1993年から発売されているスズキの『ワゴンR』
長い間人気のあるワゴンRが2017年にフルモデルチェンジして登場しました。
S-エネチャージを進化させ、注目を集めている新型ワゴンRには、どのようなグレードや装備があるのか見ていきましょう。
また、どのグレードが高く売れるのか?リセールバリューからおすすめのグレードを紹介します。
ワゴンRの価格が一番安いグレードは?
ワゴンR 660 FA 1,098,900円
ワゴンRの中で一番安い価格のグレードは660 FAです。
一つ上のグレードの660ハイブリッド FXと比べると100,100円安い設定となっています。
ワゴンRには、多くのボディカラーやアクセサリーパーツが用意されています。
この価格の安い660 FAに必要最低限のオプションをつけて購入することで、一番安くワゴンRに乗ることができますね。
では、どれぐらいの価格でワゴンRが購入できるのかシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | ワゴンR 660 FA |
---|---|
車両本体価格 | 1,098,900円 |
メーカーオプション | なし |
メーカーオプション価格 | 0円 |
ディーラーオプション | フロアマット、ドアバイザー |
ディーラーオプション金額 | 25,008円 |
諸費用・税金 | 104,780円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲5,000円 |
支払総額 | 1,123,688円 |
今回のシミュレーションは、 必要最低限のオプションを選択しました。
車両からの目標値引きを達成したと仮定した支払総額は約112万円となりました。
さらに安くする方法として、フロアマットはディーラーオプションで購入するよりも、車を購入してからネット通販で買った方支払総額を安くすることができます。
ワゴンRのフロアマットは種類が豊富で色や柄などがたくさんあります。
社外品ではありますが、純正のものより気に入ったものが見つかるので、オリジナルの内装にすることが可能です。
フロアマットなどの追加オプションをできるだけ抑えることで、かなりリーズナブルな価格でワゴンRを購入することができます。
価格の安い660 FAには省かれてしまう機能がある
ワゴンRの中で価格が一番安い660 FAですが、一つ上の660ハイブリッド FXと比較すると省かれてしまう機能がいくつかあります。
では、どのような機能が省かれてしまうのか見ていきましょう。
オートエアコン
風量や温度設定などが液晶画面に表示され、細かな温度調節が可能です。
オート機能を使えば、最適な車内温度にしてくれるので、ボタンひとつで快適な車内にすることができるのも魅力ですね。
この機能は、660 FAに装備されていません。
660 FAにはマニュアルエアコンが標準装備され、手動で調節することになります。
車両接近通報装置
車両の接近を周囲に知らせる装置です。
ハイブリッド車に取り付けられている機能なので、ハイブリッド仕様ではない660 FAには装備されていません。
ハイブリッド車は走行音が静かなため、歩行者が車の接近に気づきにくいことから、取り付けが義務付けられている装置です。
マルチインフォメーションディスプレイ
660 FA以外のグレードには、瞬間燃費や平均燃費、航行可能距離などの情報がディスプレイに表示されます。
また、660 FA以外はハイブリッド仕様のため、エネルギーフローインジケーターやエコスコアなども表示されます。
マイルドハイブリッド
ハイブリッドシステムの一つで、減速時に発生したエネルギーを蓄え、このエネルギーを加速時のモーターアシストに使用するシステムです。
ガソリンの消費が多い加速時にアシストすることで、低燃費を実現しています。
アイドリングストップシステム
エンジンを効率よく止めて、無駄なガソリンを節約してくれます。
アクセルを離すとガソリンの供給をストップし、時速13km以下になると自動でエンジンが停止します。
ガソリン消費をカットすることやモーターのアシストで低燃費に貢献しています。
以上、5つの点が660 FAにおいて省かれてしまう機能です。
実用的な機能としては、オートエアコンとマイルドハイブリッドシステムではないでしょうか。
これらの機能は当然オプションで追加できないので、グレード選択の時に決めなくてはなりません。
特に機能は必要なく初期費用をなるべく安くしたいという方には、660 FAでも十分に楽しめるグレードだと思います。
ワゴンRの価格が一番高いグレードは?
