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日産車モデルチェンジ推移と予想

エルグランド モデルチェンジ推移 2002年5月21日

日産ニュースリリースより

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新型「エルグランド」を発売

日産自動車は、「エルグランド」をフルモデルチェンジし、5月21日より全国一斉に発売する。

「エルグランド」は1997年の発売以来、ゆとりある室内空間、存在感のあるスタイリング、圧倒的な走行性能により、最上級ミニバンのトップシェアを継続してきた。

2代目となる新型「エルグランド」は、『「夢」と「くつろぎ」と「感動」を提供できる最高級ミニバン』を商品コンセプトとし、お客様から高い評価をいただいているゆとりの室内空間、スタイリング、走行性能などに、より磨きをかけるとともに、最先端の情報技術などお客様の利便性を更に向上させる装備を採用した。

新型「エルグランド」の室内は、リビングルームにいるようなゆったりとくつろげる空間を実現した。特に、使い勝手の良いセカンドマルチセンターシートの採用により、多彩なシートアレンジを実現するとともに、8人乗りでもセカンドシートとサードシートのウォークスルーを可能とした。

スタイリングは、見るからに「エルグランド」とわかる圧倒的な存在感を表現している。

またVQ35DEエンジンによるクラストップレベルの走行性能を実現しながら、全車が国土交通省の低排出ガス車認定制度で「超-低排出ガス車(U-LEV)」[★★★]として認定を受けるとともに、2010年燃費基準にも適合し、グリーン税制の優遇措置を受けることができる(一部車種を除く)。さらに、「カーウイングス」や「インテリジェントキー」といった、便利で楽しめる最先端の技術を採用している。

新型「エルグランド」の特長は以下の通りである。

ゆとりとくつろぎをもたらす“ファーストクラス”の室内空間
見るからに「エルグランド」とわかる圧倒的な存在感がある外観スタイル
おおらかで爽快な走りを実現するミニバン最高峰の走行性能
乗る人すべてが便利で楽しめる最先端の情報技術
<販売目標台数> 3,300台/月

<取り扱い販売会社> NISSAN Blue Stage:日産系、モーター系各販売会社
NISSAN Red Stage :サティオ系、プリンス・チェリー系販売会社
*全車種取り扱い店(NISSAN Red & Blue)を含む

<発表展示会> 5月25日(土)、26日(日)

<車両概要>
1. ゆとりとくつろぎをもたらす“ファーストクラス”の室内空間

●インテリアデザイン
LUXURY(くつろぎのあるもてなし感)& PRACTICAL(上質で使いやすい機能)をキーワードに、「エルグランドらしさ」を表現したインテリア。
・開放感のあるアッパーエリア、シンプルで先進的な薄型メーター&可動式モニター。
・モダンファニチャーをイメージしたスタイルドフレームシート。
・インテリアカラーは、エクリュをベースに、明るいバーズアイメープル柄木目調パネルにより、華やかさを演出。ハイウェイスターは、ウォームグレーをベースに、滑らかで深みのあるチタニウムカラーの加飾により、モダンさを表現。

●パッケージング
従来型車に比べ、フラットで低いフロアを実現し、ルーフ幅を拡大するとともに、アクセルペダルからバックドアまでの実質的な室内長、室内幅、室内高、シート間寸法のすべてを拡大し、より一層のゆとりある空間を実現した。
・アクセルペダルからバックドアまでの実質的な室内長を40mm拡大し3475mmとした。
・全高を20mm低くしたにもかかわらず、フロアの低床化(-40mm)などにより室内高を35mm拡大し1325mmとした(2WD車)。
・セカンドシートのスライド量を拡大し、スライドポジションを多段化することでゆとりある居住性を実現した。更にサードシートの跳ね上げポジションを後方に追加することで、サードシート跳ね上げ時のセカンドシートの十分な居住性を実現した。
・後席に行くほど着座位置が高くなるシアターレイアウトを採用し、後席の前方視界を広げ、開放感を向上させた。
・運転席のヒップポイント地上高を875mm(-30mm)とし、見晴らしの良さと優れた乗降性を両立させた。
・フロアの低床化と低いステップ高(セカンド席390mm:-25mm)ならびに両側スライドドアの採用により、乗降性を一段と向上させた。

●シートアレンジ
・セカンドシートには、多彩なシートアレンジを可能にしたセカンドマルチセンターシートを採用した。セカンドマルチセンターシートは、ベンチシートとして利用できることはもちろん、前方にスライドさせることで、セカンドシートとサードシートのウォークスルーが可能になる。シートバックを倒せば、カップホルダー機能付の大型アームレストとなるほか、クッション下は大型ボックスとして、ゲーム機などの収納が可能である。また、回転対座時にはテーブルとして使用できる。

