「いつかはクラウン」と夢見たユーザーも多く、その高い信頼性と耐久性、そしてブランド力で知られる「高級車の代名詞」トヨタのクラウン。
ここでは、そんなクラウンの中古車をより割安に購入するための「狙い目」や「買い時」を徹底調査、その答えを紹介していきますので、皆さんがクラウンを購入される時の参考にどうぞ。
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「燃費のいい車を探して」「維持費が安くて総額100万以内に収まる車を探して」などと言ったリクエストも可能です。中古車探しで気になる事は、何でも相談してみるといいでしょうね。
これが狙い目!お得で格安なクラウン中古車の選び方
新車と違い、クラウンの中古車には決まった値段がありません。
工場で生産されたばかりのクラウンと違い、ユーザーに乗られていた間にどれだけ消耗したか/価値が残っているか、によって1台ずつ値段が違うためです。
なので、ここではクラウンの中古車を割安に購入できる「狙い目」を紹介していきます。
クラウンの中古車が最も割安で買えるボディカラーはこちら!
クラウンの中古車相場は、そのボディカラーによって大きく違いが出ます。
クラウンの場合、ホワイトパールとブラックのカラーはその他のカラーに比べて、3年落ちで中古車相場が約30万~50万円以上高くなる傾向があるため、相対的にそれ以外のボディカラーはそのぶん割安となります。
安くなるカラーの中でもオプション料金が発生する有料カラーについては、元の値段が高くなる分だけ、さらに割安となるので、そのカラーが好きな方にとっては非常に狙い目といえます。
クラウンの寿命は25万キロ!過走行のクラウン中古車を格安で購入しよう
クラウンの中古車を探す時、まず気になるのは走行距離ではないでしょうか。
クルマは走るほど機械的に摩耗するため、走行距離はクラウン中古車の残り寿命を計るバロメータとなるためですが、走行距離が10万キロを超えた「過走行車」は、多くの人から敬遠されがちです。
当然、販売店でも値下げせざるを得ないため、割安で購入できることになりますが、買ってすぐ壊れるようでは安物買いの銭失いです。
しかし、走行距離10万キロはまだ寿命ではありません。
業者オークションでの取引データを調べると、過去モデルも含めたクラウンの流通台数は約8,600台。そのうち走行距離が10万キロを超えた過走行車は約4,200台、全体の約半分に迫る多さです。
クラウンの中古車市場において過走行車は決して珍しくないことを意味しますが、走行距離と車両状態の関係から、クラウンの寿命をおおよそ割り出すと、走行距離が27万~28万キロを超えた辺りからオイル漏れやにじみ、異音や振動といったエンジン廻りの不調が出てきます。
なので、そこから少し少なく見積もっても、クラウンの寿命はおよそ25万キロ前後と見ることができます。
走行距離が10万キロを少し過ぎたばかりのクラウンなんてまだまだ現役、小まめにメンテナンスしてあげれば、軽く10万~15万キロ以上も走り続けられるでしょう。
一般的なクルマの走行ペースは1万キロ/年と言われるから、10年から15年は乗れることになります。
クラウンの修復歴あり中古車は安いけど買っても大丈夫?
事故などでクラウンのフレームに一定以上のダメージを受けてしまうと、「修復歴」としてクラウンの中古車相場が50万~100万円以上もダウンします。
クラウンの中古車を購入する立場にすればラッキーとも言えますが、修復歴とは事故歴とほぼイコールと言うイメージなので、走行中に壊れるようなことがないか、不安になってしまいます。
しかし、それでも最大100万円以上の割安は見逃したくない!という方には、修復歴箇所が後方にあるクラウン中古車を探してみましょう。
※前方&側方からダメージを受けたクラウンは、その外観以上にキズが深くなっているため、やめておいた方が無難です。
修復歴は、一定以上のダメージであれば、どんな大事故だろうとちょっと当てちゃった程度でも、すべて同じ「修復歴」として扱われます。
要するに「走行には支障がなく、それでいてしっかり修復歴として価値が落ちているクラウン」こそ狙い目なのです。
ただし、プロでない方の自己判断は危険なので、ここはお店の方に詳しく修復歴について確認し、業者オークションの出品表があれば、それも見せてもらいましょう。
また、実際に運転される方が試乗して、きちんと運転できるかどうかをしっかり確認することが大切です。
※上記オークションデータは後方のみの修復(XX=交換済み)で収まっています
ムーンルーフの装着している/いないでは、どっちのクラウン中古車が割安?