ワゴンR 660 ハイブリッドFZ 1,375,000円
一つ下の660 ハイブリッドFXと比較して176,000円高い設定になります。
最上級グレードのワゴンRは値引きも含めて、いくらで購入できるのでしょうか。
一般的なオプションをつけてシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | ワゴンR 660 ハイブリッドFZ |
---|---|
車両本体価格 | 1,375,000円 |
メーカーオプション | ピュアホワイトパール、全方位モニター付きナビ、セーフティーナビパッケージ |
メーカーオプション価格 | 221,400円 |
ディーラーオプション | フロアマット、サイドバイザー、ETC |
ディーラーオプション金額 | 44,124円 |
諸費用・税金 | 93,980円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲8,800円 |
支払総額 | 1,625,704円 |
ワゴンRの最上級グレード660 ハイブリッドFZは約162万円で購入できます。
一番安いグレードの660 FAと比較して、約50万円高くなります。
ワゴンR ハイブリッドFZの装備は?
最上級グレードのワゴンRには、どのような装備があるのか見てみましょう。
LEDサイドターンランプ付きドアミラー
最上級グレードには、LEDシグナルが内蔵されたドアミラーが装備されます。
660 ハイブリッドFZ以外のグレードには、通常の納式ドアミラーが標準装備されることになります。
アルミホイール
660 ハイブリッドFZは、14インチアルミホイールが採用されています。
ハイブリッドFZ以外は、スチールホイールが装着されています。
アルミホイールとデザインが違うので、見た目の印象がかなり違ってきます。
見た目の印象が違うだけで、タイヤのインチは同じなので乗り心地などにはほとんど影響がありません。
キーレスプッシュスタートシステム
キーを取り出すことなく、カバンやポケットなどに携帯していればドアの施錠と解錠ができるシステムです。
また、エンジンの始動もキーを挿したりすることなく、ボタンひとつで始動・停止が行えます。
雨の日やたくさんの荷物を持っている時に、カバンからキーを取り出さなくてもいいので、とても重宝する機能ですね。
リアスタビライザー
リアスタビライザーを装着することで、走行中の安定感が違ってきます。
もともとスピードを出す車ではないので、そこまで大きな違いは感じられないですが、コーナーリングや高速道路での走行中の安定感には、威力を発揮してくれます。
運転席シートリフター
運転席にシートリフターが装備されています。
シートの座面を上下に動かすことができ、運転席の高さを調節することができます。
運転しやすいポジションにできるので視界も確保でき、体型に合わせた細かい調整もできるので便利な機能です。
本革巻ステアリング
最上級グレードには本革巻ステアリングが採用されています。
手に馴染みやすく滑りにくいので、一度使用したら病みつきになるユーザーもいます。
660 ハイブリッドFZ以外のグレードにはウレタン素材のステアリングが装着されています。
LEDヘッドランプ
LEDヘッドランプは点灯から瞬時にMAXの明るさを得ることができます。
また省電力で寿命も長いので、多くの車種に取り入れられています。
その他のワゴンRの人気の装備は?
この他にも様々な便利な機能がワゴンRには装備されています。
様々な収納スペース
軽自動車はミニバンなどと比べると、車自体が小さいので収納が少ないように思います。
しかし、ユーザーの意見をしっかりと取り入れられた収納が人気ですね。
ショッピングフックやドリンクホルダーはもちろん、リアシートの内側のドアには、傘を立っておくスペースも用意されています。
この収納を活用することで、車内が雨で濡れてしまうことも無くなりますね。
シートアレンジ
シートアレンジがいろいろできるので、スペースを自由に作ることができます。
車は小さいですがシートアレンジを利用して、たくさんの荷物を積むことができますね。
ワゴンRで燃費の一番いいグレードは?
ワゴンRで一番燃費のいいグレードはハイブリッドFZ/FXです。
これらのグレードのカタログ燃費は33.4km/Lです。
カタログ燃費は、メーカーが走行条件の良い状態で算出した燃費の数字ですから、私たちが実際に街で乗った場合とは少し違ってきます。
実際に乗っているユーザーの方の実燃費を集計すると、 ハイブリッドFZ/FXの平均実燃費は約20km/Lとなります。
軽自動車は排気量が少ないので、その分アクセル開度が多くなり、普通車と比べてガソリンを多く消費してしまいます。
しかしワゴンRはハイブリッドシステムが装備されているので、良好な実燃費を記録しています。
また、ワゴンRの購入者は街乗りをするユーザーが多いようです。
長距離ではなく短い距離を乗ることが多いので、平均実燃費が思ったほど大きく伸びない要因の一つでもあります。
車を運転する道路や環境で燃費が変わってきますが、街乗りで約18~21km/L 高速で約22~25km/Lとなることが多いです。
一番価格の安い660 FAだけ他のグレードと比較すると燃費が少し落ちてしまっています。
カタログ燃費は26.8km/Lです。同じように平均実燃費を計算すると、約16km/Lほどです。
この2つの燃費の差は、ハイブリッドシステムを装備していないことが影響しています。
ワゴンR ハイブリッドFZ/FXはガソリン満タンで何キロ走る?
