2018年6月26日、オーリスから全く新しく生まれ変わったトヨタの『カローラスポーツ』。
新型カローラスポーツには全9グレード(4WD含む)が設定されていますが、人気&売れ筋グレードをはじめ、多様な視点からおすすめグレードを紹介していきます。
皆さんが新型カローラスポーツを購入する際のご参考にどうぞ。
カローラスポーツの価格が一番安いグレードは?
カローラスポーツGX 2,138,400円
カローラスポーツの中で最も廉価なグレードは、ガソリンターボ車のGXです。
ワンランク上のG(2,257,200円)と比較して約12万円、ガソリンターボ最上グレードのGZ(2,419,200円)とは約28万円の価格差があります。
このGXに何もオプションをつけなければ、最安値で新車のカローラスポーツを購入できることになります。
それでは、カローラスポーツ GXが最低いくらで購入できるのか、シミュレーションしてみましょう。
購入グレード | カローラスポーツGX |
車両本体価格 | 2,138,400円 |
メーカーオプション | なし |
メーカーオプション価格 | 0円 |
ディーラーオプション | なし |
ディーラーオプション金額 | 0円 |
諸費用・税金 | 225,327円 |
車両値引き | ▲120,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲ 0円 |
支払総額 | 2,363,727円 |
オプションもつけず、諸費用と値引き目標金額を差し引くと、カローラスポーツGXは約236万円で購入できることになります。
とは言え、本当に何もつけないのは実際乗る上で非常に不便すぎるので、ナビやETC、ドアバイザーやフロアマットくらいは楽天市場などのネット通販で安く社外品を買い揃えた方がいいでしょう。
ワンランク上のグレード・Gとの装備差は?
最安値で購入できるカローラスポーツGXですが、ワンランク上のGに比べて、価格相応に割愛されてしまう以下の装備があります。
16インチアルミホイール
Gには、1インチ大径でスポーティなアルミホイールが装備されていますが、GXは15インチのスチールホイール、どうしても安っぽさは否めません。
本革巻きステアリングホイール
Gのステアリングホイールには、外観上の高級感はもちろん、グリップフィールも段違いとなる本革巻きが採用されていますが、GXのステアリングホイールはウレタン製となっています。
パドルシフト
オートマでありながらシフトチェンジが可能となり、スポーティなドライビングや上手く使えば燃費節減に寄与するパドルシフトですが、GXにはメーカーオプション設定となっています。
本革巻きシフトノブ
ステアリングホイールと同様、外観&機能&満足感ともに高まる本革巻きシフトノブが、GXにはついていません。
スピーカー数
車内のサウンド環境を高めるスピーカーですが、G以上のグレードには6つ装備されているのに対して、GXは2/3の4つ(※図の①・②のみ)しかついていません。
これらの装備差を考えると、約12万円の価格差以上に不足感の方が強い印象です。
カローラスポーツの価格が一番高いグレードは?
カローラスポーツ ハイブリッドG Z 2,689,200円
カローラスポーツの最上級グレードは、ハイブリッドのG Zとなります。
ワンランク廉価なハイブリッドGに比べて16.2万円の価格差をつけていますが、この最上級グレードのハイブリッドGZはいくらで購入できるのでしょうか?
今度はおすすめオプションもしっかりつけてシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | カローラスポーツ ハイブリッドG Z |
車両本体価格 | 2,689,200 円 |
メーカーオプション | ホワイトパールクリスタルシャイン、カラーヘッドアップディスプレイ |
メーカーオプション価格 | 75,600円 |
ディーラーオプション | Tコネクトナビ、ETC2.0ユニット、バックガイドモニター、サイドバイザー、フロアマット(デラックスタイプ) |
ディーラーオプション金額 | 306,585円 |
諸費用・税金 | 138,327円 |
車両値引き | ▲120,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲60,000円 |
支払総額 | 2,891,385円 |
メーカーオプションには売却時のプラス査定が期待できるボディカラー「ホワイトパールクリスタルシャイン」、そして近未来感で最近人気の高い「カラーヘッドアップディスプレイ」を選択。
そしてディーラーオプションには、ナビ・ETC・フロアマット・ドアバイザーの定番セットほか、バックガイドモニターをつけておきました。
これらのオプションと値引き(車両本体&オプション)を差し引きしたカローラスポーツ ハイブリッドGZの購入金額は約289万円となりました。
そんなカローラスポーツの最上級グレードは、どんな装備が充実しているのでしょうか?ワンランク廉価なハイブリッドGと比較しながら、調査していきましょう。
カローラスポーツ ハイブリッドG Zの人気装備は?
