フリードの購入データ
契約日 | 平成22年5月26日 | |
ネーム 年齢 性別 | HINMI/40代前半/男性 | |
商談地 | 神奈川県 | |
購入グレード | フリード Gエアロ ジャストセレクション 7人乗り | |
メーカー オプション | スマートキー | |
ディーラー オプション 他装備付属品 | ステアリングホイールカバー(本革製)、シフトノブ(本革巻き)、後席用デュアルスピーカー、キックガード×2、ハロゲンフォグライト(クリア)、ETC(ブザータイプ)、ドアバイザー(無限) | |
オプション総額 | 133,350円 | |
車庫証明 | カット | |
納車費用 | カット | |
車両本体価格 からの値引き額 | 225,000円 | |
オプションからの値引き額 | 0円 | |
無料サービス品名と総額 | なし 0円 | |
値引き合計額 | 225,000円 | |
購入総額 (下取り分含まず) | 2,158,090円 | |
下取り車 | ニッサン キューブ 1400cc 平成15年式 37,200km シルバー AT | |
下取り車の価格 | 140,000円 | |
下取り車の売却先 | 買取店 (45秒のオンライン無料査定) |
値引き交渉レポート!
7年前にキューブ(BZ11)を購入して以来、結婚やマンション購入、
次にペット(柴犬)を飼い始めたら子ども2人を立て続けに授かるなど、
私を取り巻く環境が目まぐるしく変わっていった。
思い出がたくさん詰まったキューブだが、さすがに家族4人+愛犬での移動は
リアルに窮屈感も増したので、泣く泣く手放すことに。
根っからニッサン党の私なので、次のクルマはセレナかラフェスタあたりをイメージしていたが、
デビュー以降、気になっていたフリードもせっかくだから見に行くことに。
最初に訪れたのは、全国ホンダカーズの中でCS No.1を連続受賞している超有名カーズの店舗。
フリードを実際に見て話を聞くうち、我が家のニーズにベストマッチしていることが分かり、
その場で見積りを作ってもらう。しかし値引きは10万円と、かなり厳しい内容。
そもそも本当にCS No.1を連続受賞したのか疑ってしまうほど、担当マンのやる気が見えてこない。
こちらの質問を、ことごとく「後ろ向き」な発言で返してくるので、深い話をせず帰宅。
翌週、神奈川県と東京都の県境に住む「地の利」を生かそうと、まずは東京側のカーズA店へ。
そこは全国でも珍しいペット連れでも来店が可能な店舗で、せっかくだから愛犬を連れて訪問。
愛用中のドッグゲージを実際にフリードへ載せて、まだまだスペースに余裕があることを確認。
さっそく見積りを依頼。
出てきた見積書の値引き欄には記載がなく、担当マンに尋ねると10万円だった。
その日はそのまま帰宅。
そのまた翌週、今度は本気モードで再びカーズA店へ。
当日は一家(愛犬はお留守番)を引き連れての訪問だったので、
子どもが飽きて騒ぐことを考えると、そんなに長居はできない。
わたし「あの~、けっこう本気で買いに来ているんですけど…」
担当「値引きがいくらなら決めていただけますか?」
わたし「えぇっ!お客に値引き額を決めさせるの!?」
短期決戦で臨む私に対し、担当マンは駆け引きを楽しもうというのか…。
わたし「じゃあ、わたしが50万円値引いって頼めば、そうするの?」
担当「いえ、それはムリですが、現実的な金額なら上司に掛け合いますヨ」
わたし「(キッズコーナーで遊ぶ家族を指さして)ご覧のとおり、小さい子ども連れで長居できません。10万円以上はダメというなら、別のお店に行ってみますから」
担当「14万円までは値引きします」
なんだか面倒くさくなってきた私。天候はぐずつき、次第に雨も降り出した。
脱力感たっぷりに次のカーズB店を目指す。こちらは神奈川県側の店舗。
身長174cmの私が見上げるほど背の高い、入社2年目という初々しさが残るイケメンが対応。
そのルックスに妻が激しく反応。しかし、これが後悔の火種に…。
さっそく作ってもらった見積書は、やはり値引き欄に記載なし。
そして例のセリフをマニュアルを繰り返し読むかのように言う。
「値引きがいくらなら決めていただけますか?」
さすがにカチンときて、早々に席を立とうとした瞬間、
イケメン担当マンが小声で切り出した。
イケメン「実は今月の成績が未達で困っています。幸い2年目の私は、担当させていただくお客様の数を増やすため、通常より多目に値引かせていただくこともありますので、お客様が決めていただけるなら、店長には値引き20万円で相談してみます」