クラウンに天窓&開閉式のルーフをつけて、空からの光で車内空間を明るく解放的に演出するムーンルーフは、クラウンでも大人気オプションとなっています。
さて、中古車でクラウンを購入した場合、ムーンルーフはついているのといないのとで、どちらが割安なのでしょうか。
クラウンの中古車市場を調査すると、ムーンルーフがついているクラウンは、ついていないクラウンよりも約30万円も高くなります。
ムーンルーフのオプション料金は10.8万円に対して、中古車価格で約30万円の差がつく、イコール約20万円も逆転されてしまうのです。
つまり、ムーンルーフはついていない方が割安でクラウン中古車が購入できるのですが、ムーンルーフはメーカーオプションなので「とりあえず無しで買っておいて、後からつけよう」的なことができません。
なので、どうしても欲しい方は割高でもムーンルーフ付きを選ぶしかないので、後悔しないようによく考えた方がいいでしょう。
シート表皮が本革か否かでは、どちらのクラウン中古車が割安に買える?
その座り心地はもちろん、使い込むほど身体になじむ上質感を提供してくれる本革のシート表皮。
オプション料金(レザーシートパッケージ)は約23.7万円ですが、中古車市場を調査すると、本革のシート表皮は、合皮やファブリックと比較して約30万円前後のプラス査定がされていました。
つまり、オプション料金を約5万円前後上回る価値がついていたため、中古車を購入する立場で見ればシート表皮は本革でないクラウンの方が割安となります。
※ちなみにこれもメーカーオプション(後付け不可)なので、注意しましょう。
リセールバリューの低いグレードほど中古車購入では割安に買える
クラウンにはガソリン車14(ロイヤル6、アスリート8)グレード、ハイブリッド車12(ロイヤル6、アスリート6)グレードが設定されていますが、より割安に購入できるグレードはどれでしょうか。
ここではパワートレインやボディタイプ、駆動方式の別にカテゴライズしたクラウンのグレード別リセールバリューを調査、ランキングに集計しました。
このランキング下位のグレードほど、中古車クラウンを割安で購入できることになります。
【ガソリン車】
ロイヤル・FR
1位 ロイヤルサルーン
2位 ロイヤル
3位 ロイヤルサルーンG
ロイヤル・4WD
1位 ロイヤルi-Four
2位 ロイヤルサルーンi-Four
3位 ロイヤルサルーンGi-Four
クラウンロイヤルは基本的に廉価グレードほど高リセールとなる傾向が見られますが、これはベースグレードで既に装備が充実しているためと考えられます。
中古車として割安に購入する観点に立てば、最上級グレードを選ぶといいでしょう。
アスリート・FR
1位 アスリートT
2位 アスリートGT
3位 アスリートS
4位 アステックST
5位 アスリートG
アスリート・4WD
1位 アスリートi-Four
2位 アスリートGi-Four
3位 アスリートSi-Four
クラウンアスリートはFRに設定されているターボ付きグレードが高リセールですが、その名が示す通りスポーティな装備に人気が集まっているものと考えられます。
その他は基本的に廉価グレードが有利で、装備の充実した上級グレードが追随するパターンが多く見られます。
【ハイブリッド車】
ロイヤル・FR
1位 ロイヤル
2位 ロイヤルサルーン
3位 ロイヤルサルーンG
ロイヤル・4WD
1位 ロイヤル
2位 ロイヤルサルーン
3位 ロイヤルサルーンG
アスリート・FR
1位 アスリート
2位 アスリートS
3位 アスリートG
アスリート・4WD
1位 アスリート Four
2位 アスリートS Four
3位 アスリートG Four
クラウンハイブリッドはロイヤル/アスリート、FR/4WDいずれも廉価グレードほど高リセールとなっています。
これはハイブリッド車の元値の高さと、ベースグレードで既に装備が充実(ユーザーが満足or妥協)しており、多く選ばれていることによるものです。
ロイヤルとアスリートを比較すると、アスリートの方がリセールが高いので、クラウンの中古車購入で割安なのは「クラウンロイヤル」となります。
中古車からの値引きを成功させるためにしたい事
中古車を安く買うために、一番値引きに効くのが下取り車を高く売る事です。
ディーラーや中古車販売店へそのまま下取りに出す事は、実は一番損をしている可能性があります。
