2018年10月10日、マイナーチェンジによってますます魅力的に生まれ変わったトヨタのパッソ。
ここではパッソのより質感の向上したデザイン、強化された安全装備をはじめ、人気オプションやリセールバリューなど、各グレードの特長・個性について紹介していきます。
パッソの価格が一番安いグレードは?
※パッソ 出典toyota.jp
パッソ1.0 X 1,199,000円
パッソの中で一番安い価格のグレードは1.0 Xです。
一つ上のグレードの1.0 X S(1,265,000円)と比べると、66,000円安い設定となっています。
この1.0 Xに何もつけなければ、パッソを最安値で購入することができます。
では、どれぐらいの価格で購入できるのかシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | パッソ1.0 X |
車両本体価格 | 1,177,200円 |
メーカーオプション | なし |
メーカーオプション価格 | 0円 |
ディーラーオプション | なし |
ディーラーオプション金額 | 0円 |
諸費用・税金 | 147,997円 |
車両値引き | ▲200,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲0円 |
支払総額 | 1,146,997円 |
パッソ1.0 Xの支払総額は約114.6万円となりました。
今回のシミュレーションでは、文字通り何もオプションをつけずに最安値で購入してみました。
しかし、ナビやETCは我慢できるとしても、フロアマットやドアバイザーも文字通り何もなしでは、さすがに不便すぎます。
これらの付属品はネット通販で探せば、ディーラーの純正品よりも安く購入できるので、支払総額を少しでもおさえることができるでしょう。
パッソ1.0 Xには省かれてしまう機能がある
価格が一番安いパッソ1.0 Xでは、一つ上のグレード1.0 X Sと比較して、どのような機能が省かれてしまうのか見てみましょう。
衝突回避支援システム(スマートアシストⅢ)
※パッソ 出典toyota.jp
運転中の「ハットヒヤリ」予防をサポートするトヨタの先進安全機能「スマートアシストⅢ」。
対車両&歩行者自動ブレーキや衝突警報機能をはじめ、車線逸脱警報や誤発進(前後)抑制制御機能、渋滞や信号待ちで先行車が発進したことをお知らせする機能や、夜間に自動でハイビームに切り替わるオートハイビームなどが揃っています。
1.0Xにはこの機能がついていません。
コーナーセンサー
※パッソ 出典toyota.jp
前後4個ずつ装着されたセンサーがクルマの周囲状況を感知。
後退しながらの縦列駐車など、ぶつけ防止に威力を発揮してくれる便利&安全機能です。
これも1.0X以外の全グレードには標準装備となっています。
パノラミックビュー
※パッソ 出典toyota.jp
パッソの車体を真上から見下ろしたような視界を画面に表示し、パッソがどのような状態になっているのか、簡単に確認できる便利な安全機能です。
これは1.0Xを除く全グレードにメーカーオプション(パッケージ)となっています。
最廉価グレードの1.0Xには、これらの便利な装備が省かれてしまうため、これらの便利機能が欲しい方は、十分に考えてからグレードを選んだ方がいいでしょう。
パッソの最上級グレードは?
※パッソ 出典toyota.jp
パッソ1.0 モーダ Gパッケージ 1,727,000円
一つ下のグレードの1.0 モーダ(1,562,000円)と比較して165,000円高い設定になります。
最上級グレードのパッソ1.0 モーダ Gパッケージは値引きも含めて、いくらで購入できるのか?
一般的なオプションをつけてシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | パッソ1.0 モーダ Gパッケージ |
車両本体価格 | 1,727,000円 |
メーカーオプション | パールホワイトIII、パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ |
メーカーオプション価格 | 77,760円 |
ディーラーオプション | T-Connectナビ(パノラミックビュー対応)、ETC2.0(ナビ連動、光ビーコン機能付)、フロアマット(MODA専用)、サイドバイザー(RVワイド)、ドライブレコーダー |
ディーラーオプション金額 | 247,644円 |
諸費用・税金 | 155,797円 |
車両値引き | ▲200,000円 |
オプション値引き | ▲49,000円(ディーラーオプションの約20%) |
支払総額 | 1,959,201円 |
パッソ1.0 モーダ”Gパッケージ”の支払総額は約195.9万円となりました。
メーカーオプションにはリセールの安定している定番のパールホワイトⅢを選択、また駐車時などに便利なパノラミックビュー対応ナビレディパッケージもつけました。
ディーラーオプションには、ナビ・ETC・フロアマット・バイザーの定番4点セットに加え、迷惑運転や車上荒らし対策として人気の高まっているドライブレコーダーも装備。
値引き交渉に成功すれば、装備の充実感と価格のお値打ち感で、コストパフォーマンスにすぐれた買い物になるでしょう。
パッソ1.0 モーダ Gパッケージ の人気装備は?