その話に半信半疑の私に対し、妻は「この子かわいそうだから、ここで決めちゃえば?」
しばらく考え、その話を預かってひとまず帰宅することにした。
帰宅の途中、買い物に立ち寄ったスーパーの中でカーズA店に連絡。
わたし「カーズB店が20万円って言うんだけど、どうなんでしょう?」
もちろん、その話は確定していないが、相手がどう反応するか確かめたくなった。
担当「そうですか。ならウチもやりますヨ。それで、お客様はいくらで決めるおつもりですか?」
…そのセリフ、まだ言うか(怒)。
朝から家族でディーラー巡りした疲れもあって、少々どうでも良くなっていた私は
「じゃあ22万円引きなら買おうかな」と返事をする。
担当「わかりました。いつでもご来店ください。お待ちしています」(かな~り余裕)
結局、値引き額は私が決めてしまった。
私の場合、こういう展開は精神的にスッキリ感が得られないタイプ。
もしかしたら当コーナーでも出し始めた値引き30万円超ゲットの可能性があったのに、
自らその権利を放棄したように思えるからだ。
もはやこれ以上の上積みは、あまり期待できない心境に自ら追い込んでしまった。
なんだか悔しくなった私。今度はその場でカーズB店のイケメンに連絡。
わたし「ライバル店が22万円でOKしているよ。あなたが同じ条件を飲むなら、妻はあなたから買うことを希望しているんだけど」
イケメン「あっ、ありがとうございます。これから相談します」
わたし「じゃあ、用が済んだらそのままお店に引き返します」
そうして慌ただしくカーズB店へ戻ることに。
再びイケメンと対峙し、手直しした見積書を確認。
すると、最初の見積書で依頼していないのに付帯されていた「点検パック」(1万2,600円)が記載に残されたままだ。
カーズA店の見積りには同パックは盛り込まれず、値引きは22万円。
カーズB店はパック付きで22万円引きなので、カーズA店の方が購入時点ではお得感は高いことになる。
イケメンいわく「22万円引きの条件として、点検パックだけは付けさせてください」と頼んできた。
それに納得できない私は、イケメンに「ちょっと店長と直接お話しさせてよ」と言ったら、
素直に店長を呼びに行くところはカワイさがあってよろしいのだが、登場した店長がクセ者であった。
席に座るや「このパックはとてもお得ですから、ほとんどのお客様が付帯されます。なぜお得かと申しますと…」と、
延々パックの商品性を語り出した。5月は繁忙期に比べサービス入庫が減るので、きっとキャンペーンを展開し
全社的な入庫率アップを図っているのだろう。
つまり、販売店の都合でお客にとって不要な商品を押し売りしているわけだ。
いよいよ我慢できず反撃しようという矢先、我が子が店内で一段と騒ぎ始めた。
一人で子守をしていた妻も相当に疲労しているようだ。
タイムアップが近いことを察した私は、その条件を受け入れて渋々サインし手付け金も支払った。
帰宅してから時間が経過するにつれ、だんだん腹が立ってきて、結局その夜はほとんど睡眠できなかった。
あ~何だろう、このモヤモヤした気持ちは…。
クルマを買うときってワクワクするものだが、今回に限っては全くイベントを楽しめなかった。
私だけでなく、誰でも欲しくないモノに1円だって払いたくない。
200万円のクルマを買うという決意を固めて臨んでいる商談に乗じて1万円程度のムダな商品を抱き合わせて
売りつける手口に、私は断固「No!」の姿勢を貫こうと決め、翌日になってカーズB店の店長に電話した。
わたし「私が昨日の契約を白紙に戻すと言った場合、私はどれくらい金額的にどれくらい負担すればいいか教えてください。」
店長「何か内容にご不満が?」
―かくかくしかじか―
店長「基本的にお客様にご負担いただく金額というのは発生しません」「しかし、日曜日の夜にメーカーに発注した分は取り消せませんので、私たちの会社が在庫として抱えます」「できれば、その事態を避けたいので、もう一度、長○川様とお話させてください」
結局、再び商談しにカーズB店を訪れ、最終的には点検パックを外した。
さらにオプションを増やした分を考慮してもらい、値引きは5,000円アップした。
これまで日産車ばかり乗っていた私にとってホンダ車は初めてだが、
商談を終えた時点では「ホンダ車は買うべきではなかった」と後悔している。
その気持ちをフリードが走りや燃費・パッケージングなどでどこまで挽回してくれるのか、
もはやそこに期待するしかないだろう。