下取り車は決まった買取金額が無いので、複数の買取店に査定してもらい、査定金額を競ってもらわないと高く売れません。
複数の買取店と連絡を取って、査定のアポを取るのはかなりの手間ですが、下記の一括査定サービスなら簡単に出来てしまいます。
そのまま下取りに出すより、10万~30万円以上高くなることも珍しい事ではありません。いくらで売れるのか、まずは調べてみても良いでしょうね。
いくらで買える?クラウンの中古車相場とおすすめのクラウン中古車
現行型クラウンは2018年6月26日のフルモデルチェンジから日が浅いため、中古車市場にはほとんど出回っていません。
そこで、ここではまず14代目と13代目のクラウンをロイヤルとアスリートに分けて、それぞれ中古車相場やおすすめグレード、長所や短所などを紹介していきます。
13代目クラウンロイヤルのおすすめ中古車と相場
型式 | GRS(200、201、202、203)型 |
生産 | 2008年2月~2012年12月 |
マイナーチェンジ | 2010年2月8日 |
中古車流通台数 | 446台 |
中心価格帯 | 140万~160万円台 |
最安価格帯 | 60万~80万円台 |
最高価格帯 | 200万~220万円台 |
2008年2月18日のフルモデルチェンジによってハイブリッド車も新設定、生まれ変わった13代目のクラウンロイヤル。
2度の型落ちを経て、すっかりいい感じにこなれた価格帯、そして14代目程ではなくても、ある程度まとまった流通台数によってじっくり吟味できる選択肢が用意されています。
ココが変わった!13代目クラウンロイヤルのマイナーチェンジ内容
2010年2月8日のマイナーチェンジによる、13代目クラウンロイヤルの主な改良点はこちらです。
- 2.5ℓFR車のエンジン制御等の改良により、燃費を従来より0.4㎞/ℓ向上
- 2.5ℓ車における燃料をプレミアムガソリンからレギュラーガソリンへ変更
- バンパー、グリル、フォグランプ、リアコンビネーションランプ、ルーフアンテナなど意匠変更
- ロイヤルはワイド感を強調するエクステリアに
- ハイブリッド車のデザインベースをクラウンアスリートからクラウンロイヤルに変更
- インテリアは木目調パネルの変更とインパネ色調を明るく変更、ほかシート表皮のデザイン更新など
- HDDナビに目的地の直前まで案内する機能や、有効期限を案内するETC機能を搭載
- 2.5ℓ車に装備を厳選した「スペシャルパッケージ」など各パッケージを新設定
13代目クラウンロイヤル中古車の長所
- 滑らかで上質なドライブフィール
- エクステリアの高いグレード感に満足の声多し
- クラウンの面目躍如、快適性に定評
- VDIMとAVSによる走行安定性
- 次代以降のモデルよりマイルドなデザインが人気
13代目クラウンロイヤルに関する評価の中から、長所をピックアップしてまとめたところ、上記の意見が多く出ていました。
高級車の代名詞に恥じない、滑らかで上質なドライブフィールに好評価が集まっており、また、車内空間の快適性は優美なエクステリアに見合ったクオリティと言えます。
また、VDIM(統合車両姿勢安定制御システム)とAVS(高適応性サスペンションシステム)による走行中の安定性にも定評があり、クラウンならではの高級感を支えています。
また、次代モデル以降どんどんアグレッシブになっていくデザインについて「マイルドで優美な13代目の方がいい」という声も聞かれ、アスリートとキャラ分けがされていた点も人気でした。
13代目クラウンロイヤル中古車の短所
- 内装が安っぽい
- ハイブリッド車の割にそこまで燃費がよくない
- ハイブリッド車のトランクに補助バッテリーを搭載している分、トランクが狭い
- 始動時および高速時のエンジン音がうるさい
- FRなので加速中、後輪に空回り感があって不安
その一方で、13代目クラウンロイヤルに対する不満も、これらのように出ていました。
最も多かったのはエクステリアに対する内装の安っぽさで、光沢の強すぎる木目パネルや各所に目立つプラスチック部品など、実際に乗っていてよく目にする部分だけにストレスの大きさが窺われます。
また、ハイブリッド車はガソリン車に対してそこまで燃費でリードしておらず、満足感の低い声が上がっていました。
