輝&ダークグレーメタリック塗装)
インチ径を大きくする事で、よりスポーティなドライビングが楽しめるほか、外観上のカッコよさも高まる人気の大径アルミホイール。
2.0Bでは16インチしかありませんが、2.0Sでは更に大きな18インチにアップする事も、よりソフトな乗り心地を望む方にはインチダウンも可能で、ドライブスタイルの選択肢が広がります。
マイコン制御チルト&スライド電動ムーンルーフ
天井にスライド開閉式の窓を設けるムーンルーフは、クラウンの車内空間を明るく開放的に演出してくれる大人気オプション。
「2.0RS-B」「2.0B」 共にオプションで付ける事が出来ません。
2.0S/RSにはオプションで装着可能な上、売却時に料金以上の査定アップが期待できるため、是非ともつけておきたいものです。
自動防眩インナーミラー
夜間、後続車からのハイビームがミラーに反射して眩しい!という経験、ありますよね(管理人は多々あります)。
そんな時、この自動防眩インナーミラーであれば、反射を抑えて目が眩むのを防いでくれます。
2.0Sにはメーカーオプションで装着することが出来て、とても便利です。
雨滴感応式オートワイパー
その名の通り、雨の滴(しずく)を感じると、自動でワイパーを作動するので、視界を良好に保ってくれる賢い装備です。
これも2.0Sにはメーカーオプションで装着できるので、おすすめしたいところです。
ステアリングヒーター
冬の寒い日、ステアリングを握った時のヒヤッと感はとても不快。
ステアリングを暖め、寒さを緩和してくれる快適装備の代表的存在、2.0Sにはオプションで装着可能です。
全ドアスマートエントリー&スタートシステム
今やクルマに無くてはならない標準機能とも言えるスマートエントリー。
2.0Bはフロントドアとラゲージドアのみですが、2.0Sにはオプションでこれを全ドアに拡大。この便利さは、使えば絶対に解ります。
電動式リアサンシェード
紫外線が気になる方へ、電動で簡単に直射日光をシャットアウトできる便利なオプションですが、2.0Sには設定されています。
本革シート
使い込むほど身体に馴染む座り心地は、まさに別格。
2.0Sにはオプション設定されているので、是非とも実感して欲しいものです。
前席シートヒーター
寒い日の運転は、背中や腰にゾクゾク来ますが、3段階の温度設定で、冬でも快適なドライブを楽しめます。
2.0Sにはオプション設定されているので、是非とも試して欲しいです。
前席シートベンチレーション
座面&背もたれから冷風を送りだす機能です。
長く座っていると蒸れて不快な季節でも、これがあればロングドライブも快適に過ごせるでしょう。
地味に見えても、あるとないでは大違いのオプション設定(2.0S)、選択の価値「大」です。
助手席肩口パワーシートスイッチ
運転席に居ながら助手席のスライド&リクライニングが可能となる便利オプション。
「助手席の調整なんて、自分が動いてやればいいじゃん」と思うかも知れませんが、これが日常使いとなるとその便利さを堪能できるスグレモノ。
2.0Sにはオプション設定されているので、是非とも体験して欲しいと思います。
パワーウィンドウスイッチベース
加飾新型クラウンに乗っていると、何かとパワーウィンドウを操作する機会が多いもの。
そんな時、手元の加飾が満足感を高めてくれます。
2.0Bは標準装備のピアノブラック&シルバー塗装のみですが、2.0Sはオプションで本革用幾何学デザインとサテンメッキ加飾がオプション設定されています。
インテリア加飾
2.0Bは標準装備のファブリック用幾何学デザイン加飾のみですが、2.0Sは本革用幾何学デザイン加飾がオプション設定されています。
更なるハイグレード感を、堪能できることでしょう。
インパネ加飾
2.0Bは標準装備のファブリック巻きのみですが、2.0Sには合皮巻きもオプション設定されています。
その違いと、選択肢の用意されている喜びを感じて欲しいと思います。
おくだけ充電
現代人のマストアイテム・携帯電話(スマートフォン)。
充電コードがなくても、置くだけで充電できる便利な装備、2.0Sにオプション設定されています。
これで「あ、充電ない!」が予防できるでしょう。
アクセサリーコンセント
新型クラウンの車内で電源がとれるアクセサリーコンセント(AC100V・100W×1)。
アウトドアや非常事態など、あれば助かる便利な装備、2.0Sにはオプション装着が可能となっています。