●ユーティリティ
・空調システムには、オゾンセーフフルオートデュアルエアコンを採用した。フロントには、左右独立調整機能付フルオートエアコンを全車標準とした。リヤには、フロントのエアコンがOFFでも独立して運転ができるフルオートエアコンを採用するとともに、パーソナル天井吹き出し口と足元吹き出し口を設定し、快適性を向上させている。
・サードウインドウに電動フリップアウトウインドウを採用した。運転席からも開閉操作ができるため簡単に室内の換気ができる。
・運転席スイッチ並びにリモコンスイッチのワンタッチ操作で自動開閉し、荷物などで手がふさがっている時に便利な、リモコンオートスライドドアを採用した。
・電動カーテンは、カーテンが窓枠に収まるようにして見栄えを一段と向上させるとともに、スライドドア部分のカーテンをスライドドア自体に装着し、乗降時の妨げとならないようにした。

2. 見るからに「エルグランド」とわかる圧倒的な存在感がある外観スタイル

●新型「エルグランド」のエクステリアデザインは、CONFIDENCE(みなぎる自信)&NEWNESS(明快でクールなデザインテイスト)をキーワードに、「エルグランドらしさ」を表現した。
・大きくスラントしたフロントノーズ、二段構成のグリル&ヘッドランプ。
・踏ん張り感を表現したフロントフェンダー、フェンダーと一体化したドアミラー。
・シンプルで張りのあるボディサイドとボディを引き締めるキャラクターライン。
・リヤコンビネーションランプと一体化したリヤウインドウグラフィック。
・光と影をシャープに演出する7本スポークの16インチアルミロードホイール。

●ハイウェイスターは、ROAD TRACE CRUSER(ロールを抑えたスポーティな走り)をコンセプトとし、STAND-OUT(目を引くボリューム感)& SMOOTH(ボディとパーツの一体感)をキーワードに、力強く洗練されたスタイリングを表現した。
・力強い存在感のある専用センターボリュームバンパー。
・下半身の安定感とダイナミックな走りを表現する専用フィッティングパーツ。
・プレーンかつシンプルな面構成で力強さを表現した、6本スポークの17インチアルミロードホイール。
・ローダウン(-10mm)による安定感のあるフォルム。

●エクステリアカラーは、風格と上質感を表現するモノトーンとツートーン全7色のカラーを設定した。ハイウェイスターについては、従来型車から人気のホワイトパール(3P)に加え、ボディ形状をシャープに表現するスポーティなソードメタル(M)、強い金属感のあるストレートなダイヤモンドシルバー(M)の2色を専用色として設定した。

3. おおらかで爽快な走りを実現するミニバン最高峰の走行性能

・余裕ある低・中速トルクにより、市街地から高速走行までシャープなレスポンスと力強く滑らかな走りを実現したV型6気筒ガソリンエンジンVQ35DEを搭載した。

・新型「エルグランド」は、圧倒的な動力性能を実現しながら、平成12年基準排出ガス75%低減レベルを実現し、「超-低排出ガス車(U-LEV)」[★★★]の認定を取得した。2010年燃費基準もクリアし、自動車税、取得税の軽減措置の対象車となっている。(一部車種を除く)

・5速オートマチックトランスミッション(5M-ATx)は、世界トップクラスの性能と小型・軽量化を実現し、スムーズでキビキビとした変速を可能とするとともに、燃費・動力性能の向上に貢献している。

・ステアリングからのわずかな腕の動きで操作が可能なインストシフトを採用した。シフトパターンを4ポジション(P・R・N・D)に集約するとともに、マニュアルモードはギヤレンジセレクトタイプ*とし、レバー操作の煩わしさを解消した。また、クルマを操る感覚を楽しめるゲートパターンを採用した。

*例えば「3速」と表示されているときは「1・2・3速」間で自動変速される。

・フロントにストラット式サスペンション、リヤには、新開発のマルチリンクサスペンションを採用し、乗り心地、静粛性、操縦安定性を向上させた。

・フロントベンチレーテッドディスクブレーキの大型化とリヤベンチレーテッドディスクブレーキの採用により、軽い操作力とクラストップレベルの制動能力を達成した。

・各種センサーの働きで車両の動きを読み取り、自動的に4輪のブレーキ力およびエンジン出力を制御し、車両の安定性を向上させるVDC(ビークルダイナミクスコントロール)を採用した。

・4WD車は電子制御トルクスプリット4WDシステム「オールモード4×4」を採用した。「オールモード4×4」は、後輪駆動(FR)をベースとしながら、路面状況や走行状況に応じて前後輪のトルクを電子制御コントロールすることによって、前輪:後輪≒0:100~50:50の間で無段階に最適制御し、オンロードからオフロードまでの様々な状況において安定した走りを実現する。

