トヨタニュースリリースより
-----
TOYOTA、パッソをフルモデルチェンジ
―“パッソ”と“パッソ+Hana”の二つの個性―
TOYOTAは、パッソをフルモデルチェンジし、全国のトヨタカローラ店を通じて、2月15日より発売した。
2代目となる新型パッソは、2004年6月発売の初代パッソで好評を博した、扱いやすいコンパクトなボディとゆとりの室内空間、クラス*1トップレベルの燃費・環境性能といった魅力に磨きをかけ、一層進化させるとともに、商品企画の段階から女性スタッフを中心に女性目線でのクルマ造りに取り組み、こだわりのデザインや使い勝手の良さを追求したコンパクト2BOXである。
新型車は、気取らないシンプルなデザインの中に、安心感と親しみやすさを併せ持つ“パッソ”と、さりげなく華やかさを添え、存在感を印象づける“パッソ+Hana(プラスハナ)”を設定。これら二つの個性と全11色のボディカラーにより、自分らしさを表現できる多彩なバリエーションを用意し、選択する楽しさを提供する。また、フロントピラー形状の工夫などにより良好な視界確保に努め、運転席から手の届く範囲に収納スペースを充実させるなど、誰もがうれしい運転のしやすさと使い勝手の良さを一層向上した。車両価格は100万円からとし、魅力あるものとしている。
なお、新型パッソは初代に引き続き、ダイハツ工業(株)と共同で開発したものである。
【主な特長】
1.自分らしさを表現できる多彩なバリエーション
▽ “パッソ”と“パッソ+Hana”の二つの個性を提案。専用開発色3色を含む全11色のボディカラーと併せ、自分らしさを表現できる多彩なバリエーションを提供
<パッソ>:丸目のハロゲンヘッドランプなど、気取らないシンプルなデザインの中に安心感と親しみやすさを追求。内装
色にベージュ系の明るい色彩のキナリを採用し、リビングルームのような心地よい室内空間を演出
<パッソ+Hana>:フロントを伸びやかに見せる専用フロントバンパーにより存在感を強調したほか、艶やかなシャンパ
ン塗装のアウトサイドドアハンドルやドアミラーなどでさりげなく華やかさを添え、上質感を表現。内装色にブラウン系を基調としたチョコを採用し、ベンチシートの設定と併せ上質な室内空間を追求
▽ ボディカラー全色に、色彩のイメージがわきやすく、親しみやすい名称を採用
・ ウグイスメタリック、キナコメタリック、アカリマイカメタリック など
2.誰もがうれしい運転のしやすさと使い勝手の良さ
▽ フロントピラーを細く見せるよう形状に工夫を凝らし、ヒップポイントを上げベルトラインを低く設定することで、より良好な視界を確保
▽ 毎日使うことを考え、運転席から手が届くところに、買い物フックやマルチトレイ(照明付)などの収納スペースを充実
3.地球や人にやさしい基本性能
▽ 1.0L 1KR-FEエンジンとDual VVT-i*2を採用した新搭載1.3L 1NR-FEエンジンにCVTを組み合わせることで、1.0L車(2WD)で10・15モード走行燃費22.5km/L*3(JC08モード走行燃費20.8km/L*3)、1.3L車(2WD)では10・15モード走行燃費21.0km/L*3とクラストップレベルの燃費性能を実現
▽ 1.0L車(2WD)は「平成22年度燃費基準*4+25%」および「2015年度燃費基準*4」、1.3L車(2WD)では「平成22年度燃費基準+15%」を達成。全車「平成17年基準排出ガス75%低減レベル*5」の認定取得と併せ、「環境対応車 普及促進税制」により、自動車取得税と自動車重量税が1.0L車(2WD)で75%、1.3L車(2WD)で50%の減税措置に適合
*1 同排気量クラスでの比較
*2 Dual VVT-i : Dual Variable Valve Timing-intelligent(吸・排気連続可変バルブタイミング機構)
*3 国土交通省審査値
*4 省エネ法に基づき定められている燃費目標基準
*5 国土交通省の低排出ガス車認定制度
【販売概要】
1.販 売 店 : 全国のトヨタカローラ店
2.月 販 目 標 台 数 : 6,500台
3.店 頭 発 表 会 : 2月20日(土)、21日(日)