トヨタプレミアムサウンドシステム
16スピーカー&12chオーディオアンプによってより上質な音楽環境が楽しめるトヨタプレミアムサウンドシステム。
2.0Sにはオプション装着できますが、2.0Bは標準装備のクラウンスーパーライブサウンドシステム(10スピーカー&8chオーディオアンプ)のみとなります。
6スピーカー&4chオーディオアンプの差を、確かめてみるのも楽しそうです。
【RS仕様】2.0RS-Bと2.0RSの装備差
※標準仕様(2.0Bと2.0S)と重複するものは割愛します。
3眼LEDヘッドランプ
2.0RSのヘッドランプは3眼LEDとなっており、近未来感を高めるシーケンシャルターンランプも相まって、2.0RS-Bとのグレード差がハッキリとわかります。
2.0RS-BのヘッドランプはBi-Beam LEDが標準装備されており、どちらもオートレベリング機能がついています。
LEDクリアランスランプ
2.0RSのクリアランスランプは2.0RS-Bと同様にLEDが標準装備されていますが、昼間でも点灯することでドレスアップ効果と安全性を高めるデイライト機能に差をつけています。
LEDリアコンビネーションランプ
2.0RSのリアコンビネーションランプは2.0RS-Bと同じくLEDが採用されているものの、先進感を演出するシーケンシャルターンランプも装備されており、個性の差が出ています。
新型クラウンの価格が一番高いグレードは?
クラウン3.5Gエグゼクティブ 7,320,500円
クラウン3.5RSアドバンス 7,034,500円
「高級車の代名詞」新型クラウンの最高峰は、標準仕様&RS仕様で、それぞれ上記の通りとなります。
最上級グレードの新型クラウンは、果たしていくらで購入できるのでしょうか。
今度は、おすすめ豪華オプションをつけたパターンでシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | クラウン3.5Gエグゼクティブ |
車両本体価格 | 7,320,500円 |
メーカーオプション | ホワイトパールクリスタルシャイン、トヨタプレミアムサウンドシステム、電動ムーンルーフ |
メーカーオプション価格 | 263,520円 |
ディーラーオプション | ETC2.0ユニット、サイドバイザー、フロアマット(伝統工芸西陣織)、リモートスタート(スマートキー一体型)、ドライブレコーダー |
ディーラーオプション金額 | 246,780円 |
諸費用・税金 | 196,557円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲50,000円 |
支払総額 | 7,877,357円 |
購入グレード | クラウン3.5RSアドバンス |
車両本体価格 | 7,034,500円 |
メーカーオプション | ホワイトパールクリスタルシャイン、ETC2.0ユニット、電動式リアサンシェード、電動ムーンルーフ、アクセサリーコンセント、ITS Connect、インナーミラーデジタル、パーキングサポートブレーキ等、おくだけ充電 |
メーカーオプション価格 | 446,040円 |
ディーラーオプション | サイドバイザー、フロアマット(ロイヤルタイプ)、フルシートカバー、リモートスタート(スマートキー一体タイプ) |
ディーラーオプション金額 | 249,480円 |
諸費用・税金 | 229,657円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲50,000円 |
支払総額 | 7,809,677円 |
装着するオプションや値引き交渉の成否などによって金額は大きく変わってくるため、あくまで参考ですが、豪華オプションをたっぷりつけた新型クラウンの最上級グレードは、約780万円程度から購入できるようです。
最廉価グレードと車両本体価格を比べると、標準仕様/RS仕様でそれぞれ約250万/190万円の価格差が生じている事からも、そのハイグレード性を感じられます。
その価格差が、グレード間にどんな違いをもたらしているのか、それぞれワンランク廉価なグレード(※)と比較していきましょう。
(※)標準仕様:クラウン3.5S/RS仕様:クラウン2.5RSアドバンス
新型クラウン・最上級グレードならではの装備は?
