トヨタ オーリスのハイブリット車にするか、ガソリン車にするか、どちらを買おうかと迷う方もいるのではないでしょうか。
燃費が良く静かなハイブリッド車にするか、それともハイブリッドよりも安く買えるガソリン車にするか、それぞれの装備や燃料費などについてメリットやデメリットなど色々と比較してみました。
オーリスハイブリッド車とガソリン車の外装の違い
まず、オーリスハイブリッド車とガソリン車の外装に違いがあるのか見てみましょう。
上の画像がオーリスハイブリッド車で、下がガソリン車です。
※オーリス ハイブリッド
※オーリス 180S
ハイブリッド車では、フロントグリルに付いているシンボルマークがブルーになっています。
また、左右サイドミラーの下側付近に、専用エンブレムが付いています。
フロントウィンドウに高遮音性ガラスが採用されており、静粛性を高めています。
※オーリス ハイブリッド
※オーリス 180S
リヤ側では、バックドアのシンボルマークがブルーに加飾されています。
また、サイド側と同じように、バックドアにハイブリッド専用のエンブレムが付いています。
外装では、シンボルマークとエンブレムが主な違いとなっています。
外装とは直接関係ありませんが、ハイブリット専用の装備として車両接近通報装置が装着されます。
モーターだけで走行している時はエンジンの音がないので、歩行者が気付きにくいことがあります。
約25km/hまでのゆっくりと走行しているときは、自動で音が鳴るようになっています。
歩行者に車両の接近を知らせることで安全性に配慮し、事故防止を図っています。
オーリスハイブリッド車とガソリン車の内装の違い
インテリアの装備に違いがあるか見てみましょう。
ハイブリッド車、ガソリン車のそれぞれに、専用に装着される装備があります。
オーリスハイブリッド専用の装備は?
コンビネーションメーター
ハイブリッド車では、左側にハイブリッドシステムインジケーター、右側にスピードメーターが配置されます。
ハイブリッドシステムインジケーターは、ハイブリッドシステムの状態を常に表示します。
モーターを活用したエコ運転をしていると、「ECO」の表示から下側の緑の範囲を表示します。
上側の緑の範囲であれば、モーターとエンジンを併用した燃費にやさしい運転であることを知らせます。
ガソリン車用メーター(2眼)
ガソリン車用メーター(3眼)
ガソリン車では、グレードによって2眼と3眼が採用されています。
左側にはエンジン回転数が配置され、エコ運転中を知らせるエコドライブインジケーターも表示されます。
シフトレバー
ハイブリッド車用シフトレバー
ハイブリッド専用形状になっていて、シフトパターンも独特です。
シフトチェンジするときは、レバーを右側に動かし、前進する場合はそのまま手前に、バックする場合は奥側へ動かします。
指先の軽い力でもシフトチェンジできる電子式です。
ガソリン車CVT用シフトレバー
ガソリン車6速MT用シフトレバー
ガソリン車のCVT搭載車は、マニュアル操作が可能なゲート式です。
「M」ポジションからシフトレバーを前後方向へ操作することで、マニュアル式のようなシフトアップとシフトダウンが行えるようになります。
スポーティーなグレードのRSでは、6速MTが搭載されています。
モードスイッチ
モードスイッチを切り替えることで、走行モードを変更することができます。
ハイブリッドの特徴的なEVモードでは、モーターだけを使って静かに走行できるようになります。
早朝などに走行したい場合には有効です。
PWR(パワー)モードでは、エンジン出力を引き出して走行するモードとなります。高速道路や登坂時などに使用します。
ECOモードは、出力を抑えてエコな運転となります。
オーリス ガソリン車に装着される装備は?
パドルシフト
オーリス:toyota.jp
ガソリン車のグレードによりますが、ハンドルから手を離さずにシフトチェンジできるパドルシフトが装備されます。
シフトアップやシフトダウンが素早く行えます。
センターボックス
シフトレバーの前側にスペースが設けられています。
スマートフォンのような小物を置けるので、実用性があります。
以上のように、オーリスハイブリッド車とガソリン車の内装の違いは、それぞれ専用装備に差があります。
この他の加飾や装備は、ハイブリッド車とガソリン車との違いよりも、グレードの違いによって差別化されています。
オーリスハイブリッドとガソリン車のメリットは?
オーリスハイブリッドのメリットは?
- ガソリン車よりも燃費が良い
- 市街地などでのモーター走行中は、ガソリン車より静か
- 特に走り始めの静かさは、ガソリン車との違いが良く分かる
- エンジンとモーターを使っている時の加速性は力強い
- 本革のシートは高級感がある
オーリスガソリン車のメリットは?
- ハイブリッド車に比べて、およそ30万円価格が安い
- ガソリンエンジンの自然な吹き上がり感と加速感がある
- 1.2リットルターボエンジンは力強く、走行性に余裕を感じる
- 4WD車も選べる
- 6速MT搭載のグレードRSがラインアップされている
オーリスハイブリッド車とガソリン車の欠点・デメリットは?
オーリスハイブリッド車の欠点・弱点は?