【生産工場】
ダイハツ工業(株) 池田工場
【車両概要】
1.自分らしさを表現できる多彩なバリエーション
▽ 気取らないシンプルなデザインの中に、安心感と親しみやすさを併せ持つ“パッソ”と、さりげなく華やかさを添え、存在感を印象づける“パッソ+Hana(プラスハナ)”を設定。これら二つの個性と専用開発色3色を含む全11色のボディカラーにより、自分らしさを表現できる多彩なバリエーションを用意し、選択する楽しさを提供
<パッソ>
・ 大きなロアグリルや丸目のハロゲンヘッドランプにより親しみやすさを感じさせるフロントビュー
・ リヤバンパーとボディが織り成す、幅広感と低重心を強調した踏ん張り感ある構えのリヤビュー
・ 部屋の壁紙を思わせる模様をあしらったインストルメントパネル上部や、半円形の置時計を想起させる個性あるメーター、インテリアになじむシンプルな専用デザインのオーディオなど、リビングルームのような心安らぐインテリア
・ 横方向への広がりを強調する水平基調のインストルメントパネルにより広々とした室内空間を演出。さらに構成部品に丸や四角といったデザインを採用することで楽しさと落ち着きを表現
・ ヘッドレスト一体型のシンプルなセパレートシートをフロントシートに採用。手触りの良いコットン生地のようなシート表皮と併せ心地よい室内空間を演出
・ 内装色には自然と気持ちが安らぐ、ベージュ系の明るい色彩のキナリを採用
<パッソ+Hana>
・ 中央部にボリュームを増したフロントバンパーや上下2段構えのフロントグリル、4灯化したプロジェクター式ハロゲンヘッドランプが、華やかさと存在感を感じさせるフロントビュー
・ リヤコンビネーションランプにクリアレンズを採用し、上質感を追求したリヤビュー
・ ブラックアウトしたドアサッシュと、艶やかなシャンパン塗装を施したアウトサイドドアハンドルやサイドターンランプ付ドアミラー、タイヤホイールにより、華やかさを演出
・ 広々としたベンチシートをフロントシートに採用。ジャカード織物のシート表皮やアームレストにより、上質な室内空間を追求
・ 内装色にはブラウン系を基調とした落ち着きある色調のチョコを採用
▽ パッソ専用色として新開発されたウグイスメタリック、キナコメタリック、アカリマイカメタリックの3色を含む全11色のボディカラーに、色彩のイメージがわきやすく、親しみやすい名称を採用
・ さわやかな春の訪れを感じさせる軽やかな緑色のウグイスメタリック
・ きめ細やかな“きな粉”をイメージした素朴な味わいのキナコメタリック
・ 暖かくまわりを包み込むキャンドルの“灯り”のようなアカリマイカメタリック など
2.誰もがうれしい運転のしやすさと使い勝手の良さ
(パッケージ)
▽ 全長3,640mm(“パッソ+Hana”は3,650mm)×全幅1,665mm×全高1,535mmのコンパクトなボディサイズに、大人5人が座れるゆとりある室内空間と日常使用に十分なラゲージスペースを実現
▽ フロントシートではコラムシフトを採用することで助手席へのスムーズな移動を可能としたほか、リヤシートでもシートの最適配置により、ゆとりある足元スペースを確保
▽ フロントピラーを細く見せるよう形状に工夫を凝らし、従来型よりヒップポイントを10mm上げ、低めに設定したベルトラインにより良好な視界を確保
▽ 最小回転半径4.3m(13インチタイヤ装着の場合)の取り回しの良さに加え、後退時に駐車スペースの枠線が見やすいリバース連動ドアミラー(助手席)やバックモニターを設定することで、日常の運転のしやすさに配慮
(ユーティリティ)
▽ 毎日使うことを考え、運転席から手が届くところに、買い物フックやマルチトレイ(照明付)、ワイドフリーラックなどの収納スペースを充実
▽ リヤシートの荷物がフロアに転がり落ちないロングクッションモードをはじめ、様々なシーンで室内の使い勝手を向上させる簡単操作のシートアレンジを実現
▽ ドアハンドルのボタンに触れるだけでドアの施錠・開錠ができ、キーを差さずにエンジンの始動が可能なイモビライザー機能付きのキーフリーシステムを設定
▽ スイッチ操作で花粉を素早く減少させる花粉除去モード付きのオートエアコンを採用