18インチノイズリダクションアルミホイール
3.5Gエグゼクティブにはスパッタリング塗装&専用デザインの18インチノイズリダクションアルミホイールが装備され、その足元を華麗に彩り、スポーティな走りを期待させてくれます。
ちなみに3.5Sの18インチノイズリダクションアルミホイールには、ハイパークロームメタリック塗装が施されています。
アウトサイドドアハンドル
3.5Gエグゼクティブのアウトサイドドアハンドルにはメッキ加飾が施されており、カラード(ボディカラーと同一)な3.5Sに高級感で差をつけています。
グレードエンブレム
最上級グレードの誇り・クラウン3.5Gエグゼクティブ。
その存在感をさりげなく、しかし強烈にアピールするグレードエンブレムが、リアゲート右手に装着されています。
アダプティブハイビームシステム(AHS)
夜道で対向車を眩惑してしまわないよう、ハイビームの光角を部分的に調整することで対向車に光を当てない先進機能です。
ちなみに3.5Sは自動でヘッドランプの角度(ロー/ハイ)を切り替えるオートマチックハイビーム機能のみついています。
ブラインドスポットモニター(BSM/後方車両への接近警報)
クルマに装備したレーダーセンサーによって、クラウンの死角から接近・並走する車両の存在を検知・知らせてくれる安全装備です。
3.5Gエグゼクティブには標準装備、3.5Sはメーカーパッケージオプションとなっています。
リアクロストラフィックオートブレーキ
クラウンの後進時、近づいてくる車両を検知して衝突の危険が生じると自動ブレーキをかけてくれる安全機能で、3.5Gエグゼクティブには標準装備、3.5Sはメーカーパッケージオプションとなっています。
タイヤ空気圧警報システム(TPWS)
これは文字通りタイヤの空気圧が減ってくると、マルチインフォメーションディスプレイの表示によって知らせてくれる機能です。
LEDサイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー
クラウンの後進時に、より死角をなくす角度に自動調整&足元を照らして視界を確保してくれる機能がついており、3.5Sはメーカーパッケージオプションとなっています。
デジタルインナーミラー
後部に装着されたカメラの映像(視界)をインナーミラー型のディスプレイに表示する装備で、後続車からのハイビームでも眩しくならない等のメリットがあります。
一方、3.5Sには自動防眩インナーミラーが装備されています。
カラーヘッドアップディスプレイ
これは走行速度などの情報をフロントガラス(メーターフード前方)に映写する機能で、情報確認の視線移動を最小限に抑えることが可能です。
また、ホログラム的な先進感もあって人気の高い3.5Gエグゼクティブの標準装備ですが、3.5Sはメーカーパッケージオプション装着時に限定されています。
本革巻きシフトノブ(本杢目調加飾)
スポーティなドライビングには欠かせない、シフトチェンジのフィーリングを支えるシフトノブは、やっぱり本革のグリップが一番です。
本杢目調の加飾と相まって、コクピットにアグレッシブな高級感を引き出すポイントとなります。
一方、3.5SのシフトノブはPVC(ポリ塩化ビニル黒ライド、要は樹脂)となっており、使い込む歓びは段違いとなるでしょう。
イージークローザー(全ドア)
力を入れずにドアを閉めることができるイージークローザー。
3.5Sがラゲージドアのみなのに対して、3.5Gエグゼクティブは全ドア標準装備です。
手動式リアドアサンシェード
後部座席も、直射日光をカットしたい時に役立つサンシェードが、3.5Gエグゼクティブには用意されています。
手動ですが、その存在感の有無が新型クラウンの快適性に大きな差を生み出します。
リアセンターアームレスト(サテンメッキ加飾)
せっかくの新型クラウン、乗せてもらうなら優雅に乗りたいもの。
3.5Gエグゼクティブのアームレストは、標準のカップホルダーに加えて収納ボックスと各種コントロールスイッチも装備、更なるもてなし感を引き出しています。
専用フロントシート&シートアシストグリップ
3.5Gエグゼクティブのフロントシートは、アシストグリップもついた専用デザイン。
