2022年11月に新型にリニューアルされた日産の人気ミニバン「セレナ」には、内外装や装備の異なる9タイプのグレードが設定されています。
先代モデルよりもラインナップが整理されましたが、それでもグレード選びに悩みはつきもの。
そこで、当サイト(クルマを買う!)でセレナの人気グレードを比較していきますので、グレード選びの参考にしてください。
セレナの価格が一番安いグレードは?
セレナ X (2WD) 2,768,700円
セレナで最も価格の安いグレードは、ガソリン車Xの2WD車です。
このXに必要最小限のオプションを付け、値引きの合格ラインを引き出せれば最安値でセレナが手に入ります。
セレナ Xはいくらで買える?
セレナ Xが実際いくらで買えるのか、シミュレーションしてみましょう。
購入グレード | セレナ X |
---|---|
車両本体価格 | 2,768,700円 |
装着オプション | フロアカーペット |
オプション金額 | 66,000円 |
諸費用・税金 | 217,554円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
支払総額 | 2,952,254円 |
※車両値引きは最新の値引き額をご参考ください
オプションはフロアカーペットだけに留め、交渉で合格ラインの値引きを引き出せれば総額約295.2万円でセレナ Xが購入できます。
装備はともかくとして、300万円を切る乗り出し価格でミディアムクラスのミニバンが手に入るのは魅力です。
セレナの売れ筋グレードは?
セレナ ハイウェイスターV (2WD) 3,269,200円
セレナ e-POWER ハイウェイスターV 3,686,100円
セレナで一番の売れ筋グレードは、ガソリン車・e-POWER共にハイウェイスターVです。
スポーティな内外装や、価格と装備のバランスの取れたハイコストパフォーマンスが人気の要因となっています。
セレナ ハイウェイスターVはいくらで買える?
売れ筋グレードのセレナ ハイウェイスターVはいくらで買えるのか、今度は定番オプションをひと通り付けてガソリン車、e-POWERそれぞれにシミュレーションします。
購入グレード | セレナ ハイウェイスターV |
---|---|
車両本体価格 | 3,269,200円 |
メーカーオプション | プリズムホワイト、インテリジェントアラウンドビューモニター+インテリジェントルームミラー等 |
メーカーオプション価格 | 140,800円 |
ディーラーオプション | フロアカーペット、プラスチックバイザー、ナビレコお買い得パック+ETC2.0 |
ディーラーオプション金額 | 404,939円 |
諸費用・税金 | 233,354円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲81,000円 |
支払総額 | 3,633,939円 |
セレナ e-POWER ハイウェイスターVはいくらで買える?
購入グレード | セレナ e-POWER ハイウェイスターV |
---|---|
車両本体価格 | 3,686,100円 |
メーカーオプション | プリズムホワイト、インテリジェントアラウンドビューモニター+インテリジェントルームミラー等 |
メーカーオプション価格 | 140,800円 |
ディーラーオプション | フロアカーペット、プラスチックバイザー、ナビレコお買い得パック+ETC2.0 |
ディーラーオプション金額 | 404,939円 |
諸費用・税金 | 99,054円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲81,000円 |
支払総額 | 4,050,839円 |
ガソリン車、e-POWERとも同じ定番オプションを選択。
この仕様で合格ラインの値引きを引き出せれば、ガソリン車ハイウェイスターVは総額約363.3万円、e-POWER ハイウェイスターVは総額約405万円で購入が可能です。
e-POWERは減税額が大きいため諸費用が安く、ガソリン車との車両本体価格の差が縮まっています。
セレナ ハイウェイスターVの人気装備は?
