2018年10月10日にマイナーチェンジしたトヨタの『パッソ』。
前のモデルよりも大きくなった印象のあるパッソの内装はどのようになっているのでしょうか。
グレードによる内装色や収納の違い、荷室の広さなどを詳しく見ていきましょう。
パッソの内装の質感は?
パッソの内装色
パッソの内装色は、グレードによってグレージュ(標準)とダークグレー(モーダ系)の2色が用意されています。
グレージュは、画像のように明るい色合いとなっていますね。
実際に車内を見たところ、グレージュというよりかはライトグレーに近い色でした。
グレージュはもう少しベージュがかった色合いですが、パッソの内装色はライトグレーという印象です。
※パッソ 出典toyota.jp
次にダークグレーは、ブラックに近いグレーといったイメージです。
光の角度によっては、ほぼブラックといった感じです。
インパネやステアリング周りの装飾とマッチし、引き締まった車内になっています。
パッソの内装色は2色ありますが、それぞれのグレードで選択するのではなく、Xシリーズかモーダシリーズどちらを選択するかによって車内のカラーが決まります。
Xシリーズ(標準グレード)にはグレージュが採用され、モーダシリーズにはダークグレーが内装色として採用されています。
パッソのシート表皮・デザイン
*Xシリーズ
※パッソ 出典toyota.jp
*モーダシリーズ
パッソのシート表皮は基本的にファブリックを使用していますが、Xシリーズとモーダシリーズとでは、使用されている素材が若干異なります。
※1.0モーダGパッケージには、メーカーオプションで合皮&ファブリックシートも選択可能です。
Xシリーズにはジャージ素材が使用され、肌触りが良く滑らかなシート表皮になっています。
一方、モーダシリーズにはスエード調トリコットが採用され、Xシリーズのジャージ素材とは違った肌触りで好印象です。
また、シート表皮の柄もXシリーズとモーダシリーズとで違いがあります。
Xシリーズは、座面中央部分の背もたれ部分に、内装色よりも明るいグレーが使われ、ドット柄が施されています。
モーダシリーズには、Xシリーズと同じく、座面中央部分の背もたれ部分に色の切り返しが施され、さらにカッパー色のアクセントカラーが入っています。
このようなアクセントとなる色が入ることで、車内のオシャレ感がアップしますね。
シートデザインに関しては、どちらのシリーズも同じものとなっています。
背もたれ部分が少し窪んでいるため、体の収まりが良く運転姿勢を保ちやすい設計になっています。
しかしシートの座り心地は全体的にやや硬く、走行中の段差などの突き上げを感じます。前のモデルよりも若干シートクッションが薄くなった印象ですね。
パッソのCMでは、マツコデラックスさんが運転席に乗れるほどの大きさというイメージです。
運転席、助手席周りはゆとりのある空間となっていて、とても快適に運転できます。
ですが後部座席に関しては、運転席と助手席の背面シートが高いため、後部座席に座った際はやや狭さを感じてしまいます。
さらに、後部座席のリクライニングができないことも、狭さを感じる原因の一つではないでしょうか。
先代モデルのパッソは、リクライニングが可能だったため、自分で調節することで楽なポジションを探せましたが、今回のモデルは固定なので窮屈感を感じてしまいます。
パッソのインパネ
パッソのインパネはグレードによってそれぞれ違いがあります。
では、どのような違いがあるのか見ていきましょう。
メーター
メーターは、Xシリーズとモーダシリーズとで違いがあります。
Xシリーズのメーターは、アナログの単眼メーターです。
中央部分にスピードメーター、右側にガソリン残量や走行距離などが表示されます。
※パッソ 出典toyota.jp
モーダシリーズには、2眼のオプティトロンメーターが装備されています。
Xシリーズとは違い、左側にはタコメーターがあり、メーター内もシルバー加飾されています。
モーダシリーズはオプティトロンメーターが採用されているので、画像のように綺麗にハッキリとメーターを確認することができます。
見やすさは、モーダシリーズの方がいいですね。
エアコン
エアコンに関しては、最廉価グレード1.0Xを除くすべてのグレードにオートエアコンが採用されています。
プッシュ式のオートエアコンですから、ボタンの位置もわかりやすく、操作がしやすいですね。
また、オートエアコンなので、車内の温度調節も細かく設定でき、快適に過ごすことができます。
※パッソ 出典toyota.jp
最廉価グレードの1.0Xにはマニュアルエアコンが装備され、風量の調節や風向などをダイヤルを回したり、つまみを調節するなどして行います。
オートエアコンのように、数字による温度調節ができないのが少しマイナスポイントですね。
ステアリング
パッソのステアリングは、3本スポークステアリングが採用されています。
ステアリングに関してもグレードによって、それぞれ仕様が異なります。
1.0X Gパッケージ/1.0モーダGパッケージには、本革巻きステアリングにシルバー加飾されています。
本革巻きのステアリングは滑りにくく、握り心地がいいですね。
※パッソ 出典toyota.jp
1.0モーダは、ウレタン素材のステアリングに加えシルバー加飾が施されます。
※パッソ 出典toyota.jp
1.0X/1.0X S/X LパッケージSはウレタン素材のステアリングになり、シルバー加飾はされていません。
オーディオクラスター・サイドレジスター
グレードによって、ナビを装着するパネル枠部分と左右のレジスター(エアコンの吹き出し口)部分に加飾がされます。
1.0X Gパッケージには、シルバーとピアノブラックの加飾がされています。Xシリーズでは、このグレードのみ加飾がされ、その他のグレードと車内の雰囲気が違いますね。
モーダシリーズは、すべてのグレードにシルバーとカッパーの加飾が施されています。
カッパー色をインパネ周りに配色することで、シートカラーとの統一感を出しています。
シフトノブ・ドアハンドル
1.0X Gパッケージと1.0モーダGパッケージにはシフトノブ部分とサイドドアハンドル部分にシルバー加飾が施されています。
細かいパーツではありますが、このシルバー加飾があるのとないのとでは、車内の雰囲気が違います。
また、1.0X/1.0X S以外のグレードには、センターレジスター部分の風向を調節するツマミにもシルバー加飾されています。
細かい部分ですが、シルバー加飾を施すことでインパネ回りの高級感を演出しています。
パッソの収納・荷室の使い勝手は?