子供やお年寄り、具合の悪い方でも乗り降りをアシストしてくれる「おもてなし」感こそ、最上級グレードのクオリティと言えるでしょう。
マイコンプリセットドライビングポジションシステム
運転席&助手席ともに最適なポジションを無段階で調節できる快適装備で、ステアリング・シート・ドアミラーに適用されます。
パワーイージーアクセスシステム(運転席)
我が国のおもてなし精神も大したもので、今どきはクルマが自分からドライバーの乗降りをアシストしてくれるようになりました。
新型クラウンに乗り込むと、自動でシートやステアリングが乗り込みやすい空間を確保(降りる時は逆になります)。
乗り込んだ後に、再び自動でドライビングポジションを調整してくれる便利機能です。
その先進感と満足感から、この機能を求めるユーザーも多くなってきているようです。
フルオートエアコン(花粉除去モード付)
3.5Gエグゼクティブのエアコンが運転席&助手席+リアシートの3席それぞれに温度調整が出来るほか、どれか1席orフロントシートのみ集中して空調できるようになっています。
3.5Sは左右独立温度コントロールとフロントシート集中モードですが、この細かな違いにも、最上級グレードのおもてなし精神が表れているようです。
イルミネ―テッドエントリーシステム
新型クラウンのドアを開けると「いらっしゃいませ」とばかりに車内各所が照らし出される、クラウンお得意?の「おもてなし」機能。
3.5Sがフロントの足元と室内のLED照明のみなのに対して、35Gエグゼクティブは更にフロントドアポケット、助手席インパネオーナメント、前後インサイドドアハンドル、前後ドア、前後ドアポケット、リア足元……。
まさに「至れり尽くせり」感満載、その違いを堪能して欲しいと思います。
リアオーディオコントロール
原音に忠実な再生機能の実現により、新型クラウンの音的環境に奥行きを持たせ、更に深化させるリアオーディオコントロール。
3.5Gエグゼクティブにのみ標準装備されており、その存在はユーザーの感性を心地よく刺激してくれるでしょう。
【RS仕様】3.5RSアドバンスと2.5RSアドバンスの装備差
※標準仕様(3.5Gエグゼクティブと3.5S)と重複するものは割愛します。
ロングデュアルエキゾーストパイプ
文字どおり、標準サイズよりも長く、2本(デュアル)になっている排気管(エキゾーストパイプ)です。
左右それぞれ2本ずつで計4本、2.5RSアドバンス等のシングルタイプに差をつけています。
ベンチレーテッドディスクブレーキ
ブレーキディスクの2枚使用によって、放熱性と制動性に優れるベンチレーテッドディスクブレーキ。
3.5RSアドバンスのフロントブレーキキャリパーには対向4ピストンアルミモノブロックを採用、外観は元より、スポーティな走りをより安全なものとしています。
リアは2.5RSアドバンスと同じ通常のベンチレーテッドディスクブレーキとなっています。
アクティブステアリング統合制御付VDIM
従来の車両安定性制御システムを統合、ドライバー操作と車両の挙動を認識して車両姿勢を安定させるVDIMに、アクティブステアリング機能を追加統合。
ハンドル操作とタイヤ切れ角を最適にコントロールするアクティブステアリング統合制御によって、不安定な路面でも車両の予防安全性とベストな運動性能を実現しています。
※2.5RSアドバンスには通常のVDIMが装備されています。
10速シーケンシャルシフトマチック(Mモード)
通常の6速シーケンシャルシフトマチック(Sモード)に比べてより繊細な変速を可能にすることで、新型クラウンの走りをよりスポーティに極める事も可能です。
ラゲージボックス(折り畳み式ラゲージボード付)
3.5RSアドバンスには、ラゲージルームでの収納に役立つラゲージボックスが用意されています。
2.5RSアドバンスはラゲージトレイ(トランクマット付)となっています。
寒冷地仕様
3.5RSアドバンスをはじめとする3,500㏄クラスの新型クラウンには、通常の寒冷地仕様(ウィンドシールドデアイサー)にPTCヒーター(自己温度制御システム付)が追加されています。
それに伴い、オプション料金も7,560円高くなっています。
新型クラウンで燃費の一番いいグレードは?