ワゴンRのタンク容量は27Lです。
ワゴンRはガゾリン残量が残り4Lで警告灯が点灯する構造になっています。
ガソリンが残り4Lまで走行したと仮定して
27-4=23L
23×20=460km
ワゴンRハイブリッドFZ/FXはガソリン満タンで約460km走行できます。
ワゴンRで一番燃費の悪いグレードは?
ワゴンRで燃費の悪いグレードはFA(4WD)です。
カタログ燃費では25.4km/Lですが、平均実燃費は約15km/L程になります。
4WDは2WDに比べて、車全体が重くなってしまうので燃費が悪くなります。
走り方や道路状況によって実燃費は前後しますが、やはり車体の軽い2WDの方が燃費は良いですね。
660 FA(4WD)は満タンで何キロ走れる?
4WDは2WDと同じタンク容量で27Lになります。
警告灯が点灯するガソリン残量が4Lになるまで走行したと仮定します。
27-4=23
23×15=345
660 FA(4WD)ガソリン満タンで約345kmほど走行可能です。
ワゴンRの自動ブレーキシステム
ワゴンRには、「デュアルセンサーブレーキサポート」をはじめとする衝突回避システムが装備されています。
この他にも誤発進抑制機能や車線逸脱警報機能などがあります。
デュアルセンサーブレーキサポートは、前方車両との衝突の回避・軽減をエンジン出力の制御で支援してくれるものです。
フロントガラスに取り付けられたレーザーレーダーによって前方車両を検知して、ブレーキ操作をサポートしてくれます。
雨天時にもしっかり作動してくれるので安心ですね。
また、前方に障害物がある場合にアクセルペダルを踏み込んだ時、急発進を防止してくれる機能も装備されています。
衝突の危険があるとブザーとディスプレイの表示で知らせてくれます。
駐車場内での衝突回避に貢献してくれますね。
これらに加え、もふらつき警報機能や先行車発進お知らせ機能なども装備されているので、万が一の時でも安心です。
自動ブレーキがあるグレードは?
ワゴンRでは「ハイブリッドFXセーフティパッケージ」「ハイブリッドFZセーフティパッケージ」に自動ブレーキを含む安全装備が付いています。
ワゴンRスティングレーでは、「L セーフティパッケージ」「ハイブリッド X」「ハイブリッド T」に装備されています。
ワゴンRのスポーツ/エアロタイプのグレードは?
ワゴンRには大きく分けて3つのグレードが用意されていますが、「ワゴンRスティングレー」というスポーツタイプのグレードが用意されています。
アルミホイールやフロント・サイド・リアのエアロパーツはもちろんですが、内装も黒と赤を基調をし、かなり高級感のあるものとなっています。
シートカラーやインパネガーニッシュなど、細かい部分がベースグレードと少し違った仕様となっています。
また、ワゴンRには社外品のエアロパーツも豊富に揃っています。
フロントグリルなども種類が多く、純正パーツでは満足できない方にはオススメですよ。
ワゴンRで一番減税が多いグレードは?
ワゴンRで一番減税が多いのは660 ハイブリッドFZ(4WD)です。
自動車重量税: 24,500円
自動車取得税: 7,500円
軽自動車税: 5,400円
合計; ▲37,400 円
このグレードでは37,400円減税されます。
ワゴンRはハイブリッド車があるので、ハイブリッド仕様でない660 FAと比べて多く減税されます。
減税以外の部分で、しっかりディーラーと交渉し目標値引き額を達成して、できるだけ安く購入しましょう。
ワゴンRの売れ筋グレードは?
ワゴンR ハイブリッドFX 1,199,000円
ワゴンRはいくらで買える?
では、売れ筋グレード の支払額をシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | ワゴンR 660 ハイブリッドFX |
---|---|
車両本体価格 | 1,199,000円 |
メーカーオプション | ピュアホワイトパール、全方位モニター付きナビ、セーフティーナビパッケージ |
メーカーオプション価格 | 260,280円 |
ディーラーオプション | フロアマット、ドアバイザー、ETC |
ディーラーオプション金額 | 44,124円 |
諸費用・税金 | 93,980円 |
車両値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲8,800円 |
支払総額 | 1,488,584円 |
選択するオプションによって価格が少し変動しますが、売れ筋グレードの660 ハイブリッドFXは約148万円となりました。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
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