フリード出典:honda.co.jp
新型フリードハイブリッドは、価格が高い順に「ハイブリッドEX」「ハイブリッドGホンダセンシング」「ハイブリッドG」「ハイブリッドB」の4グレード構成となっています。
この中で一番売れ筋なのが、今回紹介する「フリードハイブリッドGホンダセンシング」です。
人気のフリードハイブリッドが値引きを含んで総額いくらで買えるのか?シミュレーションしてみました。
フリードハイブリッドの値引き交渉の仕方、「フリードハイブリッドGホンダセンシング」のリセールバリュー、人気オプション、ライバル車とのグレード比較など、フリードハイブリッドを安く買うための参考にしてみて下さい。
売れ筋人気グレードのフリードハイブリッドGホンダセンシングを他のグレードと比較
グレード名 | フリードハイブリッドGホンダセンシング(FF・6人乗り) | フリードハイブリッド EX (6人乗り) |
価格比較 | 2,496,000円 | 2,656,000円 |
ハイブリッドEXとの価格差 | -160,000円 | |
装備比較 | 自動ブレーキ(ホンダセンシング) | 自動ブレーキ(ホンダセンシング) |
両側パワースライドドア | 両側パワースライドドア | |
運転席・助手席エアバッグ | 運転席・助手席+サイドカーテンエアバッグ | |
運転席&助手席シートヒーター(4WDのみ) | 運転席&助手席シートヒーター | |
Cパッケージ(4WD標準装備・FFはオプション) | Cパッケージ | |
Sパッケージ(オプション) | Sパッケージ | |
15インチスチールホイール | 15インチアルミホイール |
※Cパッケージ:プラズマクラスターフルオートエアコン、ロールサンシェード、コンフォートビューパッケージ(撥水ヒーッテッドドアミラー、熱線入りFウインドウ、Fドア撥水ガラス)など
※Sパッケージ:15インチアルミホイール、コンビシート&専用インテリア、本革巻ステアリングなど
フリードハイブリッドで一番の売れ筋グレードは、「ハイブリッドGホンダセンシング」です。
ハイブリッドGホンダセンシングとハイブリッドEXの価格差と装備の差は上記の通りです。
価格差はハイブリッドEXに対して、-160,000円となっています。16万円の価格差には、「サイドカーテンエアバッグ」「シートヒーター」「Cパッケージ」「Sパッケージ」の装備分が含まれています。
Gホンダセンシングより、ハイブリッドEXの方が内装やアルミホイール、細かい装備などでより高級志向に振った装備となっていますね。
両側パワスラやホンダセンシングが付いているので、ハイブリッドGホンダセンシングでも必要十分と言う評価が、売れ筋の理由となっているようです。
フリードハイブリッドGホンダセンシングのエクステリア
フリードハイブリッドGホンダセンシングのエクステリアです。他グレードと比較して、エクステリアでは大きな差別化はありません。LEDヘッドライトが装備されていることと、EXのアルミに対してスチールホイール(ホイールカバー)である事くらいですね。
フリードハイブリッドGホンダセンシングのリアから見たエクステリアです。
リアハッチガラスは小さめですがそれなりの面積が確保されているので、後方視界は悪くありません。リアのクォーターガラスは凝った造形のため、ガラスエリアのアクセントデザインとなっていますが、リア斜めの後方視界は制限されるでしょう。
サイドからリアに掛けてのキャラクターラインが複雑で凝ったデザインですね。
両サイドに縦型デザインの反射板が埋め込まれ、ワイドに見えるリアバンパーがスポーティです。
フリードハイブリッドGホンダセンシングのインテリア
フリードハイブリッドGホンダセンシングのインテリアです。
メーターはデジタル表示で、ダッシュボードとほぼ水平の高さとすることで、前方視界を妨げないようにしています。ナビは見やすい位置に設置されており、インパネ全体はオーソドックスで飽きの来ないデザインとなっています。
画像上段のシートカラーがモカ色で、画像下段のシートカラーがベージュ色となっています。ひとつ下のグレードのハイブリッドBではモカしか選べませんが、ハイブリッドGになるとベージュも選択できます。
上段がモカ色のシート、下段がベージュです。
シートカラーが違うだけで、他のインテリア部分は共通です。汚れの目立たないモカを選ぶか、インテリアが明るくなるベージュを選ぶか、ですね。
万が一、小さいお子さんがお菓子やジュースなどをこぼしてシートに目立つ染みが付くと、数年後に売却する時に査定に響きます。3年以内の売却なら10万円単位で安くなる事も・・・
小さいお子さんが居るなら汚れが目立たないモカを選ぶか、シートカバーを付けるなどの予防対策も検討したい所です。
フリードハイブリッドGホンダセンシングの実燃費は?