- 2.5ハイブリッドS
- 2.5ハイブリッドS Cパッケージ
- 2.5ハイブリッドG
いずれも24.0㎞/ℓ(カタログ値)
新型クラウンで最も燃費がよいのは、2WD&2,500㏄のハイブリッド車3グレードで、いずれも24.0㎞/ℓ(カタログ値)となっています。
しかし、カタログ燃費はあくまでも理想的な走行環境でメーカーが都合よく測定した数値ですから、実際に私たちが走行する時には、どうしてもこれより悪くなってしまいます。
そこで、実際に新型クラウンの走行データを元に算出した平均実燃費は約16.47㎞/ℓ、カタログ値の約68%となっていました。
運転の仕方や道路環境によって燃費は変わってきますが、街乗りで約14~16㎞/ℓ、高速道路では約17~19㎞/ℓとなることが多いようです。
新型クラウンはガソリン満タンで何キロ走る?
新型クラウンの燃料タンク容量は、全グレード66ℓとなっています。
満タンにしたら何キロ走れるか?と考える時、燃料タンク容量に平均実燃費を乗ずれば、すぐに最大値が出るものの、完全にガス欠となった時、そこに都合よくガソリンスタンドがあるとは限りません。
そこで、残量警告灯がつく残り10ℓ(※取扱説明書による)から、5ℓ分走ればガソリンスタンドにたどり着けるものと考えると、計算式は以下の通りになります。
66ℓ(燃料タンク容量)-5ℓ(燃料タンク残量)=61ℓ(消費した燃料量)
61ℓ×16.47㎞/ℓ(平均実燃費)≒1,004キロ
よって、新型クラウンの最高燃費グレードは、ガソリン満タンで約1,000キロ走行できます。
これは無給油で東京~小浜間(約496キロ)を往復できてしまう距離となります。
新型クラウンで燃費が一番悪いグレードは?
- 2,000㏄ターボガソリン車 全グレード 12.8㎞/ℓ(カタログ値)
新型クラウンで、残念ながら最も燃費が悪いのは、2,000㏄ターボガソリン車の全グレードとなります。
ハイブリッド車に比べるとどうしても燃費が悪くなってしまいますが、ガソリンエンジンならではの自然なフィーリングと、実用域を損なわないスポーティな走りが出来るターボエンジンを楽しみたい方には嬉しい選択肢となるでしょう。
さて、気になる平均実燃費は約8.27㎞/ℓ、カタログ値の約64%となっていました。
渋滞やストップ&ゴーの多い市街地では6~7㎞/ℓ、流れのスムーズな幹線道路・高速道路などでは9~10㎞/ℓとなる事が多いようです。
新型クラウン・ターボガソリン車はガソリン満タンで何キロ走る?
さて、こちらも燃料タンク容量と残量警告灯の基準は同じ(※取扱説明書による)なので、同じ要領でサクサク計算していきましょう。
61ℓ×8.27㎞/ℓ≒504キロ
先ほどの半分になってしまいましたが、ひとまず新型クラウンのターボガソリン車は、ガソリン満タンで約500㎞走行できる事になります。
東京~浜松間(約255キロ)の往復は、無給油だとちょっと厳しそうです(高速道路で燃費が伸びればギリギリ?)。
新型クラウンの自動ブレーキシステム
新型クラウンは、全グレードにトヨタの先進衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンス」を搭載するほか、政府が普及推進している高齢者の事故予防&被害軽減コンセプト「サポカー」に適合。
その高い安全性能もまた、クラウンのブランド力を支えています。
トヨタセーフティセンスには、自動ブレーキはじめ、これらの安全機能が備わっています。
プリクラッシュセーフティシステム(自動ブレーキ)
ミリ波レーダーと単眼カメラによって車両はもちろん、歩行者(昼・夜)や自転車(昼)を検知(自車が約10~80㎞/hの速度域で作動)。
衝突の危険がある時は警報(ブザー&ディスプレイ表示)を発し、ブレーキが踏めた場合はそのアシストが、踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキが作動します。
オートマチックハイビーム
夜間走行時、前方に車両(先行車・対向車)がいなければハイビーム、車両を検知するとロービームに自動切替してくれるため、相手が眩惑されずに安全性を高める機能です。
また、先述の通りグレードによっては前方の車両にだけハイビームを当てないアダプティブハイビームシステムも装備されています。
ロードサインアシスト(RSA・標識認識ディスプレイ)