他にもハイブリッドならではの補助バッテリーによるトランク容量の狭さや、始動時および高速時のエンジン音のうるささ、そしてFRゆえに加速時の空転を指摘する声もありました。
こうした不満はあらかじめしっかりと試乗して、自分自身との相性を確かめておくといいでしょう。
13代目クラウンロイヤルのおすすめ中古車
- 3.0ロイヤルサルーン
13代目クラウンロイヤルの中古車を探すなら、流通台数の最も多い売れ筋グレードの3.0ロイヤルサルーンがおすすめです。
市場全体の約32.8%とおよそ3台に1台の割合でシェアしており、次に売れている2.5ロイヤルサルーン(約18.7%)に1.7倍以上も差をつける豊富な選択肢が用意されています。
10年落ち/走行距離10万キロ超/修復歴なしという条件で我慢できるなら60万~70万円台という軽自動車並みの格安価格でクラウンに乗ることができます。
2代ぶん型落ちしているとは言え、その古ささえ高級感に変えてしまうクラウンのブランド力を堪能して欲しいと思います。
14代目クラウンロイヤルのおすすめ中古車と相場
型式 | GRS(210、211)型 |
生産 | 2012年12月~2018年6月 |
マイナーチェンジ | 2015年10月1日 |
中古車流通台数 | 744台 |
中心価格帯 | 270万~290万円台 |
最安価格帯 | 155万~175万円台 |
最高価格帯 | 425万~445万円台 |
2012年12月25日のフルモデルチェンジで生まれ変わった14代目は、生産期間が約6年間と他モデル(約4年)より長く、歴代クラウンロイヤルの中で最も流通台数が多いため、中古車探しの選択肢も豊富になっています。
価格帯は150万円台から440万円台まで幅広く、中心価格帯の270万円台からは、グレードによってマイナーチェンジ後の後期型にも手が届くようになります。
ココが変わった!14代目クラウンロイヤルのマイナーチェンジの内容
2015年10月1日、クラウンロイヤルにマイナーチェンジが入りましたが、その主な変更点はこちらになります。
- フロントバンパーを厚くしてグリル横の立体感を強調
- ロアグリルをより低く、フォグランプ回りのクローム加飾で低重心を演出
- インテリアに木目調の格子柄パネルを採用
- 内装カラーにブラック&ブラウンアクセントを新設定
- 前後サスペンションのチューニング最適化によるレスポンシブなグリップ感の向上
- 構造用接着剤の採用+スポット溶接の増し打ちによるボディ接合部の剛性強化
- クルマ間やインフラ機器との直接通信による安全支援システム
- ITSコネクトを世界初採用
⇒右折時の歩行者見落としをお知らせする機能
⇒赤信号の待ち時間目安を表示する機能
⇒先行車の加減速情報に素早く反応、よりスムーズな追従走行を実現
⇒救急車が緊急走行(サイレンを鳴らしている)時に、その位置と走行方向をお知らせする機能 - ドアミラーの死角となりやすい後側方の車両をレーダーで検知、お知らせする機能
14代目クラウンロイヤル中古車の長所
- よりアグレッシブになったフロントフェイスが人気
- 乗り心地がよく、疲れにくくてゆったり走れる
- ハンドリングが軽く、運転しやすい
- スムーズな加速や滑らかな走行性能
- 「クラウンに乗っている」満足感に定評
14代目クラウンロイヤルについてユーザーの声をまとめたところ、上記の意見が多く出ていました。
フルモデルチェンジ、そしてマイナーチェンジを経てよりアグレッシブに研ぎ澄まされたエクステリア、特にフロントフェイスは、その精悍さ、スポーティな雰囲気に人気が出ています。
また、クラウンならではの上質な乗り心地や運転のしやすさ、そして力強くかつ品のある走行性能など、その満足感は単なるブランド力だけではないことを証明しています。
14代目クラウンロイヤル中古車の短所
- デザインが「アスリート寄り」になっていく傾向に懸念
- ノーズが長いので、取り回しに苦労する
- 内装が安っぽい
- スピーカーの音質にこだわりが欲しい
- リアシートが狭い
その一方で、14代目クラウンロイヤルに対してはこんな不満の声も少なからず上がっていました。
まず、歴代クラウンを乗り継いできた愛好家から、徐々にクラウンアスリート寄り、スポーティと言えば聞こえはいいですが、若者向けになって高級感が損なわれていくデザインに対して懸念を示す声が出ています。