・主に高速道路や自動車専用道路で、ドライバーのアクセル操作やブレーキ操作をサポートする車間自動制御システムを採用した。

・一定速騒音、走り出し騒音、ロードノイズおよび風音性能に関して性能向上を図り、最高級ミニバンにふさわしい、優れた静粛性を確保した。

・新型「エルグランド」は、ゼロリフトを達成し、高速走行時の横風(トンネルを通過する際の突風)に対する安定性、低速走行から高速走行に至るまでの安定した操舵感などを実現した。

4. 乗る人すべてが便利で楽しめる最先端の情報技術

・フロント、リヤに8インチワイドモニターを採用したカーウイングス対応ツインモニターTV/ナビゲーションシステムを搭載し、さらに使いやすく、見やすくした。ナビゲーションユニットに、DVD方式を採用したことにより、検索スピード向上、最高5ルート同時探索機能の追加、操作性を向上させた簡単メニューの採用などによって性能が向上している。また、走行中でも一部目的地設定などが音声で行なえるボイスコマンドを採用した。

・ナビゲーションシステム搭載車に、バックビューモニター(カラー)を設定した。距離感がつかみやすい車幅と距離のガイドライン付で、バックでの車庫入れなどを容易とした。

・ナビゲーションシステムは、日産情報サービス「CARWINGS(カーウイングス)」に対応している。カーウイングスは携帯電話をつなぐだけで、各種情報サービス、電子メール受信機能、ハンドフリーフォンなどが可能となり、クルマに乗りながら様々な情報につながる楽しさと、緊急時のオペレーター対応による、安心・便利なドライブを提供する。

新型「エルグランド」では、ナビゲーションシステムとの連動、8インチの大型ディスプレイにより、さらに使い勝手が向上している。5月より「カーウイングス」ホームページ内に設定されたドライブ計画機能を利用して、パソコンで目的地や経由地を設定し、ナビゲーションにダウンロードできる「レッツ・ドライブ!」チャンネルや、街の厳選情報や駐車場情報、レストラン情報及び雑誌と連携した情報など新しいコンテンツが追加されている。

・キーを携帯するだけで、ドアのロック・アンロックおよびエンジン始動・停止ができる、次世代のキーレスシステム「インテリジェントキー」を採用した。キーを差し込んだり、従来のキーレスシステムのようにポケットやバッグからキーを取り出す必要が無く、荷物を持っている時や降雨時の利便性を向上させた。

・車両盗難対策として、イモビライザーを全車に標準採用した。

5. 安全/環境

●安全
・新型「エルグランド」は、日産独自のゾーンボディをさらに進化・発展させ、フルラップ前面、オフセット前面、側面、および後面とあらゆる方向の衝突形態に関し、最高水準の安全性を実現した。特に、前面衝突においては、キャビン減速Gを低減させるため、クラッシャブル(潰れやすい)な車体構造が求められるフルラップ衝突と、キャビン変形量を低減するため、強固な車体構造が求められるオフセット衝突の相反する2つの衝突性能を高次元で両立させている。

●環境
・超低ヒートマス担体触媒の採用、HCトラップ型三元触媒の採用、早期活性型O2センサーの採用などにより、平成12年基準排出ガス75%低減レベルを実現し、国土交通省の低排出ガス車認定制度における「超-低排出ガス車(U-LEV)」[★★★]*1に認定されている。さらに2010年燃費基準にも適合しており、グリーン税制の優遇措置*2を受けることができる。(一部車種を除く)

・熱可塑性樹脂の中でも、最もリサイクルしやすいPP(ポリプロピレン)製部品の使用を増やし、リサイクル可能率90%*3を達成した。さらに、フットレストなどにリサイクル材を使用するなど、積極的なリサイクル活動を実施した。また、樹脂、ゴム部品にはリサイクル材の分別を容易にするため、材料表示を行なっている。

*1:2000年4月より国土交通省が、一般消費者の選択を通じ、排出ガス低減性能の高い自動車の普及を促進するために開始した低排出ガス車認定制度で、NOxおよびHCの排出量の低減レベルが「平成12年基準排出ガス75%低減レベル」をクリアした低公害車。

*2:グリーン税制適合車には、2003年3月31日までの新規登録車に対し、自動車取得税減税(自家用車の場合15,000円の軽減)、自動車税減税(「超-低排出ガス車」の場合 登録翌年度から2年間50%軽減)が適用される。但しオーテックジャパン取り扱い車は適用除外となります。

* 3:日産独自の算出基準による(重量ベース)

日産 エルグランドのモデルチェンジ推移と履歴の一覧と今後の予想

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