18インチアルミホイール(切削光輝+ダークメタリック塗装)
ハイブリッドGZのアルミホイールは、シリーズ最大径の18インチ。
G以下のグレード(16、15インチ)と比較すれば、切削光輝+ダークメタリック塗装の意匠ともども、
その段違いな迫力が実感できるでしょう。
自動防眩インナーミラー
後続車からのハイビームなどで目が眩まないよう、自動で光量緩和してくれるスグレモノ装備。
G以下のグレードは、これを自分で調整しなくてはならず、運転中に手間が取られてしまいます。
カラーヘッドアップディスプレイ(メーカーオプション)
運転中、フロントウィンドウのガラスに速度やナビ表示などの走行情報を投影する装備です。
視線の移動を最小限に抑えられる安全性や、その近未来的な先進感で人気の高い装備ですが、最上級グレードGZにのみ取りつけることができます。
スポーツシート
背面の湾曲部を最適化することにより、急カーブなどで強い横重力が生じても、ドライバーの身体をホールド。
カローラスポーツとの一体感向上によって正確なステアリング、安全運転をアシストしてくれる新開発のシートですが、最上級グレードのGZクラスにのみ標準装備となっています。
カローラスポーツで燃費の一番いいグレードは?
カローラスポーツ ハイブリッドG および ハイブリッドGX ……30.0㎞/ℓ(WLTCモード)
実燃費平均値……23.77㎞/ℓ(カタログ値の約79%)
カローラスポーツで最も燃費がよいグレードは、ハイブリッドのGとGXになります。
カタログ燃費のWLTCモードは、実際の燃費数値に近い値を示しますが、それでもまだ実燃費とは剥離が生じます。
そこで気になるのが実燃費ですが、上記ハイブリッド2グレードの実燃費を算出したところ、その平均値は23.77㎞/ℓとなっていました。
一般的に実燃費はカタログ値の約70~80%と言われているため、妥当な数値と言えるでしょう。
また、燃費は走行状態によっても左右され、ストップ&ゴーの多い渋滞や街乗りでは21~23㎞/ℓまで落ち込む一方、スムーズな幹線道路や高速道路では25~27㎞/ℓまで伸びることもあります。
カローラスポーツハイブリッドはガソリン満タンで何キロ走る?
カローラスポーツ ハイブリッドのガソリンタンク容量は43ℓです。
ガソリン残り8ℓまで走行したものと仮定すると、消費ガソリン量は35ℓとなりますから、そこに平均実燃費をかけると、
35ℓ×23.77㎞/ℓ≒831キロ
となり、満タンにすれば無給油で東京~大阪(約500キロ)を走行できます。
カローラスポーツで一番燃費の悪いグレードは?
カローラスポーツ GZ 16.4㎞/ℓ
実燃費平均値……13.45㎞/ℓ(カタログ値の約82.0%)
カローラスポーツで最も燃費の悪いグレードは、ガソリンターボ車のGZとなっていました。
パワーと燃費を引き換えにしているガソリンターボ車がハイブリッドに燃費で負けてしまうのは仕方ありません。
ただ、ガソリンターボ車の中でも、他のグレードより30㎏重くなっていることが、燃費の悪化につながっているようです。
ちなみに実燃費平均値は13.45㎞/ℓとなっており、渋滞道路や街乗りでは10~12㎞/ℓまで落ち込む一方、スムーズな幹線道路や高速道路では14~16㎞/ℓまで伸びることもあります。
カローラスポーツ GZは満タンで何キロ走る?