- ガソリン車に比べて、30万円価格が高い
- モーターで走行中はエンジンの音がしないので、歩行者が気づきにくい
- 4WD車の設定がない
オーリスガソリン車の欠点・弱点は?
- ハイブリッドに比べて燃費が劣る
- ハイブリッドに比べて静かさで劣る
- 1.5リットルエンジンでは、力不足感がある
- 1.5リットルエンジンでは、それほど燃費が良くない
- グレードによってはエコカー減税が対象外
オーリスハイブリッド車とガソリン車の価格とコストを比較!
ここでは、オーリスハイブリッド車の燃費の良さでガソリン車との価格差を埋めるには、どの位の距離と時間が掛かるのか計算してみました。
ハイブリッド車とガソリン車の価格差と実燃費は?
オーリス ハイブリッド(FF)
車両価格2,620,473円
平均実燃費20.4km/L
オーリス 180S(ガソリン車・FF)
車両価格2,376,000円
平均実燃費13.7km/L
ハイブリッド車とガソリン車との価格差は244,473円、平均実燃費の差は6.7km/Lです。
ここで紹介する平均実燃費とは、市街地や幹線道路、高速道路を走行した時の平均の実燃費数値です。
価格差244,473円を埋めるにはどの位掛かる?
オーリスのハイブリッド車とガソリン車の燃料代はどのくらい違うのか、実燃費から試算してみました。
1年間に10,000キロ走行するとします。
レギュラーガソリンの1リットル当たりの単価を130円とします。
- ハイブリッド車 実燃費1リットル当たり20.4kmで10,000km走行した時の燃料代は、
10,000km÷20.4km=490.2リットル、490.2リットル×130円=63,726円 - ガソリン車 実燃費1リットル当たり13.7kmで10,000km走行した時の燃料代は、
10,000km÷13.7km=729.9リットル、729.9リットル×130円=94,887円
94,887-63,726=31,161円/年
1年間で10,000km走行した場合、ハイブリッドの燃料代がガソリン車より31,161円安くなる計算です。
ガソリン代31,161円で、ハイブリッド車とガソリン車の価格差244,473円の元を取れる走行距離を計算すると、
244,473÷31,161=7.8万㎞の走行距離が必要となります。
年間10,000キロ平均で約8年、年間20,000キロで約4年、年間30,000キロなら約3年で元が取れる計算です。
上記は車両価格の差のみで計算しています。購入する時にはエコカー減税で減税されますので、この金額も試算してみましょう。
ハイブリッド車の各グレードは、自動車取得税・自動車重量税ともに免税です。
さらに、グリーン化特例は75%が減税されます。
ガソリン車は、搭載エンジンやグレードによって減税額が異なります。
対象外となるグレードもありますが、対象となる場合は自動車取得税が20%減税、自動車重量税が25%減税です。
オーリス ハイブリッドの場合は117,400円が減税されます。
ガソリン車の180Sではエコカー減税の対象外なので、ハイブリッドの方が117,400円安くなります。
なお、ガソリン車の150Xなら15,500円が減税されます。
このように、ハイブリッド車とガソリン車の車両価格差は244,473円ですが、減税分で127,073円まで差が少なくなります。
エコカー減税を含めると、ハイブリッド車の燃費の良さでガソリン車との高価な価格差を埋めるのは、年間10,000キロ平均で約4年に縮まる事になります。
127,073円÷31,161円=4.0万㎞
年間20,000キロ走行する場合では、1年で価格差を埋められる計算です。
また、選択するオプションによって価格差が縮まれば、もっと少なくなります。
もう少し正確に差を見るなら、税金とグレード、必要なオプションまで含めた総支払額の差で試算してみましょう。
買うならオーリスハイブリッド車とガソリン車どっち?
ガソリンエンジンの自然な走行フィーリングが購入条件でなければ、グレードとしてはオーリス ハイブリッドを選ぶと良いでしょう。
装備やトータルコストの面でオススメです。
車両価格はハイブリッド車の方がガソリン車よりも高いですが、エコカー減税分を引くと差は約130,000円になります(180Sの場合)。
ハイブリッドシステムの低燃費性能を生かして、購入後はガソリン代が安く済みます。
このため、購入価格が高くても約4年で価格差を埋められる計算です。
5年後の維持費を試算してみます。
エコカー減税の差は117,400円です。
1年間で10,000km走行した場合、燃費代の差は31,161円です。
ハイブリッド車とガソリン車との価格差は244,473円なので、エコカー減税と燃料代込みで計算すると、5年後のハイブリッド車とガソリン車との価格差はハイブリッド車が28,732円安く、お得になる計算です。
ハイブリッド車の静かで力強い加速性はガソリン車にないもので、ハイブリッド車を所有する満足感も得られます。
4WD車やMT搭載車、ターボエンジンが購入条件であれば、ガソリン車を選びます。
モーターの独特な走行性よりも、ガソリンエンジンのナテュラルな走行性も魅力です。
実際に実車を運転すると、印象が変わってくる場合もあります。
まずはディーラーでオーリスのハイブリッド車とガソリン車の両方に試乗して、じっくりと比較検討すると良いでしょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
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また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
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