スポーティなアスリート、エレガントなロイヤルと、せっかく個性分けをしてきたのに、似たり寄ったりになってしまっては、確かに残念とも感じるでしょう。
他には、ノーズの長さをはじめ車体が大きいため取り回しに苦労するといった声や、13代目から続いて指摘される内装の安っぽさ、スピーカーの音質やリアシートの狭さなどに改善が期待されていました。
14代目クラウンロイヤルのおすすめ中古車
- ハイブリッド2.5ロイヤルサルーン
14代目クラウンロイヤルの中古車を探すなら、売れ筋のハイブリッド2.5ロイヤルサルーンがおすすめ、流通量全体の53.6%と圧倒的なシェアを誇ります。
最安価格帯の160万円前後であれば、5年落ち/走行距離10万~11万キロ前後/修復歴なし、とそれなりな前期クラウンロイヤルを入手できます。
また、最高価格帯よりちょっと引いて400万円前後まで予算をはずめば、1~2年落ち/走行距離1万キロ前後/修復歴なし、と上質な後期クラウンロイヤルが購入可能になります。
さらに年式を2~3年落ちまで我慢すれば、同程度の状態で価格帯を350万円前後まで安くできます。
13代目クラウンアスリートのおすすめ中古車と相場
型式 | GRS(200、201、204)型 |
生産 | 2008年2月~2012年12月 |
マイナーチェンジ | 2010年2月8日 |
中古車流通台数 | 543台 |
中心価格帯 | 140万~160万円台 |
最安価格帯 | 70万~90万円台 |
最高価格帯 | 275万~295万円台 |
2代ぶんの型落ち(フルモデルチェンジ)によって価格帯もこなれ、中古車としてはお手頃になってきた13代目(通算13代目)クラウンアスリート。
流通台数も500台々とそれなりにまとまっているので、その安さと品質のバランスのとれた、コストパフォーマンスが高い1台を見つけだしましょう。
ココが変わった!13代目クラウンアスリートのマイナーチェンジ内容
13代目クラウンアスリートのマイナーチェンジは2010年2月8日に入っていますが、その主要な変更点は以下の通りです。
- 2.5ℓのFR車では、エンジン、トランスミッション、オルタネーター等の制御改良
- 2.5ℓのFR車の燃費が12.4㎞/ℓ(従来比+0.4㎞/ℓ)に向上
- 2.5ℓ車の燃料がプレミアムガソリンからレギュラーガソリンに変更
- ロアグリルのフロントバンパー両サイドを大型化
- リアコンビネーションランプにめっき加飾
- アルミホイールのデザイン変更
- 内装では木目調パネルの意匠、仕上げの変更やインパネ下の色調を明るく
- シート表皮(ファブリック)のデザイン変更
- HDDナビの案内機能向上
- ETCの有効期限アナウンス機能を追加
- 2.5ℓ車に装備を厳選した「スペシャルパッケージ」はじめ3パッケージを新設定
13代目クラウンアスリート中古車の長所
- スポーティな外観が好評
- 静粛性が高く、乗り心地がよい
- クラウンロイヤルに比べ、フル乗車でもゆとりある走り
- インパネ回りがシンプルで操作性がよい
- VDIMとAVSによる走行安定性
13代目クラウンアスリートに関するユーザーの意見を集めたところ、上記のような長所がピックアップされました。
13代目クラウンはエレガントなロイヤルとスポーティなアスリートにグレード分けされていますが、アスリートのアグレッシブなデザインは高い人気を誇ります。
それと同時に静粛性の高さと乗り心地のよさで上質性も失わず、5名のフル乗車でもゆとりある走行性がクラウンのブランド力を支えます。
また、インパネ回りがシンプルで操作性の良さを挙げる意見や、先述のロイヤル同様、VDIMやAVSによって路面等の状態に即応してクルマの位置や姿勢を制御する安定感にも定評があります。
13代目クラウンアスリート中古車の短所
- 内装の安っぽさに不満
- ナビが大きすぎて左の足元が窮屈
- ハイブリッド車はガソリン車に比べて燃費がそこまでよくない
- ドアの開閉音が安っぽく、せっかくの高級感が損なわれる
- FR駆動ゆえに加速時に空回り感が生じ、トルクの細い時がある
その一方で、13代目クラウンアスリートにはこれらの不満も上がっていました。
多くのユーザーが口をそろえて指摘するのはエクステリアに対する内装の安っぽさ、中には「前代(12代目)に比べて車格が落ちた」とも言われ、ソフトパッドや木目パーツの不足が挙げられました。