カローラスポーツのガソリンターボ車は、そのタンク容量が50ℓとなっています。
今度は残量5ℓまで走ったとして、消費量45ℓに平均実燃費をかけると、
45ℓ×13.45㎞/ℓ≒605キロ
となり、一回の満タン給油で呉~博多間(約302キロ)をギリギリ往復できそうです。
カローラスポーツに自動ブレーキシステムはある?
カローラスポーツには、先進予防安全機能「トヨタセーフティセンス」が全グレード標準装備されており、その中にプリクラッシュセーフティ(自動ブレーキ)が付属しています。
プリクラッシュセーフティはミリ波レーダーと単眼カメラによって、車両は元より歩行者(昼・夜)や自転車(昼)も検知、自動ブレーキ等によって衝突回避や万一の被害軽減をアシストしてくれます。
更に、車線(レーン)からの逸脱を予防するレーントレーシングアシスト(LTA)や、先行車との適切な車間距離を保ちながら追従走行してくれるレーダークルーズコントロール等の便利な機能が満載です。
加えて、夜間走行中に対向車を検知するとハイビームを照射しないよう自動で切り替えるオートマチックハイビームや、見逃しがちな道路標識を教えてくれるロードサインアシスト(RSA)も助かります。
また、渋滞や信号待ちで先行車が発進したのに気づかない場合、優しく?教えてくれる先行車発進告知機能もついており、管理人はこれに大助かりです(笑)
そして、万が一の衝突時にはフロントシートはもちろん、車内全体を前&両サイドの3方向から包み込んでくれるSRSサイドバッグも装備されています。
以上すべてカローラスポーツの全グレードに標準装備されていますから、より安心してドライブを楽しめるでしょう。
カローラスポーツのスポーツ/エアロパーツ
カローラスポーツにはターボエンジンを搭載しているガソリン車グレード(GZ、G、GX)が設定されており、スポーティな走りを追求するならこちらがおすすめです。
また、カローラスポーツにはモデリスタやTRD等のスポーツ/エアロパーツが豊富に用意されており、あなただけの一台にカスタマイズすることが可能です。
定番のエアロキット(スポイラー、スカート、スパッツ等)や各部ガーニッシュ、オリジナルデザインのアルミホイールや小物に至るまで、その多彩な組み合わせでカローラスポーツを個性的に楽しみたいですね。
カローラスポーツで一番エコカー減税が多いグレードは?
カローラスポーツのエコカー減税対象はハイブリッド全車で、中でも一番エコカー減税額が多いのは、ハイブリッドGZです。
【カローラスポーツ ハイブリッドGZのエコカー減税】
自動車取得税:約67,200円
自動車重量税:約22,500円
グリーン化特例:約29,500円
優遇額の合計:約119,200円
この場合、約12万円優遇される事になりますが、他のグレードでもハイブリッドGは合計約11.5万円、ハイブリッドGXでも約11.2万円優遇されます。
なので、エコカー減税だけを考えるなら、ハイブリッドであればどのグレードもほぼ同様にお得となります。
カローラスポーツの売れ筋グレードは?