フリードハイブリッドGホンダセンシングの平均実燃費 19.1km/L
フリードGホンダセンシング(ガソリン車)の平均実燃費 13.5km/L
フリードハイブリッドGホンダセンシングの平均実燃費は、19.1km/Lでした。ライバルのシエンタハイブリッドとほぼ同等で、わずかにフリードの方が良いかもしれません。
渋滞のある市街地の走行では、16~17km/Lの良好な実燃費を記録しています。流れの良い一般道・郊外の幹線道路などでは、20km/Lを超える実燃費が可能です。
高速道路では19~20km/Lほどになり、流れの良い一般道より若干落ちてしまいますが、それでもハイブリッドらしい実燃費を記録しています。
フリードハイブリッドGホンダセンシングを値引きするならライバル車のこのグレードを対抗に!
フリードハイブリッドGホンダセンシングから値引きを引き出すなら、シエンタハイブリッドとの競合が一番有効でしょう。
中でも価格帯が似通ったシエンタハイブリッドGとの競合が効果的です。
グレード名 | フリードハイブリッドGホンダセンシング(FF・6人乗り) | シエンタハイブリッド G |
価格比較 | 2,496,000円 | 2,329,855円 |
シエンタハイブリッドGとの価格差 | +166,145円 | |
装備比較 | ホンダセンシング (標準装備) | トヨタセーフティセンス (+54,000円) |
LEDヘッドライト (標準装備) | LEDランプパッケージ (+105,840円) | |
ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器 リヤカメラ(標準装備) | ナビレディパッケージ (+29,160円) | |
アダプティブクルーズコントロール | クルーズコントロール設定なし | |
両側パワースライドドア | 両側パワースライドドア | |
本革巻ステアリング(OP) | 本革巻ステアリング(標準) |
「フリードハイブリッドGホンダセンシング」と「シエンタハイブリッドG」の装備比較です。
フリードハイブリッドの方が価格が、シエンタハイブリッドよりも16.6万円高いです。
しかしその分、自動ブレーキを含むホンダセンシングが標準装備であったり、LEDのヘッドライト、ナビ装着用パッケージなどが標準装備のため、シエンタにも同様の装備を付けようとすると、価格はほぼ互角となります。
シエンタハイブリッドGの総支払額をホンダディーラーの営業マンにぶつけると、フリードハイブリッドの値引きを引き出すきっかけとなるでしょう。
「シエンタハイブリッドが○○万円で買える。シエンタハイブリッドよりも安くなればフリードハイブリッドを購入したい」とやると効果的です。
フリードハイブリッドGホンダセンシングのリセールバリューは?
