ここでは、ステップワゴンの実際に走行したときの実燃費を紹介します。
渋滞を含む一般道、車の流れの良い一般道、高速道路などでステップワゴンの燃費が実際どの位なのか?燃費数字を出してみました。
ステップワゴンの市街地(渋滞含む)の燃費は?
実燃費 9.7㎞/ℓ
市街地燃費は期待を下回る?
ユーザーの日常的な使い方を考えると、近所への買い物や家族の送り迎えといったところ。
信号の多い市街地をストップ&ゴーの連続で走行し、すぐに帰宅するというパターンだと思います。
そうすると、加速のためにアクセルを踏み込むことが多くなり、どうしても燃費は伸びない傾向にあるのはご存知の通りです。
しかし、ユーザーの使用環境の大半が市街地走行だからこそ、エコカーの燃費性能に期待を寄せるもので、ステップワゴンの実燃費は少しだけユーザーの期待値を下回っているようです。
但し、エンジンのみで走行する車として考えた場合、この数値は低いということではありません。
寧ろ、1.5ℓという小排気量エンジンでありながら、ターボを効率よく働かせていることと、CVTのセッティングの効果を合わせて、アクセル開度を低く抑えて走れているからこその燃費です。
加速性能は小排気量を感じさせない
ストップ&ゴーの連続となる市街地走行の際、ドライバーにストレスを感じさせない加速性能の有無は運転の疲労感に直結する部分なので、たとえ小排気量車であっても無視できない部分です。
ステップワゴンは1,500ccエンジン+小型ターボという組み合わせの、欧米で主流のダウンサイジング・ターボという方式を選択しています。
このエンジンは極低回転からターボが機能して、大きなトルクを発生してくれているので、とても小排気量とは思えない、静かで力強い発進加速を見せてくれ、ユーザーの満足度は高い様です。
ステップワゴンの郊外・幹線道路の燃費は?
実燃費 11.7㎞/ℓ
燃費・加速・静粛性で満足度が高い
速度を一定に保てる幹線道路での燃費はなかなか良好で、ユーザーも満足を得ているようです。
燃費性能と同時に、ユーザーの満足度が高いのが、加速性能が充分な上に静かなエンジンという点です。
これは、最大トルクを1,600rpmから5,000rpmまでフラットに出していることに理由があります。
幹線道路の信号待ちからのスタートで50km/h~60km/h辺りまで加速する際などは、このフラットなトルク特性を最大限に活かしながらCVTが変速をしていることが、ユーザー評価につながっているようです。
ステップワゴンの高速道路中心の燃費は?
実燃費 14.6㎞/ℓ
多くのユーザーが高い満足度
高速道路での燃費に関しては、多くのユーザーが満足しているようです。
100㎞/h走行時のエンジン回転数は1,500rpm~2,000rpmで、小排気量でありながらしっかりと低回転をキープするようです。
このことによって、期待通りに燃費が伸びていることが満足を得ている要因のようで、一定速度での走行時にも最大トルク発生域の広さが効いているようです。
ステップワゴンの平均実燃費は?
実燃費 12.0㎞/ℓ
総合的な満足度が高い
ユーザーは、1,500㏄という排気量から想像する燃費と、走行性能に多少なりとも懸念を持っていたようです。
しかし実際に所有してみると、ストレスを感じさせない走行性能を持ちながらも、しっかりとした燃費性能を発揮していることに満足しているようで、更に走行時のエンジン音が静かなこともユーザーの好印象を引き上げているようです。
ライバル車と実燃費対決!