カローラスポーツ GZ 2,419,200円
全体的に人気の高いカローラスポーツですが、中でも売れ筋グレードの一つとして、ここではガソリンターボ車の最上位であるカローラスポーツ GZを紹介します。
トルク感のあるターボエンジンと充実した装備が魅力的なGZですが、いくらで購入できるのか、オプションや値引き金額も差し引いてシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | カローラスポーツGZ |
車両本体価格 | 2,419,200円 |
メーカーオプション | ホワイトパールクリスタルシャイン、カラーヘッドアップディスプレイ |
メーカーオプション価格 | 75,600円 |
ディーラーオプション | Tコネクトナビ、TEC2.0ユニット、バックガイドモニター、サイドバイザー、フロアマット(デラックスタイプ)、リモートスタート(スマートキー一体タイプ) |
ディーラーオプション金額 | 373,545円 |
諸費用・税金 | 232,327円 |
車両値引き | ▲120,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲74,000円 |
支払総額 | 2,906,672円 |
オプションの選択や値引き交渉の成否によって金額は変動しますが、売れ筋グレードのカローラスポーツGZは約290万円で購入できることが分かります。
メーカーオプションには、売却時にプラス査定が期待できるホワイトパールクリスタルシャイン(ボディカラー)を選び、近未来的な先進感で人気の高いカラーヘッドアップディスプレイも追加しています。
ディーラーオプションには、定番セット(ナビ、ETC、ドアバイザー、フロアマット)に後退時の死角を補うバックガイドモニター、その便利さに病みつき(笑)なリモートスタート&スマートキーをチョイス。
これだけの装備が充実してこの価格帯なら、満足感の高い買い物となるでしょう。
リセールバリューから見るカローラスポーツのおすすめグレードは?
いつか、カローラスポーツを手放す時は、少しでも高く買い取って欲しいもの。
なのでここでは、3年落ちカローラスポーツのリセールバリューを、グレード別に調査・紹介します。
新車から2年落ちのカローラスポーツのリセールバリューは?
グレード名 | 買取相場 | 新車価格 | 2年後のリセールバリュー |
1.2 G "X"(6MT) | 137万円 | 210.6万円 | 65.0% |
1.2 G "X" | 126万円 | 213.8万円 | 58.9% |
1.2 G(6MT) | 144万円 | 222.4万円 | 64.7% |
1.2 G | 135万円 | 225.7万円 | 59.8% |
1.2 G "Z"(6MT) | 153万円 | 238.6万円 | 64.1% |
1.2 G "Z" | 141万円 | 241.9万円 | 58.2% |
1.8 HYBRID G "X" | 149万円 | 241.9万円 | 61.5% |
1.8 HYBRID G | 153万円 | 252.7万円 | 60.5% |
1.8 HYBRID G "Z" | 162万円 | 268.9万円 | 60.2% |
1.2 G "X" 4WD | 143万円 | 233.2万円 | 61.3% |
1.2 G 4WD | 148万円 | 245.1万円 | 60.3% |
1.2 G "Z" 4WD | 156万円 | 261.3万円 | 59.7% |
新車から2年経過時のカローラスポーツのリセールバリューです。
全体的に2WDよりも4WDの方が高リセール、初期費用の安いグレードほど高リセールとなりやすい傾向が見てとれます。
リセールが高いのは、1.2ターボの6速MT車、次いでハイブリッド、ガソリン4WDと続きます。
リセールバリューから見るカローラスポーツのおすすめグレードは?
2年落ちカローラスポーツのリセールバリューを踏まえたおすすめグレードは、価格と装備のバランスが良い「1.2G(6速MT)」です。
スポーツ色の強い6速マニュアル車は、中古車市場で根強いファンが多く、価格がこなれてくる中古車をあえて狙ってくるため、相場も高値を維持します。
また、年数を経過しても6速マニュアル車は相応の価値が残るため、長く乗る人にもおすすめできます。
マニュアル車は敬遠したいユーザーなら、ハイブリッドがおすすめです。リセール的には横並びなので、価格や装備を考慮して好みのカローラスポーツハイブリッドを選ぶといいでしょう。
リセールバリューで得するおすすめのカラーは?
カローラスポーツで売却時に得するボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャインとアティチュードブラックマイカです。
この2色以外では15~30万円前後安くなってしまうでしょう。
(※ホワイトにはパールでない「スーパーホワイトⅡ」も設定されており、こちらはオプション料金がかかりませんが、その分買取査定時には不利となってしまいます)
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
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カローラスポーツの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのカローラスポーツ値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がカローラスポーツを限界値引きで購入する事に成功しています。
今月のカローラスポーツの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。