走行中、つい見逃しやすい道路標識(速度制限、はみ出し禁止、進入禁止、止まれ)を自動認識、ディスプレイ表示によって教えてくれる他、速度オーバー時にはブザーで注意喚起してくれる機能です。
レーントレーシングアシスト(LTA)
渋滞時など、道路(レーン)のライン(白線・黄線)が見えにくい場合でも、ステアリングサポートによって先行車を追従しやすくしてくれる機能です。
ラインだけでなく、アスファルトや縁石などの道路境界からの逸脱も判別してくれます。
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
ミリ波レーダーと単眼カメラによって先行車との適切な距離を保ちながら追従走行、スイッチ操作で車間距離の設定も可能。
高速道路のスムーズ走行はもちろん、渋滞時のノロノロ運転も快適にサポートしてくれる人気の機能となっています。
先行車発進告知機能(TMN)
信号待ちや渋滞など、ついよそ見をしていて先行車が発進したのに気づかず、後ろからクラクションを鳴らされた経験が、誰しもあるはず。
これは自車の停止中、先行車との距離が離れた(発進した)ことをブザーとディスプレイ表示で教えてくれる機能です。
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ・静止物)
駐車時や発車時、進行方向(前・後)に障害物を検知すると、警報と自動ブレーキで注意を促してくれる機能です。
リアクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ・後方接近車両)
駐車場からの後進時、自車の左右後方から接近してくる車両や歩行者に対してブザー等で注意喚起。
衝突の危険性が生じると自動ブレーキがはたらき、衝突被害の予防や軽減を支援します。
新型クラウンのスポーツ/エアロタイプのグレードは?
- 2.0RSアドバンス
- 2.0RS
- 2.0RS-B
新型クラウンにはスポーティ仕様のRSグレードが設定されていますが、中でも2,000㏄ガソリンターボエンジンを搭載した上記3グレードは白眉と言えるでしょう。
更にはエアロパッケージやモデリスタ、TRDなどのドレスアップパーツが豊富にあるので、あなただけのカスタムで、新型クラウンをクールに乗りこなしたいものです。
新型クラウンで一番減税が多いグレードは?
新型クラウンで最もエコカー減税額の大きいグレードは、クラウンハイブリッド2.5RSアドバンスです。
【クラウンハイブリッド2.5RSアドバンスのエコカー減税】
自動車取得税(100%免税):約144,900円
自動車重量税(100%免税):約30,000円
グリーン化特例(75%減税):約33,500円
合計優遇金額:約208,400円
ハイブリッドは自動車グリーン税(グリーン化特例、登録翌年度適用)も合わせて適用されるので、とてもお得となります。
これらの制度もしっかり理解して、お得に新型クラウンを手に入れたいものです。
新型クラウンの売れ筋グレードは?
クラウンハイブリッド 2.5RSアドバンス 5,907,000円
クラウンハイブリッド 2.5RSアドバンスはいくらで買える?
では、売れ筋グレードのクラウンハイブリッド 2.5RSアドバンスはいくらで買えるのか、支払額をシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | クラウンハイブリッド 2.5RSアドバンス |
車両本体価格 | 5,907,000円 |
メーカーオプション | ホワイトパールクリスタルシャイン、電動ムーンルーフ、ETC2.0ユニット(VICS機能付) |
メーカーオプション価格 | 162,000円 |
ディーラーオプション | ドライブレコーダー、サイドバイザー、フロアマット(ロイヤルタイプ) |
ディーラーオプション金額 | 127,980円 |
諸費用・税金 | 144,557円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲25,000円 |
支払総額 | 6,191,537円 |
選択するオプションによって価格が少し変動しますが、売れ筋グレードの新型クラウンは約619万円で購入可能です。
スポーティなRS仕様と環境性能の高いハイブリッドの両立が、とても魅力的な一台です。
リセールバリューから見る新型クラウンのおすすめグレードは?