現行モデルのフリードハイブリッドGホンダセンシングは2016年9月発売なので、オークション流通量が少なく買取相場はまだ出せませんが、前モデルから3年落ちのリセールバリューを割り出してみました。
前モデルを参考にすれば、フリードのガソリン車とハイブリッド車のリセールの傾向が分かると思います。
グレード名 | 新車価格 | 買取相場 | 新車価格に対してのリセールバリュー | 差額 |
フリードハイブリッド ジャストセレクション | 232.6万円 | 152.0万円 | 65.3% | 80.6万円 |
フリードGジャストセレクション(ガソリン車) | 193.1万円 | 132.0万円 | 68.3% | 61.1万円 |
前モデルのハイブリッドジャストセレクションが、現行モデルのフリードハイブリッドGホンダセンシングと同等モデルと言えるでしょう。
新車から3年後のリセールバリューでは、フリードハイブリッドは新車価格に対して65.3%残っています。
ガソリンモデルと比較すると3%ほど低くなっていますが、一般的な乗用車の平均買取相場は50-55%なので、フリードハイブリッドはかなり優秀な買取相場を維持しています。
全体の傾向としては、ハイブリッドモデルよりもガソリンモデルの方がリセールが高い傾向ですが、それでも高値安定の相場なので、フリードハイブリッドを購入しても売却時の損失は少なく済むでしょう。
フリードハイブリッドGホンダセンシングの値引き後の総支払額は?
フリードハイブリッドの値引き後の総支払額をシミュレーションしてみます。
オプション無しパターン、おすすめオプションパターン、エアロバージョンの3パターンの新車見積もりを紹介します。
オプション無しの最安での値引き新車見積もり
グレード名 | フリードハイブリッドGホンダセンシング(6人乗り) |
車両本体価格 | 2,496,000円 |
メーカーオプション価格 | 0円 |
(MOP品名) | -- |
ディーラーオプション価格 | 0円 |
(DOP品名) | -- |
諸費用 | 111,520円 |
目標値引き | ▲110,000円 |
オプション値引き | -- |
支払総額 | 2,497,520円 |
オプションを付けずにフリードハイブリッドを購入した場合の値引き後の総支払額です。ほぼ車両本体価格のみで購入できることになります。
オプションをディーラーで付けずに、割安な社外品で済ませる方法もあります。以下で主な社外品の価格をディーラーオプションと比較してみました。
オプション品名 | 社外品 | 純正オプション |
フロアマット | 14,980円(6カラー) | 32,400円(スタンダードタイプ) |
ドアバイザー | 8,000円前後 | 19,440円 |
ナビゲーション | 132,200円(パナソニック ストラーダ9インチナビ) | 216,000円(9インチ) |
11インチリア席モニター | 71,740円(アルパインリアビジョン) | 97,200円 |
シートカバー | 30,000円前後 | 81,000円 |
※社外品は楽天市場で購入できます
新型フリードハイブリッドのドアバイザーとシートカバーはまだ発売されていませんが、旧型フリードの商品価格を参考にすると、発売されれば上記の価格帯で販売されるでしょう。
いずれも純正オプションと比べて社外品の方が、割安となっています。
ただ、純正オプションには20-30%の割引きが可能なので、実際の価格差はもう少し縮まります。
自分で取り付けできる社外品なら工賃も掛からないので、自分で設置出来るフロアマットは手軽に安く出来る商品ですね。
自分で取り付け出来ない社外品なら、持ち込み取付可能な業者を探すか、新車契約時にディーラーで持ち込み工賃無料か割引きの条件で付けてもらう方法もあります。
おすすめオプションを含んだ値引き見積もり
グレード名 | フリードハイブリッドGホンダセンシング(6人乗り) |
車両本体価格 | 2,496,000円 |
メーカーオプション価格 | 32,400円 |
(MO品名) | ホワイトオーキッド・パール |
ディーラーオプション価格(工賃込) | 466,678円 |
(DO品名) | フロアカーペットマット スタンダード、ドアバイザー、9インチ プレミアムインターナビ、9インチリア席モニター、ドライブレコーダー |
諸費用 | 111,520円 |
目標値引き | ▲110,000円 |
オプション値引き (20%引き) | ▲93,000円 |
支払総額 | 2,903,598円 |
フリードハイブリッドGホンダセンシングにおすすめオプションを追加した、値引き後の総支払額です。