3.地球や人にやさしい基本性能
(パフォーマンス)
▽ 1.0L 1KR-FEエンジンとDual VVT-iを採用した新搭載1.3L 1NR-FEエンジンに全車CVTを組み合わせることで、滑らかで快適な安定感ある走りを実現
▽ CO2の削減を念頭に燃費向上を図り、1.0L車(2WD)で10・15モード走行燃費22.5km/L(CO2排出量:103g/km*1) [JC08モード走行燃費20.8km/L(CO2排出量:112g/km*1)] 、1.3L車(2WD)は10・15モード走行燃費21.0km/L(CO2排出量:111g/km*1)を実現
▽ 1.0L車(2WD)は「平成22年度燃費基準+25%」に加え「2015年度燃費基準」を達成。1.3L車(2WD)は「平成22年度燃費基準+15%」を達成した。併せて全車「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定も取得
▽ 2009年4月施行の「環境対応車 普及促進税制」により、自動車取得税と自動車重量税が1.0L車(2WD)で75%、1.3L車(2WD)で50%の減税措置に適合
▽ 環境に配慮したアクセル操作(エコ運転)で点灯するエコドライブインジケーターランプと、スイッチ操作で平均燃費を表示するドライブモニターを全車に採用
▽ トヨタ自動車独自の環境評価システム「Eco-VAS*2」を活用し、効率的に環境負荷を低減
▽ 内装部品の素材、加工法、接着剤の見直しにより、ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物(VOC*3)の発生量を抑制し、車室内の臭いや刺激臭を軽減するとともに、「室内濃度指針値」を下回るレベルとし、業界自主目標を達成
(安全)
▽ 滑りやすい路面で車両の横滑りをセンサーが感知し、エンジン出力やブレーキを自動的に制御するVSC*4に、滑りやすい路面での発進・加速時に駆動輪の空転を抑え、適切な駆動力を確保しアクセル操作を容易にするTRC*5を組み合わせたVSC&TRCを設定
▽ 運転席と助手席にSRS*6エアバッグを全車標準装備。さらに乗員の胸部への衝撃を緩和するSRSサイドエアバッグ、乗員の頭部への衝撃を緩和するSRSカーテンシールドエアバッグを設定
▽ より進化した衝突安全ボディGOAを採用。コンパティビリティの概念を取り入れ、前面、側面、後面からの衝突に対し、優れた衝突安全性能を追求
▽ 歩行者の頭部や脚部への衝撃緩和に配慮したボディ構造を採用
▽ 後方から衝突された際、ヘッドレストを適切な位置に移動させることにより、乗員の頸部への衝撃を緩和し、むち打ち傷害軽減に寄与するアクティブヘッドレストを運転席・助手席に設定
*1 1km走行当たりのCO2排出量換算値
*2 Eco-VAS(エコバス) : Eco-Vehicle Assessment System(トヨタ自動車独自の総合的環境評価システム)
*3 VOC : Volatile Organic Compounds
*4 VSC : Vehicle Stability Control
*5 TRC : Traction Control
*6 SRS : Supplemental Restraint System(乗員保護補助装置)
【ウェルキャブ(メーカー完成特装車)】
▽ 新型パッソにウェルキャブを設定し、4月20日より発売
・ 助手席シートが車外へスライドダウンし乗降をサポートする「助手席リフトアップシート車」は、リフトアップ機構をコンパクト化することで、後席の足元スペースを拡大。またシートスライド&リクライニングスイッチをリフトアップシートの右側(運転席側)に新設し、運転席に座りながらシート操作も可能にするなど、使用性を向上
・ “Bタイプ”には、 手動車いす用収納装置(電動式)を標準装備
▽ 1.0L車(2WD)と1.3L車(2WD)は「環境対応車 普及促進税制」対象車として、自動車取得税と自動車重量税を減税
<設定仕様>
・ 助手席リフトアップシート車“Aタイプ”/“Bタイプ”
・価格(消費税込み)
1,000,000-1,470,000円