ステップワゴンとヴォクシーの実燃費を比較
今回ステップワゴンと比較するにあたり、セレナはモデル末期(平成26年8月フルモデルチェンジ予定)のため、比較対象から外しました。
ご存知の通り、ヴォクシーにはエンジンモデルとハイブリッドモデルをラインナップしていますが、ステップワゴンとの直接比較の対象としては、エンジンモデルが適切と判断しました。
比較車のグレードは、それぞれ以下の通りです。
ステップワゴン:SPADA(FF)
ヴィクシー :ZS(FF)
市街地燃費の比較
ステップワゴン:9.7㎞/ℓ
ヴォクシー :9.9km/ℓ
僅差でヴォクシーの数値が上回っていますが、互角と言ってよい差だと言えるでしょう。
因みに、ヴォクシーのエンジンも燃費性能向上のための仕組みが組み込まれたエンジンで、その仕組みを簡単に説明すると、通常のエンジンよりも抵抗なくエンジンが動くようにしてあるというものです。
各車燃費向上のアプローチ方法が違いますが、それぞれしのぎを削って互角の性能となっています。
どちらの車も10㎞/ℓが目前の数値ですので、もう少しの改良で10㎞/ℓを超えてくることを期待したいものです。
幹線道路燃費の比較
ステップワゴン:11.7km/ℓ
ヴォクシー :12.1km/ℓ
幹線道路になると、ヴォクシーが若干良い数値となっています。
ユーザー若しくは購入を検討される方々からすると、この数値は大きく感じるかもしれませんが、現実問題として、1㎞に満たない差ですのでそれほど大きな開きではないと思います。
高速道路燃費の比較
ステップワゴン:14.6㎞/ℓ
ヴォクシー :14.7㎞/ℓ
高速道路燃費は、完全に互角と言って問題ないと思います。
それぞれのエンジンの特性を最大限に活かし、1,600㎏からの車を走らせて、これだけの燃費性能を持たせているということでしょう。
平均実燃費の比較
ステップワゴン:12.0㎞/ℓ
ヴォクシー :12.2㎞/ℓ
平均実燃費も両者ほぼ互角の性能となりました。ヴォクシーの方が気持ちやや有利と言ったところでしょうか。
ちなみに、カタログ上の燃費と実燃費の達成率を比較すると、以下のようになります。
ステップワゴン:12.0㎞/ℓ÷16.0㎞/ℓ=75.0%
ヴォクシー :12.2㎞/ℓ÷16.0㎞/ℓ=76.3%
ステップワゴンは『買い』か?
※出典ステップワゴン:honda.co.jp
ヴォクシーとの燃費比較では、どちらも互角の結果となりましたので、これだけで『買い』と言えるものではないでしょう。
ステップワゴンが『買い』と言える魅力は、ユーザー評価の高いエンジンの静かさやトルクフルな低速特性(燃費以外の要素)ですが、人により感じ方に違いが出る部分でもありますので、実際に試乗された方が良いと思います。
維持費面のステップワゴンの優位性は、自動車税の安さにあると言えるでしょう。
年間5,000円の差というと微々たるものとも捉えられますが、走行状況により不確定要素が大きい燃費とは違い確定したメリットですので、意外と大きな差かもしれませんね。
値引き交渉もしっかりやろう
ステップワゴンを安く買うなら、しっかりと値引き交渉をして、総支払額で安く買いたいですね。
当サイトのステップワゴン値引き交渉マニュアルを見れば、大幅値引きでステップワゴンを買うことが出来ます!是非ご参考ください。
-- 4代目ステップワゴンの実燃費は? --
・ステップワゴン参考グレード ステップワゴン 2.0 G L HDDナビパッケージ FF |
・ステップワゴン参考グレードカタログ燃費 12.6km/L |
・渋滞を含んだ都市部の一般道の燃費 6.9km/L |
・流れの良い一般道の燃費 11.8km/L |
・高速道路走行時の燃費 11.6km/L |
・ステップワゴン総合平均実燃費 8.9km/L |
・ステップワゴン参考グレードガソリンタンク量 57.0L |
・平均実燃費からガソリン満タンで走れる距離(ガソリンタンクに5L残し) 52.0L×8.9km/L=462.8km |
・ガソリン満タンの金額(ガソリンタンクに5L残し) ※ガソリン価格は2008年12月現在全国平均 52.0L×レギュラー109.95円=5717円 |