売れ筋グレードのハイウェイスターVには、以下の人気装備が付きます。
LEDフォグランプ
悪天候時の視界確保に威力を発揮するLEDフォグランプをフロントに装備。
特に霧の出やすい山間部を走る機会が多い人は、必要性が高くなります。
ロールサンシェード
セカンドシート左右の窓に引き出し式のロールサンシェードを内蔵。
窓には紫外線を遮断するUVカット機能が付きますが、それだけでは防げない直射日光による暑さを和らげます。
パーソナルテーブル
前席とセカンドシートの後ろに折りたたみが可能なパーソナルテーブルを装備。
スマホやタブレットの置台として使ったり、ドリンクホルダーやコンビニフックを活用して軽食を取ったりと色々便利に使えます。
セカンド&サードシート USB電源ソケット (タイプC)
タイプCのUSB電源ソケットが前席に1個付くほか、セカンド&サードシートにもそれぞれ2個ずつ備わります。
乗員各自が自分のスマホやタブレットなどを充電できるので、とても喜ばれるでしょう。
前席シートバックポケット
運転席・助手席の後ろにアッパーポケット&ロアポケットが備わります。
アッパーポケットはスマホ入れなどの収納に適し、ロアポケットはタブレットや雑誌などが収納できるほか、先ほど紹介したUSB電源ソケットにより充電も可能です。
プラズマクラスター搭載フロントオートエアコン+リヤオートエアコン
前席用のオートエアコンには消臭&殺菌効果などがあるプラズマ技術を搭載。
更に後席専用のエアコンも備え、運転席・助手席・後席個別に温度調整が可能です。
ハンズフリーオートスライドドア(両側)
インテリジェントキーを携帯していれば、スライドドアの下に足先をかざすでスライドドアが電動開閉します。
子供を抱いている時や両手に荷物を持っている時などに大変便利です。
16インチアルミホイール
スタイリッシュなデザインで足元を引き締めるアルミホイールを装着。
スチールホイール+フルホイールカバーのような野暮ったさがなく、車好きには必須のアイテムです。
セレナの価格が一番高いグレードは?
セレナ e-POWER ルキシオン 4,798,200円
セレナで最も価格の高いグレードは、e-POWER ルキシオンです。
ガソリン車には設定のない、e-POWER専用グレードになります。
セレナ e-POWER ルキシオンはいくらで買える?
e-POWER ルキシオンは実際にいくらで買えるのか、おすすめオプションや値引きを含めてシミュレーションします。
購入グレード | セレナ e-POWER ハイウェイスター G |
---|---|
車両本体価格 | 4,798,200円 |
メーカーオプション | プリズムホワイト、ホットプラスパッケージ |
メーカーオプション価格 | 143,000円 |
ディーラーオプション | プラスチックバイザー、フロアカーペット |
ディーラーオプション金額 | 93,800円 |
諸費用・税金 | 114,054円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲18,000円 |
支払総額 | 5,031,054円 |
上記の仕様で合格ラインの値引きを引き出せた場合、セレナ e-POWER ルキシオンは総額約503.1万円となります。
装着オプションは異なりますが、価格の最も安いセレナ Xよりおよそ208万円高額です。
セレナ e-POWER ルキシオンの主な装備は?
セレナe-POWER ルキシオンには、最上級グレードならではの豪華装備が付きます。
アダプティブLEDヘッドライトシステム
夜間走行時に対向車や先行車を検知すると、24個のLEDを制御してハイビームを維持しながら照射範囲を調整。
相手への幻惑を防ぎながら視界を確保します。
プロパイロットパーキング&プロパイロットリモートパーキング
ボタンひとつで並列駐車や縦列駐車のステアリング・シフト・アクセル・ブレーキ操作を自動制御するプロパイロットパーキング。
ことに駐車に苦手意識のある人にとって、大変メリットのある装備です。
一方、車外から専用キーのボタンを押すと車が前進・後退する装備がプロパイロットリモートパーキング。
駐車スペースが狭く、乗り降りや荷物の積み下ろしが困難な場合に威力を発揮します。
ワイヤレス充電器
スマホが充電規格Qi (チー) に対応している場合、置くだけで充電ができます。
USBケーブルを持ち歩く必要がなく、この便利さに慣れると元に戻れなくなるでしょう。
ヘッドアップディスプレイ
フロントウィンドウの視野内に、車速やナビ情報など運転に必要な様々な情報を表示。
メーターやナビ画面を見るよりも視線の移動量が少なく、疲労軽減や事故リスク軽減につながります。
日産コネクトナビ+ETC2.0+ドライブレコーダー
通信機能の日産コネクト搭載の12.3インチナビを標準装備。
日産コネクトは、スマホのアプリを使って車外からナビの設定やエアコンの運転をしたり、車内でWi-Fiが使えたり、自分の車の場所を探したりなど多彩な機能が備わり大変便利です。
高速走行時に欠かせないETC2.0車載器や、前後の映像を記録して事故や煽り運転被害時の対策ができるドライブレコーダーも装備されます。
プロパイロット2.0
プロパイロット2.0は従来のプロパイロットの進化版で、高速走行時の車線変更や分岐路でもステアリング操作を支援します。
また同一車線走行時に手放し運転を可能とするハンズオフ機能も搭載。
高速走行時の疲労軽減や事故リスク低減に効果的です。
セレナの燃費が一番良いグレードは?
