ここでは、フィット/ハイブリッドの実際に走行した時の実燃費を紹介します。
渋滞を含む一般道、車の流れの良い一般道、高速道路などでフィット/ハイブリッドの燃費が実際どの位なのか?燃費数字を出してみました。
※調査対象車種
フィットハイブリッド Lパッケージ
フィット/ハイブリッドの市街地(渋滞含む)の燃費は?
実燃費 23.4.㎞/L
市街地から驚異的なフィットの燃費性能
フィットのハイブリッドシステムは、LEB-H1型1,500ccエンジン+前輪モーターという組み合わせを採用しています。
また、トランスミッションは7速DTCという伝達ロスのないものを採用することで、更に燃費向上を狙っています。
その成果によって、フィットハイブリッドは市街地で20㎞/Lを超える素晴らしい実燃費を記録しています。
このクラスの車は、日常的には『チョイ乗り』とわれる使用環境がメインとなるので、この実燃費はユーザーにとってとても魅力的だと思います。
フィット/ハイブリッドの郊外・幹線道路の燃費は?
幹線道路の実燃費 27.9㎞/L
幹線道路では更に実燃費が向上
フィットハイブリッドの実燃費は、幹線道路で28㎞/Lに迫る燃費を記録しました。
休日に近隣のショッピングモールやレジャー施設まで足を延ばすといった使用をした場合も、燃費を気にせず出掛けられるというメリットは、一般的な家庭にとって強力な武器となると思います。
フィット/ハイブリッドの高速道路中心の燃費は?
高速の実燃費 26.0㎞/L
高速走行の燃費は若干落ちる
ハイブリッド車の場合、EVアシストが期待できない高速走行では、市街地走行よりも燃費が落ちる事がよくあります。フィットハイブリッドにもこの傾向が表れています。
フィット/ハイブリッドの平均燃費は?
平均実燃費 25.8㎞/L
素晴らしい総合燃費
平均で25㎞/Lを超えるフィットハイブリッドの実燃費は、家計を考えた場合に非常に強い味方となります。
コンパクトエコカーとしてユーザーの期待を裏切らない燃費性能と言って良いと思います。
フィットとライバル車の実燃費と比較!
トヨタアクア・マツダデミオの実燃費との比較
※比較対象車種
①トヨタ アクア S
②マツダ デミオ XDツーリング(ディーゼル)
ハイブリッド車の直接比較車両としては、トヨタアクアを選択し、エコカーという広範囲での比較車両として、マツダデミオディーゼルを選択しました。
市街地の燃費を比較
フィットハイブリッド:23.4㎞/L
アクア :22.2.㎞/L
デミオディーゼル :17.8㎞/L
市街地燃費ではフィットが大健闘で、アクアよりも良好な数値を記録しました。
この結果は、ユーザーにとっては見逃しがたい結果と言えるのではないでしょうか。
デミオは、流石にハイブリッドには敵わない結果でしたが、HV無しで18㎞/Lに迫る実燃費というのも驚異的と言えます。
幹線道路の燃費を比較
フィットハイブリッド:27.9㎞/L
アクア :25.4.㎞/L
デミオディーゼル :22.5㎞/L
幹線道路でも、フィットの燃費性能が際立つ結果となりました。
アクアとフィットの車重は1,080㎏で同一ですので、エンジン・HVシステム・トランスミッションの総合性能の差でしょう。
これまでハイブリッド車の燃費性能面ではトヨタが一日の長がありましたが、ここへきてホンダのハイブリッドも完成度が向上してきたのかもしれません。
一方のデミオも、20㎞/Lを大幅に超えており、車種選択として見逃せない燃費性能を持っています。燃料代の安い軽油を使用している事を考えれば、ハイブリッドと同等の経済性を持っています。
高速道路の燃費を比較
フィットハイブリッド:26.0㎞/L
アクア :26.8.㎞/L
デミオディーゼル :24.0㎞/L
高速走行燃費では、アクアが若干リードする結果となりました。フィットは高速走行では市街地よりも燃費悪化が起きている事がわかります。
いずれにしてもこの燃費性能であれば、高速を使用した休日の遠出でも燃費性能の恩恵を享受できるので、ファミリー層にとっては心強いでしょう。
デミオはエンジン車両の為、高速走行時が一番燃費が良い結果となりました。
平均実燃費を比較
フィットハイブリッド:25.8㎞/L
アクア :24.8.㎞/L
デミオディーゼル :21.4㎞/L
フィットハイブリッドは大健闘で、アクアを1㎞/L上回る結果となりました。
デミオも20㎞/を超える燃費を記録しており、3車ともに素晴らしい結果を残しています。
カタログ燃費達成率を比較
フィットハイブリッド:25.8÷36.4=70.8%
アクア :24.8.÷37.0=67.0%
デミオディーゼル :21.4÷26.4=81.2%
燃費記録自体は、3車ともに素晴らしいと言える結果となりましたが、公表値の達成率は少々疑問を感じるというのが正直なところだと思います。
フィットはギリギリ70%を達成したという結果で、アクアは70%に達する事ができませんでした。デミオは何とか80%を超えて来ました。
ユーザー心理としては、少なくとも80%達成は死守して欲しいというのが本音ではないでしょうか。
コンパクトハイブリッド車の実燃費として25㎞/Lという数値は素晴らしいと思いますが、カタログ燃費に対して開きが大きい事を不満に感じるユーザーも居ることでしょう。
メーカーは、カタログ燃費をユーザーの大きな判断材料として公表しているので、購入動機であるカタログ燃費の達成率について改善するか、カタログ燃費を実態に近い数値で公表して欲しい所ですね。
フィット/ハイブリッドは『買い』か?
フィットの実燃費性能が最高レベルにあることは間違いありませんので、購入して失敗という事は無いでしょう。
購入検討される方が、カタログ燃費の達成率をどの様に捉えるかで見方は変わると思います。
また、フィットは欧州車が多く採用しているトランスミッション形式で、伝達ロスが極めて少ない利点がある一方で、トルコンATやCVTに慣れた方が馴染めるかどうかという点もあるので、是非試乗をお勧めします。
フィットの値引き交渉はしっかりとやろう
フィットを購入するなら、気になるのはその価格ですね。
新車は高い買い物なので、出来れば値引きを多くして少しでも安く買いたいものです。
当サイトのフィット値引き交渉マニュアルを実践すれば、多くの方がフィットを限界値引きで購入することに成功しています!