上記のオプションがあれば、装備に対する不満もなく、ドライバーと同乗者含めて快適にフリードハイブリッドに乗ることが出来るでしょう。
上記の見積もりでは車両+オプションからの値引きを含めて、総額で約290万円ですが、「シエンタハイブリッドが総額280万円で買えます。フリードハイブリッドがシエンタより安くなるならフリードも検討したいと思います」と交渉する事もできます。
「280万以下にするのは無理なので、同じ280ではどうでしょうか?」「280は厳しいので285万ではいかがですか?」などと言ってくれば成功ですね。
モデューロエアロパーツを追加した場合の値引き見積もり
フリードには、前モデルにあったエアロバージョンのグレードが今の所ありません。ホンダアクセサリーパーツのモデューロエアロを含めた場合の値引き見積もりをシミュレーションしてみました。
グレード名 | フリードハイブリッドGホンダセンシング(6人乗り) |
車両本体価格 | 2,496,000円 |
メーカーオプション価格 | 32,400円 |
(MO品名) | ホワイトオーキッド・パール |
ディーラーオプション価格(工賃込) | 575,591円 |
(DO品名) | フロアカーペットマット スタンダード、ドアバイザー、フロントグリル、テールゲートスポイラー、ロアスカート サイド用、エアロバンパー フロント用、アルミホイール、ベーシック インターナビ |
諸費用 | 111,520円 |
目標値引き | ▲110,000円 |
オプション値引き (20%引き) | ▲115,000円 |
支払総額 | 2,990,511円 |
フロントエアロバンパーとサイドロアスカート、テールゲートスポイラー、フロントグリルを含んだ値引き見積もりシミュレーションです。
エアロパーツはフロントのみの単品よりも、フルキットで組んだ方が、売却時に査定で有利になります。予算的に可能なら、エアロはフルキットで付けることをオススメします。
値引きを含めても約299万円と言うのは、一つ上の車格のステップワゴンまで買えてしまう金額なので、安くないイメージですが、フリードの大きさが自分の使用用途に一番合うなら、好きなオプションを付けて楽しみながらフリードハイブリッドに乗りたいですね。
フリードハイブリッドの値引きを成功させるならホンダ同士の競合
フリードハイブリッドを値引きさせるなら、シエンタハイブリッドとの競合が定石ですが、さらに有効な値引き交渉の方法があります。
それはホンダディーラー同士の競合です。
ホンダディーラーである「ホンダカーズ」は元々3チャンネルに分かれていた販売網を一括されて生まれたディーラーです。
経営母体自体は変わっていないので、同じホンダカーズでもディーラーによっては、経営する会社が異なるので、別会社同士のディーラーを競合させることが出来ます。
例えば東京都の足立区内だけでもホンダカーズを経営する会社は「ホンダカーズ東京中央」「ホンダカーズ足立西」「ホンダカーズ足立北」と3社あります。
この3社同士のディーラーなら、ホンダ同士の競合が可能です。
他の県でも同様に、同じ地区内に別経営のホンダカーズが点在する地域があるので、ホンダのホームページで確認してみましょう。
このホンダ同士の競合でフリードの値引きを引き出す訳ですが、最初からホンダ同士の競合を仕掛けるよりも、シエンタとの競合で値引きを引き出してから、さらに値引きの上乗せを実現するためにホンダ同士の競合を利用します。
シエンタハイブリッドとの競合でフリードハイブリッドからある程度値引きを引き出したら、別経営のホンダカーズへ行って、さらに一押ししてみましょう。
「フリードハイブリッドを購入予定だが、他のホンダでは290万円の条件が出ている。290よりも安くしてくれるならこの場で契約したい」などとホンダ同士の競合を伝えると、値引きの上乗せが実現する可能性が高くなるでしょう。
ホンダディーラーである程度の値引き条件を出してもらってから、他のホンダディーラーへ伝えるのがコツです。
同県内の他、他県まで越境して競合するとさらに競合効果が高いので、可能であれば多くのホンダディーラーを周って、フリードハイブリッドの値引き交渉をしましょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
フリードの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのフリード値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がフリードを限界値引きで購入しています。
今月のフリードの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。