セレナ e-POWER XV / e-POWER ハイウェイスターV 19.3km/L
セレナで燃費が一番良いグレードは、e-POWERのXVとハイウェイスターVです。
実燃費をカタログ燃費×0.8で計算すると、推定実燃費は15.4km/Lと出ました。
セレナ e-POWER XV / e-POWER ハイウェイスターVはガソリン満タンで何キロ走る?
セレナe-POWERの燃料タンク容量は52Lです。
ガソリン満タンの状態でガソリン残量が5Lになるまで走行した場合、航続距離は
15.4km/L×(52-5)L=724km
となります。
セレナ e-POWER XV / e-POWER ハイウェイスターVはガソリン満タンで700km以上走れるので、計算上は東京~岡山または東京~青森までノンストップ走行が可能です。
セレナの燃費が一番悪いグレードは?
セレナ 4WD全車 11.6km/L
セレナで最も燃費が悪いグレードは、4WD全車 (ガソリン車X / XV /ハイウェイスターV) です。
実燃費を0.8掛けで計算すると9.3km/Lとなります。
4WDの燃料タンク容量は55Lなので、先ほどと同じようにガソリン満タンで走行できる距離を計算すると
9.3km/L×(55-5)L=465km
セレナ4WD車の計算上の航続距離は500kmに満たず、ノンストップで走れるのは東京~京都くらいまでになります。
自動ブレーキのあるグレードは?
セレナは全車に自動ブレーキの「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」が標準装備されています。
検知対象は車のほか、昼夜の歩行者や昼間の自転車運転者にも対応。
両側電動スライドドアが標準装備のグレードは?
セレナは廉価グレードのX / e-POWER Xを除く全車に両側電動スライドドア「ハンズフリーオートスライドドア」が標準装備されます。
X / e-POWER Xはメーカーオプションで助手席側にハンズフリーオートスライドドアを付けることはできますが、運転席側には付けられないので注意が必要です。
セレナのスポーツ / エアロタイプのグレードは?
ハイウェイスターV系グレード / オーテック系グレード / e-POWER ルキシオン
セレナはミニバンなのでスポーツ系グレードの設定はありませんが、エアロタイプとして以下のグレードが設定されています。
- ハイウェイスターV
- e-POWER ハイウェイスターV
- オーテック
- e-POWER オーテック
- e-POWER ルキシオン
買取相場から見るセレナのおすすめグレードは?
セレナを手放す際、グレードにより買取相場が異なります。
ここでは3年後のセレナのリセールバリューから見るおすすめグレードを紹介しますので、参考にどうぞ。
新車から3年落ちのセレナのリセールバリューは?
グレード名 | 買取相場 | 新車時価格 | 3年後のリセールバリュー |
X | --万円 | 257.6万円 | --% |
XV | 216.1万円 | 273.6万円 | 78.9% |
ハイウェイスターV | 241.2万円 | 298.6万円 | 80.7% |
オーテック | --万円 | 347.3万円 | --% |
e-POWER X | 233.3万円 | 299.7万円 | 77.8% |
e-POWER XV | 228.4万円 | 322.6万円 | 70.7% |
e-POWER ハイウェイスターV | 278.1万円 | 349.9万円 | 79.4% |
e-POWER オーテック | --万円 | 391.9万円 | --% |
e-POWER ルキシオン | --万円 | --万円 | --% |
新車から3年経過時のセレナ (先代モデル) のリセールバリューです。
ノーマル系グレードよりもハイウェイスター系グレードの方がリセールが高い傾向にあります。
先代セレナのデータですが、新型セレナも同傾向になると見て間違いありません。
リセールバリューから見るセレナのおすすめグレードは?
セレナのリセールバリューから見るおすすめグレードは、ガソリン車・e-POWERとも「ハイウェイスター V」です。
新型セレナでも先代に引き続きハイウェイスター Vが人気なので、リセールにも反映されるでしょう。
リセールバリューで得するおすすめのカラー&装備は?
セレナを手放す時に少しでも高く売りたいなら、ボディカラーは「プリズムホワイト」か「ダイヤモンドブラック」がおススメです。
他の色と比べ、10~20万円以上高く買い取り価格が望めます。
また予算の都合等でX / e-POWER Xを選ぶ場合は、リセールアップにつながる助手席側ハンズフリーオートスライドドアはオプションで付けておきましょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
併せて読みたい
セレナの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのセレナ値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がセレナを限界値引きで購入する事に成功しています。
今月のセレナの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。