運転席・助手席周りの収納
まずは、運転席の収納を見ていきましょう。
プッシュオープン式カップホルダー
サイドレジスターの下に、格納式のカップホルダーが装備されています。
500mlのペットボトルも無理なく置けます。また、使用しない時は収納されているため、車の乗り降りの邪魔になりません。
運転席側に関して、カップホルダーを使用していてもウインカーに干渉することがないのも好印象ですね。
センターアームレストポケット
センターアームレストの下に収納ボックスがあります。
深さもあるので、様々なものを収納できます。
しかし、ボックス内に仕切りなどがないため、アームレストを上下に動かしてしまうと、ボックスの中身がぐちゃぐちゃになってしまうのが欠点ですね。
センターロアボックス
シフトノブの下部にロアボックスが設置されています。
収納として便利ですが、大きさが中途半端なため収納するものを選んでしまいます。
また、ボックスの上部の張り出しによって、取り出す際に手が当たってしまい取り出しにくいのもマイナスポイントですね。
フロントドアポケット
ドア部分にドリンクホルダーと小物を収納できるスペースがあります。
あまり大きなスペースではないので、ドリンクホルダーはプッシュオープン式カップホルダーに収納し、小物スペースとして使用した方が良さそうです。
次に助手席の収納を見てみましょう。
アッパーボックス
※パッソ 出典toyota.jp
モーダシリーズに装備されている収納です。
フタ付きなので、中身が見えずスッキリと収納することができます。
しかしこのアッパーボックスがある事で、収納できる全体の容量はフタが無いXシリーズと比べると少なくなってしまいます。
ロングアッパートレイ
Xシリーズに装備される収納です。
助手席からセンターレジスター部分までトレイがあります。
モーダでは一部フタ付きになる部分ですね。
所々に仕切りがあるので、収納する小物が走行中に移動してしまうことがありません。
ただし、置いている小物などが外から丸見えなので、車上荒らしなどの被害にあってしまう可能性がありますから、置くものには注意が必要ですね。
グローブボックス
グローブボックスは、奥行きはあまりないですが、横幅があるため車検証や取扱説明書以外も収納が可能です。
シートアンダートレイ
※パッソ 出典toyota.jp
助手席のシート下に装備されたアンダートレイ。
雨や泥で汚れてしまった靴などを収納できるので、車内が汚れてしまうことがありませんね。
また、女性の方はハイヒールなどで運転に支障が出る場合に、運転用の靴を収納しておいてもいいでしょう。
履き替え用のスニーカーなどを車に乗せておけるので大変重宝します。
サイドドアポケット
運転席と同様に、ドアポケットが装備されています。
プッシュオープン式カップホルダー
助手席にも運転席と同じエアコン吹き出し口下に、プッシュオープン式カップホルダーが装備されています。
買い物フック
センターロアボックスの左側に買い物フックが設置されています。
荷物が倒れてしまわないように、買い物袋をかけておけます。
助手席に荷物を置いてコーナーで荷崩れしてしまわないためにも、あると大変便利です。
また使わない時はフックを収納できるのも、ユーザーの意見がしっかりと取り入れられているのが分かりますね。
後部座席の収納
シートバックポケット
運転席と助手席のシートバックに、雑誌や地図を収納できます。
ポケット自体があまり深さがないので、大きめなものは収納できません。
サイドドアポケット
後部座席の収納は、この部分がメインとなります。
あまり大きな収納とは言えないですが、ドリンクホルダーがあるのは便利ですね。
パッソの荷室のサイズは?どれぐらい積める?
パッソの荷室サイズは、幅1230mm・高さ780mm・奥行き505mmとなっています。
荷室の幅は、最大で1230mmありますが、開口部分はテールランプの形状が内側に若干入り込んでいるので、少し狭く感じます。
コンパクトカーですが、後部座席を使用していても十分な荷室の広さが確保されています。
※パッソ 出典toyota.jp
また、後部座席を倒した場合、奥行きが1410mmとなり、大きな荷物も十分に積むことができます。
※パッソ 出典toyota.jp
さらに、1.0X LパッケージS/1.0X Gパッケージとモーダシリーズは6:4分割でシートを倒すことができるので、シートアレンジによって様々なものを乗せられます。
※パッソ 出典toyota.jp
上記以外の1.0X/1.0X Sグレードでは、後部座席が一体可倒式なので、シートアレンジができません。
シートを倒す時は、後部座席の肩口にあるレバーを引いて倒します。
荷室からでも操作できますが、少し操作しづらいのでリアドア側へ回り込んで操作すると楽に操作できます。
また、シートを倒して使用する際、後部座席と荷室の床との間に段差ができてしまうのもマイナスポイントですね。
広くて使い易い荷室ですが、段差ができてしまうところが残念です。
パッソの内装まとめ
パッソの内装や収納について紹介してきました。
パッソは、Xシリーズとモーダシリーズとでは、車内の雰囲気がかなり違います。
また、グレードによっても装備やパネルの塗装なども変わるので、実際にディーラーで確認してみるといいですね。
カタログだけでは分かりにくい部分もあるので、ディーラーなどでぜひ実車をみることをオススメします。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
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