また、ナビが大きすぎて左の足元が窮屈、ナビに不具合が多いなどの意見や、ハイブリッド車なのにガソリン車とそこまで燃費が変わらない(むしろガソリン車が好燃費?)という不満。
他にも、ドアの開閉音が安っぽいとか、FR駆動ゆえに加速時の空回りがトルクの細さにつながっているなどの声も出ています。
こうした不満は一度買ってしまうと積もり積もってしまいますから、あらかじめしっかりと試乗しておくことをおすすめします。
13代目クラウンアスリートのおすすめ中古車
- 3.5アスリート
13代目クラウンアスリートの中古車を購入するなら、売れ筋なベースグレードの中でもよりパワーのある3,500㏄グレードがおすすめです。
流通台数は3,500㏄と2,500㏄のそれぞれ約22%ずつで、ベースグレードだけで全体の4割以上のシェアとなっているため、十分に吟味することが出来るでしょう。
予算は100万円以下だと、ほぼ10年落ち/走行距離10万キロ超の過走行車ばかりなので、できればもう少し頑張って120万円前後まで出せると、走行距離が10万キロを割り込む中古車が多くなります。
そして、中心価格帯の150万円前後だと、年式も8~10年落ち/走行距離5万キロ前後の良質車も出てきます(※このあたりが、価格と状態のバランス≒コストパフォーマンス的にすぐれた価格帯です)。
更に200万円前後まで予算を用意できれば、6~8年落ち/走行距離5万キロ以下の後期型にも手が届くようになるので、予算に応じてよりよい1台を見つけて欲しいと思います。
14代目クラウンアスリートのおすすめ中古車と相場
型式 | ARS(210、211、214)型 |
生産 | 2012年12月~2018年6月 |
マイナーチェンジ | 2015年10月1日 |
中古車流通台数 | 1,885台 |
中心価格帯 | 275万~295万円台 |
最安価格帯 | 160万~180万円台 |
最高価格帯 | 495万~515万円台 |
2012年12月のフルモデルチェンジによって、スポーティさが更に研ぎ澄まされた14代目(通算14代目)クラウンアスリート。
流通台数は全モデルで断トツ、約1,800台以上の豊富な選択肢が用意されています。
同時に、価格帯も前期型の200万円以下から、現行モデルにほぼ近い後期型の500万円前後まで、その幅広さが多様なユーザーを受け入れてくれます。
今回は少し狙いを高めに、ほぼ新車同様の上質中古車を、新車よりも割安に購入したいところです。
ココが変わった!14代目クラウンアスリートのマイナーチェンジ内容
14代目クラウンアスリートは2015年10月1日にマイナーチェンジが入っていますが、その大きな変更点をこちらにまとめました。
- フロントグリルに立体メッシュ形状を採用
- グリルフレームをバンパー下端までのばし、低重心スタイルを演出
- グリル両側のバンパーはコーナーへ張り出して立体的な造形でワイド&ローを表現
- Bi-Beam LEDヘッドランプ&LEDクリアランスランプを採用
- 内装にはメノウ積層柄加飾パネルを採用
- ターボエンジン搭載グレードには専用内装カラー(プルシア)を追加
- 和テイストな特別カラー「ジャパンカラーセレクションパッケージ」など12色を設定
- 「ジャパンカラーセレクションパッケージ」で内装にも専用3カラーを設定
- 2.0ℓ直噴ターボエンジン(8AR-FTS)を初搭載
- デュアルVVT-iWによるアトキンソン吸排気サイクルで熱効率と燃費の向上
- アイドリングストップ機能の採用で走行燃費13.4㎞/ℓ(J08モード)を達成
- 前後サスペンション等のチューニング最適化による操舵反応性の向上
- 構造用接着剤の採用とスポット溶接の増し打ちによるボディ剛性の強化
- ITS周波数を活用したITSコネクトシステム(相互通信安全支援機能)を世界で初採用
- 走行中に死角となりやすい車両の斜め後方をレーダー検知、車両がいれば注意喚起
14代目クラウンアスリート中古車の長所
- 新型2.0ℓエンジンの軽快な走りに好評
- 新型シフト8ATのスムーズな変速が快感
- 静かで快適、リラックス感のある乗り心地
- ガラッと刷新されたグリルが好評
- ナビが使いやすい
14代目クラウンアスリートに対するユーザーの声をまとめ、ここでは特に長所をピックアップしました。