では、最上級グレードのパッソ1.0モーダ Gパッケージには、どのような専用装備があるのか見てみましょう。
15インチアルミホイール(センターオーナメント付き)
※パッソ 出典toyota.jp
1.0モーダ Gパッケージには、大径15インチアルミホイールをメーカーオプションで装着できます。
他のグレードはすべて14インチのホイールしか設定されていないため、最上級グレードならではの差がつけられます。
MODA専用LEDフロントフォグランプ
※パッソ 出典toyota.jp
モーダ系には専用LEDフロントフォグランプが設定されていますが、最上級グレードの1.0モーダ Gパッケージにはそれが標準装備されています(ベースグレードはメーカーオプション)。
濃霧時など、視界の悪い時に補助灯としてその機能を発揮してくれます。
LEDイルミネーション
※パッソ 出典toyota.jp
バンパー両端をL字に固めるフォグランプベゼルを光輝に彩るLEDイルミネーションは、ドレスアップパッケージ(メーカーオプション)に組み込まれています。
最上級グレードならではの品質感をより印象づけてくれるでしょう。
本革巻シフトノブ
※パッソ 出典toyota.jp
そのグリップと操作感に定評のある本革巻きシフトノブは、最上級パッソだけに設定された特権(メーカーオプション)となっています。
使い込むほど手になじむドライビングの味わいは、他グレードの追随を許しません。
シート表皮(合皮&ファブリック)
※パッソ 出典toyota.jp
グレー&ブラック、そしてオレンジのワンポイントが入った専用シート表皮は、合成皮革とファブリックのコンビネーションにより、そのフィット&グリップ感に定評があります。
最上級グレードである1.0モーダGパッケージのみ、メーカーオプションで選択できます。
パッソで燃費がいいクレードは?
パッソの中で一番燃費の良いグレードは2WD仕様の全グレードです。
パッソ2WDのカタログ燃費は28.0km/Lです。
ですが、私たちが実際に街などで走行すると、カタログ燃費のような数字にはならないことが多いです。
パッソの平均実燃費は?
価格コムやみんカラ、e燃費などでパッソの実燃費を集計したところ、パッソの平均実燃費は約16.3km/Lとなりました。
平均実燃費はカタログ燃費の約65%ほどになっています。
カタログ燃費から考えると物足りませんが、そこまで悪い数字ではないでしょう。
パッソはガソリン満タンで何キロ走る?
パッソのガソリンタンク容量は36Lです。
パッソはガゾリン残量が残り7L以下になった時に警告が点灯する構造になっています。
ガソリンが残り7Lになるまで走行したと仮定して
36-7=29ℓ
29ℓ×16.3㎞/ℓ=472.7km
パッソはガソリン満タンで約472km走行できます。
自動ブレーキのあるパッソのグレードは?
※パッソ 出典toyota.jp
パッソには、自動ブレーキが含まれた「スマートアシストⅢ」が最廉価グレード1.0Xを除く全グレードに標準装備されています。
「スマートアシストⅢ」とは6つの衝突回避支援機能が備わったシステムです。
万が一の時には、衝突回避や被害の軽減をアシストしてくれるので安心ですね。
衝突回避支援ブレーキ機能
※パッソ 出典toyota.jp
先行車との衝突の危険を検知した場合、自動でブレーキが掛かって減速してくれます。
自車の衝突回避や被害の軽減をサポートしてくれる機能です。
衝突警報機能
※パッソ 出典toyota.jp
先行車や歩行者などを認識し、衝突の危険があると判断した場合にブザーや警告灯で知らせてくれる機能です。
車線逸脱警報機能
※パッソ 出典toyota.jp
走行中に白線や黄線から車両が逸脱しそうになると、単眼カメラが危険を検知してドライバーに警告してくれる機能です。
誤発進抑制制御機能
※パッソ 出典toyota.jp
前方、後方に障害物を検知している状態で、アクセルペダルを強く踏み込むと、エンジン出力を抑制しブザーと警告灯で知らせてくれます。
最近では踏み間違いによる事故が多いので、万が一のためにあると便利な機能です。
先行車お知らせ機能
※パッソ 出典toyota.jp
前の車が発進していることに気づかず停止している場合に、ブザーなどで知らせてくれます。
このような衝突回避システムが装備されているので、万が一に備えて安心して運転することが出来るでしょう。
オートハイビーム
※パッソ 出典toyota.jp
周囲の明るさに応じてヘッドランプのロー/ハイビームを、自動で切り替えてくれる機能です。
いちいち自分で切り替えなくていいため、夜間やトンネルでの安全運転が楽になって重宝します。
パッソのスポーツ/エアロタイプのグレードは?
※パッソ 出典toyota.jp
パッソにはスポーツ/エアロタイプのグレードは用意されておらず、純正パーツやモデリスタなどでカスタムする必要があります。
純正パーツにはエアロパーツセットやデカールなどがあり、スポーティーな外観に仕上げることができます。
また、インテリアもLEDルームランプなどのイルミネーションも豊富にあります。
モデリスタパーツには、オリジナルのフロントグリルやアルミホイールなどもあり、ベースグレードよりも個性的にカスタムすることができます。
さらに、インテリアに関しても、インパネ周りの加飾や革調シートカバーなどもあり、純正パーツとは違った変化を楽しむことができます。
パッソで一番減税が多いグレードは?