新車購入時と同じく、新型クラウンの買取相場は、グレードによって違います。
ここでは、新型クラウンの3年落ちリセールバリューから見たおすすめグレードを紹介します。
新車から3年落ちの新型クラウンのリセールバリューは?
新型クラウンのグレード | 3年後の買取相場 | 新車価格(円) | リセールバリュー |
---|---|---|---|
2.0 B | 283万円 | 4,606,200 | 61.4% |
2.0 S | 289万円 | 4,746,600 | 60.8% |
2.0 S “Cパッケージ” | 304万円 | 4,941,000 | 61.5% |
2.0 G | 322万円 | 5,416,200 | 59.4% |
2.0 RS-B | 311万円 | 5,000,400 | 62.2% |
2.0 RS | 328万円 | 5,184,000 | 63.2% |
2.0 RS Advance | 347万円 | 5,594,400 | 62.0% |
2.5 S | 260万円 | 4,978,800 | 52.2% |
2.5 S “Cパッケージ” | 271万円 | 5,157,000 | 52.5% |
2.5 G | 288万円 | 5,621,400 | 51.2% |
2.5 RS | 291万円 | 5,416,200 | 53.7% |
2.5 RS Advance | 313万円 | 5,799,600 | 53.9% |
3.5 S | 324万円 | 6,237,000 | 51.9% |
3.5 G-Executive | 370万円 | 7,187,400 | 51.4% |
3.5 RS Advance | 353万円 | 6,906,600 | 51.1% |
2.5 S Four 4WD | 326万円 | 5,194,800 | 62.7% |
2.5 S Four “Cパッケージ” 4WD | 345万円 | 5,373,000 | 64.2% |
2.5 G Four 4WD | 362万円 | 5,837,400 | 62.0% |
2.5 G-Executive Four 4WD | 384万円 | 6,323,400 | 60.7% |
2.5 RS Four 4WD | 360万円 | 5,632,200 | 67.1% |
2.5 RS Advance Four 4WD | 377万円 | 6,015,600 | 62.6% |
※走行距離1万キロ/年、ホワイトパールクリスタルシャイン、車両状態は年式相応&修復歴なし。
※赤太字:最高リセール、黒太字:最低リセール、赤字:リセール60%超え
新型クラウンの3年落ちリセールバリューをグレード別に算出、一覧表にまとめました。
各グレードの大まかなリセール傾向は、以下のようになっています。
2.0ターボ > 2.5ハイブリッド > 3.5ハイブリッド
4WD > 2WD
RS仕様 > 標準仕様
※有利 > 不利
新型クラウンの仕様を旧モデルで考えると、標準仕様=ロイヤル、RS仕様=アスリートに相当し、旧モデルもアスリートの方が高リセールだったため、新型クラウンも同様のリセール傾向が予測されます。
リセールバリューから見る新型クラウンのおすすめグレードは?
3年落ちリセールバリューから見た新型クラウンのおすすめグレードは、ターボ搭載グレード「2.0RS」、ハイブリッド2WD「2.5RSアドバンス」、同じく4WD「2.5RS Four(4WD)」となります。
また、新車価格が400万円台と廉価ながら60%以上のリセールを記録している2.0B、2.0S系も、そのコストパフォーマンスの高さからおすすめと言えます。
皆さんの予算や好み、新型クラウンの使い道によって、気に入ったグレードを選ぶといいでしょう。
リセールバリューで得する!新型クラウンのおすすめカラー&装備は?
新型クラウンで売却時に得するボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャイン(オプション料金37,800円)とブラックです。
この2色以外では、3年以内の売却で30万~50万円は安くなってしまいます。
また、メーカーオプションのマイコン制御チルト&スライド電動ムーンルーフ(108,000円)、レザーシートパッケージ(ホワイトorブラック:237,600円)は付けておいた方が良いでしょう。
それぞれ売却時には15万~30万円ほどプラス査定が期待できます。
最初から付いてくる純正ナビも20万~30万円ほどプラス査定が見込めるので、 ナビが標準装備のグレードを選んだ方がリセールバリューは高くなります。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
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また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
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当サイトのクラウン値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がクラウンを限界値引きで購入する事に成功しています。
今月のクラウンの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。