アスリートに新採用された2.0ℓエンジンによる軽快な走りと、8段階オートマによるスムーズな変速に人気があり、それが歴代クラウンの継承してきた静かで快適、リラックスできる乗り心地を支えています。
また、13代目に比べて大幅に刷新された多角形状のフロントグリルはその個性から人気があり、クラウンのオンリーワン性を引き立てています。
14代目クラウンアスリート中古車の短所
- グリルの個性的な形状は賛否両論
- マイルドすぎる走りに物足りなさも
- レーダークルーズコントロールが渋滞時に使えない
- 後部座席の天井が低い
- サイドシル(敷居)やシート位置が高く、乗り降りしにくい
一方、14代目クラウンアスリートに対する不評の声も、少なからず上がっていました。
その代表格として、個性的すぎるフロントグリルの形状に抵抗感をおぼえるユーザーも多く、クラウンに求める進取と保守のバランス感覚が問われるデザインとなっています。
クラウンのブランド力を支えるマイルドで快適な走行性ですが、これがスポーティさを求めるユーザーにとっては不評のようで、これまたクラウンらしさとアスリートとしての特性がせめぎ合っている印象です。
また、せっかくのレーダークルーズコントロールなのに設定可能速度が時速40キロからとなっているため、渋滞時のノロノロ運転には追従できず、改善が求められていました。
他にも、後部座席の天井が低い(そのユーザーは身長170センチ台)とかサイドシル(敷居)やシート位置が高くて乗降りしにくいなど、使い勝手に関する指摘もあります。
乗り心地や走行感、使い勝手などについては事前に試乗することで、納得できるようしっかりと確認しておきましょう。
14代目クラウンアスリートのおすすめ中古車
- ハイブリッド2.5S
14代目クラウンアスリートの中古車を購入するなら、市場全体の約41.3%(5台に2台)を占めている売れ筋グレードのハイブリッド2.5Sがおすすめです。
前期型であれば190万円前後から5年落ち/走行距離10万~11万キロのそれなりな状態の中古車が出回っており、予算が250万円前後まで確保できれば走行距離が5万キロ前後まで下がってきます。
後期型を狙うなら300万円前後から2年落ち/走行距離5万~7万キロの良質車に手が届き、以降350万円台、400万円台を節目として、車両状態が大幅によくなっていく感触です。
400万円近くになると、ほとんど新車と変わらない新古車(走行距離1,000キロ未満の極上中古車)も出てくるため、新車の見積もりも取りながら、より割安な方を吟味していきましょう。
クラウンの中古車・新古車をお得に買うには?
中古車でクラウンを買う最大のメリットは、その購入価格でしょう。
中古車市場の中から吟味して探せば、低走行で程度の良いクラウンが新車と比べて数十万円安く買える事も珍しくありません。
しかし、そのためには数ある中古車販売店のクラウンの中古車在庫を1台1台比較して、お得感のある価格で買えるのかどうか、品定めをしないといけません。
また、価格の割に状態が悪い割高のクラウンが売られていたり、中古車購入では不安な「修復歴あり」の車両も含まれているので、それらの中古車は出来れば避けたいですよね。
程度が良くて、なおかつ割安なクラウンを見つけるには時間も掛かりますし、さらにクラウンの中古車相場等をある程度知っていないと、その中古車が本当にお得なのかどうかの判断が出来ません。
そこでおススメのサービスが、以下です。
ガリバーの中古車ご提案サービスなら希望する車種や条件、予算などを伝えれば、 ぴったりの中古車を無料で探してくれます。
なので自分で1台1台中古車を探したり、比較する手間や時間が掛かりません。
また、本当に程度の良いお買い得な中古車は、非公開車両として中古車販売店に並ぶ前に売れてしまいます。
そう言った市場に出回る前の非公開車両も優先的に紹介してくれるので、よりお得な中古車を提案してくれるでしょう。
車種が決まっていなくても「燃費のいい車を探して」「予算50万以内で荷物を積める車を探して」と言ったリクエストも可能です。中古車探しで気になる事は、なんでも相談してみるといいでしょうね。
クラウンの新古車・未使用車も探してくれるので、新車よりもお得にクラウンを買いたい!のであれば、利用してみても良いかもしれません。