パッソで一番エコカー減税の多いグレードは、1.0モーダGパッケージです。
自動車重量税: 約7,500円
自動車取得税: 約16,900円
自動車グリーン税: 約14,500円
合計:▲ 38,900円
このグレードでは約4万円減税されます。
パッソにはハイブリッド車が用意されていませんが、環境に配慮した自動車としてグリーン税が適用されています。
減税は必ず適用されますので、減税とは別にしっかりディーラーで交渉し目標値引き額を達成して、できるだけリーズナブルな価格で購入したいですね。
パッソの売れ筋グレードは?
※パッソ 出典toyota.jp
パッソ1.0X Gパッケージ 1,501,500円
パッソの売れ筋グレードを調査したところ、X系(標準グレード)の最上級グレードである1.0X Gパッケージとなっていました。
パッソ1.0X Gパッケージ はいくらで買える?
では、売れ筋グレード1.0X Gパッケージの支払額をシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | パッソ1.0X Gパッケージ |
車両本体価格 | 1,501,500円 |
メーカーオプション | パールホワイトIII、ナビレディパッケージ |
メーカーオプション価格 | 61,560円 |
ディーラーオプション | エントリーナビ(ナビレディパッケージ用)、ETC(ベーシックタイプ)、フロアマット、サイドバイザー |
ディーラーオプション金額 | 140,724円 |
諸費用・税金 | 152,497円 |
車両値引き | ▲200,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲28,000円 |
支払総額 | 1,628,281円 |
売れ筋グレードのパッソ1.0X Gパッケージの支払総額は約162万円となりました。
必要な機能や予防安全装置などが付いている1.0X Gパッケージが人気です。
始めから充実した標準装備が付いていることや、安全装備のスマートアシストⅢが装備されていることなどから、このグレードを選択するユーザーが多いですね。
買取相場から見るパッソのおすすめグレードは?
グレードによって、数年後のパッソの査定相場は変わります。
ここでは、3年後のパッソのリセールバリューから見るおすすめのグレードを紹介します。
新車から3年落ちのパッソのリセールバリューは?
グレード名 | 査定相場 | 新車時価格 | 3年後のリセールバリュー |
1.0X | 56万円 | 119.9万円 | 47.5% |
1.0X S | 58万円 | 126.5万円 | 46.6% |
1.0X LパッケージS | 63万円 | 136.9万円 | 46.8% |
1.0X Gパッケージ | 69万円 | 150.1万円 | 46.8% |
1.0モーダ | 79万円 | 156.2万円 | 51.5% |
1.0モーダGパッケージ | 87万円 | 172.7万円 | 51.3% |
1.0X 4WD | 63万円 | 137.5万円 | 46.6% |
1.0X S 4WD | 66万円 | 144.1万円 | 46.6% |
1.0X LパッケージS 4WD | 74万円 | 154.5万円 | 48.7% |
1.0X Gパッケージ 4WD | 79万円 | 167.7万円 | 47.9% |
1.0モーダ 4WD | 91万円 | 173.8万円 | 53.3% |
1.0モーダGパッケージ 4WD | 98万円 | 190.3万円 | 52.4% |
業者オークションで実際に取引された中古車データを基に、パッソの3年落ちリセールバリューをグレード別にまとめました。
標準グレードよりもモーダ系に人気が集中し、リセールバリューに反映されているのがわかります。
全体的なリセールバリューは50%から若干下がるようで、標準グレードの2WDでは廉価グレードに需要があり、同じく4WDでは中間以上のグレードに人気が集まっています。
モーダ系はベースグレードのコスパが評価されているようで、上位グレードよりもリセールで上回っています。
リセールバリューから見るパッソのおすすめグレードは?
※パッソ 出典toyota.jp
・パッソ1.0モーダ 1,562,000円
上記のリセール表から見ると、パッソのおすすめグレードはモーダ系のベースグレードである1.0モーダとなります。
モーダならではの装備と上級グレードに対する価格差=安さが、コストパフォーマンスの高さにつながり、乗っている時の満足感はもちろん、売却時に入るお金もより多いため、次のクルマに乗り換える場合も有利です。
これは4WDでも同じ傾向が見られるため、どちらにしても1.0モーダがおすすめです。
また、もう少し予算を弾めば装備がもっと充実し、リセールバリューでも僅差で2位となる最上級グレードの1.0モーダGパッケージにも手が届くため、好きな方を選んでも後悔はないでしょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
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また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
併せて読みたい
パッソの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのパッソ値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がパッソを限界値引きで購入しています。
今月のパッソの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。